(青色の本文= プレーヤーのひとり言)
大神万理:(プレーヤーの名前)さん、ようこそ! 小鳥遊プロダクションへ。改めて自己紹介しますね。事務所の大神万理です。
小鳥遊(プレーヤーの名前):大神さん、こんにちは。いつも父がお世話に……じゃなかった。新入社員の小鳥遊(プレーヤーの名前)です。よろしくお願いします。
大神万理:さっそくですが、(プレーヤーの名前)さんには、アイドルグループのマネージャーになっていただきます。
小鳥遊(プレーヤーの名前):い、いきなりアイドルグループですか?
大神万理:ええ。モデル、ダンサー、コーラスなどを当プロダクションでは手掛けてきましたが…… いよいよプロダクション初の男性アイドルグループ養成にチャレンジすることになりました。社長が長年計画していた、プロダクションの社運をかけたプロジェクト ですよ。成功すれば、私たちのお弁当ものり弁から幕の内になると、社長がおっしゃっていました。
小鳥遊(プレーヤーの名前):そんな大事な仕事、どうして、新しい人の私なんかに……お父さ……、社長ったら何を考えてるんだろう?
大神万理:それではさっそく、懐石弁当 (仮) に会って頂きましょう。
小鳥遊(プレーヤーの名前):懐石弁当 (仮) ……?
大神万理:アイドルグループの仮の名前です。我がプロダクションの期待を感じるでしょ?
(次のシーン)
大神万理:どうぞ、こちらです。あなたの担当するアイドルたちは今ここで…
小鳥遊(プレーヤーの名前):レッスンをしているんですか?
大神万理:バスケをしています。
小鳥遊(プレーヤーの名前):バスケ!?
大神万理:正しくは3on3。
小鳥遊(プレーヤーの名前):なんでバスケをしてるんですか?
大神万理:さあ、社長に何かお考えがるんでしょう。大和くーん! どっちが勝ってる?
二階堂大和:ええ? えーと、赤チームが白チームに1ゴール差かな。
小鳥遊(プレーヤーの名前):あの人は……?
大神万理:彼は二階堂大和くん。一番年上だから、審判をやってもらってるんだ。
二階堂大和:審判なら楽できると思ったのに。こいつらの試合、体が一個じゃ足りないよ。あー、ストップ、ストップ! トラベリング!
和泉三月:ウッソ! 歩いてねえって!
二階堂大和:歩きました。
和泉三月:どこに目えつけてんだよ! オレはここで着地して、こうやって……
二階堂大和:はい。イエローカード。次抗議したら退場。
和泉三月:な…、くっそー!
和泉一織:兄さん、落ち着いて。一旦仕切なおしましょう。
七瀬陸:……っ、はあっ、はあ、良かった……。抜かれたら、危ないとこだった……。
小鳥遊(プレーヤーの名前):わ……。汗だくで一生懸命な顔……。……他の子たちも、みんな……。
和泉一織:はい。 七瀬さん、そちらのボールです。
七瀬陸:え……? うわっ……!
和泉一織:ちゃんとキャッチしてくださいよ。
七瀬陸:ごめん!
小鳥遊(プレーヤーの名前):ボールこっちに転がってきちゃった。……私が拾っていいのかな? ……と思ったら、すごいダッシュでこっちに来るっ。
七瀬陸:はあ、はあ……っ、すいません!
小鳥遊(プレーヤーの名前):い、いえ……。どうぞ。
七瀬陸:ありがとうございます!
小鳥遊(プレーヤーの名前):あ……
小鳥遊(プレーヤーの名前):その時……。自分でも驚くくらい、すんなりと次の言葉が出てきた。
小鳥遊(プレーヤーの名前):応援しています。頑張ってください!
七瀬陸:はい!
小鳥遊(プレーヤーの名前):…………。 行っちゃった……。
大神万理:ふふ……。応援したくなる子たちでしょ、彼らは。
二階堂大和:はい、行くぞー。 試合再開。
つづく……。