ローゼンメイデンが教師だったら@Wiki内検索 / 「水銀燈×薔薇水晶」で検索した結果

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  • 水銀燈×薔薇水晶
    水銀燈「はぁ、なーんか私女子からの人気低いわねぇ」  それは、アナタの保健体育での授業が思いっきり原因なのですがわかっていますか?と、水銀燈の隣のデスクで数学の問題を作成している蒼星石はそう思った。 水銀燈「薔薇水晶先生が、うらやましいわぁ~。男子女子ともに人気者じゃない」  まぁ、確かに薔薇水晶先生は男子女子ともに人気ありますね。と、心の中で相槌を打つ蒼星石。 薔薇水晶「水銀燈……先生」 水銀燈「は、はぃっ!?」  突然、後ろからかけられた声にいつもの水銀燈らしからぬ素っ頓狂な声をあげる。それを見た薔薇水晶と蒼星石は、目を丸くして水銀燈を見ていた。 水銀燈「え、えっと。何か用ですか? 薔薇水晶先生」  とりあえず、調子を元に戻し水銀燈は、薔薇水晶の方に向き直る。水銀燈の頬が、少しばかり赤いのは気のせいじゃないだろう。 薔薇水晶「あ……えっと、その……」...
  • 薔薇水晶
    ...ャー・薔薇水晶) 水銀燈×薔薇水晶 薔薇水晶の春 薔薇水晶と写真 薔薇水晶&水銀燈と卒業式 薔薇水晶の家庭訪問2 ばらきらの一日 薔薇水晶と三者面談 薔薇水晶と雨 朦朧とする薔薇水晶 薔薇水晶の生活指導 薔薇しぃブルマ 薔薇水晶の憧れ マウスの上の日向ぼっこ 薔薇水晶の家庭教師 進路指導(お見合い) 薔薇水晶と食堂 ベタな間違いを素でやりやがった 薔薇水晶と張り紙 進路相談:薔薇水晶の場合 えろ時代 薔薇水晶とチョーク 薔薇水晶とチョークパート2 薔薇水晶とゲームボーイカラー 薔薇水晶と新婚生活 金魚 球技大会~一回戦第二試合C雛苺vsB薔薇水晶~-バスケ- 薔薇水晶の休日 向き、不向き 薔薇水晶とサザビー お弁当~彼と一緒の時間~ 好き 昔の水銀燈と薔薇水晶  その2 薔薇水晶の日記 なんか、タブー 昔の水銀燈と...
  • 書き散らし
    水銀燈先生 水銀燈、JUMとの遭遇 水銀燈×薔薇水晶 薔薇水晶&水銀燈と卒業式 実技試験の前のひととき 蒼星石×水銀燈の百合 病室の木の葉 とある男子生徒の事情 水銀燈の補習 水銀燈の胸 水銀燈と屋上 進路相談:水銀燈の場合 交通事故 北海道の集団旅行 推測と水銀燈 おあ氏とS氏とくんくん人形 白馬の王子様 人は、人生という道を歩んでいる 水銀燈と家庭科 金糸雀先生 金糸雀の音楽(?) 対人兵器 コスプレ大会 進路相談:金糸雀の場合 翠星石先生 翠星石と下宿 翠星石とラーメン屋 翠星石のイタズラ 進路相談:翠星石の場合 蒼星石先生 蒼星石小ネタ? 蒼星石と舞踏会 結婚 ほ し が きレス入り 蒼星石と女子高生2(書き散らし氏ver 進路相談:蒼星石の場合 RPGと蒼星石 蒼星石と屋上と煙草 ...
  • 水銀燈
    ...水銀燈保健体育1 水銀燈×薔薇水晶 水銀燈、JUMとの遭遇 水銀燈の水泳 雪とねずみと迫撃砲 水銀燈の誕生日 水銀燈と体育倉庫 薔薇水晶&水銀燈と卒業式 実技試験の前のひととき 蒼星石×水銀燈の百合 ~銀ちゃんの教師ビンビン物語~ 水銀燈と生徒指導 病室の木の葉 合成大作戦 とある男子生徒の事情 水銀燈のホームルーム 水銀燈と浮気発見術 水銀燈の補習 水銀燈の胸 水銀燈と屋上 大捜索 水銀燈と林間学校 真紅と水銀燈と卒業アルバム 水銀燈×真紅 保健室と二日酔い水銀燈 水銀燈と新入生 水銀燈の英語 イ 型抜きとくんくん 水銀燈vs不良in清水 進路相談:水銀燈の場合 芝生と青い空の下でのひととき 水銀燈とチョーク 昔の水銀燈と薔薇水晶 水銀燈と写真立て 銀さまにそんな過去が?! 交通事故 翠星石と水銀燈のディアブ...
  • 薔薇水晶×水銀燈×真紅小ネタ
    薔薇(またクラスの点数下がってる・・) 水銀燈「でさぁ~この前○○君ったらね~」 真紅「くすっ、○○君相変わらずね。」 薔薇(しかも私の科目だ・・・) 水銀燈「薔薇水晶先生。」 薔薇(やっぱり私より副担の水銀燈先生のが・・) 水銀燈「・・・?あのぅ、薔薇水晶せんせぇ・・・?」 薔薇「・・・・あ、すいません・・・なんでしょう。」 水銀燈「今日これから真紅と軽く飲みに行くんですぅ~薔薇水晶先生もどうかな、っておもってぇ~。」 薔薇「い、いえ・・私はちょっと行く所が・・・。」 真紅「あんたと違って男が居るのよ、諦めなさい。」 水銀燈「え~っ!?ちょ、ちょっとぉ・・・。」 薔薇(ほんと・・水銀燈先生のが明るくてずっといいや・・・。)
  • 昔の水銀燈と薔薇水晶  その3
    女子A「せ、先生!助けて!!あの人、絶対おかしいよ!!」 そう、それは薔薇水晶が教師になってから数日後の事、1人の生徒がそう言って、いきなり薔薇水晶に抱きついてきた。 薔薇水晶「お…落ち着いて…。一体何があったの…?」 女子A「す…水銀燈先生が…」 聞けば、水銀燈に授業態度の事で注意されたのを適当に聞いていたら、いきなり顔をつかまれ、吸っていたタバコを押し付けられそうになったらしい。 とりあえず事情を確かめなくてはと、薔薇水晶は水銀燈の元を訪れ、質問した。 薔薇水晶「水銀燈さん…何であんな事したんですか!?」 水銀燈「何でって…生意気だったんだもぉん。」 事も無げにそう語る水銀燈に、薔薇水晶は返す言葉が見つからなかった。 「はぁ…」と職員室に帰り、ため息をつく薔薇水晶。そこへ、同僚の真紅が声をかけてきた。 真紅「どうしたの?何か悩みでもあるの...
