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安武皇國とは、大小400以上の島々からなる海洋国家。
初音島、楓島、宮志摩島の三島を中心に、多くの諸島からなる。
國は旧漢字新漢字どちらでも使えるため、本項でも混在して使用されている。
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10/25
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09/22
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09/19
「外交」を更新。
09/08
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09/02
「内政」「外交」「経済」を更新。
08/12
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07/30
国旗画像を追加。
「経済」「内政」に追記。
07/14
「国名」を微妙に編集。
07/01
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「経済」を更新。
国旗 |
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国の標語 | 平和主義 |
国歌 | 護国豊穣 |
公用語 | 安武語 |
国教 | 神道 |
国家元首 | 松平宮 菊皇王 |
首都 | 安武宮 |
最大都市 | 安武宮 |
面積 | 367,835km2 |
総人口 | 9600万人 |
公式略称 | 安 |
英語国名 | AIC:Anbu Imperial Country |
国内標準通貨 | 安武円 |
USER(管理者) | hatunejima |
国名の出自については多説あるが、少なくとも初代の神壱皇王が国名に安武の名を冠している。
およそ1万2千年前(貝紋時代)には人が住み始めたとされる。
弓生、古記、中宮、多良、大安、剣農、有栖、椎名、双龍、太正、承和などの時代を経て、皇歴2066年以後は現成時代とされている。
皇国としての基礎は中宮時代に神壱皇王が初音島に安武国を建設、同時代内に現在の安武皇国を形作った。(神話書記)
なお、神壱皇王の誕生年を0年とするのが皇歴であり、我が国において元号、ヴァレフォール暦(Valefaran Calendar、旧バータラスク歴)と合わせて公式なものとされる。
なお、皇歴は西暦に95年足すとなる。皇歴2102年(西暦2007年)現在、元号は平治6年。
歴史概略
議院内閣制。
皇国院のみの一院制で、政党の代わりに各議員間で政治クラブが作られている。
首相公選制による内閣総理大臣の選任という点で大統領制と類似するが、法案拒否権などは内閣の一致を必要とし、大統領未満といった権限を保有している。
首相再選に対し回数制限は設けられていないため、一部では独裁となる恐れを指摘する声もある。しかし議会の三分の二の賛成を以て首相公選を実施できるほか、皇王が法律上、首相の解任権を保有している。解任権の行使は、首相が皇王の行政権を代理するという憲法条文を根拠とした物で、解任権の行使自体は憲法ではなく『皇王権限規定法』に基づく。
現在は皇王派の大平正義が第122代内閣総理大臣として就任。過去最長の政権を誇る。
【中央省庁の内、特別に扱われる機関】
内閣府、国家公安委員会、国家安全保障理事会
【中央省庁の内、国務大臣が担当する機関】
教育省、科学省、総務省、財務省、防衛省、経済省
外務省、運輸省、環境省、厚生省、法務省、農水省
【中央省庁の内、国務長官が担当する機関】
警察庁、消防庁、公安庁、宮内庁、文化庁、特許庁、気象庁
国土庁、保安庁、資源管理庁、通信庁、貿易庁、観光庁
【特殊執行機関】
首都治安管理局(総務省管轄下)
【政治】
各議員は皇国院に所属し、政党は存在しない。
だが、政党に類似したもので政治クラブが存在する。
【主な政治クラブ一覧】
市場経済会、社会政治研究会、国際平和評論会、世界経済クラブ、安武安全保障会、外交諸問題議会、世界歴史研究会、環境問題学会、国民安全考案会、紛争地域戦略討論会、核問題討論会、共産研究会、資源戦略評議会、現代教育考察会、外務連絡理事会 ほか
