更新日:2026/07/29 Wed 16:49:59
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特g
異
点
トクイテンノソノサキニ
そ
の
先
に
宙
を
貫
ウチュウヲツラヌクタンペキノラセン
丹
碧
の
螺
旋
い
翔
マイアガルトウシ
る
闘
志
眩い光の中からやってきた……
令和ウルトラマンとしては第5作目、ニュージェネレーションヒーローズとしては第11作目にあたる。
【概要】
シリーズでは初となる「隊長、かつ妻子持ちの人物が主人公」となり、「対話・コミュニケーション」がテーマとなっている。
これまでのニュージェネレーションの多くに存在していた要素は極力抑えられている。
というのも、円谷プロ側が田口清隆監督にメイン監督を依頼するにあたり、
「今までのニュージェネとは違うものを」「好きにやれるとしたら何がしたいか」という打診があったといい、これまでに比べてかなり自由度が高く作られているという。
その結果、上記のようなある種のお約束描写を廃し、ツッコミどころを潰してリアルなハードSFとして成立する作りになっている。
難解な表現の多用、台詞が多い上に早口であるなど、防衛チームや関係者の雰囲気は『シン・ウルトラマン』を彷彿とさせる。
話の中身自体は子供が分からないところもあるが、大まかな話の流れは子供でも分かるというバランス調整である。
一方でカッコよくて愛嬌のある巨大ロボット兵器、セリフがないのに時折コミカルなところを見せるウルトラマンなど、
子供が純粋に楽しめる要素もしっかりと盛り込まれ、シリアスとコメディが織り交ぜられた作風になっている。
更に再登場怪獣の枠でも、昭和シリーズに登場したあと何十年も再登場しなかったようなものをピックアップしている。
これは先述した「ニュージェネのお約束からの脱却」という側面もあるが、制作が例年より早かったために使える怪獣リストが前作『ウルトラマンデッカー』と被ってしまい(*1)良さそうな怪獣は一通りあちらが使ってしまっていた、という大人の事情もあるとのこと。
放送に先立って6月12日に行われたプレミア発表会では、多くの新怪獣が一挙として登壇し場を盛り上げた。(*2)
今年は玩具面も例年以上に怪獣推しになっており、ギミックを搭載した箱入りのソフビである「ウルトラ怪獣アドバンス」が新たに登場している。
【スタッフ】
メインライターは『Z』にて軍事考証を担当した小柳啓伍氏が務め、
更に両者がシリーズ構成を務めていく。
田口監督は企画段階から関わり、更に今年はブレーザーブレスといった玩具の監修にも携わっている。
助監督出身で、本作が初の監督となる宮崎龍太氏が担当している。
各話脚本は継田淳・山崎太基・植竹須美男・足木淳一郎・中野貴雄・根元歳三が担当。
山崎氏は『相棒』などの担当経験がある脚本家で、本作がシリーズ初参加となる。
また、植竹氏は2023年2月に鬼籍に入られたため、本作が遺作となった。
【主題歌】
- オープニングテーマ「僕らのスペクトラ」
- 前期エンディングテーマ「BLACK STAR」
- 後期エンディングテーマ「Brave Blazar」
【ストーリー】
人類は度重なる怪獣の脅威に対抗すべく、地球防衛隊「GGF」を結成する。
GGF隊員にして第一特殊機動団(特機団)の隊長であるヒルマ ゲントは
ある日宇宙甲殻怪獣 バザンガとの戦闘中、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
しかしその時、ゲントの腕に謎のブレスが、手には銀色のメダルが現れ、半ば強引に謎の巨人「ウルトラマンブレーザー」へと変身してしまうのだった。
さらに、地球防衛隊日本支部の参謀長であるハルノ レツによって、
新たに組織された特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD(スカード)」の隊長に任命される。
戸惑いながらも、個性豊かな仲間達と共に成長していくゲント。
今、人間と怪獣の新たな戦いが始まろうとしていた…。
【登場人物】
ただし、書類上の漢字表記は設定されており、ハルノ参謀長以外の主要人物はOPおよび第2話冒頭で確認できる。