  • 昔の水銀燈と薔薇水晶  その2
    水銀燈「…というわけでぇ、今日からここの副担任として新しい教師の方が来られました。…えーと、名前は?」 薔薇水晶「あ…薔薇水晶…」 水銀燈「…だそうよぉ。まあ、仲良くしてあげてねぇ…。」 初めて薔薇水晶が生徒と対面した時、放った言葉はこの5文字だけだった。 本当はもっと色んな事を喋りたかったのだが、元々あまり感情を出すほうではなかったので、そのタイミングを逃してしまったようだ。 初めてのことに戸惑いながらも、「まあ、これからいっぱい接する機会あるんだし…」と、薔薇水晶はその時、ある程度気楽に考えていた。 そして、チャンスはすぐに訪れた。 朝のホームルームが終わった後、緊張でのどが渇いたので自販機を探していると、1人の生徒が話しかけてきた。 生徒A「あ…あの、薔薇水晶先生…ですよね?何してるんですか…?」 薔薇水晶「…のど。(注:のどが渇いたんだけど...
  • 昔の水銀燈と薔薇水晶
    水銀燈「おっはよぉ~♪」 少々遅刻気味なことなどお構いなしに、元気よく職員室のドアを開ける水銀燈。 それは、いつもと変わらぬ光景だった。ただ、ある一点を除いては。 真紅「遅いわよ、水銀燈。教師として時間に…」 そこまで言ったところで、完全に動きが止まる真紅。その目は、今まさに水銀燈が抱えているものに釘付けになった。 真紅「…ね、猫…!?」 そう、水銀燈が抱えてきたのは1匹の猫だった。しかし、猫嫌いの真紅にとってはたまったものではない。 真紅「な、何でそんな野蛮な動物を学校に持ってくるのよ!?汚らわしい!!」 水銀燈「あらぁ?こんなに可愛いのに何でそんな事言うのぉ?」 そういって、真紅に猫を近づける水銀燈。それを威嚇する猫。 真紅「お、怒ってるじゃないの!!早く捨ててきなさい!!」 水銀燈「…うるさいわねぇ。まぁいいわぁ、別にあなたに助けてもらおう...
  • 薔薇水晶&水銀燈と卒業式
    薔薇水晶「……卒業おめでとう」 水銀燈「アナタたち! 卒業してもハメはずすんじゃないわよぅ!?」  二人の瞳には、涙。 男女一同「はい! ありがとうございます!」  ちらほらと、生徒の中にも涙を流している者も居た。 薔薇水晶「あのね……みんな」 男女一同「はい!」 薔薇水晶「みんな……卒業しても私の……大切な大切な生徒だよ……」 男女一同「はい!」  薔薇水晶の言葉に、涙声が混じる返事を返す生徒たち。 水銀燈「いい! アンタたち! 何か困った事があったら、私たちのところにきなさい! 薔薇水晶先生も言ったとおりアンタたちは卒業しても、私たちのかわいい教え子なのよぅ!」 男女一同「はい!」  少しばかり鼻づまり声で、涙をぬぐいながらそういう水銀燈。 薔薇水晶「卒業しても……さよならじゃない……だから……」水銀燈「卒業はさよならじゃないわ……だ...
  • 薔薇水晶の日記
    薔薇水晶「せっかくのお休みなのに…わざわざ遊びに来てくれてありがとう。今すぐ、お茶の用意をするね?」 ある日の休日、薔薇水晶の家を訪れた翠星石と蒼星石。 薔薇水晶がいなくなったのを機に、何か面白いものはないかと、部屋を物色する翠星石。 そこに、あるものが目に映った。 翠星石「おっ、あいつ日記なんかつけてやがったんですね?どれどれ、あの無口な薔薇水晶が普段何を考えているのか、翠星石が見届けてやるですぅ♪」 蒼星石「だ、だめだよ!!そう言うのはプライバシーの問題だから…」 そんな言葉を無視して、どんどん日記を読み始める翠星石。 そこには、こんなことが書いてあった。 ○月×日 今日も朝5時に起床。 予想外に姉さんのお弁当作りに手間取ったが、いつもの時間に、銀ちゃんに電話することが出来た。 今日は天気がいいので、どこかに遊びに行っちゃうんじゃない...
  • 薔薇水晶の休日
    学園が休みなので、一人散歩をしている薔薇水晶。 休憩のため、缶コーヒーを購入し、公園のベンチに腰をかけた。 「・・・良い天気・・・」 しばらくの間、空を眺めた後、何かを思い出したように立ち上がる薔薇水晶。 「・・・今晩のおかず買わなきゃ・・・」 そう言ってスーパーに向かう。 向かっている途中で水銀燈に出会った。 「あらぁ、どうしたのぉ?」 「・・・お買い物・・・銀ちゃんは・・・?」 「私はぁ・・・新しい財布をさがしてるのぉ、それじゃあねぇ~」 手をひらひらと振りながら水銀燈が去っていく。 薔薇水晶は水銀燈の姿が見えなくなったのを確かめた後、再びスーパーに向けて歩き出す。 スーパーに着いた薔薇水晶はカゴを取り、奥へと進んでいく。 「・・・今日の献立どうしようかな・・・」 そう言って、携帯電話を取り出し、そのまま電話をかけ始める。 「...
  • 薔薇水晶のホームルーム
    朝を告げるチャイムが響いた。それとほぼ同時に、クラス担任である薔薇水晶が入室する。 教室の中は、チャイムが鳴り、担任が入ってきたのにも関わらず私語でごった返していた。 薔薇「おはようございます…」 「おはようございまーす」 ほんの数人が返事をした以外、私語はまだ続いている。 薔薇水晶は何か言いたげに生徒を見回したが、すぐに俯いてクラス名簿を開いた。 薔薇「それでは…出席を…とります。A君…」 教室の私語が大きすぎるのか、薔薇水晶の声が小さすぎるのか、返事は一向に返ってこなかった。 薔薇「A君…?A君はいませんか…?いたら、返事をしてください…」 一番前の列の女子が、静かにしろという意味の目線を送ったが、それでも私語がおさまる事は無かった。 銀「こらぁ、静かになさぁい」 いつの間にか教室のドアにもたれかかるように立っていた副担任の水銀燈に、クラスの...