【主な派閥】
皇王派……平和主義の下に、皇室存続を第一に考える保守派。右派保守。
議会派……議員増員、議会権力の向上、首相権限の向上などを目標とする、議会中心派。左派保守。
国民派……若手議員により構成され、国民の意見を迅速に反映することをモットーとする。左派革命。
市民派……共産系思想に依り、経済の計画性化など、共産・社会主義系。左派革命。
海洋派……貿易・経済を中心とした開かれた国家を目指す。右派革命。
最大行政区画は県。初音島・楓島・宮志摩島・全諸島の四つがある。
それぞれの県下に地方自治体として市区町村がある他、政府(行政)直轄の政府管理都市や市政行政区画として"区"が存在する。
一部の島では伝統的な生活を営む現地民族が存在し、それらの島には伝統保護として一般の行政は及ばない。
皇歴2102年(西暦2007年)5月、全学連(全国共闘学生連盟)と大安武心会(大安会)の抗争により国内各地で被害が出た。これを受けて自衛軍法改正が予定されているが、その改正を前に改正阻止の全学連の第二次暴動により再び国内各地で被害が相次ぐ。これにより特に自衛軍設備などに多大な損害が出ている。
なお自衛軍法は改正され、7月に施行された。
8月31日に連続して発生した大地震は、大規模な地殻変動の前触れとされ、政府は国土の大幅な改造計画に乗りだした。人によっては「安武沈没」と揶揄する。
徹底した客観性と平和主義を主とし、非核を憲法に明記している。
それらの姿勢から国際社会においての評判は悪くなく、共産主義圏とも比較的穏和な関係を維持している。
しかし波風立たせずの姿勢から、逆に国際社会においては勢力図からは無視される傾向にあるとされる。
このことは地政学的にも我が国と主要国とで争いが生じにくいなどの理由も関係しているため、一概には言えないものの、押せる外交とはほど遠いのが現状だ。
大風虎帝国とは、一時皇帝身柄引き渡しなどを巡って関係が悪化していたが、条約の締結により一時は回復した。しかし風虎側では我が国を反体制派の温床と考えているが、政府ではこれを否定している。だが、近年になって独裁色が再び強くなっていることが懸念されている。
大風虎帝国が再び大雲龍帝国(現・雲龍共和国)へと政変した今、雲龍政府とは早々に国交正常化を行い、大安友好条約に代わる龍安友好条約の締結もされた。
なお崑崙国とはかつて戦ったことがあり、現在でも講和していないため、現在同国は唯一、民間を含め交流は絶たれている。
これは原則的に世界に開かれているとしている安武皇国としては、極めて異例と言える。
なお東西専守問題に関しては、レーデン・リヴェルゼーヌ人民共和国、蒼穹連邦共和国双方とも態度保留としていたが、蒼穹崩壊により事実上レーデン政府を容認。
2102年5月15日に国連を脱退したシオン国とは友好条約を締結しているが、条約自体は国連加盟国以外との締結が禁止されていないことから継続するもよう。
6月11日に勃発した共産圏とSISAにおける戦争(政府公式見解により氷壊戦争と名付けられる(政府ではそれ以前にマクナマラ戦争と通称していた)へは国際会議場で公表されていないものの、非参戦の方針で決定した。
8月、政府はPKTO勢力回復の為に新興諸国へのアプローチを開始した。
またヤードゴニエ社会主義共和国連邦との接近を見せているが、これは三洲連合共和国への牽制と見られる。
9月1日に国連事務局からの通達に従いPKTOを凍結。同盟国の大洸皇国はすでに活動を停止していることから、外交的な影響は少ないとも言われているが、安全保障体制などに影を落とすこととなった。
9月15日、政府はアルベニック共和国との貿易協定締結、そしてレギンレイブ公国との国交樹立を果たした。
レギンレイブには国産戦闘機のF-23Sが輸出されたが、国産戦闘兵器の輸出はこれが初となる。(輸送機などが旅客機として販売されているが、純粋に戦闘兵器としての輸出はこれが初。なお当然ながら機密情報はブラックボックス化され、電子装備も改変されている点から専用の改修型としてTの改修番号を付けるべきとする声もある)
皇歴2090年代までは、多くのレアメタル産出により第二次産業が突出して発展していたが、産出量減少により多くが加工産業・第三次産業へと転換。90年代後半には第三次産業と第二次産業の人口比率が逆転した。(ただしこれには工業の近代化・自動化が進んだ影響が大きい)
