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絞首刑、落下 - (2006/04/18 (火) 02:24:07) のソース

雪「……また、落ちたのね……」 
俺「……うぐっ……ぐあああああっ、何故だ何故だあああああっ……く、くそぅ……くそぅっ!!」 
雪「……泣かないで……あなたには、私がいつも付いているから……ほら、今回だって、ちゃんと準備を済ませておいたよ……?」 
俺「へ?」 
雪「……また、吊らなくちゃならないんでしょう……?」 
俺「い、いや、今回は俺が吊らなくちゃならない必然性は、何も……」 
雪「……吊らないの……?」 
  上目遣いで見上げてくる彼女の表情が、かすかに曇った。 
雪「……ぐずっ……せっかく準備したのに……吊ってくれないの……?」 
  彼女のまなじりに大粒の真珠が浮かび、ぽろりと頬を伝った。 
  俺は、がっくりとうなだれ、覚悟を決めてロープに手を掛けた。 
  ガタン。 
  ああ、これで何度目になるだろう。累々と涙を流しつつ、俺の意識は遠のいていった。 
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