  • 薔薇水晶と三者面談
    「それでは、これからもよろしくお願いします」 薔薇「はい…今日はお忙しいところ、ありがとうございました…」 「先生、さようならー」 生徒とその保護者が、何度も頭を下げながら教室を出て行く。 薔薇水晶も、その度に頭を下げ二人を見送る。 薔薇「次で・・・最後…」 生徒の名簿を見て、安堵の息を漏らす。1週間にも及ぶ三者面談も、次の生徒で最後だ。 生徒にとって、普段の自分を親に晒される三者面談は恥ずかしく、できれば避けたいイベントである。 しかし、それは教師にとっても同じである。保護者と面と向かって話をすることは、生徒と話す時とは別次元の緊張がある。 次の面談までのわずかな時間の間に、体を伸ばし最後の気合を入れる。 F「どうも・・」 面談の時間になった。しかし、そこに現れたのは生徒のF一人だけだった。 薔薇「…F君…?保護者の方は・・?」 F「す...
  • 薔薇水晶の憧れ
    女子A「そういえば、先生って何で先生になろうって思ったんですか?」  とある日の昼休み。  女子生徒が、屋上でぽやぽやと日向ぼっこしていた薔薇水晶にそう尋ねた。 女子A「いっつも気になってたんですよねぇ~水銀燈先生も、何で先生してるのかが不思議なくらいな人ですし」 薔薇水晶「えっとね……」  どう、話したらいいかな。と、薔薇水晶はそう思う。  そういえば、なんで自分は教師になろうとしたのだっけ? と、昔の自分を思い出す。  『私……先生の様な……先生目指します……』  『おう、嬉しい事言ってくれるな! 薔薇水晶君!』 薔薇水晶「憧れ……」 女子A「憧れですか?」 薔薇水晶「んと……私が……アナタと同じ頃に……お世話になった先生がいるの……」 女子A「ははぁ~ん。なるほど!」 薔薇水晶「憧れ……私は、あの時の先生と……同じように……皆の頼れ...
  • 無題短編集 薔薇水晶編1
    薔薇「……今から、合法的に授業を開始します」 生徒「授業は、全部合法だと思いますが…」 薔薇「……私語は慎みなさい」 生徒「…はい」 薔薇「じゃあ、教科書を閉じてください」 生徒「え!?どうやって授業をするんですか?」 薔薇「……イメージしてください…」 生徒「授業になんねぇーよ!」 ジュン「先生」 薔薇水晶「? どうしたの?」 ジュン「俺……俺……」 薔薇水晶「ジュン……くん?」 ジュン「俺、出番全然ないんです!」 薔薇水晶「……それは……先生どうにもできない……」 ジュン「先生でも駄目!?」 薔薇水晶「うん……職人さんにたのまなきゃ……」 金糸雀「それでね~♪うんうん!私も最近は調子いいかしら~♪」 水銀燈「誰と電話してるの?金糸雀。」 金糸雀「先生つけろかしらー、実家のお母さん(みっちゃん)か...
  • 薔薇水晶と銀様の創立記念日
    前の作品の「銀様の一日」の続編。今回は薔薇水晶が銀様の部屋に止まった次の日の話 銀「ん……よく寝たわぁ…今、何時…」 薔薇「グァーグァーガァー」 ゴソゴソ 銀「!!!8時30分!?ば、薔薇水晶 早く起き……キャァァァ!!な、なんで私 裸なの!?私が寝てる間にいったいなにが……」 薔薇「ガァー!!!……ん…おはよ銀ちゃん、昨日は楽しかったね」 銀「(#^ω^)ビキビキ」 薔薇「( ^ω^)」 銀「(#^ω^)∂」 薔薇「!!!!!」 銀「さてと」 銀「今から行っても学校には間に合わないわ…」 枕元に置いてあるデジタル時計は、AM8 50と表している 薔薇「ん~、じゃあサボろうよ、教師だけど」 銀「あらぁ、いつも真面目の薔薇水晶がねぇ~…まぁいいわ サボりましょう」 薔薇「やった♪(スリスリ」 ...
  • 薔薇水晶とゲームボーイカラー
      薔「~♪」    ある日の朝、薔薇水晶は鼻唄まじりに教務室に入ってきた。    自分の席についても一向におさまる気配はない。    薔薇水晶のあまりの上機嫌さを怪訝に思った水銀燈が尋ねた。   銀「薔薇水晶先生ぇ、何かいいことでもあったのぉ?」    すると薔薇水晶は笑顔で水銀燈の方を向き、質問に答えた。   薔「はい……実は先週インターネットで買った     カセット付きの携帯ゲーム機が届いたんです…」   銀「へぇ~、そうなのぉ」    PSPかしら、それともNintendoDS?    そう思いながらヤクルトを口にする水銀燈。    薔薇水晶は自分のカバンを漁っている。見せてくれるつもりなのだろう。   薔「これです・・」    そういって取り出されたものを見て水銀燈はヤクルトを噴きだしそうになった。    薔薇水晶...
  • 水銀燈の補習
     黄昏時の金色が、教室に射し込み照らす。  そんな教室に男子生徒が一人机に向かって何かプリントをこなしていた。 水銀燈「ほんっと、おばかさんねぇ~。私の筆記試験簡単だったはずよぅ? 基本的な事だけなんだから」  プリントをこなす男子生徒にそう声かける水銀燈。  男子生徒は、苦笑しながら「ヤマかけして失敗しました」と告げた。  その言葉に、やはり苦笑しながら水銀燈は「おばかさん」と言い窓の外から見える黄昏色の空を見る。  その姿を見た男子生徒は、しばらくの間ぽけぇっと水銀燈を見ていたが、慌てたように頭を振り  プリントをこなすことにした。 水銀燈「良い空ねぇ……」  やる事が無い訳ではないが、水銀燈は窓から見える空を見てそうつぶやいた。 水銀燈「そういえば、アナタは将来についてどうするのぅ?」  ふと、水銀燈にそう声かけられ男子生徒は手を止めて水銀...
