ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki内検索 / 「悩んだら、まず相談」で検索した結果

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  • 悩んだら、まず相談
    さっきまでの晴れ渡った空が嘘のような鼠色の雲の空の下、降るか降らないかの瀬戸際のような天気の中、元気に部活動をしている生徒達の声が職員室に木霊する。 そんな中、雪華綺晶は妹の薔薇水晶のことで悩んでいた。 「薔薇水晶に彼氏がいる」 そんな噂が立つたびに、薔薇水晶の彼氏と思われる男を脅迫し、薔薇水晶から引き離し、また必要とあらば全て未遂だが抹殺もしてきた。 だが私のやってきたことは本当に正しかったのか? 脅迫や抹殺未遂をした後は必ず薔薇水晶にこってり搾られていた。 しかし、そんなことはどうでも良かった。 妹が泣く姿を見たくない、その想いでずっと銃を乱射し、戦車を走らせてきた。 だが、本当に自分がやってきたことは 正 し か っ た の か ? 自分は昔は軍人だったせいか、人を見ればその人のなりが大体分かった。 薔薇水晶の彼氏と思われる人は全て腑抜...
  • 雪華綺晶
    ...・・・爆発した。 悩んだら、まず相談 異常な愛情百合注意 部活動設立 雪華綺晶の政治経済 雪華綺晶の英語 2つの力 1000ゲット アリとキリギリスと「豹Ⅱ」 雪華綺晶と怯える生徒 black and white 雪華綺晶と、赴任 兵士と引き篭もり 史上最強のナンバー2 ~ein Unterlehrer~ 移動番外編、雪華綺晶の生活指導 白き者の憂鬱 世界史のお時間 雪華綺晶の家庭科 代務 挙動不審の訳 雨の日の悲劇 マウスハント 食料奪取 薔薇水晶と雪華綺晶の入れ替わり 過去との比較 ご趣味は何ですか? 情 教科書が教えない歴史『開国』 何気ない日常 冬眠と御乱心 保存庫 雪華綺晶への贈り物 教育基本法改正についてその3~薔薇水晶、雪華綺晶の場合~ 貸し一つ 湾岸戦争 戦火の愛 初恋は74式 日常への空挺降...
  • 愚者の苦悩
    お題 『雛苺(とできたら新入生)』 雛苺「ただいまー、なの!」 2時間目の終了時、雛苺はそう言いながら、全身泥だらけで職員室に戻った。 実は、雛苺は家庭科のほかに生物の授業も担当しているのだが、郊外学習と称して、生徒たちを学校の外へ連れて行くことがあった。 せっかく生物について学ぶのなら、実際に見たり触れたりしたほうがためになるという考えらしい。 もちろん、生徒たちにこの授業は大変好評で、流石の真紅もこれには文句が言えなかった。 蒼星石「おかえりなさい。今日はどんな事をしたんだい?」 雛苺「んっとねー、今日は野草の観察をしたのよ!その後、近くの小川に行って…」 その時、その話を遮るように、1人の教師が怒鳴り声を上げた。 翠星石「うるっさいですぅ!!きったねぇから、早くその泥を落としてきやがれですぅ!!」 一瞬にして静まる職員室内。そして、皆...
  • 部活動設立
    男子A「先生、俺たち『兵器研究部』っての作ろうと思ってるんですが、顧問になってくれませんか?」 昼休み、数人の生徒がそういって雪華綺晶の下に集まってきた。 雪華綺晶「別にかまわないけど…一体どんなことをするの?」 男子A「はい!名前にあるとおり、兵器のことを研究したり、ゆくゆくはで独自に開発したりなんかを…」 『開発』と聞いて、雪華綺晶は思わず考え込む。 見たところ、部を作れるだけの規定人数はそろっているし、私としても兵器に対して関心を持ってくれるのは嬉しい…。 軍事分野は一般には敬遠されがちだが、コンピューターや缶詰、それにサランラップだって元はそこから生まれたものである。 そういった事を通して、何か学んでくれるものがあれば大いに結構だが… 雪華綺晶「…でも、兵器はとても恐ろしい物…。そう簡単には…。」 男子A「お願いです!俺たち、こういう『ものづくり...
  • 『誰の料理がまずいでショー』
    ピンポンパンポン♪ 『紅 真紅(くれない しんく)君 青桐 龍斗(あおぎり りゅうと)君 緑林 沙夜(りょくりん さや)さん 白凪 理緒(しらなぎ りお)さん4名は至急2階職員室に来てください』  放送が学校中に響く。 紅「・・・・俺らなんかやったか?」  4人は昼食の途中であった。 青桐「・・やってないと思う」  青桐は即答する。 白凪「・・・・やって・・・ないと思うけど」  やや戸惑い気味。てめぇなんかやっただろう。 沙夜「いや、さっさと職員室いこうや」  正論?を告げる沙夜。 紅「まぁ、そうだな。いくか」  と、いうわけで昼食を切り上げて職員室へと向かう。 一方、職員室 水銀燈「・・・・・」 金糸雀「・・・・・」 翠星石「・・・・・」 蒼星石「・・・・・」 真紅「・・・・・」...
  • 相 談
    女子A「(ああ、どうしよう…この思い打ち明けるべきか…でも変な子だって思われたらどうしよう…)」 家庭科の時間、1人の女子生徒が恋愛のことで悩んでいた。 翠星石「…というわけで、今日の家庭科の時間はこれで終わりです。あ、ちょっとおめーはここに残れです。」 そういうと、その生徒を呼び寄せた。人がいなくなったのを確認し、話をする翠星石。 翠星石「さっきの時間、翠星石が一生懸命説明してるのに、おめー全く聞いてなかったですけど、何か悩みでもあるですか?」 女子A「え!?いや!そんな対したことじゃないです!」 まずい、見抜かれた…とにかく今は逃げなくては、と必死に否定する女子生徒。 翠星石「ふっふっふっ、隠しても無駄ですぅ♪おめー、恋してやがるだろですぅ♪」 女子A「…!!」 翠星石「そりゃー、授業中あんな赤い顔してぼーっとしてりゃどんな馬鹿でも気づくですぅ♪さ、...