この急速な転換が成功した理由として、元々自然が多く、それらによる観光産業の基盤が出来上がっていたことがあげられる。
その後2100年にごく浅い海域での油田が発見されたが、その多くは採算に見合うだけの産油量がなく、資源産業復活とはならなかった。
現在は90年代までに培った高度な技術力を背景に、精密加工産業やIT産業が経済の中心となっている。
また最近噴火した平治新山一帯を中心に、鉱山産業が盛り返し始めている。
皇歴2102年4月、各先進国に対し経済界が大規模な海外展開を開始し、特に三洲連合共和国ではこうした外資系企業に対する反感が高まっている。それを受け株価下落や海外展開の隙を突いたな国内外資系企業の攻勢により一時的に経済界に打撃があったものの、現在は落ち着いて安定した成長を見せている。
本来は貿易摩擦の解決法の一つである現地における生産・雇用体制ではあるが、特に外資系企業に対する認識がこれまで低かったことにより、現地国内企業の雇用に悪影響が出るなどといったことになった。
経済社会理事会のほか、サミットなどで今後議題にあがる可能性がある。
現在我が国では海外展開に対しある程度の規制作りが準備されているほか、内需拡大や逆に外資系企業に対する国内防衛策などが論じられている。
2102年5月、三洲との上記摩擦問題で外務次官級協議が開催された。協議は概ね合意し、両国間の関係悪化は回避された。
6月、政府は近海における再度の油田開発をする意向を表明した。
7月、海上油田は順調に稼働している。
同月、三洲における大規模テロにより現地安武系企業に多大な被害が生じた。
8月30日に発生した三叉内海地震により各種工場が損害を受け、相当の経済的被害を受けた。
国土開発計画もそれらに拍車をかけたが、一方で企業の外資進出も盛んなことから政府では経済回復は遠くないとしている。
高度な加工技術及び電子技術を中心に、高い技術力を保有する。
近年では自動人形(ロボット)開発やバイオテクノロジー、及び炭素材料へ力を注ぐ。また、かつて栄えたチタンなどのレアメタル加工技術は現在でも世界トップクラスを誇る。
それらを背景に航空産業などの比較的高い技術力が必要な産業も国産化に成功している。
超高速鉄道網が整備されていないことなどから、比較的鉄道産業は進んでいない。
バイオテクノロジーなど農業関連技術では世界トップを独走中。
通常6歳~15歳の9年間を義務教育期間として定めている。
多くの児童は15歳以降も高等学校及び大学、大学院などのより高度な過程に進むことが多い。また、専門的分野に特化した専門学校などを選択する場合も多い。
一般市民においては、公共施設として図書館や博物館などを利用するなどの手法が取られる。
識字率は一部民族を考慮した場合、99.5%。
比較的学力は高く、学力の国際比較ではいずれの分野でもトップ5を記録するものの、逆にいずれも1位となったことはなく、飛び抜けて優れた分野はない。
・安武宮(安武宮政府管理都市)
安武皇国首都。
安武宮内には行政自治単位として区が幾つか指定されているが、行政及び経済の中心は特別区(通称・特区)。
安武宮に限らず、「都市」とされるもののほとんどは広大な管轄区域を保有している。
皇宮もまた安武宮 京区(miyako-ku)に存在するが、山を隔て約20km程度の距離がある。
京区は古い町並みが条例で保護されている「観光都市」。
安武宮自身は「首都」または「行政都市」「国際都市」などとも呼ばれる。
・園原市(園原政府管理都市)
軍事都市とも呼ばれる初音島南部一帯を管轄する大規模な地方自治体。皇国内では準首都として扱われる。
各自衛軍の司令部があり、市の30%以上を自衛軍が使用していることから軍の町としても有名。
・鷲宮市(鷲宮政府管理都市)
もともとはよくある田園都市だったが、国連本部建設に伴い大々的に開発された。
鷲宮空港も建設されたが、自衛軍以外は国連に要件のある要人専用となっており、民間機の発着はない。
市内には数カ国語が併記された標識や、外国人街があることから「国際都市」と呼ばれる。
安武民族の他、様々な移民と少数の民族(主に孤島で原住生活を営む"マト"など)からなる。
概ね南国の気風でおおらかさが特徴とされる。