特殊怪獣対応分遣隊「SKaRD 」
地球防衛隊日本支部内に密かに組織されていた、怪獣対策に特化した特殊部隊。
「SKaRD」は「Special Kaiju Reaction Detachment」の略称。
命令に対する返答には「ウィルコー(*3)」が用いられている。
- ヒルマ ゲント【比留間弦人】
1992年11月3日生まれ、2016年4月に地球防衛隊に入隊。
第1話時点では「第一特殊機動団(特機団)」の隊長(コールサインは「X-Ray6」)を務めていたが、第2話より新設された「SKaRD」の隊長を務めることとなる。
また、同い年の妻・サトコ(演:岡野真也)と7歳の息子・ジュン(演:岩川晴)を持つ父親でもある。
無用な心配をかけない為に家族には前線に出張る特殊部隊の所属であることは話しておらず、施設課所属だと誤魔化している。
任務中もその言動こそ変わらないものの、適時的確な指示を飛ばす有能な隊長でもある。
そのため、以前隊長を務めた特機団では非常に頼りにされていた他、地球防衛隊の中でもちょっとした有名人である。
本人はそのことを鼻にかけることはないが、必要とあればそれを利用するなど、時にしたたかな面も見せる。
また、部下はもちろん、無茶をしようとする一般人相手にも威圧的な態度を取らず、やんわりと諭そうとするなど、対応は非常に柔軟。
「全員無事に帰還する事」を第一とし、どんな絶望的な状況であろうとも絶対に部下を見捨てない漢。
考え事をするときに、右のこめかみを指でほぐす癖がある。本人曰く作戦が上手くいくジンクスらしい。
この時、脳内で高速シミュレートを行っており、短時間であらゆる選択肢の中から最善の行動を叩き出す。
その結果次第では「俺が行く。」を口癖に、隊長でありながら自ら前線に出ることも厭わない。(*4)
第9話から、左目が青色になる現象に見舞われる。その現象は苦手であるはずの野菜ジュースをヤスノブから奪って一気飲みする、夜のニュース番組内の赤ちゃん紹介コーナーに見入って食器洗うのを忘れるといった謎の行動が見られたが……?
- アオベ エミ【蒼辺絵美】
17歳で世界的なエリート名門校を飛び級で卒業しており、防衛隊にはスカウトで入った。
情報収集のエキスパートであり、作中でも怪獣の情報収集のために様々な組織に潜入し、諜報活動を行う。
なお、スカウトのきっかけは、防衛隊のシステムをクラックしてしょっぴかれたかららしい。
危険の伴う単独任務が多いためか、射撃や格闘の腕前も極めて高い。
反面その役割と立場からアースガロンへの搭乗はメンバーで最も少なく、本人も操縦に自信を持っていないが、OP映像の締めではアースガロンの肩で他メンバーが立っている中で腰を下ろしていたり、EGOISSとの初めての対話を独占してヤスノブの嫉妬を買ったりと、アーくん絡みでも結構いいところを持っていっている。
趣味はコスプレで、かなりの大食い。
SKaRD内で用いられている「ウィルコー」という返答は、元々エミが個人的に用いていたもので、SkaRDのメンバーに気に入られたのか、後に正式採用されるようになった。
第14話にて、3年前に父・タツキと死別していたことが明かされている。
- ナグラ テルアキ【名倉輝明】
SKaRD副隊長にして、怪獣の情報収集・分析を担当する参謀。
バザンガ掃討作戦にも参加しており、その際の冷静な戦況分析や自身の判断への信念の強さ、豊富な怪獣の知識と明晰な頭脳を買われてSKaRDに配属された。
現場で直接指揮をとるゲントや隊員たちに、指令室から的確なサポートを行う縁の下の力持ち。
一方で真面目ながら妙なところでマイペースさを発揮するなど天然ボケの気質も見られる。
実家は農家で、地元は葡萄が名産らしい。何故かおはぎが大の苦手。
- ミナミ アンリ【美南杏里】
アースガロンの操縦士を務めるSKaRD隊員。
歩兵任務を長く務めていたため、生身の戦闘も得意。
生真面目な性格である上に、防衛隊の規律遵守の慣習が身に沁みついているため、当初はゲント達の自由な雰囲気には困惑している様子も見られた。
一方、そんな真面目さ故なのか、時折無自覚に突拍子のない行動に走ることもある。