  • 有栖学園に一つの恋愛が生まれようとしていた4話
    青い空。雲ひとつ無い快晴の日。 おあ「平和だな・・・」 おあ氏とS氏は屋上のベンチに2人で腰掛けていた。 S「平和だね・・・」 その平和は突如崩される事となる。 おあ(どうしようかなぁ・・・言おうかなぁ・・・) おあ氏は悩んでいた。彼女に本当は告白が書き散らし氏の伝言だったという事をいつ言おうか悩んでいた。 おあ「(ええーい!言ってしまえ)・・・あのさ・・・ちょっと大事な話があるんだけど・・・」 S「何?」 おあ「実は・・・あの告白は・・・ 雪「そこから先は私が言おう。」 二人「?!」 いきなり、雪華綺晶先生が現れた。どこに隠れていたんだろうか・・・ 雪「そう、君達は付き合うべきではなかった・・・」 蒼「何を言ってるんだ!雪華綺晶先生!」 二人「?!」 いきなりドアが開き蒼星石先生が出てきた。 蒼「二人が付き合って何が悪い!別にいいじゃな...
  • 前略、お母様へby.蒼星石
    前略、お母様。僕はこの有栖学園に就任して、もう5年が経ちます。最初は、生徒達が問題を起こして大変でしたが、今は全員。優しい子になっております。今でも、生徒たちを立派な大人にさせておりますが、問題が・・・・・・・・ 薔薇水晶「銀ちゃん!!今日こそは、仕事してもらうよ!!」 水銀燈「うううっ・・・・・・・急に頭が・・・・・・」 薔薇水晶「今時、頭痛でサボる教師はいないよ!!さぁ、一緒に来てもうよ!」 水銀燈「チッ・・・・・・・・・さらばー!!」 薔薇水晶「あっ!逃げたーー!!」 真紅「ジュン!この紅茶、冷たいわ!淹れ直しなさい」 ジュン「これで、21回目だぞ!!何回淹れ直すつもりだーーーー!!」 真紅「良い温度になるまでよ」 ジュン「うがぁぁぁーーーーーーー!!」 男子A「大変だぁーーーー!!今、校長と事務長と雪華綺晶先生が対決してるぞ...
  • 蒼星石と酒
    翠「聞いて驚くです! 教師で飲み会にいくです!!」 蒼「パs銀「じゃあみんなで行きましょうよぉ」雛「ヒナもいくのー!!」」 紅「決まりね、今日の午後7時半集合。遅れないようにするのだわ」 …うまい事やり込められた気がする。と言うより水銀燈先生がこっちを見てニヤニヤしてる。 もしかして…仕組んだ…のかな?そもそも飲み会って場所何処? 翠「[薔薇煉獄]ですぅ。人気の店なのですよ?」 蒼「心(地の文)読まないでよ翠星石・・・」 駄目だ、みんなもう行く気満々みたい… 薔薇水晶先生…は、雪華綺晶先生の食欲を止めるのに必死みたいだし。 …諦める…しか無いよね…うん、はぁ… === ~薔薇煉獄前~ 紅「遅いわ、水銀燈。」 翠「そうですぅ!10分も待たされたですぅ!!」 蒼「まぁまぁ翠星石、皆揃ったんだから…」 雛「ヒナお腹減ったのー…」 金「お料理が冷めてしまうかしらー!」 雪「お料理…たb...
  • 結婚
     蒼星石は、現在教師として一度あるか無いかの境地に立たされていた。  かつての教え子が、久しぶりに学園に来て先生たちと話をしている。  今は何をしているのか? 元気か? 大きくなったね。  とか、他愛の無い話。  しかし、その卒業生と蒼星石が二人っきりになった時  かつての蒼星石の教え子が、唐突に 「先生、俺と結婚しません?」  そんな事を言う卒業生は、メガネの位置を直してジッと蒼星石を見た。  何を言われたのか瞬時に理解できなかった蒼星石は 「ふーん……君と結婚かぁ……」  と、のんきにコーヒーを一口飲んでから 「はい!? 結婚!?」  と、テンポの遅れた驚きを見せた。  卒業生は、相変わらずだなぁと、笑う。 「ジュ、ジュン君? 冗談は止してよ?」 「いや、冗談じゃないんですが?」  結婚の言葉に過激に反応した蒼星石は、頬を...
  • もしも小学校の教師だったら・・・蒼星石編
    蒼「今日1日皆の担任を受け持つ事になった蒼星石です。皆、よろしくね」 教室へ入った蒼星石は自己紹介と出欠確認、今日の連絡事項を伝えていく。 蒼「初等部での授業は初めてだから、色々失敗する事も有るかも知れないけど許してね」 にっこり微笑む蒼星石。高等部だったらこれだけでクラスの3分の1は倒れていただろう。 生徒達も元気良く返事し、ホームルームは終わった。 1時間目、英語 蒼「えぇっと・・・確か、このテープを流せば良いのかな」 ラジカセに英語の教材用テープを入れて再生する。すぐにスピーカーから音声が流れてくる。 小学校低学年の英語の授業は主にこうしたテープの聞き取りや、単語の正しい発音が重視されている。 それは日本語も未成熟な子供に対し、英文法を教えるよりも英語に慣れ親しんで貰おうという狙いがあるからだ。 蒼(僕の頃は中学からだから、こういう事あまりしなかったなぁ) ...
  • 夢魔の逆襲
    ※このお話は、リレー小説『ゆめくい』の続きとして書いたものです。   スレッドの保守を兼ねて書いたので、クオリティの至らない点は、どうかご容赦を。   俺の名は、シーンーヤー。夢を食らう魔の眷属だ。行方不明になった弟バークーを捜している。   くんくん……ふむ、弟の残り香がする。こっちか!? 雛「……うーん、うにゅーが一杯なの……食べても食べても、食べきれないの……」 シ「……弟とかかわったのは、このチビか……? いや、少し違うようだな。……まあ、いい。行きがけの駄賃という奴だ、まずはこいつの夢から食らってやろう!」   雛苺、危うし!! シ「どれどれ……もぐもぐ……うわっ、ぺっ! ……な、何だこの甘さは!? そもそも、苺に練乳をかけて食うことからして信じられん……。ダメだダメだっ、こんな夢全部食ったら糖尿になっちまう……。他を当たろう……」 シ「こ...
