突撃
定義
主に歩兵部隊によって担われる行動で、敵の陣地などに対して突入し、敵を撃破・拠点を占拠するために素早く移動する戦術行動をいう。
概要
突撃は、戦争という大人数どうしで争う形態が発生して以降、歩兵によって担われてきた基本的な戦術行動の一つで、拠点の最終的な制圧を決定付けるものである。これは兵器の発達と共にその形態も変化していったが、最終的に敵陣営を制圧するために、素早く移動するという趣旨においては大きな変化は無い。
ただ、突撃は防衛側からの激しい攻撃に自軍が晒されることを意味し、その損耗(負傷や戦死など)は防衛側を超える。この被害を極限まで抑える為、突撃前に相手陣営の戦力を削ぐことが不可欠となる。
突撃が行われるまでの手順は以下の通り。
1:装備や突撃に必要な交通路の整備と確認などを行う。
2:障害物の破壊・制圧、さらに突撃部隊の突撃開始の合図と突入前後の行動を支援するために行われる計画的な射撃「突撃支援射撃」を準備する。
3:部隊を突撃開始ポイントに配備し、突撃支援射撃の合図等によって一斉に突入を図る。
突撃にあたっては支援射撃を受けながら迅速に障害物・障害となるものをできる限り工兵の支援なしで独力で処理し、さらに敵の防御火力を制圧、当初の突撃目標を制圧する。
突撃は作戦における攻撃の最終段階であり、近接戦闘部隊によって行われる。地形により強襲上陸・空挺強襲・突撃渡河に分類される。
強襲上陸
空挺強襲
最終更新:2008年03月18日 11:56