また虫が大の苦手で、甲虫型の怪獣であるタガヌラーは撃破後もトラウマになっている模様。
趣味は自動車のカスタム。出身は秋田県市之字村で、米と日本酒が名産。
- バンドウ ヤスノブ【坂藤泰信】
関西訛りが特徴的なSKaRDのメカニック担当で、元は防衛隊の輸送機部隊パイロットだった。
ゲント達より一足早くSKaRDに配属されており、アースガロンの開発に関わっていた他、
装備品の手製のマニュアルを準備したり、スカード移動指揮車の改造をしたりしていた。
兵器や機械の整備が得意である他、気に入った機械にはあだ名をつけることもあり、
アースガロンを「アーくん」と呼び、自分のロッカー隣の空きロッカーにネームシールを貼ってアースガロン専用にする、
第6話では行きつけのコインランドリーの乾燥機に「クルル」と名付けて話しているなどという一面も…。(*5)
少々仕事熱心なところがあり、頼まれると断れない性格故か他の隊員からの頼み事を抱え込みすぎてしまう一面もある。
地球防衛隊「GGF」
地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処するべく、世界各国が協力して1966年(*7)に設立された。
本部は北米に存在し、日本を含む各国に支部を置いている。
- ハルノ レツ【榛野烈】
SKaRDの創設者であり、ゲントを含めた隊員も彼が選んだ。
事あるごとに、ゲントに無理難題を強いてくる他、仕事に関してもどこか穴があるため、彼にとっては悩ましい目の上のたん瘤。
エミによれば、ゲントには以前から良くも悪くも注目していたらしい。
第11話では、彼もまた上司たる源川司令官からイビられている中間管理職であることが明かされている。
一方、第12話時点でもSKaRDが未だに怪獣を単独で撃破できていないことに憤っており、ブレーザーのことも「得体の知れないもの」と呼び警戒し続けている。
SKaRDの戦績が微妙なこともあって、ついには「もし作戦に失敗したらSKaRDは解体だ!」という厳しい発言も……。
- 源川 稔
地球防衛隊日本支部司令部の司令部司令官で、ハルノの上司。
- ドバシ ユウ【土橋祐】
2年前に爆発事故が起こった宇宙装備研究所第66実験施設の管理者でもあり、退官後も多くのSPを引き連れている等、尚も影響力を持ち続けている。
その実験施設にて「V99」なる謎の存在を研究してきたらしく、そのチームの一員だったエミの父親・タツキのことも知っていた。
一見すると飄々としながらもどこか庶民的な部分も見せるごく普通の壮年男性だが、ハルノからは大いに警戒されている。
エミからは、失踪した父親の手掛かりとして注目されているが……?
演じる寺田氏は、『ウルトラマンジード』の朝倉垂以来約6年ぶりのウルトラシリーズ出演となった。
また、寺田氏は2024年3月14日に急逝した為、本作の本役が遺作となった。
その他
- ヒルマ ジュン
ゲントの一人息子。
小学生でありながらもしっかり者で、激務で疲れている父親を労れる優しい性格だが、どこか周囲に気を使い過ぎてるきらいも見受けられる。
第15話ではクラスメイトと共にメインキャラとなり、彼らと描いたとある落書きで一波乱を起こすことに……。
- ヒルマ サトコ
- 大川
- ニイボシ
- ミズホ
アンリの幼馴染で、地元の古い神社の孫娘。
動物の言葉が分かるらしく、そのせいで幼少期は周りからかわれていたが、唯一アンリだけは信じたという。
GGFの新兵器・メガショットの設置によって、「ドルゴ様が苦しんで目覚めようとしている」としてその演習を止めさせようとするが……。
- テラシマヅ サブロウタ/ニホンマツ タクマ/キヨシマダイラ レイコ
テレビ局「TKB」のクルーたち。
総集編1では彼ら彼女らの視点で展開される。
- ヨコミネ カズノリ【横峯万象】
元地球防衛大学の教授にして、ゲントの恩師であり釣り仲間。
怪獣学の権威として様々な著書を出版しており、テルアキも彼に憧れていた。
…しかし、第7話作中にてある行動を起こしてしまい…?
日本怪獣損害保険株式会社に勤務するごく普通のサラリーマン。
報われない地味な人生に半ば失望し、無為な日々を過ごしてきたが……?