  • 有栖学園悩み相談室
    ある日の学園で、片隅にある空き部屋である事が始まった・・・・・・・ 蒼星石「生徒や教師たちの悩みを解決する為の施設、という事で悩み相談室を作ったのはいいと思うよ。けど・・・・・・・」 ローゼン(牧師の服を着ている)「悩める子羊たちよ、私に何でも相談したまえ。どんな悩みも解決してみせよう~」 蒼星石「凄く胡散臭い感じがするのは何故だ?そして・・・・・どうして僕にまでシスターの服を着せるのです?」 ローゼン「僕の趣味だ!後で、全員にも着せる!」 蒼星石「言い切りやがったなぁ!このエセ変態神父!!」 (半分、黒発動) 数分後・・・・・・・・・・・・・・ ローゼン(蒼星石にちょっと、殴られました)「お、今日の子羊が来たぞ。君の悩みは何だね?」 巴「はい。私には付き合っている人がいるのですか・・・・・けど最近、ツンデレ教師と紅茶にうるさい教師の2人が...
  • JUMだって水銀燈の保健体育の授業なら絶対に休まないと思うんだ
    JUMだって水銀燈の保健体育の授業なら絶対休まないと思うんだ。 J「保健…か…」 JUMは時計を見上げ今の時間を確認していた。 だが、まだ授業が始まってから物の数分。期待していた程には時間の経過は優しく無い。 その現実にはため息を漏す。 J「はぁ…普通ならサボるんだけど…。」 銀「JUMく~ん、何をサボるの?」 JUMはぴくりと体を動かすと自分の不注意より先に先生の地獄耳を恨みながらも苦笑を交えて答えた。 J「…授業。」 堂々とした発言にクラス全体がざわめく。 銀「そう、今日の放課後に先生の所に来るのよぉ。」 J「……覚えて居ればね。」 残りの授業もこれだけで普通忘れるはずもないのだが、補習命令を出された事により反抗的な態度を取るが水銀燈はそれを無視し授業を再開した。 そんな事もあり授業は憂鬱に過ぎて行った。 雨が降って...
  • 進路相談
    進路相談:蒼星石の場合 進路相談:翠星石の場合 進路相談:雛苺の場合 進路相談:薔薇水晶の場合 進路相談:真紅の場合 進路相談:金糸雀の場合 進路相談:水銀燈の場合 進路相談:雪華綺晶の場合
  • 雪華綺晶と横山光輝な三国志
    ローゼン「JUM君、またうちの学校に来てくれないかな~・・・ん?」 ジャーンジャーンジャーン(ドラの音 ローゼン「げえ雪華綺晶!」 翠星石「さて、そろそろ帰るですぅ。」 JUM「またな。」 JUMの家に来ていた翠星石。桜田家から帰ろうとして庭に出たそのとき カチッ 翠星石の顔が青ざめる。足元を見る。地雷だ。 雪華綺晶から地雷を踏んだら足を動かしてはいけないという事を聞いたことがある。翠星石は立ち止まった。 JUM「翠星石、どうしたんだ?」 JUMが歩いてくる。 翠星石「まてJUM。これは雪華綺晶の罠だ。」
  • 真紅と昼寝とイタズラ
    真紅「ふぁぁ…流石に、お昼になると眠いわね…」 翠星石「大丈夫ですかぁ~?そーいう時は、一回昼寝したほうがスッキリするですぅ。」 ラウンジで食事を取った後、そんな話をする真紅と翠星石。 真紅「…そうね。少しの間、保健室で昼寝してくるわ。もし、午後の授業の開始前までに起きなかったら、起こしに来て頂戴。」 「了解ですぅ」と翠星石。 こうして、重い足取りで保健室に向かった真紅。幸い、保健室には誰もいないようだ。 真紅「…全く、ここもしばらく見ないうちに、酷い事になってるわね…。」 見るとそこは、水銀燈の私物で溢れかえっていた。 いつも昼寝や仮眠の際に使っているうちに、さらに快適な睡眠環境づくりを追求したようで、アロマグッツや、冷温庫、そして、ご丁寧にベッドの上には『予約席』のプレートまで置いてある。 「…まあいい、後で持って帰らせよう」と思いながら、布団に入る...
  • ローゼンの落とし穴
     俺は、桜田ジュン……なぜかJUMと呼ばれる。別に気にしてないけどな!!!  てか、だれだ!? 俺をJUMって最初に読んだやつ!!  引きこもり時代に姉貴が、上靴に書いてた名前を悪戯で弄くっただけで……  ……つーか、あの事は姉貴しかしらないから……  ………姉貴か?! 姉貴なのか!? 裏切ったな!? 父さんと同じで裏切ったんだね!? 姉貴!?  ……ゴホン……まぁそれはおいといてだ(後で姉貴の鞄の中に蛙とか入れてやる。  俺は、今ちょっとまずい状況にいる。  きっぱりはっきり言ってしまえば、なぜか落とし穴の中にいる。  なぜ、学園の中に落とし穴があるのかはわからない……わかりたくない!  絶対に校長とか校長とか校長とか校長とか校長とか校長とか校長とかしか思い当たらないなんて事はないぞ!?  きっと多分! そもそもなんで学園内に落とし穴を作るの...
  • 納涼怪談話
    薔「……じゃあ、まず私からね………」 薔「昔昔、あるところにおじさんとおばさんがいました………」 金「薔薇水晶の怖い話ってリアルに怖いかしら」 銀「幽霊なんて信じてるの金糸雀。ぷっ、おばかさぁん」 金「………とかいいながらカナの首に力一杯しがみ付いてるのはなんなのかしら?」 銀「別にぃ、ほら、クーラーきいてるから寒いと思って暖めてあげてるのぉ」 翠「そ、蒼星石!手を放すんじゃねぇです!」 蒼「あ、うん。……翠星石、もしかして怖いの?」 翠「べ、別に怖くねぇですぅ!あっでも手ェ放しちゃ駄目です!」 蒼「(怖いなら無理に話聞かなくてもいいのに……まぁそこが萌えるんだけどwww)」 雛「ねぇ真紅ぅ~。今、窓の外でおじさんが手振ってたの。 挨拶してきていい?」 真「なっ……!?(そ、外ってここは2階よ!?)」 雛「あっ、隣に犬も...
