オルタルス・ポスト レイリル国内で最大の発行部数を誇る保守系新聞。海外向けに記事を掲載する海外版もある。 2007年9月14日(金曜日) O.P.I. 政府、対ア交渉一時断念 ほか 23:58 greatleilir 政府、対ア交渉一時断念 外相が表明 シオン問題を契機に関係が悪化、一方的に断交を通告されたアルベニック政府との外交交渉を一時中断する、と政府が決定した。記者団に面会したプレストン外相は「双方の立場の開きは大きく、交渉は最早罵り合いに堕しており、現状で交渉を継続してもお互い得るものは無いと判断した」と理由を説明した。アルベニック産の原材料や部品を使用していた幾つかの業界の代表団が交渉継続を求めて与党本部を陳情に訪れたばかりの決断だけに、野党を中心に政府批判が展開されるのは必至だ。また、プレンストン外相はアルベニックの対矢軍需物資輸出問題に関して、特に神経質になるような問題では無いとしながらも「この時期のああいった行動は当然、常識的な判断では自重すべきだった。裏切り行為、信頼を損なう行為だと批判されるのは目に見えていた筈で、全く失望させられた」とアルベニック政府を強く批判した。 ブラウン大学ユノー博士(国際政治学)の話:「国家には経済など民間でも様々な交流・関係があるのに、シオン問題だけを理由として断交をしたアルベニック政府の判断は極めて異例なもので、独善的なものととられても仕方が無い。産業界などから異論もあるだろうが、我が国の先端技術産品を輸入できず苦しいのはアルベニックの方で、毅然とした態度を崩すべきでは無い。また、アルベニックがFCCを仮想敵としているのは明らかで、ウォルドローフ加盟国も潜在的な敵性国家と見做して対応するべきだ」
自動車各社ライン続々ライン再開 断交影響脱す アルベニック断交の影響で一部部品の調達が不可能となり生産ラインがストップしていた自動車各社で調達先の振り替えがほぼ終了し順次生産が再開しつつある。大型自動車製造大手のエール社では部品の調達先をエステルプラッテの機械メーカーに振り替え、明日にもラインが稼動する予定だ。船で到着した部品を検品したエール社の担当者は「エステル製部品の質は思ったより随分高い。一時は心配したがこれで製品の価格と質を維持できる」と笑顔を見せた。エール社の損害額は1,000万ポンドに及ぶと言う。自動車工業協会によると、コストなどから一部部品の調達先をアルベニックとしていた自動車製造業者が多かった為、断交により殆どの企業で一部又は全てのラインが休止・減産を強いられていた。アルベニックに代わる調達先としてはエステル、二重帝国が人気だが、今回の教訓から安定供給を目指し国内企業を調達先とした企業もあるとの事だ。
三洲新委員長訪玲を最大限歓迎と首相 ハーディ首相は昨日、キッショウジ前最高委員長の突然の辞任により新たに三洲国家行政委員会最高委員長に就任した前国家保安省長官マサノブ・ミブ氏の訪玲について合同王国は最大限の待遇を以って迎えるとの意思を明らかにした。保安上の理由から詳細な日程は明らかにされていないものの、首相・外相など政府閣僚との会談の他王宮訪問も検討されているとの事。外交政策では基本的に前政権を踏襲すると考えられているミブ氏だけに、変わらない蜜月関係をアピールする事が狙いのようだ。 24からの訪玲が予定されるミブ氏は、西京大学法学部から内務省公安局長、国家保安相と与党・国民協和党内で公安畑を歩んできた人物で、前政権下では最高委員長の懐刀として活躍した。知玲派としても知られ、内務省公安局長時代に知り合ったオハラ治部次官など王国政府内に知人も多い。またキッショウジ氏との違いとして軍の文民統制を進める事に積極的な姿勢を示している事が知られ、盟邦ながらも三洲政府の“軍国主義的傾向”に度々冷や汗を掻かされて来た与党関係者には「民主主義的」とソフトなイメージのミブ氏への政権交代を歓迎する声も多い。
エステル派遣部隊、地上部隊が撤退を完了 兵務省は定例会見に於いてエステルプラッテ派遣部隊のうち、玲エ防衛協定の締結に伴う地上部隊の撤退が明日で完全に終了する事を確認した。支援要員として最後まで現地で撤収作業にあたっていた三十名が明日午後にも東部クロットフォード郊外のリンハイム空軍基地に到着し、現地で予てから予定されていた撤収記念式典がレインウォーター兵相、リッジウェイ統合作戦本部長臨席の元挙行される予定だ。 また同じく玲エ防衛協定に基づいてエステル国内に配備された空軍部隊にヤードなどから警戒感が示されている事に付いて会見では質問する声が挙がったが、広報官は部隊の規模が小規模であると言う事を指摘し「シオン問題など不安定な要素が続く中で、国益を防護する上で(他国との)兼ね合いも考慮している」と理解を求める姿勢を取った。