【未確認大型宇宙人 :ウルトラマンブレーザー】
【SKaRDの装備】
- スカード移動指揮車(SKaRD MOP)
当初は低予算感丸出しのただのハイエースで、がっかりしたメンバーは自動車のカスタムが趣味のアンリにチューンアップを頼んでその場を後にしたが、
遅れて合流したヤスノブが防弾繊維や通信設備を搭載し、アンリが任務用のチューンアップを施したことで、特に内部はほぼ魔改造の域で改良された。
なお、アンリ以外が一度その場を離れてから戻ってくるまで僅かな時間しか経っておらず、帰ってきたら一気に前線仕様になっていたことにSKaRDの面々は驚きを隠せなかった。
14話からはヤスノブがこっそりつけていたあだ名がバレて正式採用。「モッピー」と呼称されるようになった。
- 23式電磁小銃・拳銃(RAR-23&RHG-23)
ゲント隊長ですら「最新すぎて俺も使ったことがない」とされた最新式の武器セット(*9)だったが、ヤスノブ隊員が用意してくれたお手製のマニュアルによってある程度扱えるようになった模様。
全高:50m/重量:25,000t
正式名称「23式特殊戦術機甲獣 アースガロン」。
SKaRDに配備され、2話終盤でお披露目となった怪獣型巨大ロボット兵器。
ハルノ参謀長は、極秘裏に開発されたこのアースガロンを使ってブレーザーより先に怪獣を倒すことをSKaRDに命じている。
両手に装備された機関砲「アースガン」や、口内の荷電粒子砲「アースファイア」などの各種装備を駆使して怪獣と戦う。
操縦席は複座式となっており、ゲント隊長とテルアキ副隊長が機長を、ヤスノブ隊員とアンリ隊員が操縦席を、それぞれローテーションで担当している。
ただし、操縦以外の役目がある者はそちらの対応が優先されるため、必ずしも毎回交互に搭乗するわけではない。
出撃中は、犬の鳴き声のような駆動音が聞こえたり、大ダメージを受けた際に目の部分がぐるぐるマークになっていたりと、どこか愛嬌のある要素要素が一部の視聴者の間で話題になっている模様。
先行ダイジェスト及び3話の初戦闘時には、おなじみの「ワンダバ」が流れていた。
今のところ単独での勝利はないが、アースガロンのアシストのお陰でブレーザーが勝てたというシチュエーションも多く、毎回の貢献度は高め。
8話では新装備「Mod.2ユニット」を両肩に装着し、「アースガロン Mod.2」へと進化(?)。
ただし、機動性が下がってしまうためか、状況に応じてパージが可能。
そして24話では上記2つのユニットを同時に装備した「アースガロンMod.4」となり、宇宙での運用も可能となった。
【登場怪獣】
- 深海怪獣 ゲードス
CV:堀江瞬(特別総集編2)
七丈島近海から現れ、魚介類を貪り食う怪獣。
額から生えたチョウチンアンコウ風の触覚と白目、鰓など深海魚のような外見を持つ。
江戸時代中期から存在していたらしく、地元の老漁師が言うには「人が海への敬いを忘れた時に現れる魔物」とのこと。
かなりの大喰らいで、七丈島の周辺海域の魚を食いつくして連日に渡る酷い不漁を引き起こした上、上陸後も加工工場のかまぼこを貪り食っていた。
武器は口から発する圧縮水流と、額の触覚を触手のように伸ばして相手を絡めた際に発する電撃。
上陸時には背中の穴から高熱を放出するため、そこが弱点だと思われる。
デザイン担当はキセン氏。ウルトラシリーズには初参加、田口監督作品としては『UNFIX』に続いての起用となった。
後に特別総集編2にて「げ~どすくん」としてSD化された姿が再登場している。
茨城県沓波市(*11)に出現した怪獣。
「ティーテリウム」という次世代エネルギーを食料としているようで、日本だけでなくドイツやフランス、イギリス、アメリカなども襲撃していたらしい。
タガメやゾウムシなど、様々な昆虫をかけ合わせたような姿をしているのが特徴で、手足も6本ある。
武器は腕(前足)についている鎌と、体内から放出する熱エネルギー。
また水陸両用であり、水中でも活動できるほか、地中を掘り進んで移動することもできる。
作中では大量のティーテリウムを捕食していたせいか、体内温度がかなり上昇していた状態となっていた。
デザイン担当はバザンガに続き楠健吾氏。
作中時代の3ヶ月前から現出を繰り返していた怪獣。
ノヴァイオ社製の新型殺菌剤「FK1」に弱いらしく、散布されると身体を液状化させて何処かへと逃げていく。
しかしあくまでも「撃退」であり、完全撃破には至らないという状態が繰り返されていた。
それどころか、FK1への耐性も徐々に付き始めているようで…?
デザイン担当は百武朋氏。氏は特殊メイクアーティスト・キャラクターデザイナーであり、特撮ファン的には『シン・仮面ライダー』のオーグ造型統括などが有名か。
秋田県に現れた四足歩行型の怪獣。
作中ではGGFの新兵器であるレールガン「メガショット」の演習中に現れた。
…かと思いきや、水をがぶ飲みしたうえで二度寝してしまい…?