  • ピンポンダッシュ
    水銀燈「つまらないわねぇ…何で、か弱い私たちがこんなことしなきゃいけないのよ…」 「まったくですぅ」と、これに賛同する翠星石。 最近、このあたりも物騒になってきたため、教師の間でも防犯パトロールをすることになった。 今日は水銀燈と翠星石がその当番なのだが、2人ともあまり乗り気ではないようだ。 水銀燈「…ねぇ、この辺で少し運動でもしなぁい?」 そういうと、水銀燈はいきなり他人の家のインターホンを押し、そして走り出した。 「キャーキャー!」と、翠星石が慌ててそれを追いかける。 やがて、近くの公園まで逃げてきたところで、翠星石が水銀燈を問い詰めた。 翠星石「どういうことですか!?いきなりピンポンダッシュなんかしやがって!!」 水銀燈「でも、いい暇つぶしにはなったでしょう?」 翠星石「…確かに、ドキドキして面白かったですぅ♪」 水銀燈「ふふ…ゲームって、...
  • 化け物退治
      にわかには信じ難いことだが、金糸雀は、化学の授業を受け持っている。   当然ながら、毒物劇物取り扱い責任者の資格を有していた。   一体、どこの誰が、彼女にそんな資格を許したのか。法の良識を疑わざるを得なかった。   ほら、今日も実験室から緊張感の欠けらもない鼻歌が聞こえてきた。 「ふふふーのふーん、エストロゲーンにプロゲステロン、イソフラボーンにカルシウム、ヤクルトヤクルト、ちょっと加え……」   白衣をまとった金糸雀が、手に取った試験管の中身を、極めてアバウトに、ビーカーの液体に投入する。   ぽん、と小さな破裂音を響かせて、白い煙が立ち昇った。 「あっという間に完成よーーっ!!」   金糸雀は、緑色の液体が入ったビーカーを、得意そうに掲げてみせた。 「ふっふっふー、苦節三か月……遂に、遂に完成なのかしら。この薬さえ、この薬さえ飲めば!! ほんの...
  • 生徒の恋
    その1:こういう、話は人を選んでから話そう。 ある日の生徒指導室で、ある男子生徒が水銀燈に話しをしていた。 男子A「先生・・・・・俺悩んでいるんです・・・・・」 水銀燈「どうしたの~?もしかして、恋?」 男子「うっ・・・・・そのまさかです。俺・・・・・C組のKさんが好きで・・・・・」 水銀燈「その子に告白したいけど、なかなか出来ないって訳ね」 男子A「・・・・・・・はい。よく分かりましたね」 水銀燈「ふふふふ・・・・。女の勘よ~良いわ。私も協力してあげる~v」 男子A「本当ですか!有難うございます!!けど・・・・クラスの奴らには。言わないで下さい・・・・・・」 水銀燈「ええ~分かっているわ」 っと。そう言って生徒は、笑顔で帰った。その翌日・・・水銀燈に呼ばれた、男子Aはもう一度、生徒指導室に入った。・・・・・・・・が。 真紅・翠...
  • 真昼の来訪者
    お題 『白崎・雛苺・薔薇水晶』 ?「すいませーん、誰かいらっしゃいませんかー?」 昼休み、水銀燈が職員室で1人、本を読んでいると1人の男が尋ねてきた。 顔はまあ悪く無いわね…と品定めをしながら、水銀燈は応対する。 水銀燈「なぁに?みんな今、お昼だから出払っちゃってるのよねぇ…」 ?「そうなんですか…。あっ!私、教育教材販売の『白崎』と申しまして…」 水銀燈「あらそう…。私、保健体育担当だから、そんなもの必要ないわぁ…」 白崎「そうなんですか!?いやー、だからそんなに健康的で美しいんですね!!」 水銀燈「ふふ…口が上手いのねぇ…。ま、どうせヒマだから、話ぐらいは聞いてあげるわぁ…。」 そう言うと、水銀燈は白崎を椅子に座らせた。 白崎「…というわけで、この商品は他校でも好評でして…」 熱心に商品の説明をする白崎。それとは対照的に、水銀...
  • 同属亜種
    お題 『学園に二~三歳の男の子が紛れ込んだ。薔薇乙女たちは、誰かの隠し子ではないかと疑い、お互いの腹を探り合う。』 翠星石「ええい!泣くな!泣くなですぅ!!蒼星石ぃ…こいつ、どうにかしやがれですぅ…!!」 蒼星石「そ、そんな事…僕に言われても…」 ?「びぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」 ある日の朝、職員室ではいつものように、教師たちのにぎやかな声が響いていた。 そんな声を聞きながら、遅れてやってきた水銀燈は誰に言うでもなくこう呟いた。 水銀燈「うるさいわね…。何で、あの子達は朝からあんなに元気なのよ…」 そんなに元気があるのなら、保健体育の担当も替わってくれればいいのに…と、自分に都合のいいことばかりを考えながら、職員室の前を通り過ぎようとする。 ここをまっすぐ行けば、彼女の『別宅』…つまり保健室がある。 いつもは皆に挨拶などせずに、そこへ直行する彼女だった...
  • 雛苺と万引き
    水銀燈「悪いわねぇ…買い物に付き合ってもらっちゃって…」 カートを押しながら、そう言う水銀燈。「全くですぅ」と翠星石。 その日、外食続きでお金の無い水銀燈は、家庭科担当である翠星石と、雛苺を連れて近所のスーパーへとやってきた。 どうせ買うのなら、専門家の意見を聞いたほうがいいのではと考えての行動だった。 翠星石「雛苺、いつまでそこでお菓子を見続けてるですか!?もう行くですよ!」 雛苺「えー!?待ってーなのー!」 そういい、急いでみんなの元へ駆け寄る雛苺。 そして、あらかた買い物を終えると、水銀燈は雛苺の車の運転席に座った。 いつも愛用してる車でスーパーに行くというのは、水銀燈のプライドが許さなかったらしい。 水銀燈「じゃあ、帰るわよぉ」 そういうと、水銀燈は静かに車を発進させた。 その後、車内では学校の話や、料理の話などいろいろな話が展開さ...
