エンスランド共和国

エンスランド共和国(Republic of Enthland)

エンスランドとは「熱狂的な信者の土地」の意

【概要】

国名 エンスランド共和国
英語表記 Republic of Enthland (Ent)
漢字表記 燕蘭(燕国)
国旗 エンスランド三色旗
憲法 エンスランド共和国憲法
政体 議院内閣制
大統領 エポレット・ネルソン
首相 ファランクス・劉
人口 約850万人
公用語 エンス語
領土 両エンス島及び島嶼
面積 78,866平方km
首都 ベーカー
最大都市 グラスホール
国教 パロンシュレイヒ教
独立 ヴァレフォール暦18年

ディルタニア東部に隣接するカイバー北西部エンス島を領土とする国家。

大エンス島・小エンス島・マイル島・ハザー島及び島嶼を領有する。 首都のベーカーはマイル島東部にある。

【歴史】

≪入植活動≫ 約1000年前に起こった雲龍国内の混乱から逃れるように雲龍人が入植活動を行い、開発が進められた。 それにより原住民との混血が始まる。 その後に起こったヤードの東進により版図に組み込まれるもヤードグラードから離れた極東の僻地であることから、形式的な支配にとどまり文化的な独自性を保ち、数度にわたる雲龍人入植を経験する。 東進によって少数のヤード人が定住するが雲龍人との混血により雲龍人化が進んだ。

1200年ほど前のフェナス人宣教師によるパロンシュレイヒ教布教活動により島内でパロンシュレイヒ教が広まり、フェナス人の入植が活発化した。教徒の忠誠心を試される形で各地の地名がフェナス語に改められ、領域内におけるフェナス語以外にまつわる地名はほぼ消失した。

近年でもっとも大規模な入植は第三次龍崑戦争~龍専戦争と続く戦乱と、それによってパータラクス暦元年に起こった風虎成立によるものであり、およそ50万人が亡命した。

ヴァレフォール暦前半、ヤードゴニエ連邦エンスランド県として一定の自治が認められ、社会主義体制を維持しつつ北東部のグラスホール市が経済特区となりフェイルディラシア諸国やディルタニア東部からの外国資本、特に雲龍系企業が多く参入し大企業・鎮徳重工の現地子会社ノーグラス社が自動車産業や携帯電話事業で成功を収め、同地で最大規模の企業となった。このような大企業の進出によりグラスホール経済特区は高層ビルが立ち並ぶ都市として発展した。

この経済的利益から支配が強化され、周辺諸国を牽制できる地政学的な利点が見直され大規模な空軍基地と軍港が建設された。

第三次ユークトバニア紛争では同胞の雲龍人が迫害されていること、さらにパロンシュレイヒ教のメッカであるシェイフィナリア国とヤードが参戦した事により358人が雲龍軍の外人部隊に志願し、編入された。

===LA後=== 【雲龍からの派兵】

第三次ユークトバニア紛争直後に起こった「ロストアルテミス」後、世界規模の災害と同時に雲龍諸島一帯で旧風虎帝国が地下に埋設していた戦術核弾頭が炸裂、隕石と核爆発により主要都市は機能を喪失し、政府中枢の人物もほぼ死亡したことから雲龍共和国は事実上崩壊し、臨時政府時代からの古参代議士であった社民党・張特宣が立ち上げた挙国一致内閣の政策決定により、邦人脱出のため、蒼穹大陸沿岸部とヤードからの独立運動で混乱している「同胞」の地・エンスランドへの派兵が決定した。

エンスランド独立グループ諸派は臨時政府の派兵を救世主として迎え入れ、ヤードに対し共闘するよう働きかけたが、反共で最大野党の自由党を欠いた社民党を中心とする挙国一致内閣はヤードとの関係を考慮して態度を保留にした。