「天に数多の虹が輝くとき、それは現れる。」
ある地域においては神と呼ばれた怪獣であり、
乾いた土地に恵みをもたらすとも、嵐を呼びすべてを奪い去る災厄ともされていた。
作中では、何者かの手によって呼び起こされたようだが…。
B:身長300m/体重:8,4000t
ステルス機のような姿をした怪獣。
空中をマッハ9という高速で飛び、1万kmを30分で飛行するという驚異的な飛行能力を持つ。
戦闘時には胸の発行体から時間差で爆発を起こす光弾「月光弾」を撃ち出して攻撃する。
当初は宇宙怪獣ではないかと思われていたが、脱皮した際の抜け殻に残されたDNAをSKaRDが調査したところ、れっきとした地球怪獣であると判明。身を隠すために積乱雲を転々としながら移動していた。
作中ではアースガロンやブレーザーと激しい空中戦を繰り広げる。
Bとは「爆撃機(Bomber)」の意で、前回現れたサイズのデルタンダルは「戦闘機(Fighter)」という意味でデルタンダルFと名付けられた。(*12)
超巨大な体躯以外は能力も含めてデルタンダルFと変わらないが、そのサイズ故に防御力も光弾の破壊力も強化されている。
デザイン担当は楠健吾氏。
CV:小原好海(特別総集編2)
巨大なモグラのような外見の怪獣。
凶暴な肉食性であり、普段は地底に潜んで他の地底怪獣を襲い餌としているようだが、空腹になると地上へ現れ、家畜や人間も食らう。
掌にある特殊な器官から光を放ち、それを見た人間に「自分が最も恐れるものを幻覚として見せる」という能力を持つ(*13)。
これにより、襲われた作業員達が「大きな嘴の鳥」「毛むくじゃらの巨人」「サソリの尻尾」(*14)「タコの吸盤のような塊」とそれぞれ異なった発言をしていたため、最初はこれら全ての特徴が無理矢理混ぜ合わされた合体怪獣のような姿として想像されていた。
また、頭のトサカを回転させてノコギリのように相手を斬り裂く、手を伸ばしてパンチするといった多彩な技を使う。
デザイン担当は辻本貴則氏。
後に特別総集編2にて「もぐ~じょんちゃん」としてSD化された姿が再登場している。
- 炎竜怪獣 ファードラン
全身を炎で覆われた不死鳥や竜に似た怪獣。かつてワームホール実験が行われていた宇宙装備研究所第66実験室から出現し、ウルトラマンブレーザーの危機に飛来。
ブルードゲバルガの腹部に取り込まれていたウルトラマンブレーザーを救い出し、ファードランアーマーやチルソファードランサーの力を授けた。
ブレーザーの星の怪獣で、ブレーザーと共生関係にあったと思われる。
演:唐橋充
その名の如く宇宙をさすらう剣士で、「成仏できず彷徨う怪獣の魂108つを救う」ために剣を振るう。
手にした結晶体で怪獣の魂を実体化。刃状の右腕で断ち切ることで浄化される。
日本の文化に興味を持っており、とある喫茶店でコーヒーとホイップクリームつきコーヒーゼリーをたしなむ癖を持っている。
- 地底甲獣 ズグガン
幼体:身長167cm/体重1t
頭殿山の地下空間に巣を作り、その巣の奥に生息している巨大な虫の怪獣。
幼体は不思議な虫の音のような音を発しながら地中から現れ人間を襲撃。口から硬化粘液を吐き、捉えた相手をコンクリートのように固めてしまう。
巨大な方は両手の鋭い爪や頭部のトゲムチの伸縮攻撃に加え、口からは硬化粘液を吐き、アースガロンやウルトラマンブレーザーの動きを封じてしまう。
- 電脳生物 パグ
特別総集編2及び特別総集編3に登場する電脳生物。
正式名称は「Perfect Analyze Gadget」であり、その頭文字を取って「パグ」とされている。
V99
彼等が関与する事件は「〇〇・ウェイブ」と呼称されると同時にGGFの最重要機密事項にカテゴライズされ、詮索すればSKaRDの存続自体が危うくなるほどの徹底的な情報統制が敷かれている。
彼等は3体とも全く同一の軌道を描いて宇宙の彼方から地球に襲来しており、これまでのウルトラシリーズの宇宙怪獣とは異なる位置付けを施されているのが大きな特徴。
その他、宇宙装備研究所第66実験施設でのワームホール発生装置の実験事故にも関係しており、ゲントやブレーザー、エミ、ハルノ参謀長、ドバシとの因縁も深い。
- 宇宙甲殻怪獣 バザンガ
ブレーザー初陣の相手にして、今作における地球で最初に飛来した宇宙怪獣。
エビにも爬虫類にも似た姿をしており、全身が刺々しい甲殻で覆われている。血と思われる体液は青い。