これは大洋の穏やかな気候に育まれ、外敵勢力とはほぼ無縁という立地が関係していると言われている。
畳、和紙などの「和」という古来からの文化に、南国系特有の文化が混ざり独自の文化を形成している。これは島国であった上、大陸からも離れていたことに由来する。
全国で統一された文化を持つが、島の多くでは独自の食文化や風習などがあり、完全に一致していない。
また一部の離島では現在も原住民族が残っており、そこでの文化もまた違っている。
技術力の高さや気候が穏やかな点などから、島嶼間の移動には船便より飛行艇による移動が主流。個人で飛行艇を所持していることも珍しくはない。
主食は米や芋類などが中心。副食として魚類や野菜と中心とし、肉類なども食する。
皇王は、安武皇国の君主の称号。
現在の皇王は105代目に当たり、現在まで女系一系統を貫いていると公式にされている。
皇"王"ではあるが、対外的には皇帝として見なされ、英訳もEmperrerが使用されることが多い。
譲位した場合、称号に「太上」とつける。例・太上皇王
現在の称号に関しては、「今上」とつける。
神話上では創国の神"天高大神"の子孫とされる。
皇太子とは、皇王の伴侶の男性を指す。(諸外国でいう皇后(この場合性別ではなく立ち位置としての称号)に値する。早々に夫を亡くした初代神壱皇王の子(諸説では弟とも)が夫役として皇王を補佐したことに由来する)
姫皇女とは、皇王の嫡出女子、または皇室の満15歳以上の女子、及び宮家の当主を指す。
皇子とは、皇王の嫡出男子または皇室の満15歳以上の男子、及び宮家の当主の伴侶または男性当主を指す。
皇孫姫・皇太孫とは、皇王の孫を指す。
親皇姫・親皇子とは、満15歳以上の宮家次期男女後継者を指す。
女王・王とは、宮家次期以降の男女後継者を指す。
姫、王子とは、満15歳に満たない皇族及び宮家一族を指す。
なお、皇王・皇太子への敬称を陛下、それより姫皇女以下への敬称を殿下とする。
以上敬称略
自衛軍と呼ばれる正規軍(国軍)を保有している。
その前身は皇歴1881年(太正2年)に発足した防衛隊。2089年に自衛軍へ昇格した。
世界でもトップクラスの経済力を背景に、質の高い装備や隊員(軍人。防衛隊時代の名残により隊員と呼ばれる)を揃える。兵役はなく、志願制による。
最高指揮監督者は内閣総理大臣。防衛省大臣が部隊を統括する。
軍人としての最高階級は元帥。ただし常任のものではなく、現在は大将(幕僚長)が最高階級となっている。
発足前は防衛隊からの昇格ということで「防衛軍」や「国防軍」の呼称が求められていたが、当時の佐東首相の「人々の自由を衛る軍」という言葉から自衛軍となった。(後に佐東首相は「古い文献の言葉を引用したもので、自分の(考えた)言葉ではない」と自叙伝の中で語っている)
先進国の標準的なものに比較し、見劣りするとされる。
離島防衛などを想定した空挺部隊他、海外展開能力もあるが継続して作戦行動を取るだけには至らないというのが、各国軍事評論家の意見。
装備はかなり先進的であるものの、カタログスペックに過ぎず、実戦経験が無いことから軍事力として他国と比較できない。
八個師団(内、二個装甲師団)、四個旅団、二混成団、首都防衛部隊(一個旅団規模)を平時運用する。
高性能防空艦や空母を中心に、世界でも屈指の海軍力を誇る。
しかし攻撃の要たる空母は現在二隻しか保有枠が認められておらず、戦略上の展開能力に疑問が残る形となっている。
潜水艦は現在通常動力型しかないが、水上艦同様に高性能を誇る。
二機動艦隊を中核に四護衛艦隊(二連合艦隊)、二潜水艦隊の計八個自衛艦隊、八地方艦隊(内、二地方潜水艦隊)の総計十六個艦隊を中心とし、他に練習艦隊や試験艦隊、掃海艦隊などを揃える世界屈指の海軍を誇る。ただし機動艦隊は実質出動機会がなく、十四個艦隊と揶揄されることもある。
2112年以降の大幅な艦艇数削減が予定されている。
航続距離が長い比較的高性能の航空機が揃う。
ただし攻撃機及び爆撃機性能などがやや見劣りする。
四個航空方面艦隊と首都航空艦隊、その他航空支援集団などから編成される。
弾道ミサイルなどを統括する部隊だが、核兵器を保有していないためほとんど活躍することはない。
現在はテロを想定した特殊部隊に力を入れており、実質対テロに特化した機動部隊となっている。