  • 彼女達の魔のドライブ
    その1:彼女も只者じゃなかった・・・・・・・ めぐ(車は父親から、借りてます)「あの・・・・なんで、顔色が悪いんですか?」 一同「いいや・・・・・・なんでも」 めぐ「大丈夫ですよ~校長と違って、安全運転ですから~」 一同「ハハハ~そうだよね」 数時間後・・・・・・・・・ 巴「って・・・・・・・さっきは安全運転だって、言っていましたよね?」 水銀燈「ええ・・・・・・・言っていたわ。笑顔で」 雛苺「ううう・・・・・・・ちょっと、気持悪くなったの」 金糸雀「~~~~~~~(車酔いで、ダウン)」 蒼星石「ねぇ・・・・柿崎さん・・・・・さっきから、後ろに白バイやパトカーに追われているんだけど・・・・・・・」 水銀燈「あんた・・・・・もしかして、ナンバープレート変えた?」 めぐ「いいえ。そんなこと、していませんよ~」 一同「ふぅ・・・・・・・・...
  • もしも小学校の教師だったら・・・金糸雀編
    金「今日一日、皆の担任をする事になった金糸雀かしら~。よろしくお願いかしら~」 黒板に自分の名前を書いて自己紹介を行う金糸雀だったが、小学4年生にそれを「かなりあ」と読ませるのは多少無理が有った。 金「これで『かなりあ』って読むかしら~。キンイトスズメって読んだら嫌かしら~」 教室内に笑いが起こる。つかみはOKと内心ガッツポーズの金糸雀。 金「それじゃあ出欠を取るかしら~」 名簿を開いて出欠確認と顔と名前を一致させていく。 金「では早速授業を始めていくかしら~」 1時間目、算数 金「まずはこれをやって欲しいのかしら~」 生徒達にプリントを配布する。百マス計算のプリントだった。 金「これを使って頭の体操をするかしら。5分間でできるだけやってみるかしら。・・・それじゃあスタートかしら~」 金糸雀の合図でプリントに取り掛かる生徒達。そしてやがて5分が経つ。 金「終わ...
  • 結婚生活
    男子A「…わが国では、法律的には男性は満18歳、女性は満16歳になれば結婚が認められます。しかし現実には、初婚年齢はそれよりも10歳以上も高くなっています。…えっと、結婚とは、生い立ちも個性も異なる者どうしの共同生活の出発を…」 水銀燈「…やぁめた。」 不意に打ち切られる、教科書の音読… 彼女はそう言って教科書を投げ出すと、荷物をまとめてさっさとその場を後にしようとする。 その様子に、「ああ…またか…」と、生徒たちは残念そうにため息をついた。 彼らとしては、水銀燈に保健の授業をもっと熱心に行って欲しいのだが、その意に反して彼女は全くそれをやる気が無いからだ。 でも、今日はマシなほうかもしれない。 普段なら、学校そのものに来ないこともよくあることだから… 男子A「…まあ、姿が見れただけでもよしとするかぁ…」 そう、半ば諦めたようにそう言う彼に対し、その後ろ...
  • 妹が・・・爆発した。
    夜 いつものようにパソコンを立ち上げる雪華綺晶。 早速2ch専用ブラウザを起動する。 彼女が通う板は主に軍事板とVIPだ。 まず、VIPを開く。と、そこで一つのスレに興味が行った。 スレッド名         カウント   取得  未取得  新着  未読 8 妹が・・・            14 早速スレを覗いてみる。 1名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日: 2006/03/28(火) 13 37 17.61 爆発した。 雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 机の引き出しを開く。中には数個の手榴弾が入っていた。 一つを手にとって見る。 雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 モニターを見る。 雪「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 手元を...
  • 酒場の二人
    朝食の時の事・・・・・・・・・ 薔薇水晶「・・・・・・・お姉ちゃん。今日は何の日だと思う?」 雪華綺晶「え・・・・・・・・っと。薔薇水晶の誕生日だっけ?」 薔薇水晶「違うよ!まだ、分からない?」 雪華綺晶「う~~~~~~~~ん?」 雪華綺晶は朝から、脳みそを絞った。けど、よーく考えても薔薇水晶に怒られることはしていなかった。 雪華綺晶「分からん」(←キッパリ) 薔薇水晶「あのね・・・・・・・・ずーっと、言ってるでしょ!今日は、燃えないゴミの日だって!!なのに、酒ビンやビール缶を捨てて・・・・・・・」 雪華綺晶「だって・・・・・・酒ビンは燃えないゴミでしょ?それとも、燃えるゴミ?」 薔薇水晶「(ぶち)ビン・カンは資源ゴミよ!!なのに・・・・・・・・・」 薔薇水晶の説教は始まった・・・・・・・。その説教は、一時間40分も続いたと言う・・...
  • 変わらない夏の日常
     ミーンミンミンミンミーン…  車から降りてみると、迎えたのは蝉の大合唱だった  パタン!  ドアを閉め、車の鍵をキーのボタン一つでロックする。  さて、校舎へと向かおうかとバックを担ぐ  そして歩く  ………… 銀「暑い!」  水銀燈は叫んだ。その間歩いて2秒  車の中はクーラー天国だったのに対し、外はまさに灼熱地獄  全く暑いの一言に尽きてしまう。その根源である太陽をキッと睨み付ける。  勿論太陽が引っ込むわけでもなく。容赦なく熱光線を出し続ける 銀「はぁ…金糸雀じゃないけど、今度から日傘を持ち歩こうかしら」  金糸雀は黄色い傘だから、自分は黒い傘にしよう、勿論HERMESのやつで。  今度テキトーに電話して男に買って貰おう等と企てる。  職員室前で、さていつ仕掛けようか(電話を掛けようか)と考えていると 薔「…そんなことしちゃ駄目だよ銀ちゃん…?」 ...
  • 金糸雀の物理
    どうやら物理の先生が風邪を引いたの金糸雀先生が代理をするようです。 金「う~・・。今やってるところが力学なんて、、、。引き受ける前に聴いておけばよかったかしら~・・。」 力学は分かるまでが難しいのでどう教えようか悩んでいます。 金「今週は・・エネルギー保存則かぁ~。蒼星石に相談しようかしら~。」 すると職員室のテレビからあのメロディが・・ ピタゴラスイッチ♪ ピタゴラスイッチ♪ 真紅(こんなの作るなんてどこの暇人かしら・・愚かね) この番組に出てくるピタゴラ装置を見ているようです。 金「フッフッフ~・・・。ついに、ついにカナが教育に一石を投じるときがきたかしら!」 金(この装置を使って授業すればエネルギー保存則なんて一発かしら。そうすれば他の先生もカナを尊敬する!ローゼンメイデン一の頭脳派、このカナリアにしかおもいつかないことかしら~!) ...