赤い体色や棘、鋏などからGGF特機団のメンバーからは「化けエビ」呼ばわりされた。
武器は両腕部のもげる鋏とそこから発射される棘ミサイル「ソーンファランクス」。この棘は時限信管のように起爆タイミングを自在にコントロールできる。
隕石のようにして神奈川県津久武湖に飛来してきた『セカンド・ウェイブ』を司る第2の宇宙怪獣。
ヒトデにも似た姿をしているが、バザンガに負けず劣らずの強固な殻の持ち主。
体内には強力な電磁エネルギーを内包しているようで、放出時にはイソギンチャクにも似た胸部の発声器官が展開。円盤生物デモスを彷彿とさせる三つの瞳がギョロリと動くカットが不気味。
電磁光線は両手の牙から放出するだけでなく、丸まってそれをバリアフィールドのように纏いながら突撃することも可能。
さらに、3万度を超える強度の電磁エネルギーを体内に備蓄し、そのエネルギーをEMP(電磁パルス)状にして広範囲に放出する能力を持つ。これを受けた都市部はインフラ障害に見舞われ、アースガロンも機能停止に追い込まれた。
加えて防衛隊基地のネットワークを利用してクラッキングを行い、大規模なネットワーク汚染を引き起こす生物にあるまじき能力を持つ。この性質から「天然のコンピュータウイルス」と評された。
- 汚染獣 イルーゴ
禍々しい蛇のような姿で直立する宇宙怪獣と思わしき謎の怪獣。
地上には全身を見せずに口から「イルーゴガス」という光化学スモッグに類似した有毒な気体を断続的に放出し大気を汚染する。加えてダメージを受けるとガスの放出量を増大させる厄介な面も持つ。
一方でガスで汚染した大気内でしか活動できず、清浄な大気だとダメージを受け弱っていく極端な生態を持つ。
その正体はゲバルガの幼体。一定段階まで成長すると丸まったゲバルガの姿に変異してしまう。
- 宇宙汚染超獣 ブルードゲバルガ
以前襲来したゲバルガが襲撃した防衛隊の基地の地底深くへ密かに植え付けていた卵が孵化・成長した姿。
『セカンド・ウェイブ』の再来であり、ブレーザー登場怪獣の中でも屈指の巨体を持つ。
サイズ相応に巨大なイルーゴ2体を尻尾代わりとする他、巨体相応に出力が増大した電磁パルスが武器。これにより大規模なネットワーク障害を巻き起こし、都市機能を麻痺させ、防衛隊の攻撃も無力化してしまう。
肉体強度もチルゾナイトソードを容易く砕くほど頑強を誇り、厄介さは以前のゲバルガの比ではなくなった。
同時にイルーゴが地球に発生した原因でもあり、戦闘では大量発生したイルーゴを自在に操って攻撃を仕掛ける。
ネットワーク汚染・大気汚染・繁殖活動の3つを同時に行うため、明確な地球侵略を行っているとSKaRDに見做されることとなった。
- 宇宙爆弾怪獣 ヴァラロン
本作のラスボスにして、『サード・ウェイブ』を司る第三の宇宙怪獣。
ミミズを彷彿とさせる身体に深海魚やゼノモーフ感溢れる薄桃色の半透明な顔面が特徴的。
固有能力は尻尾から有機爆弾を産み落とすこと。
この爆弾は超短時間で産み落とし続けられ、レーザー砲などで外部から刺激を受けた途端大爆発を起こし、ヴァラロンの意志で任意爆破も可能と非常に厄介極まりない性質を持つ。威力もたった一つでアースガロンやブレーザーに大ダメージを与えられるかなりのもの。
そして有機爆弾群を大量に敷設し、爆弾の大爆発で星の軌道を変えて別の星にぶつけて星間移動を行う傍迷惑な生態を持つ。
他にも頭部や背中の棘から発射される赤い電撃のような怪光線、チェーンソーのように回転して密着した相手を切り刻む腹部の棘、噛みついてウルトラマンのエネルギーをも吸収する能力を有していた。
能力だけでなく、有機爆弾を的確に運用して戦闘を有利に進め、怪光線の収束と拡散を自由に使い分ける高い知性、自身の爆弾の大爆発に巻き込まれても傷一つ負わない頑強な肉体など、存在そのものが生物兵器と言わんばかり。
バリアにより防衛軍に一切悟られることなく地球に近づいていたが、アマチュア天文家のオイカワ・ミチヒロによって偶然存在を観測されSKaRDに存在が露見。
その後ヴァラロン接近と同時期に出現したタガヌラー2体のエネルギー放射の直撃によってバリアが砕かれ防衛隊にも存在が知れ渡り、ビームの衝撃によって背負っていた巨大有機爆弾は宇宙の彼方へ吹き飛んでいき、ヴァラロンは月に落下することに。
それでもヴァラロンは全くの無傷であり、落下した月面で咆哮を上げていた。