≪ヘッドライン・ニュース≫ エステルで合同王国支援の豪華客船就航 二重帝国で共産党員弾圧? 人権抑圧を懸念する声も
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2007年9月02日(日曜日) 【速報】連合軍、シオン本土に上陸 他 04:10 greatleilir 【速報】連合軍、シオン本土に上陸 統合作戦本部は先程、合同王国軍の他三洲、シェイの三カ国軍によるシオン本土上陸作戦が実行された事を正式に発表すると共に、上陸作戦に関する報道管制の一部を解除した。上陸第一波には王立海軍の第1海兵旅団も含まれ、部隊は海上部隊や航空部隊の支援を受けつつ内陸部に向け抵抗勢力と戦闘を繰り広げながら進出を試みている。 この作戦は首府失陥にも拘らず依然として連合国への抵抗を叫ぶシオン国内勢力の存在に対して地上部隊の投入によって戦争の最終的解決を図るもので、人的損失を懸念する声が各方面から挙がっているものの、帝国防衛委員会は安武、アルベニック等の説得にも関わらず有志連合への敵愾心を燃やし、煽り続けるシオン軍政残党に対し航空部隊による攻撃のみでは最終的な解決に至らないとの見解に至った模様だ。
三洲・キチジョウジ委員長退陣か “キチジョーさん”の愛称で知られ先進国三洲を牽引して来た三洲国家行政委員会最高委員長のM.キッショウジ氏が31日に行った国民向けテレビ演説の中で、シオン戦争に於いて首都移転計画の遅延に起因するシオン空軍の三洲本土侵入や西皇嘉島へのシオン侵攻部隊上陸の責任をとって辞任する事を明らかにした。後任には現国家保安省長官のミブ氏が指名を受け就任する見通し。 突然の盟邦の首脳辞任に政府内でも衝撃が走っており、ハーディ首相は取材に「突然の事で非常に驚いている。有能で果敢な指導者だった。別の分野でまだまだ活躍される事を期待している」と述べ、また電話でキッショウジ委員長と会談、惜別の意を伝えた事を明らかにした。
エステル映画公開へ 呪われた武具を持つ悲劇の英雄達を描いたエステルプラッテの人気ドラマシリーズ“Majestic Stand”の映画化作品、“Majestic Stand - The Venomous Snake”(ベイロス監督)が合同王国でもインバーソン・ピクチャーズの配給により全国公開される事が決まった。同映画には主演男優としてリルバーン国のシャロノール氏、そして主演女優には我が国から大陸系移民の2世で新進気鋭の歌手・女優として人気のアーデルハイト・フォン・ヴィターハウセン(17)さんが起用されており、先進的な特撮技術の使用や助演俳優の急死と言うスキャンダルもあいまって国内でも話題となっている。 きのう開かれた公開記念会見では帰国したヴィターハウセンさんも出席し、「映画は初めてだったので凄く緊張しました。自分の未熟さを痛感する場面もありましたが、監督、共演者、スタッフのみなさんお蔭でなんとか乗り切れました」等と語ったが、急死した助演女優、フィリオリ・フォリナーさんに話題が及ぶと「撮影現場で一番初めに出来た友人で、優しい人でした」とだけ述べると以降の関連する質問を拒否すると言う一幕もあった。 ◆オルタルス・ポスト社では“Majestic Stand - The Venomous Snake”公開に先立ち独占試写会を実施、読者の皆様の中から抽選で500組1000名様をご招待致します。当日は主演女優ヴィターハウセンさんの舞台挨拶も予定されています。是非奮ってご応募下さい。 【日時】9月25日(火) 17:30開場、18:00上映開始 【場所】ジョージ2世記念国際文化会館大ホール 【要綱】葉書或いは封書で住所、氏名、電話番号を明記の上下記の宛先へ。当選の発表は発送を持って代えさせて頂きます。試写会に関するお問い合わせも下記宛先へお願いします。【宛先】オルタルス・ポスト文化部Majestic Stand試写会係【締切】9月15日(土)消印まで
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