その後大陸沿岸部に移転した挙国一致内閣は張特宣の力量不足や政府内の権力闘争、現地人の反乱により消滅、雲龍共和国は滅亡し、その後の雲龍人は大陸沿岸部や雲龍諸島の汚染の少ない地域に小さなコミュニティを作って生活している。

【劉豪学独裁期】

臨時政府の決定によりエンスランドにたどり着いた旧雲龍自由党幹事・劉豪学らが復興暦元年にエンスランドの民族主義者を煽動しパロンシュレイヒ教民主主義者・自由主義者・反ヤード派が多く以前から独立志向の強かったエンスランドにおいて世界の退廃・混乱に乗じてヤードゴニエに対して分離・独立を宣言。多大な犠牲を払いつつも独立を勝ち取る。

直後に開いた国民議会で自由党の独裁を定めた「自由主義政治の尊重に関する法案」を満場一致で可決。

復興暦2年春には政権を脅かす共産主義者の排除を狙った赤狩りが行われ、およそ2万人が殺害され、独立時に共闘関係にあったパロンシュレイヒ教民主主義者達も自由主義を脅かすとして弾圧された。 元年冬の第2回国民議会において共産主義者及びパロンシュレイヒ教徒の一切の政治活動及び宗教的活動を禁じる法案が可決され、議会第2党であったパロンシュレイヒ教民主同盟と第3党であった共産党は解体された。

【民主化へ】

これにより自由党独裁政権が確固たる物になったと思った矢先、当初の約束と違う自由党による独裁政権、そしてヤード時代と何ら変わらない過酷な仕打ちに対して、エンスランド人の激しい民族意識が爆発し、聖職者エポレット・ネルソンの下に糾合されたパロンシュレイヒ教民主主義者が中心となった反乱が起こった。 これにより全土で約4万6千人の死者と40万人以上の被災者をだしながらも自由党独裁政権を打倒、復興暦2年末、民主化に成功した。

自由党独裁時代に「大雲龍帝国」の継承国と主張していたが、現在は否定している。

【政治】 首都はベーカー

大統領はエポレット・ネルソン

首相はPDU党首ファランクス・劉

一院制。議席は201

政治システムは建国当初の雲龍共和国型半大統領制から生まれた自由党独裁政権を反省し、内閣の権力を強力にした議院内閣制に移行した。大統領は象徴的存在であり行政権は内閣が持つ。 現職大統領はエンスランド民主化運動の英雄でありパロンシュレイヒ教民主主義者のエポレット・ネルソン。

パロンシュレイヒ教民主同盟と社会民主党との二党制。

==与党==

パロンシュレイヒ教民主同盟(Paronshreihi-DemocraticUnion of Enthland)PDU 136議席 ヤード時代の社会主義の下で行われた激しい労働者の酷使を憂いだ教祖が「神の前では皆が平等であるべき」との声明を発したことが起源。自由民主主義国家の樹立をめざし、職業や所得に適した保守主義的な社会福祉の拡充を呼びかけ、パロンシュレイヒ教民主主義者や中・低所得層からの支持を得ている。

==野党==

社会民主党(SPE) 60議席 復興暦元年、雲龍社民党関係者が結党。高度の社会福祉による社会民主主義国家の実現に向けた政策を提唱している。国防政策に関しては兵器の国内開発など重武装中立を最良としているが、しばしば雲龍とは違い弱小国であるエンスランドには非現実的ではないかと指摘される。在燕雲龍人の参政権取得に前向きな姿勢で、ネット上で「売国的」と批判される事も少なくない。中道左派。
国家の躍進(Growing of Nation) 4議席 減税・小さな政府・規制緩和を謳う新自由主義政党。人口に対する高所得者の割合から野党に甘んじている。
共産党 3議席 SPEと同じく社会民主主義的性格が強いが、国防政策に関して軽武装であるべきと意見を異にし、ヤードを擁護する態度が目立つことから議席は少ない。共産主義革命を目指す極左の人民革命党は議席を持たない。
国民党 1議席 雲龍自由党の残党が結党したエンスランド自由党が源流。かつての独裁政権の与党。民主化に伴い殺害を恐れた自由党関係者が避難し、自由党時代の関係者が多い辺境の北ファンルランド地域において強い集票力を持つ。地域政党としての性格が強い。