  • 反転
    その1・想像はしない方か良いかも・・・・・・ ジュン「うわぁぁぁーーー!寝過ごした――――!!もう1時間目の授業が始まってしまう!いや、まだセーフのはず!」(と教室に駆け込むが…) 雪華綺晶「残念だか、アウトだ。桜田、遅刻1・・・・・・・でも、席に座れ。今から授業を始めよう。」 ジュン「はい・・・・・・・って!?なんですか?雪華綺晶先生!?」 雪華綺晶「何を驚いている?今の時間は、私の授業だ。それがどうした?」 巴「そうだよ、桜田君。早く席に着いたら?」 めぐ「そうそう。朝から、元気だね~」 男子S「まったく、朝から騒がしい奴だな」 男子P「そう言うなよ。元気が無いよりはいいんじゃねえの?」 女子D「また、通販のやり過ぎで、寝ぼけているの?」 ジュン「何で女子は学ランを着ているーーーーー!?どうして男子は、セーラー服を着ているんだーーーーっ!!...
  • 金糸雀と雛苺と無視
    雛苺「あ、ねー!カナー!!今ねー、あっちで…」 金糸雀「あ、ちょっとゴメンね。今、忙しいから後にしてくれるかしらー!?」 雛苺「…うゆ…。」 そう言って、雛苺の話をろくに聞かず、パソコンでなにやら作業をする金糸雀。 実はこのところ、こういうことが何日も続いていた。 いつもなら自分と遊んでくれるはずの金糸雀が、急に心変わりしたことに雛苺は言い知れぬ不安を覚えていた。 もしかしたら、自分が何か間違ったことをしてしまったのかも…しかし、自分には何も思い当たる節は無い…。じゃあ何で…? そんな思いは、次第に雛苺の気持ちを怒りへとシフトさせていった。 雛苺「…いいもん。だったらヒナも、金糸雀のこと無視するもん…!」 心の中でそうつぶやくと、雛苺は金糸雀に背を向け、職員室を後にした。 その後、雛苺は金糸雀を徹底的に無視し続けた。 金糸雀にとって、それ...
  • マウスの上の日向ぼっこ
     中庭にデンッと存在する戦車『マウス』  それを見上げる薔薇水晶。  丁度、生徒の相手(日本史の試験について)を終えて気分転換に中庭に出てまず目に写ったのが  自分の姉である、雪華綺晶が持ってきた『マウス』  姉の軍事関係の事への力のこもり様は、半端じゃないことを知っている薔薇水晶は、マウスをいつ買ったのだろうかと思っていた。  この前は、よくわからないライフルを買ってきてたし……  自分と、ほとんど給料は変わらない筈なのに、どうやってそんな高そうなの買えるのだろうか?  などと、思ってしまう。  あと、いつもほとんどと言って良いほど自分と行動を共にするのに、いつ車検なんてしたんだろう。  相変わらず自分の姉は、謎だなぁと思う。 蒼星石「あれ? 薔薇水晶先生じゃないですか」  と、聞き覚えのある声が薔薇水晶にかけられる。  キョロキョロと、周...
  • 翠星石とバリカン
    雛苺「うわ~ん、蒼星石~!!す、翠星石が…翠星石が雛のうにゅーを…!!」 蒼星石「…やれやれ、またかい?」 蒼星石は、ため息をつきながら雛苺を慰めた。 実はここ3日間ほど、翠星石が雛苺の大事な苺大福…通称『うにゅー』を勝手に食べてしまうと言う事件が続いていた。 蒼星石「よしよし…僕のほうからきつく叱っておくから…」 そういうと、蒼星石は翠星石のいる職員室へと向かった。 蒼星石「…毎日毎日人に迷惑ばっかりかけて…いったい何を考えてるんだ…!」 そんな独り言をつぶやきながら。 職員室のドアを開けると、そこには『戦利品』をおいしそうに食べる翠星石の姿があった。 蒼星石「翠星石!今度と言う今度は許さないよ!!」 翠星石「ん?何を怒ってやがるですか?ほれ、これでも食って落ち着きやがれですぅ♪」 そういって、『元』雛苺の苺大福を1つ差し出す翠星石。そ...
  • 部を作ろう
    ロ「う~ん・・・うぅ~~ん・・・」 とある日の放課後、ローゼンは珍しく職員室に居た。ある物を見ながらうんうん唸っている。 全員「・・・・・・」 職員室に居た全員がローゼンの方を忌々しげに睨む。さっきから五月蝿くて仕事にならなかったからだ。 ロ「う~ん・・・どうしたものかなぁ・・・」 両手を頭の後ろに回して、天井を見上げる。眉間にしわを寄せなにやら考えているようだが・・・。 ロ「う~~~ん・・・」 ガタン! 堪えきれなくなった雪華綺晶が立ち上がる。 雪「さっきから五月蝿い。何を考えているか知らんが、少しは静かにしたらどうだ」 翠「そうですぅ、うるさくて仕事がはかどらねぇですぅ」 蒼「お菓子食べながら言っても、説得力無いよ」 真「それを差し引いてもうるさいわ」 雪華綺晶に続いてローゼンに文句を言う一同。 薔「・・・それで、何を考えているの?」 ロ「ん~とね、部の創...
  • 薔薇水晶と銀様の創立記念日
    前の作品の「銀様の一日」の続編。今回は薔薇水晶が銀様の部屋に止まった次の日の話 銀「ん……よく寝たわぁ…今、何時…」 薔薇「グァーグァーガァー」 ゴソゴソ 銀「!!!8時30分!?ば、薔薇水晶 早く起き……キャァァァ!!な、なんで私 裸なの!?私が寝てる間にいったいなにが……」 薔薇「ガァー!!!……ん…おはよ銀ちゃん、昨日は楽しかったね」 銀「(#^ω^)ビキビキ」 薔薇「( ^ω^)」 銀「(#^ω^)∂」 薔薇「!!!!!」 銀「さてと」 銀「今から行っても学校には間に合わないわ…」 枕元に置いてあるデジタル時計は、AM8 50と表している 薔薇「ん~、じゃあサボろうよ、教師だけど」 銀「あらぁ、いつも真面目の薔薇水晶がねぇ~…まぁいいわ サボりましょう」 薔薇「やった♪(スリスリ」 ...
