第1号~第3号

2006/12/18 オルタルス・ポスト・インターナショナル 第1号 カテゴリ: 報道 : 執筆者: greatleilir (6:41 am) オルタルス・ポスト・インターナショナル ※オルタルス・ポスト・インターナショナルは、オルタルス・ポスト社が海外向けにレイリル国内の情報をお届けする電子報道機関です。

○SISA・CORTO統合 首相が歓迎のコメントを発表  先日声明が発表されたSISAとCORTOの統合(実質的には大風虎国とランゴバルド国がSISAに加入する形となる)で、ハーディ首相は議長府を通じ「心強い盟邦を得ることが出来嬉しい限り。昨今の共産圏の姿勢を見るに付けても、市民の自由を防衛する為には両国の協力が不可欠」と歓迎のコメントを発した。  SISAは今回の統合で既存の4箇国から6箇国へ増加する事となり、また現在加盟交渉中のアルベニック国の加盟が実現すれば7箇国と数の上では共産圏(6箇国)を上回る事となる。SISAにとってこれからはプレゼンスを示す上でも団結した行動を採ることが重要になるだろう。

○全国騒乱の責任取り商相辞任  議長府からの発表で、フィリップ・カールソン商部大臣が本日付で辞任する事が明らかとなった。後任には保守党下院議員で前・アルトブリッジ大学経済学研究所長のG.M.コリニー氏が就任する。カールソン商部大臣は先の全国騒乱で商部省の投機家に対する監視監督が不十分だったとして野党の激しい批判の的になっており、「責任を感じている」と答弁、辞意を漏らしていた。

○最年少の王立学士院会員誕生か  国王陛下の従兄弟であられ、現在玲三友好協会の名誉会長や王立狩猟協会の名誉総裁を務めておられるラントベリー公の御息女でアルトブリッジ大学大学院在学のアリシア・サマセット女史(17)が王立学士院の研究員として推薦されていることが明らかとなった。大学院在学中で、しかも20代にも届かない内での学士院への推薦は極めて異例で、実現すれば大学入学、卒業をはじめ女史がこれまで塗り替えてきた学術分野での最年少記録がまた一つ追加される事になる。  学士院広報室によると、今回の推薦は女史がミスカトニック大学での卒業論文として提出し、学会にセンセーションを巻き起こした『ヴァンスター地方に於ける古代祭祀遺構群の建築意図のキトナ陶片からの考察』が高く評価された結果との事で、登録分野は文化人類学。


2006/12/21 オルタルス・ポスト・インターナショナル 第2号 カテゴリ: 報道 : 執筆者: greatleilir (10:33 pm) オルタルス・ポスト・インターナショナル ※オルタルス・ポスト・インターナショナルは、オルタルス・ポスト社が海外向けにレイリル国内の情報をお届けする電子報道機関です。

○相次ぐ核兵器保有宣言 王国政府も保有向け検討へ  国際社会で続いていた核保有の風潮が、先日のユーク核保有宣言で我が国の対岸まで達した事で政府は遂に爾来進めていた原子力技術の兵器転用を現実的に検討せざるを得なくなったと言える。ハーディ首相は先の摂政委員会会議で「技術も、資材も、資金も確保できる。核の脅威はアルベニックとユークで我が国を挟み撃ちにしつつある。最早、核保有を積極的に妨げる要因は無い」と述べ、政府原子力技術委員会及び軍の技術研究本部に対し早急に核武装についての報告書を提出するように指示した。  ボルフォード大学工学カレッジ教授のF.ブライアン教授(原子工学)は「現状の研究・技術水準から言えば、核兵器の生産は充分現実的な話。後は国際情勢を見て政府がどう判断するかだろう。」と政府が決定さえすれば核兵器の生産が可能な水準に達する事は可能との見方を示した。

