リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:上/左/右/下】(2468テンキー表記)
モンスター2体以上
(1):この
カードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、
このカードと相互リンクしているモンスターの数まで、
自分または相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。
そのモンスターを持ち主の手札に戻す。
この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードのリンク先のモンスターが、
戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からモンスター1体を特殊召喚する。
初期リンクモンスターかつ主人公エースの問題児。コンマイはなんでこんなカードを刷ったのか。リンク4であるので4体分の素材が必要なため重めに見えるが、召喚条件がモンスター2体以上と緩いため縛りなしシンクロのように順にリンク数を上げて召喚できる。マーカーは十字のため相互リンクを狙いやすく自身の効果条件と合致しているが、EXモンスターを新たに召喚するには不向きな配置である…が、後述の関係で些細な問題である。新マスタールールからはモンスターの位置が重要であるが、このモンスターは特に位置が重要である。プレイミスや展開ルートに注意しよう。
(1)は相互リンク数の数だけモンスターのバウンス・サルベージが可能な効果でリンク4版トレミスといったところ。フィールドの関係上最大3枚まで選択できる。自分ターンに墓地のモンスターを回収し(2)の効果でSSなどにつなげることができる。IFでは墓地のEXモンスターの回収やネクロやミラーを回収しさらなる展開につなげることも可能。また、後述の各種ループの原因効果の1つでもある。相手ターンでの妨害も可能だが、このカード自体に特に耐性がなく、効果使用前に相互リンク先を壊獣で除去られたり、このカード自体をブラックホールなどで除去される、対象耐性持ちで戦闘破壊されるなど対処が容易であるので、妨害を狙うなら別のカードも使用して制圧したい。
(2)は何故かターン1がついておらず、SS先指定もない。リンク先を指定する場合の任意効果であるが、場合なのでタイミングを逃さない。あげくリンク召喚のシステム上、
プロキシー・ドラゴンなどでリンク先のモンスターを楽に墓地へ送ることができる。その結果代償ガジェットのような扱いができ、自分フィールドのモンスターをどかしたいソリティア
デッキと非常に相性が良い。また1体出せてしまえば複数体並べることも容易になる。更に(1)と相成って非常に凶悪な効果となる。
些細な事だがリンク先が相手フィールドのモンスターであり、それが墓地へ送られた場合でも発動できる。また、ハンドレス時に増Gのドローがモンスターであった場合でもSS効果が発動できる。
注意点であるがSS効果はSS可能なモンスターが手札にない場合、発動自体ができない。そのため相手がこの効果を使用し、同一チェーン上でモンスターをサーチ・あるいはドロー効果をチェーン発動した場合は、その場で効果処理をせずジャッジを呼ぶとトラブルになりづらい。
あまりにも凶悪な効果であるためIFだけではなくゼンマイ、インゼク、グランソイル、シーラカンス、キャノンソルジャーとサルベージ効果を持つモンスター2枚等等、ソリティアデッキのみならず様々なカード群で無限ループを引き起こす結果となった。
リンクブレインズパック以降環境においても先攻ループワンキル、先攻ワンキルを量産したためか、2018.1.1レギュレーションにて制限指定を受けることになった。これにより大多数のループワンキルは消滅しているがキャノソルバーンループは健在である。
制限だとしてもSS効果を上述の通り発動できるので事態の収拾には禁止入りになる必要があり、近くその可能性が非常に高いモンスターである。
最終更新:2023年08月16日 14:36