≪雲龍移民問題≫

エンスランド人による民主化の成功から蒼穹大陸沿岸部や日照、安武、旧ユークトバニア地域その他各地に分散した雲龍人の入植が増加している。 これにより人口比率が変動しており国民党権力の増大に繋がるのではないかと懸念されていたが、入植者の多くがかつての雲龍社民党支持層・低所得労働者であり問題は薄いとされ、また多くの帰化雲龍人がパロンシュレイヒ教を信仰し、自らをエンスランドの少数民族としての位置づけを行っていることから、雲龍移民は労働力の増大、優秀な科学者の流入による国力の強化に繋がると評価する見方が強い。 しかし「路上で唾を吐く」「群れる」など公共意識の欠如を原因とした低所得雲龍移民のマナーの悪さが社会問題になっおり、また一部の在燕雲龍人は帰化を拒否しつつも地方参政権の付与を要求しているためエンスランド人との関係に亀裂が生じている。

【外交】 衰えたとはいえ依然として強大な国力を持つヤードの東進を意識した外交を展開しており、三洲連合共和国との片務型安保体制下での活動を行っている。

【経済】 ロストアルテミスの影響が少なかったエンスランドでは手付かずの広大な自然が残っており、観光が外資獲得の主要産業になっている。 また農業も発達しており、品質の良い小麦やトウモロコシは高い評価を得ている。

資源では地下水が豊富にありミネラルウォーターの輸出が盛んで全世界に25%のシェアを持つ。 石油産出の可能性が指摘されていることから外資系企からの注目を集めている。

日照やヤード東域、フェイルディラシア諸国に近く地下資源が豊富に存在すると言う地理的利点から旧グラスホール経済特区では国内資本が発展し、世界中から外国資本が参入した事によりエンスランドの経済発展に寄与している。

またソフトウェア開発などのIT産業も盛んになりつつあり、ソフトウェア開発や国内の携帯電話事業に参入し成果を挙げている。

【自然】

亜寒帯と位置づけられる気候によって、大地は高度5000メートル級の山脈と平坦な地形、そして周辺には氷河湖が点在し、針葉樹林による森と広大な草原によって形成される。

寒流の影響から内陸部では冬の最低気温が零下30度になる所もある。 哺乳類はオオカミ・ヒグマ・コヨーテ・ヤマネコなどの中型肉食獣や中・大型のシカ類などが生息する。

【文化】

~編集中~

エンスランド人83% 雲龍人11% ヤード人4% その他2%

【国防】

総兵力は16万人。ディルタニア軍の侵攻を念頭に置き、選択徴兵制と志願兵制を採用している。予備役は38万人。

陸軍:7万5千人

3個師団及び2個混成旅団で形成され、各方面に1個師団、都心に1個混成旅団が配備されている。 混乱に乗じてヤード軍から接収した兵器が主体。

海軍:5万5千人

規模は1個艦隊。 混乱期のヤードから奪取した排水量1000トン級コルベット4隻、潜水艦4隻及び小型ミサイル艇などを装備している。

兵員のうち1万5千人は陸戦要員。

空軍:3万人

混乱期にヤード軍から奪取したSilev-91を35機と雲龍より派遣されたF-8A2を10機保有しているがSilev-91は稼働率に難があり、F-8A2も配備数の少なさから積極的な運用はされていない。 現在の主力戦闘機は三洲から無償提供されたIF-23改B型50機とSilev-91の機体ダメージが比較的少ない20機。

準軍事組織として2万人規模の沿岸警備隊が存在する。

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最終更新:2008年03月08日 15:33
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