  • 最終回 水銀燈Ver
    「最終回 水銀燈Ver」 水銀燈がくんくん探偵の次回最終回を知った夜、彼女はおもむろに電話を取り出してある男に電話をかけ始めた。 水銀燈「どうもぉ~お久しぶりですぅ~お元気でしたぁ~?」 そんな挨拶もほどほどに水銀燈はその男にさっそく本題を切り出す。 水銀燈「今日お電話させていただいたのはぁ~他でもないあなたにぃ~ちょおっとお願いがありましてぇ~・・・」 水銀燈は以前行っていた男に貢がせる時のいつもより余計に甘ったるい口調で話を始める。 水銀燈「いえ、たいした事じゃないんですけどぉ~あなたしか頼れる人がいなくてぇ~・・・」 そこまで言って彼女は背後に人の気配を感じて振り向いた。なんとそこには彼女の同僚でありお世話役(?)である薔薇水晶が立っていてこちらを睨んでいる。 水銀燈「あ・・・ちょっとごめんなさいお客さん...
  • 水銀燈と『商談』
    ある日の昼休み、いつものようにファッション雑誌をペラペラとめくる水銀燈。しかし、その手が急に止まる。 水銀燈「いいわね、これ…。」 そういうと、おもむろに電話を取り出し、誰かと話しだした。 水銀燈「もしもぉし。うん…で、今日はお願いがあるんだけどぉ…ありがとぉ♪やっぱりあなたは世界一だわぁ♪ 実は、『フランクミュラー』って言う時計のぉ、ロングアイランドって種類なんだけど…私のお金じゃ、どうしても買えなくてぇ…。 実はそれ、1個70万ぐらいするのよぉ…」 唖然とした様子で、水銀燈を見る一同。そんなのお構いなしに、水銀燈は話を続ける。 水銀燈「…でも、こういう高いものつけるたびに、あなたの事思い出せるしぃ…うん、ちゃんとしたところで買わないとダメよ?ありがとう、じゃ、よろしくねぇ♪」 どうやら、『商談』は成立したようだ。 しかし、大して喜ぶそぶりも見せず、また雑...
  • 水銀燈逃亡劇
    真紅「…というわけで、明日はせっかくの休みなのに申し訳ないんだけど、街の清掃活動に協力して頂戴。」 朝の会議で、そう教師全員に説明する真紅。真っ先に反対したのは、やはり水銀燈だった。 水銀燈「冗談じゃないわ!何で、休みの日まで働かなきゃいけないのよ!」 その声に呼応して、他の教師からも続々と非難の声が上がる。 翠星石「その通りですぅ!そんなのは、清掃業者のオッサンに任せやがれですぅ!!」 金糸雀「2人の言うとおりかしらー!清掃業者の人の仕事を奪うのも、良くないかしらー!!」 雛苺「うゆー…休みの日ぐらい、ゆっくり寝てたいのー…」 雪華綺晶「やだ。」 ある程度の反発は予想していたが、これは真紅の予想を超えていた。 何を言おうか迷う真紅に、すかさず蒼星石が助け舟を出す。 蒼星石「まぁまぁ…翠星石だって、駅前の花壇はひどいって嘆いてたじゃない。それに、街が綺麗に...
  • 水銀燈の恋愛観
    女子A「…というわけで、どうしてもその人と付き合いたいんです!何かいい手はありませんか?」 放課後、職員室にいる水銀燈の元に、珍しく1人の女子生徒が相談に来た。どうやら、恋愛に関しての質問らしい。 普段、あまり女子から好かれない水銀燈にとって、このように生徒が自分を頼って来てくれるのは嬉しいことだった。なので、ありったけの知識を、その生徒に教え込もうとする。 水銀燈「なるほどねぇ…。ところで、あなたが好きなのはその人だけなのぉ?」 女子A「は、はい!もちろんです!!」 水銀燈「ダメよぉ…。恋愛なんて、ある意味受験みたいなものなんだから、しっかり滑り止めとか用意しとかないとぉ…」 女子A「え?え!?」 水銀燈「だからぁ…1人の人に絞るのは危険だって言ってるのよぉ…。万が一失敗してもいいように安全パイをいくつか用意して、そのうち誰かと付き合えれば、あなたのステータス...
  • 水銀燈と尾行とめぐ
    真紅「水銀燈!!何なの、これは!?」 水銀燈「うるさいわねぇ…一体何の話よ…」 面倒くさそうに水銀燈は振り返る。見ると真紅の手には、この前提出した新聞部のアンケートがあった。 真紅「何よ!この、好きな言葉『お金・自由』、嫌いな言葉『慈善・努力』ってのは!!こんなの載せられる訳無いじゃない!!」 水銀燈「自由に書けって言ったのは、顧問の金糸雀よぉ。文句があるのなら、金糸雀に言ってもらえるぅ?」 そう言うと、水銀燈は自分の仕事に戻ってしまった。 真紅「…というわけで、今日は水銀燈を尾行するわよ。探せば、あの子にも少しぐらい良い所があるはず…。いいわね?みんな。」 昼休み、薔薇水晶と雪華綺晶を前に、そう説明する真紅。しかし、1人だけこれに異議を唱えたものがいた。 金糸雀「何で、カナはついて行っちゃダメなのかしらー!?元々、カナの仕事かしらー!?」 真紅...
  • もしも小学校の教師だったら・・・薔薇水晶編
    蒼「いきなり人事異動を言い渡された時はホント驚いたよ」 薔「・・・あの人がやることは・・・いつも唐突だから」 蒼「でも、今日一日だけというのも問題有ると思うな。環境が変わってあたふたしたまま授業が終わりそうだよ」 薔「・・・せめて1週間、かな?」 蒼「そうだね、それぐらいなら馴染んでくるだろうし・・・」 それぞれの教室へ行く道すがら、蒼星石と薔薇水晶は今回の人事異動について語らっていた。 この二人は有栖学園高等部教師陣で最も良識的な教師たちだ。 その為、他の教師達(主に水銀燈)が暴走しないように、また睨みを効かせられる様に2階の3年生を任された。 蒼「そう言えば、こうして二人で話す事ってあまり無かったね」 薔「・・・そう言えば・・・私には雪華綺晶先生がいつも居て」 蒼「僕には翠星石先生が側に居る」 そう言って二人で微笑む。二人の言葉どおり、二人だけで話すという事は事務...