  • 翠星石と演劇部
    ホールに入ったとたん蒼星石は感嘆の声を上げた。 蒼星石「うわぁ凄い、お客さんでいっぱいだよ」 翠星石「あたりまえですぅ、あいつは相当頑張ってるですぅ」 蒼星石「ふふふ・・・そうだね」 翠星石「そこの席が空いてるですぅ」 蒼星石「ちょうど真ん中の席だよ」 翠星石「見やすい席でラッキーですぅ」 蒼星石「始まるまで少し時間があるね」 翠星石「・・・」 蒼星石「翠星石?」 蒼星石が呼びかけても翠星石は黙ったまま、じっと誰もいない舞台を見つめていた。 翠星石「演劇部へようこそですぅ、私が顧問をしている翠星石ですぅ。」 生徒「えっ!?先生って演劇部の顧問だったんですか!?」 翠星石「な、なんで驚くですか!うだうだ言ってねーでとっとと入部届け出しやがれですぅ!」 翠星石「あ~~~~」 生徒「あーーー・・・あれ?あーーーーー...
  • 修理
    蒼星石先生~、パソコンの調子が悪いんで見てくださ~い どーれ、カナに任せるかしらーーっ。 ここをこうやって、こことここをつなぎ換えて……ええっとぉ……何か焦げくさいのは、きっと気のせいかしらーーっ。 脱兎。 雪「・・・えいっ。」(ちょっぷ) 「システムを初期化しています・・・しばらくお待ちください」 雪「・・・人は失敗を重ねて成功を得るのだ。」 そして逃走。 「疾きこと風の如し!」 ふふふっ、仕方ないわねぇ、私が見てあげるわぁ。 どれどれぇ……ふぅむ、この2ギガのメモリーが焼けついているみたいねぇ……。 ちょうど持ち合わせがあったから、この256メガのメモリーと交換してあげるわぁ。 銀様は、2ギガのメモリーを持ち逃げした! 銀「うふふ、パソコンをグレードアップするのは楽しい...
  • 事務員の内乱
    その1.作戦開始 メイメイ「くそっ!あの教師達!最近、私たちをプライベートな雑用にコキ使って・・・・・・・・。あーっ、もう、我慢出来ん!あいつらに思い知らせてやる!」 ベリーベル「気持ちは分かるけどさあ、どうするの?」 レンピカ「何も考えてないだろ」 メイメイ「うっ……」 ホーリエ「だが、確かに何とかした方がいいな。正直、最近の教師達の行為には腹が立つ!最近の真紅先生は 「ホーリエ、紅茶よ!・・・・・(間)・・・・・温いじゃない!淹れ直しなさい!」って・・・・・あのアマ、ナメてんじゃねぞー!あんにゃろう!?」 ベリーベル「ホーリエ。ものすごーーーーーーく、ストレスが溜まっているんだね・・・・・」 スィドリーム「でも、どうするの?闇討ちでもする・・・・・・?因みに私、夜は絶対に寝てますよ・・・・・・・ZZZ~」 レンピカ「それも悪くないけど。バレたらヤバよ...
  • 雛苺の音楽
    15分前、くじ引きがあった。 いや― くじ引きならば、遥かな昔から何度となくあった。 彼女らは職員室を出で、教室において授業を繰り返した。 元より尋常ではない彼女らに、まともな授業が続くはずはない。 彼女らは、学園に「とある教師」が居ないことに気づかなかった。 授業を繰り返しては実績を失い、実習生並に戻りつつあった彼女らは、 比類無き運を養い、それを武器に同僚に向かって今日の戦いを挑んだ。 それが15分前のくじ引き― 彼女らは猛々しく戦い、勝利した。 職員室内で、イカサマを使う愚さえ犯した翠星石。 その勝利を目にした(一部の)勝者たちは、自らの(イカサマの)技術を高めようと心に誓った。 職員室に平穏が訪れた。 彼女らのおかげで、それは永久に続くかと思われた。 平穏から最も遠いこの学園で、平穏を壊してゆく彼女ら―  ...
  • 教科書が教えない歴史『二十八日間書き続けた男』
     前に教えてもらった事  「て、薔薇水晶先生に教科書に載らない歴史っての教えてもらったんですよ」  と、言うのは柿崎めぐ。  病弱で有名な彼女だが……愛しの天使こと水銀燈の事となると病弱? はっ! なにそれ!  と、言った感じになる不可思議な女の子……だ。うん。  「へぇ……それなら私もしってるわよぉ……歴史を生きた女性達で、そうねぇ~  有名どころで与謝野晶子なんてそうね」  「そうなんですか?」  「そうよぉ~」  くるくるとボールペンを回しながらめぐにそう告げる水銀燈。  「説明メンドイから自分でしらべてねぇ~」  「えぇええ!! そんなぁ!」  「だってぇ……私仕事あるしぃ」  「いつも仕事さぼってるじゃないですか!」  「そ、そうだけどぉ……薔薇水晶と雪華綺晶が監視してるのよぉ~」  ...
  • 樹の芽
    蒼「今日ここに呼ばれた理由、分かるかい?」 放課後、蒼星石は自分が担任をしているクラスの1人の生徒を呼び出した。 生徒M「ええ、場所がここですから大体の事は」 蒼「それなら話が早いね。では早速だけど、このプリントの事なんだけど・・・」 すっと、机の上に置いてあった一枚のプリントをMの前に出す。 プリントの一番上にはこう書いてあった、『進路希望調査用紙』と。 進路指導室・・・主に大学受験を控えた3年生やこれからの進路を決める2年生に用いられる教室である。 先程Mが言っていたのも、呼び出された場所から進路に関する呼び出しだと分かったからだ。 蒼「そこに書いてある内容にもう一度目を通して」 Mは言われるがままにプリントに目を通す。とはいえ数日前に自分で書いたものだ、忘れるわけがない。 プリントの進路希望にはこう書いてあった『特になし』 蒼「毎年、君みたいな生徒は何人か...