○ブランデル司法相、職務に復帰  全国騒乱の最中に混乱に乗じ政府閣僚を狙ったテロリストの攻撃を受けて重傷を負ったブランデル司法大臣が今日、リチャード2世王記念病院を退院し司法省庁舎で執務を開始した。

○騒乱関与のテロリスト、全土で続々逮捕  王国全土で展開されている軍・警察・司法省共同のテロリスト摘発作戦は絶大な効果を上げており、各地で潜伏中の極左テロリスト集団や分裂主義武装勢力のメンバーが次々と摘発されている。特に悪質なテロリスト「共統戦線」の残党が潜伏していた北部では臨時に準戦時体制として編成された第4師団が投入された事もあり、幾つかの場所では激しい銃撃戦があったものの鎮圧に成功していて、内務省では逮捕した主要メンバーと三洲国でのテロとの関係を調べる為に三洲当局へ照会も行うとしている。  今回のテロ集団は己の身勝手なイデオロギーを暴力を以って押し付けようとした為に市民からの支持を全く失い、却って破滅を招く事となったが、政府情報機関が外国諜報機関の介入の痕跡を発見したと言う情報もあり、平穏が戻っても、事件の真相はまだまだ闇に包まれているままだ。


2007/01/03 オルタルス・ポスト・インターナショナル 第3号 カテゴリ: 報道 : 執筆者: greatleilir (1:31 am) オルタルス・ポスト・インターナショナル ※オルタルス・ポスト・インターナショナルは、オルタルス・ポスト社が海外向けにレイリル国内の情報をお届けする電子報道機関です。

○政府核兵器委員、三洲国へ  近年の相次ぐ核拡散を受け、国内の学識者などで設立された政府核兵器問題諮問特別委員会が既に核兵器開発に成功している三洲国へ視察を行うことが発表された。同委員会の説明によれば、三洲国での実際の核兵器技術や運用を知る事によって国内で確立されている基礎理論や平和的原子力利用の技術を核兵器開発に転用する事の重要な参考になると言う事だ。  視察団は我が国原子力技術研究の泰斗であるミスカトニック大学附属エネルギー研究所所長のイートン・ジラルド博士が団長を務め、技術者を中心に二十名程で構成される。視察対象としては実際の配備状況や研究施設を中心とし、現地の技術者との交流も図ると言う。  これまで政府は基礎研究の加速を支援していたとは言え、核兵器を実際に配備するかどうかについては明言して来なかった。しかし今回の視察団派遣は明確に核兵器の配備に繋がるものと言え、実質的に政府の意向を示した形となった。今後は核保有反対派の動きも注目される。

○大風虎、艦艇をオルテンシアに派遣  大風虎政府は昨日、政府が機能停止状態にあり内政が混乱しているオルテンシア連合国の近隣海域に海軍艦艇を派遣して海上での治安維持に当たるとの声明を出した。オルテンシアでは国内の混乱が継続しており、海上でも海賊行為が横行、問題となっていた。  現状では懸念の声はあるものの、各国は海軍派遣に留まるならば静観すると言う態度をとっており、王国政府でも「先の日照の一件もあって易々と認められる問題ではないが、純粋な人道支援に留まるのであれば静観する」(政府高官)との立場が多数を占めているようだ。

○新鋭巡洋艦就航なる  ヴァンランド・キルトストン造船所で建造が行われていたS級防空巡洋艦1番艦『セント・アンドリュー』の儀装が終了、本国艦隊に編入された。同艦は旧式化した戦艦群の代艦として計画された主力艦であり、高い艦隊防空能力と長射程でのミサイル攻撃能力を兼ね備えあらゆる局面での活躍が期待されている。  海軍ではミッドランドの守護聖人の名が付いた同艦が国民により親しまれる事を願って同艦と本国艦隊第1戦隊の巡洋艦『ヴァンガード』(本国艦隊司令長官カニンガム提督座乗艦)、フリゲート『アーデント』との3艦による演習を見学するツアーを企画している。

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最終更新:2007年10月29日 19:10
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