  • 水銀燈とインターンシップ
    真紅「あ…凄い企業から、インターンシップの募集が来てるわよ。水銀燈、あなたも行ってみる?」 ある夏休み直前の日、真紅は送られてきた手紙を見ながら水銀燈に話しかけた。 ちなみにインターンシップとは、学生が一定期間企業等の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度のことで、就職を控えた学生にとっては大変有意義なものである。 しかし、もはや学校で勤務している水銀燈にとっては、全く意味の無いもののはずだった。 手紙の内容も見ずに、水銀燈はぶっきらぼうに返答する。 水銀燈「やぁよ。何が楽しくて、夏も働かなきゃいけないのよ?」 その様子を見て、真紅は残念そうにため息をつき、こう言った。 真紅「…いいの?せっかく、ヤクルト本社からお誘いが来てるのに…」 水銀燈「何で、それを早く言わないの!?行くに決まってるじゃない!!」 こうして、水銀燈は他の生...
  • 蒼星石×水銀燈の百合
    蒼星石「…………」  蒼星石が、授業で出した課題プリントの丸つけをしている。  他に教師はいなく、職員室には蒼星石が一人と言った状況。  静寂が支配する職員室だったが、その数分後一人誰かが入ってくる。  蒼星石は、山の様にある課題プリントの丸つけに専念していた為、気づいていなかった。  突如、蒼星石を背後から抱きしめる誰か。 蒼星石「うわっ!?」  突然の事で、驚きの声を上げる蒼星石。 水銀燈「なぁ~に、やってるのよぅ~? 蒼星石先生?」 蒼星石「水銀燈先生……突然抱きつくのは、前々からやめてって言ったよね?」  少しばかり、頬を赤くして蒼星石は、後ろの水銀燈に顔を向けてそう言った。 水銀燈「いいじゃなぁい。だーぁれもいないんだから」 蒼星石「そう言うことじゃなくて」  水銀燈は、蒼星石の話なぞ聞いていなくベタベタと抱きついたままだ。 ...
  • 移動その2、薔薇水晶の場合
    3年A組は日本史の授業を、始めるところ・・・・・・・しかし。真出例羅学園の中で、一番の問題のクラス・・・・・・(中には、少年院に入りそうな子も居ます) 薔薇水晶「ねぇ・・・・・・・皆、お願いだから授業して・・・・・」 男子S(煙草を吸ってます)「あ~ん?誰がやるかよ~クソ授業なんて」 女子D(メールを送っています)「そうそう~~誰が、やりますか~オバサン」 薔薇水晶「オバサンじゃないよ・・・・・・・・それなら、何で皆は学園に来てるの?」 男子E「こっちだって、行きたくねーよ!全く。うちの親が、無理矢理入れるから来てるんだよ!」 女子F「そうよねー授業料払う、暇があるなら私たちの小遣い、して欲しいよね~」 一同「ハハハハハハ~~~~~~全くだ~~」 薔薇水晶「けど・・・・お母さん達は、君達の事を思って・・・・・・学園に通わせているんだよ・・・・・少しは、...
  • 勝負師伝説水銀燈
    「勝負師伝説水銀燈」 ある日の放課後、いつもは静かなはずの教室だが、この日は学校には相応しくない音が鳴り響いていた。 ジャラジャラジャラジャラ・・・ 生徒A「うし、やるか!」 生徒B「結局メンツ足らずでサンマか」 生徒C「まぁたまにはいいべ。点5のアリアリな」 水銀燈「あらぁ~メンツ足りないのぉ~?入ってあげてもいいわよぉ~」 生徒A「す、水銀燈先生!」 生徒B「す、すいません!学校で麻雀なんて・・・」 水銀燈「何言ってんのよぉ。私は真紅みたいに石頭じゃないわよぉ。それより私も入れてぇ~」 生徒C「えっ?先生もできるんですか?」 生徒A「じゃあ入って下さいよ!ちょうど一人足りなかったんで」 水銀燈「じゃあやりましょうかぁ。あっ、でもぉ~せっかくだから点5なんてショボいのじゃなくてぇ~点5ピンでや...
  • 水銀燈の日記
    ここは水銀燈宅。珍しく本当に風邪になり、熱を39度も出たというので、薔薇水晶と真紅、蒼星石と翠星石の四人で見舞いに行った。 翠「相変わらず、無駄に豪華な家ですぅ。一個ぐらい貰っていってやるですぅ。」 高級品が並ぶ家をいつものように愚痴る。 蒼「やめなよ。翠星石。」 有栖学園きってのストッパーが制止をかける。 銀「あんたたち何しに来たのよぉ。ゴホッ。」 真「見ての通り見舞いなのだわ。」 銀「だったら、静かにして・・・」 水銀燈は特徴の猫撫で声も出ない。薔薇水晶は申し訳なさそうに居座っている。 薔「・・・大丈夫?・・・銀ちゃん?」 銀「大丈夫なら、学校に行ってるわよ。」 皆(元気でもろくにこないくせに・・・) 翠星石はふと本棚を見ると分厚い本の中に古ぼけた薄いノートらしきものを幸い水銀燈は 気付いていないようだ。 翠(ふふふ、見てやるかで...
  • 薔薇水晶の春
    ある日の放課後。 薔薇水晶「……」  薔薇水晶が、まだ暖かいとは言えない寒空の下一人、そらを見上げていた。  吐く息は白く、木々はまだ芽吹いてもいない。 男子A「先生、なにしてるんすか?」  ふと、空を見上げている薔薇水晶にそう声かける男子A。 薔薇水晶「……春……」 男子A「春?」  薔薇水晶の隣に並んで、同じように空を見上げる男子A。  空は、青く。時々白い雲が流れてくる。 薔薇水晶「まだかな……って」 男子A「あぁ、なるほど。先生、それなら空見てもわからないっすよ」 薔薇水晶「ぇ?」 男子A「ちょーっと待っててください」  男子Aは、そう言うと鞄を其処に置いて何処かへ行ってしまった。  男子Aを見送って、薔薇水晶はまた空を見上げる。  しばらくしてから、男子Aが何かを手にして戻ってきた。 男子A「先生! ほら、...