  • 真紅と水泳
    ある夏の水泳の授業の日 水泳の授業では、泳げるものと泳げないものを同時に指導することはできないので、担当である水銀燈ともう1人、授業が開いている先生がかり出されることになっていた。今日は真紅が担当らしい。 競泳用の水着を着た真紅は、水銀燈に不満をぶつける。 真紅「…なんで体育教師のあなたが、上級者コース担当なのよ!?普通、こういうのは体育教師が初心者コースを受け持つべきなのではないかしら?」 水銀燈「だってぇ…着替えるのめんどくさいんだもぉん…♪」 全く悪びれる様子の無い水銀燈。そして、何故か傍らにはローゼン校長。 男子A「あれ…絶対女子の水着目当てだよな…」 男子B「…ああ、間違いなくな…。」 男子たちの間では、そんな会話が交わされていた。 授業も終盤に差し掛かったころ、1人の男子生徒の頭に、あるとんでもない考えが浮かぶ。 …もしかして...
  • 理解
    真紅「…じゃあ、次の問題を…A君、答えて頂戴。」 9月…。学校には久しぶりに元気な声が響いていた。 先月までの暑さも幾分和らぎ、さわやかな風も吹き始めている。 だが、生徒達はまだその時の長い休みが忘れられずにいるようだ。 彼女に指名された生徒は、自信無げにこう答えた。 A「えーと…1番だと…」 真紅「横着しないで、全部読みなさい。How aboutからよ。」 A「…ハウ アバウト ゴーイング…」 真紅「違うわ。"How about going for a drive ?"…もう一度、最初から読みなさい。」 ほとんど棒読みのような音読をそう言って正すと、彼女は彼の目を見ながらさらにこう続けた。 真紅「…確かに、正解は1番の"sounds great"で合っているわ。でも、答えが合っていればいいという問題ではないの...
  • ばらしー捜索大作戦
    私立有栖学園の教師陣は美女揃いで有名であるが、そのいずれの教師も彼氏を持っているという噂を聞いた事がない・・・ しかし・・・この日は違った、そう日本史の教師である薔薇水晶先生に彼氏が出来たという衝撃の噂が流れていたのだ・・・ 今日は薔薇水晶先生の姉である雪華綺晶先生の頼みで薔薇水晶先生の彼氏をまっさt・・・ではなく、突き止める事になった有栖学園の教師陣 それが悲劇の始まりであるとも知らず、物語は幕を開けた 雪「…みんなに相談があるの」   いつにもない深刻な顔をして雪華綺晶が話し始めた。   その内容は彼女の妹の薔薇水晶に恋人ができ、とても心配だというものだった。 銀「その噂本当なのぉ?」 雪「…射撃部の諜報課が手に入れた情報だから間違いない…」 金「で、確かめてどうしたいのかしらー?」 雪「…抹殺する」 蒼「それはちょっとまずいよ。まずどんな...
  • ミロのビーナス
    「蒼星石」(と「翠星石」)にあるピエタもご一緒にどうぞ 水銀橙「ひさぶりねぇ・・・、元気にしてたぁ?」 某日某墓地 水銀橙「って、死んでるから元気も何もないわよねぇ。この間、美術館に行ったのよぉ     それで思い出しちゃってぇ。少し早いけど来てあげたわよぉ」 そう墓石に語りかける水銀橙。そこには水銀橙の恩師の名が刻まれている 某日水銀橙宅 教師「はぁ・・・・いい加減に登校しに来いよ、水銀橙」 ため息をつき呆れながら教師は言う 水銀橙「絶対にいや・・・・もう、あんなことになりたくないもの・・・」 失敗をした・・・思い出したくもない失敗・・・とりかえしの使いない・・ くだらない失敗・・・・だからこそ学校にいきたくない・・・ もっと私がちゃんとしてれば・・・・もっと私に能力があれば・・・・・・ 教師「はぁ・・・・じゃぁ、今後の日曜日少し付き合え。...
  • この学園には不死身と名高い人物が多数居る・・・その1
    巴「皆さんご存知ローゼン校長です。それではコメントをお伺いいたしましょう、校長どうぞ。」  後ろにあるカーテンが開かれ我らのローゼン校長が教壇に姿を現す ローゼン「グ・・・・ッモーニン!諸君!!ゴールデンウィークは有意義に過ごせたかな?僕はどこぞのウサギに追われてて楽しめなかったよ!」  相も変わらずハイテンション、そして後ろに控えている教頭のこめかみに静かに青筋が出きる 巴「え・・・えーっと、校長先生、とりあえずコメントよろしいでしょうか?」 ローゼン「もちろんっ!あ、でも今日は夜遅くまでは無理だからね!」  そのハイテンションぷりに押されながらも司会として進行していく巴、それを待っていましたとばかりに答えるローゼン 巴「そんなにお時間はかかりませんので、軽めに・・・えーっと、まずはA君からの質問です  校長先生は戦車に轢かれたことがあるって聞いたけど本当...
  • もしも小学校の教師だったら・・・翠星石編
    翠「今日一日、お、お前らの担任をする事になった翠星石ですぅ!ビ、ビシビシ扱いてやるから、か、覚悟しやがれですぅ・・・・・・」 教室に入って翠星石は生徒達に自己紹介を行う。しかし、その顔は耳まで真っ赤だった。 元々人見知りの激しい翠星石にとって、初対面の生徒が増える4月は憂鬱だった。 それでも何とか凌いで、そろそろ慣れ始めた頃に今回の異動騒ぎである。結構なストレスだった。 翠(これならまだ高等部でやってた方がマシですぅ・・・せめて蒼星石が居てくれれば・・・) 2階に居る自分の大親友の事を思う。彼女が居れば翠星石の人見知りはいくらか和らぐのだ。 翠(大体・・・なんで蒼星石とバラバラの学年なんですか?!一緒の学年の方が絶対効率が良かったですぅ) ブツブツと呟く翠星石。バラバラになったのには理由が有った。それは彼女の口の悪さである。 人見知りと相俟って、思っている事と逆の事をついつ...
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