- 宇宙爆弾怪獣 ヴァラロン(第2形態)
月面の戦いでブレーザーのエネルギーを吸収して凶暴化を遂げたヴァラロンの姿。
頭部の2本の角や禍々しく伸びた肩の棘が特徴。
新たな能力は口から放つ超強力な主砲光線。
有機爆弾の爆発力も大幅に増し、第1形態同様全身からは赤い稲妻のような電撃を放って攻撃できる。
凶暴化によって残虐性も増大しており、逃げ惑う民衆目がけて主砲光線を放って殺戮するなど残虐性が露骨に表れている。
星の軌道を変える生態も継続しており、今度は地球に有機爆弾を大量に敷設して地球の軌道を変えようと目論み、東京を主砲光線などで破壊しつくしながら各地に有機爆弾を産み落とし続けていた。
【各話リスト】
- 本編
| No. | タイトル | 登場怪獣 | 脚本 | 監督 | 絵コンテ |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ファースト・ウェイブ | 宇宙甲殻怪獣 バザンガ | 小柳啓伍 | 田口清隆 | なかの★陽 |
| 2 | SKaRDを作った男 | 深海怪獣 ゲードス 23式特殊戦術機甲獣 アースガロン |
川石テツヤ | ||
| 3 | その名はアースガロン | 甲虫怪獣 タガヌラー 23式特殊戦術機甲獣 アースガロン |
|||
| 4 | エミ、かく戦えり | &color(#F54738){軟体怪獣} &bold(){レヴィーラ} | 継田淳 | 辻本貴則 | 林谷和樹 |
| 5 | 山が吠える | &color(#F54738){山怪獣} &bold(){ドルゴ} | 河本けもん | ||
| 6 | 侵略のオーロラ | &color(#F54738){オーロラ怪人} &bold(){カナン星人ハービー} オーロラ怪人 カナン星人ロビー 23式特殊戦術機甲獣 アースガロン |
なかの★陽 | ||
| 7 | 虹が出た(前・後編) | &color(#F54738){天弓怪獣} &bold(){ニジカガチ} 23式特殊戦術機甲獣 アースガロン Mod.2(後編) |
山崎太基 | 中川和博 | 川石テツヤ |
| 8 | 林谷和樹 | ||||
| 9 | オトノホシ | &color(#F54738){ロボット怪獣} &bold(){ガラモン} 宇宙怪人 セミ人間 |
植竹須美男 | 越知靖 | 河本けもん |
| 10 | 親と子 | &color(#F54738){熔鉄怪獣} &bold(){デマーガ} 熔鉄怪獣 ベビーデマーガ |
なかの★陽 | ||
| 11 | エスケープ | 宇宙電磁怪獣 ゲバルガ | 足木淳一郎 | 武居正能 | 川石テツヤ |
| 12 | 行くぞ ブレーザー! | ||||
| 13 | スカードノクターン | 第1~12話までの登場怪獣 | 宮崎龍太 | なし | |
| 14 | 月下の記憶 | 月光怪獣 デルタンダルF | 小柳啓伍 | 田口清隆 | なかの★陽 |
| 15 | 朝と夜の間に | &color(#F54738){二次元怪獣} &bold(){ガヴァドン} | 中野貴雄 | ||
| 16 | 恐怖は地底より | 幻視怪獣 モグージョン | 継田淳 | 辻本貴則 | 河本けもん |
| 17 | さすらいのザンギル | 宇宙侍 &bold(){ザンギル} 甲虫怪獣 タガヌラー 軟体怪獣 レヴィーラ 天弓怪獣 ニジカガチ(怨霊態) |
|||
| 18 | そびえ立つ恐怖 | 汚染獣 イルーゴ | 越知靖 | なかの★陽 | |
| 19 | 光と炎 | 汚染獣 イルーゴ 宇宙汚染超獣 ブルードゲバルガ 炎竜怪獣 ファードラン |
川石テツヤ | ||
| 20 | 虫の音の夜 | 地底甲獣 ズグガン(幼体) 地底甲獣 ズグガン |
根元歳三 | 武居正能 | 林谷和樹 |
| 21 | 天空の激戦 | 月光怪獣 デルタンダルB 月光怪獣 デルタンダルF(回想) 23式特殊戦術機甲獣 アースガロン Mod.3 |
|||
| 22 | ソンポヒーロー | &color(#F54738){どくろ怪獣} &bold(){レッドキング(二代目)} &color(#F54738){冷凍怪獣 }&bold(){ギガス} |
足木淳一郎 | 中川和博 | |
| 23 | ヴィジター99 | 月光怪獣 デルタンダルF 甲虫怪獣 タガヌラー 宇宙爆弾怪獣 ヴァラロン |