  • 薔薇水晶感想
    薔薇水晶のSSに対してのコメントフォームです。 薔薇すぃーの半分は優しさでできてます -- 名無しさん (2006-03-12 05 52 45) ↓感想か?いや、俺もか。 -- 名無しさん (2006-03-13 15 58 44) ここの小説、すんばらすぃ~。 -- 名無しさん (2006-03-14 20 50 02) 個人的には薔薇水晶って猫耳が似合うと思う。 -- 名無しさん (2006-03-14 20 52 26) おかしい・・・。「薔薇水晶と三者面談」を見て、感想を書かないやつがいるのか・・・!? -- 名無しさん (2006-03-14 21 06 39) ↑俺がいる!!あれは最高だったぜ…!!マジで泣いた… -- 名無しさん (2006-03-14 22 03 08) やばい!!優しい薔薇水晶イイ!!小説の妄想で本格的に萌えた...
  • 薔薇水晶と雨
    生徒「ちくしょ~やっぱり降りやがった・・・」 その日、朝は晴れていたのだが午後から急に雲行きが怪しくなった。 それでも下校時間まで空が持ちこたえていたおかげでほとんどの生徒が濡れずに帰ることができた。 だが、あろうごとかその生徒は真紅の授業で居眠りをしてしまい。今までずっと真紅の説教を受けていたのだ、帰るころには大きな水溜りが出来るほどの雨が降っていた。 生徒「今日はついてないな、先生に怒られた上にこの大雨じゃあ・・・」 家が近ければ走って帰れたであろう。しかしこの生徒の家は走っても10分以上かかるほど離れており、しかも途中で多きな橋を渡らなければならない。橋を渡る最中には雨避けになるようなものは一切なかった。 薔薇水晶「・・・どうしたの?」 生徒「あ、せんせ・・・」 振り返ったとき生徒は唖然とした。 そこには全身をかえる柄レインコートに包み、ご丁寧に長...
  • 水銀燈、JUMとの遭遇
    水銀燈「あら、JUMじゃない」  それは、学校業務が終わっての帰り道。現在、登校拒否の生徒JUMと偶然であった水銀燈。 JUM「……水銀燈先生」  少しおびえた様に、JUMは顔をしかめ少し後ろに下がった。 水銀燈「そんなに、怯えなくていいわよぅ」  苦笑する水銀燈。さて、ここでこう会ったの何かの縁だろうし、いつもいつも薔薇水晶に面倒かけるのもアレよねぇと、考える水銀燈。 水銀燈「学校。まだ、これないわよね?」 JUM「……正直、いまこうやって外に出かけれるのが限界なんです」 水銀燈「そぅ。皆、アナタの事まってるわよ」 JUM「っ」  水銀燈の言葉に、自分の服を握り締め辛い表情をするJUM 水銀燈「ふぅ。まぁ、私もJUMと同じ事になった事あるからわかるけど」 JUM「ぇ?」 水銀燈「覚えておきなさい。少なくとも私と薔薇水晶先生は、心からJU...
  • 昔の水銀燈と翠星石
    お題 『銀様と翠の子が思わぬところでバッティング』 翠星石「おーし、全員集まったですか?じゃあ、さっさと組ごとに別れやがれですぅ♪今日は、みんなでサッカーをするですよ!」 この日、翠星石は自分の担当ではない体育の授業を受け持っていた。 しかし体育のことなど全然分からないので、とりあえずみんなの好きそうなサッカーを指示したものの、生徒たちの顔は何故か冴えない。 翠星石「ど、どうしたです!?さっさと、散りやがれですぅ!!」 男子A「…先生…」 1人の生徒はそう言って手を上げると、ある事を翠星石に尋ねた。 男子「…いつになったら、水銀燈先生は帰ってくるんですか…?」 それは、2学期も中盤に差し掛かった頃の出来事… 水銀燈…彼女は1学期の後半に体育以外の全ての任を外された後、徐々に学校へ来なくなり、ついに期末テストのあたりからずっとその姿を現さなくなっ...
  • 水銀燈vs雪華綺晶
    有栖学園には名物教師が揃っている、その中でも特に群を抜いているのが 水銀燈と雪華綺晶である・・・・・ 水銀燈は生徒を誘惑し、あるときは色仕掛け、あるとき見た目によらずの行動力で他者を圧倒していた 対する雪華綺晶は教師になる前は軍人であり、その行動力と胆力は有栖学園1であった・・・・ ○月×日、晴れ ラプラス「今日もいい天気ですね・・・・これで馬鹿校長が何も起こさなければ良い日になるでしょう」 と職員室へ向かう教頭ラプラスは呟いていた ローゼン「そりゃあんまりだよ、僕だって毎日遊びに来てる訳じゃないんだから」 その隣でラプラスに捕まったばかりのローゼンが悪気も無く言う もはや見慣れた日常、逃げる校長・追うラプラスこの二人だけでも珍妙な学校なのに教師陣まで大変だから胃が痛むラプラスに同情する そして、朝礼の為にローゼンを引き連れたまま職員室へ...
  • 薔薇水晶と張り紙
    薔薇水晶「うーん…やっぱり、教え方が悪いのでしょうか…」 自身が受け持つ日本史の小テストの結果を見ながら、そうつぶやく薔薇水晶。 大半のものはかなりよく出来ているのだが、中にはそうでないものもいる。 薔薇水晶「…もっと、宿題の量…増やしたほうがいいのかも…」 翠星石「ん?何をさっきからブツブツ言ってやがるですか?」 そこに、翠星石がお菓子を食べながらやってきた。薔薇水晶は、今の思いを率直に打ち明ける。 翠星石「んー…それじゃそいつ、逆に日本史を嫌いになっちまうです。」 薔薇水晶「え…?」 翠星石「ほれ、植物と同じで、あまり面倒見すぎるとかえってだめになる場合もあるですよ。 それに、花が咲くのが遅いのもあれば、花なんか咲かさねぇけど薬になるものもあるです。それぞれ、苦手なもんと得意なもんがあって当然ですぅ。ま、焦らずじっくり頑張りやがれですぅ♪」 そう...