弾道弾統括師団と戦略機動集団とで大きく分かれ、弾道弾運用部門で総一個師団(縮小予定)、戦略機動集団隷下に戦略機動連隊(機動装甲連隊)が四個(総一個師団)の総計二個師団で構成される。なおこの部隊における弾道弾運用は迎撃を担当せず、あくまで攻撃のみの運用が想定されている。
:全国共闘学生連盟(全学連、全共学とも):
反ファシズムをスローガンに全国で活動する過激派系左翼。
大学の自治を利用し全国の学生らを組織に取り込み活動させているが、中心となる上層部のほとんどは学生ではない。
その過激な姿勢は度々問題を起こし、特に最近は拳銃などを大量に密輸入し暴動など、その行動を拡大している。
特に2102年5月の暴動は、大安会の根絶を目指し行ったものとされているが、実際には暴動を隠れ蓑にした自衛軍や政府施設への破壊活動が多く、ある種の破壊工作ではないかとされている。そのため公安などでは過激派からテロリスト団体へ格上げし、各国の治安組織に注意を呼びかけている。
名前から共産系ともされるが、共産系だけではない思想が多く見られ、また共産圏の意向を度々無視しているなど不可解な点が多い。
:大安武心会(大安会):
ファシズム的思想を持つ右翼団体。麻薬や拳銃などの密輸・密造などのほか、様々な犯罪に関与していると言われている。安武マフィアとも。
表だって目立った行動はあまり見られないが、2102年5月の暴動では全学連との抗争で数十名を越す逮捕者を出した。
:政府管理都市:
政府管理都市とは、特定都市管理法で定められている政府直轄の自治体。特に首都安武宮には総務省管轄下の首都治安管理局が特別に置かれている。
:政治クラブ:
思想や主義などで共通する議員らによって構成される政治的組織。政党に近いとされるが、むしろある種の勉強会に近く、もっぱら個人では難しい研究・調査や視察などを行う手段として利用される。政治クラブにはその規模に応じて補助金が支給されるが、年に一回の研究報告が義務づけられ、それの成果によってある程度変動する。
:派閥:
特定の議員(達)を主軸に結束した非公式政治集団。権限はまったくなく、思想が似通っている議員らで構成されることが多い。派閥は重複することもあり、また政治クラブにも関係はない。約十人以上から構成されれば一応は派閥として認知される。実質的に政党と呼べるものと言える。補助金などの優遇制度などはない。
:マト:
原住民保護区域に住む原住民(先住民族)の総称
ヘリやホバークラフトなどを使用しなければ移動困難な一部の島に居住している。
断崖絶壁、激流などに阻まれたこれら島々は、長らく無人島と思われてきたが、近代に入り写真などによる具体的な先住民の証拠が出始め、本格的な調査団が編成。これにより彼らが発見されることとなった。
当時は決して広くないこの国でこのような発見がされたことは、学術的にも驚愕的なものだった。
しかし当時話題となったためメディアなどにより貴重な生きた文化が汚染されるなどの被害も生じた。しかし政府は早々に保護政策を実施。それにより現在でも古代の流れがほぼ当時のまま今も息づいていると考えられる。
しかし学術的な渡航もかなり厳しく、現在でもその由来や実態など、詳しいことはわかっていない。
マトの語源は、語源は神話書記に記載された神々の使者として文明を伝えたとされる「大和民族」が鈍ったもの。
:飛行艇:
安武皇国では島嶼間の移動にはもっぱら飛行艇が利用される。
飛行艇は高速船より高速な点や飛行場が必要ないこと、いざというときの安全性がメリットとしてあげられるが、発着設備には通常の港湾を改修する必要があることや、やはり時化の時には運航出来ないなど、高速船と比較して決して良いわけではない。
しかし今日のような高速船が開発されていない時代は、飛行艇は非常に速く、利便性の高い乗り物だった。原油価格も安定している安武では、わざわざ高速船設備を作る必要性が薄いとして、飛行艇は輸送手段として重宝されている。
飛行艇乗りは一種のステイタスでもあり、飛行艇操縦免許を取得している人も多い。
さすがに小型でも価格は高級自動車並みだが、レンタル産業もあり週末レジャーとして飛行艇を借りる光景もよく見受けられる。
飛行艇事故も毎年一千件ほどあり、一部では飛行艇免許の基準をあげるよう求める声もある。
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