小柳啓伍 | ||
| 24 | 第3波接近襲来 | 宇宙爆弾怪獣 ヴァラロン 23式特殊戦術機甲獣 アースガロン Mod.4 |
田口清隆 | 川石テツヤ | |
| 25 | 地球を抱くものたち | 宇宙爆弾怪獣 ヴァラロン(第2形態) 23式特殊戦術機甲獣 アースガロン Mod.4 炎竜怪獣 ファードラン 月光怪獣 デルタンダルF 熔鉄怪獣 デマーガ 地底甲獣 ズグガン |
- 番外編
| No. | タイトル | 登場怪獣 | 脚本 | 監督 | 絵コンテ |
| SP1 | ウルトラマンブレーザー 直前スペシャル |
第1~10話の登場怪獣 エレキング(SD)、チブロイド、バードン、ベムスター ザラブ星人、ネロンガ、セブンガー、ウインダム キングジョーストレイジカスタム、デストルドス ガゾート、ヒュドラム、スフィアネオメガス テラフェイザー、キングジョー、グドン、ツインテール レイバトス |
足木淳一郎 | 村上裕介 | なし |
| SP2 | 特別総集編1 巨大生物の正体を追え |
第1~5話までの登場怪獣 | |||
| SP3 | 特別総集編2 ブレーザー電脳絵巻 |
電脳生物 パグ 深海怪獣 げ~どすくん 幻視怪獣 もぐ~じょんちゃん 第1~16話までの登場怪獣 |
清須昇吾 | ||
| SP4 | 特別総集編3 パグのウルトラ談義 |
電脳生物 パグ 深海怪獣 げ~どすくん 幻視怪獣 もぐ~じょんちゃん |
【余談】
- 次回予告は登場人物がナレーションを担当しない久しぶりのパターン。なんと『ウルトラマンマックス』以来17年ぶりである。
- 特番で放送された「ウルトラマンブレーザー直前スペシャル」において、10話までの登場怪獣とサブタイトルが事前に発表される珍しい展開が行われている。
- ゲントの設定もあってか、概ね10~20代の俳優が務めることが多いウルトラシリーズの主演では珍しく(出演時点で)35歳の蕨野氏が抜擢され、話題になった。
特撮界隈では『仮面ライダードライブ』のハート役で知られており、「ハート様がウルトラマン!?」と驚き、祝福する声も見られた。この男、ロイミュードでウルトラマン!!
なお、前作『デッカー』で主人公アスミ カナタを演じた松本大輝氏は(当時)24歳なのでほぼ一回り離れており、先輩に見えないことは本人からも言及された他、
とある舞台挨拶においては、蕨野氏の落ち着きぶりに感嘆した松本氏から「何か昔…(特撮)やってました?」と聞かれる場面も。 - 3話に出演した関智一氏は、『ウルトラセブン誕生35周年“EVOLUTION”5部作』のガルト星人の声ならびに人間態やグレンファイヤーやウルトラマングレート(『ウルトラギャラクシーファイト』)の声優を務め、トークイベントの司会も担当したことがある他、
『ウルトラマンX』では、イカルス星人の人間態を顔出し出演で演じていた。
ただ、純粋な地球人役で顔出し出演するのは今作が初である。 - YouTube公式配信では例年通りの外国語字幕の他、TVシリーズでは久々となる英語吹き替え版にも対応。音声トラック切替で日本語版からいつでも変更出来る。
また、ゲント役にはアメリカ屈指の人気声優にして、パワーレンジャーシリーズで4シーズンに渡り活躍したアダム・パークを演じたジョニー・ヤング・ボッシュ氏が起用され、
伝説のパワーレンジャーが最新ウルトラマンを演じるということで英語圏の特撮ファンの間では大きな話題となった。
さらに中国・香港・台湾・タイ・インドネシア・マレーシアにおいても現地語の吹き替え版を放送・配信予定。 - 上記の吹き替え版制作の都合もあり、本作は例年よりも早期から制作が進められた。企画スタートは2021年夏まで遡り、またプレミア発表会があった6月12日時点で、既にクランクアップ(撮影完了)がなされている。
- 本作には坂本浩一監督は本編参加はしていないものの、ブレーザーのプロモ映像は『ウルトラマンレグロス』のプロモ映像を撮る際に坂本監督が一緒に撮影したものとのことである。
- Webサイト『てれびくん SUPER HERO COMICS』では2023年9月から2024年1月に伊原しげかつ氏による漫画版が連載されていた。第2話後編を最後に掲載が行われていなかったが、その後2025年2月に描き下ろしエピソードを追加した単行本が発売された。