  • 水銀燈と初等部
    梅岡「…というわけで、最近の小学生って何かこう、やる気がないって言うか…。何か言い手はありませんか?」 ある日真紅の元に、初等部担当の梅岡と言う教師が、仕事の悩みを相談に来た。 「あなたが、無駄に熱すぎるのでは?」という言葉を飲み込みつつ、真紅は相談に応じた。 真紅「そうね…こういうのは正攻法で行くよりも、別の方法を考えたほうがいいかもしれないわね…。例えば、毒をもって毒を制すとかそういう…」 そこまで言った時、真紅の頭にある人物の名前が浮かび上がる。 いるではないか…。この学校で、一番やる気の無い教師が…。 真紅「…薔薇水晶、水銀燈がどこにいるか知らない?」 薔薇水晶「それが…一応学校まで連れてはきたんだけど、『寒いからやだ』って保健室の布団に入ったっきり…」 真紅「…今すぐ呼んで頂戴。明日から1週間、水銀燈には初等部を担当してもらうわ。」 こうして、...
  • 薔薇水晶と食堂
     薔薇水晶は、ちょっぴり悩んでいた。  食堂の食券販売機の前で、悩んでいた。  お昼ごはんは、どちらにするべきか。  以外に当たり外れのある日替わり定食にするか、普通の有栖定食Aにするか……  前者は、当たればそれはそれは美味しいが外れれば微妙。  後者は、普通。普通に美味しいがそれだけ。  悩む。  どっちにしよう。姉さんの行動を参考にしようとしても意味ないのは分かってる。 「………どうしよう」  そんな、つぶやきが、不幸なのか不幸じゃないのか分からないが丁度食堂に来た金糸雀の耳に入った。 「其処は、間を取ればいいかしらー!」  そんな事を行って、金糸雀はカレーセットのボタンを押す。  カコンッと乾いた音と共に落ちてくる食券。 「………間?………」 「そうかしらー! 日替わりは賭けという名のスパイス! 有栖Aは、普通! ならば!」 ...
  • 薔薇水晶とチョーク
      薔「明智光秀・・いちごパンツで本能寺・・」  生徒「「「?」」」    いつもとは違う感じで日本史の授業を進めている薔薇水晶。    そして教室を見渡して、誰も寝ていないのを確認してがっかりする。    今日、薔薇水晶は授業よりやりたいことがあったのだ。    それは「チョーク投げ」である。    最近校内で話題になっているチョーク投げ。    しかし、薔薇水晶はまだしたことがなかった。    もう一度期待をこめて教室を見渡す。すると、真ん中の列の    前から2番目の席のYが寝ていた。薔薇水晶に笑みがこぼれる。   薔「~♪」    うれしそうにチョークを手にする薔薇水晶。    生徒の中には先生が壊れたと思う者まで出るようなはしゃぎようだった。   薔「えいっ♪」    ヒュルルルル~  コンッ    弱々しく飛んでいくチ...
  • もしも小学校の教師だったら・・・水銀燈編
    水「皆久しぶりねぇ、元気だったぁ?」 生徒達「はい!」 生徒達の元気な返事に水銀燈は満足した。 以前来た時はやる気の無さそうな声も混ざっていたが、今回は生徒達も楽しみにしていたようだ。 水「それじゃあ、出欠取るけど面倒だから全員出席ねぇ」 実は3人欠席してるのだが、名簿の確認するのが嫌なので全員出席にする。 これは余談だが、授業の出欠確認に関して水銀燈は基本的に全員出席にしている。 ただ、二人組になって何かをするという時(例えば球技のパス練習とか)に奇数になってしまい、 自分が相手をしなくてはならない時は欠席にしている。 水「で、授業なんだけどぉ・・・いつも通り自sy」 そのとき水銀燈は自分に対して刺さる様な視線を感じた。 教室に居るので視線自体は不自然では無いが、その視線は黒板前に居る自分の『真横』から感じたのだ。 水銀燈は顔を廊下側に向け、そしてしばし硬直...
  • 水銀燈がもし保健室の先生だったら
    「保健の先生なのに・・・」 薔薇水晶「今日は水銀燈先生が風邪で休みです。  ・・・はいそこ保険の先生なのに風邪で休んでるとか言わない」 クスクスクスクス・・・  ・・・それでまあ保健の先生がいないと大変なんです・・・ 生徒A「せんせー.JUM君が包丁で指切りましたー」 翠星石「まったくJUMはいいかげんにしろですぅ」 雛苺「今日は水銀燈先生いないんだから自分でなんとかしなさいなの!」 JUM「そりゃないぜせんせ~」 翠星石「とっととなんとかしろですぅ!」 JUM「とほほ・・・」 昼休み 生徒B「せんせーJUM君が転んでメガネ割れてそれが手にささって痛くて起き上がったら後頭部が柱にぶつかってとにかくたいへんなことになってます!」 薔薇水晶「・・・なんとかしてあげて」 その後 みんなは水銀燈のありがたさがみにしみたとさ
  • 薔薇水晶の生活指導
    生活指導室。ここは、学校生活において問題のある生徒を文字通り指導する所である。 一つの机に向かい合わすように2つの椅子が置かれており、生徒と教師が1対1で話すのである。 今、一つの椅子に男子生徒が、もう一つの椅子には薔薇水晶が座っている。 男子生徒の目は大きく腫れ、口元は切れて血が滲んでいた。喧嘩をしましたと言わずとも分かる顔だった。 薔薇「・・・C君、どうしてD君を叩いたりしたんですか…?」 C「うるせーな。関係ないだろ?」 薔薇水晶がクラスの女子に呼ばれて教室に駆け込んだ時には、既にCは他の男子生徒によって取り押さえられていた。 一方のDは、Cの放った拳の当たり所が悪かったらしく、鼻の骨を折ってしまい、鼻血を出しながらうずくまっていた。 馬鹿がつくほど真面目なCが、まさか人を殴るなんて思いもしなかった。 薔薇「D君は、あの後病院へ行きました…」 ...
  • 薔薇水晶の家庭教師
    K「えーと、これは…ここに入れとくか」 部屋に散乱しているものを押入れに詰め込む。 K「これは…とてもじゃないけど見せられないな…」 これから来る人にはとてもではないが見せられない雑誌を机の引き出しに放り込み、しっかりと鍵をかける。 K「後は…」 コンビニで無料で配られていた映画の割引券を、わざと目につくところに置く。 K「これで、よしだな・・・」 丹念に部屋を見回し、見落としがないか確認し、どこか満足気に息を吐く。 ほぼそれと同時に、玄関のチャイムが鳴る。胸が高鳴る。 「K-、先生が来たわよぉ!降りてらっしゃい!」 下の階から、母親が呼ぶ。 K「はーい、分かったよー」 駆け下りたい気持ちを抑え、わざとだるそうに階段を下りる。心の中で、もう一人の自分が『素直になれよ』と言ったが、無視する。 玄関にいく前に、自分の身なりをチェックする。問題...
  • 薔薇乙女お見合い大会水銀燈編~神業~
    水「ま~たく、なんで私がこぉんなことしなくちゃいけないのかしら」 今日は以前校長が企画したお見合い大会の初日で水銀燈のお見合い日。 水「やっぱりあの馬鹿の胴体を切り離してジャンクにでもしてあげた方が良かったわぁ」 水「まぁどうせ死ぬことはないんだろうし」 水銀燈はこの日機嫌が悪かった。 それはもうヤクルトを朝からダース単位でがぶ飲みするほどだ。 休みの日は決まって“仕事”をしなければいけない水銀燈。 その稼ぎは上手くいけば数百万単位にものぼる。 しかしサボったら相手の方に悪いということで薔薇水晶に拉致監禁されて無理やり 連れてこられたのだ。 水「今度からジェットヘリのパイロットの男でも見つけて逃げるための足代わりにでも使ってやろうかしらぁ?」 そんなことを考えながら相手の男性が現れるのを待つ。 ちなみに今の考えは雪華綺晶に撃墜されるのを恐れて...
  • 薔薇水晶と写真
    生徒「薔薇水晶先生の机に飾ってある写真に写ってる人、凄くかっこよくないですか!?」 薔薇「・・・・えっ・・・そう・・?」 生徒「そうですよ、凄いカッコいいし!!美男子じゃないですか!!」 薔薇「・・・夏に・・会いに行くの・・・。」 生徒「えっ!?遠距離だったんですか!?薔薇水晶先生って以外にやるなぁ・・。」 薔薇「・・・・・それね。」 生徒「わかってますよ、彼氏なんですよね?いいなー私も彼氏欲しい~。」 薔薇「・・・・ううん。」 生徒「え?」 薔薇「・・・・・それ、父なの。」 生徒「・・・・・・・・・・・・」 薔薇「・・・・・・・・・・・・」
  • 朦朧とする薔薇水晶
    薔薇水晶「うう~」 蒼星石「大丈夫?少しふらついているよ」 薔薇水晶「大丈夫・・・だけど、少し熱っぽいかも・・・」 蒼星石「次の授業は休んだほうが・・・」 薔薇水晶「平気!・・・みんな・・・待ってるから」 薔薇水晶「かつてエジソンは木から落ちるりんごを見て万有引力を発見しました。しかし彼が初の世界一周を成し遂げたことを当時の人々は信じていませんでした。 なぜなら彼の唱えた地動説は当時多くの人に信じられていた天動説と大きく異なる考えだったからです。彼はその考えのせいで罪になり十字架に磔にされ処刑されます。しかし、彼は最後にこう言ったのです。『板垣死すとも自由は死せず』」 生徒一同「!?」
  • 薔薇水晶短編
    無題短編集 薔薇水晶編1 明日は クライベイビー 酷似の代償
  • 水銀燈のホームルーム
    朝、ホームルーム内にて。 銀「今日は担任の薔薇水晶先生が風邪でお休みだから、出席は副担任の私が取るわぁ。」 男子生徒達「「うはwwwwwキタコレwwwwww」」 女子生徒達「「・・・朝から何て最悪なことに」」 銀「はぁ~い、それじゃ出席を取るわよぉ。」 と言い、生徒の出席を確認する水銀燈。呼ばれた男子はこの上ないといった歓喜の顔で威勢良く返事をするが、 女子達は呼ばれても、あまり覇気がない。それもその筈、水銀燈は女子からはあまり好かれてないからだ。 銀「今日もJUMと女子Aは欠席・・・ねぇ・・・。」 男子A「何時もの事じゃないですか。気にしなけりゃいいじゃん?」 男子B「そうそう、案外引き篭もり同士出来てたりしてなぁ。ハハハ。」 男子C「実はもう妊娠してました・・・みたいな?」 女子B「ちょっと、あんた・・・」 と、委員長タイプの...
  • 雪華綺晶を利用する水銀燈
       ある日の放課後…   銀「雪華綺晶先生ぇ、この後一緒にお食事に行きません?」    その言葉に教務室全体がビクッとなった。   真(あの雪華綺晶先生を誘うなんて…水銀燈どうしたのだわ)   金(そんなにお金に余裕があるのかしらー)   雛(ヒナも連れて行ってほしいのー)   翠(馬鹿ですねー。財布がすっからかんになりますよ)   蒼(一体どうするんだろう)    そう思いながら水銀燈と雪華綺晶のやりとりを眺める。   雪「えっ、いいの?」   銀「もちろんよぉ。私とあなたの仲じゃない」   薔「…じゃあ銀ちゃん、私もついていったほうがいい?」    そう声をかける薔薇水晶。これにも訳がある。しかし、   銀「あらぁ、ありがとう♪でも、今日は2人っきりで行きたいの、またねぇ」    そういって教務室をあとにする2人。それを見送る6...
  • おかずの交換
    昼休み。グランドの隅にある芝生の生えた場所で、 水銀燈「あら、アナタそれ美味しそうねぇ~」 男子A「うわっ先生!? 俺の玉子焼き取らないでくださいよ!」 水銀燈「変わりにこれあげるわよぅ」 男子A「つ、漬物?!」  男子Aのおかずである玉子焼きと交換と水銀燈は自分の弁当から漬物を渡す。 薔薇水晶「………ミートボール」 女子A「せんせい、このからあげ手作りですか?」  水銀燈と同じように、おかずの交換をした薔薇水晶と女子A。  冷凍モノよりはるかに美味しいから揚げに対して女子Aはそう尋ねると、うん。と薔薇水晶はうなづいた。 女子A「今度作り方教えてください。こんな美味しくできるなんて……」 薔薇水晶「……彼氏?」  彼氏にでも作ってあげるの? と、薔薇水晶はそう言うと女子Aは違いますよ。と、少し慌てた様に言った。 男子B「賑やかだなぁ。ジュ...
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