「図書館の勉強会」
発生条件 一度でもアリスに会う。KIZUNAポイントがマイナスではない。 図書館にアリスがいる日にアリス会うもしくは図書館で迷う。
※この文では迷っています。直接会った場合でも中盤以降変わりません。
ちなみに ※(番号)は分岐地点(仮)
・・・ ・・・ ・・・
・・・迷った。
どこを曲がっても本棚、本棚、本棚!
四方どこ見ても突き当たりに本棚があるだけだ。
上を見上げても二回の本棚が目にはいる。
まったく・・・窓はないのか、窓は・・・
空気がよどんでいる・・・
本をひとつ引き抜けば少し埃が舞う。
風の魔法一つできれいになるとパチュリーは言っていたが喘息の調子が悪くそれどころではないらしい。
・・・ひどい悪循環だ。治す気ないだろ、喘息・・・
窓の一つぐらい作ったらどうだ、こんな殺風景でこんな空気じゃ牢獄と変わらないぞ。
ぶつくさ文句を言いつつ出口を探し続ける・・・
・・・ ・・・ ・・・
・・・にしても、本を持ちながら進むのは疲れるな・・・
しかも一向に本棚の迷路から抜け出すことはできない・・・
「もうだめだ・・・」
そんなことを思い始めたとき・・・
「ん~~~?どうしたんですかぁ~~?」
上から声が!ラッキー!小悪魔だ。
まったく悪魔が出てきて喜ぶなんてな・・・
さて・・・なんて言おうか? ※(1)
「今日は俺のほかに誰か来ているのか?」
「えっ~~とですね・・・今日はアリスさんを見かけましたよ。」 ※(2)
「そこまで案内してくれないか?」
「確か向こうの方に・・・」
・・・ ・・・ ・・・
「あっ・・・まだいますね・・・・・・・・・」
・・・そこには研究にいそしむアリスの姿があった。机には本が積まれており、空いている隣の席にも本が積んである。
「じゃあここまででいいよ。ありがとな。」
「そうですね、私、お邪魔みたいですし。」
意味ありげな言葉を残して小悪魔は去っていった・・・・・・
どうしようかな? ※(3)
「奇遇だな」
こちらから話しかける。
「そうね。」
よほど集中しているのか、アリスは本から目を離さない。 ※(4)
「何をしているんだ?」
「魔法の研究よ。あなたは?」
義務的な質問。本からは目を離さない。 ※(5)
「迷子だ。」
「え?」
「戻れなくなった。」
意外だったのか、アリスはこちらを向く。 ※(6)
「もう歩ける気がしない・・・・・・・・・隣、いいか?」
「・・・歩きなら無理ないかもしれないわね・・・・・・・・・次の席まで遠いし、いいわ。」
アリスは隣の椅子の本を片付けながら、ため息混じりにそういった。
この図書館は難解な本ほど奥のほうに置かれており、机や椅子はパチュリーの興味のある分野の近くにしか置かれていない・・・。
・・・俺に読める本は・・・ないな。
「私はしばらく帰らないから、小悪魔でも探したほうがいいわ。」 ※(7)
「俺はこの本読めなきゃいけないし、待っているよ。」
「・・・・・・・・・まあ、勝手にすれば。」
ずいぶんとそっけないな・・・
とにかく、この本を読めないとな・・・。
・・・ ・・・ ・・・
・・・うっ・・・・・・わからなくなってきた・・・。 ※(8)
横目でアリスを見る。
・・・随分と集中してやっているようだ。
どうしたものかな・・・教えてもらいたいところなんだが・・・・・・・・・。 ※(9)
・・・もう少し粘ってみよう、章の初めから見直して・・・
・・・ ・・・ ・・・
・・・やっぱりわからん。 いきなり話が飛んでいる気がしてならない・・・
「ふぅ・・・ひと段落ついたわ・・・・・・大丈夫?頭抱えて・・・」
「ああ・・・ここがまったくわからないんだ・・・」
アリスが本を見ようと覗き込む・・・髪が触れるぐらい近い・・・甘い香りがする・・・ ※(10)
「どこ?」
「あっ、・・・ここだ、ここ。」
あぶない、ちょっとボーっとしてしまった。
「ここ?・・・これは反作用によるエネルギー発生よ。」
「これ・・・正反対の属性なのか・・・・・・」
「違うわよ。」
アリスは少しページをめくり、ため息をつく。
「・・・もっと初歩のほうの本を読みなさいよ。これ、あなたには難しいわ。」
「ごめん、見つからなかった・・・」
またアリスはため息をつく、さっきと違って踏ん切りのついたため息だったが。
「仕方ないわね、初めから教えてあげるから、しっかり聞きなさいよ。」
「わーい。」
「寝たら命はないと思いなさい。」
「わーい(汗)。」
・・・ ・・・ ・・・
「と言うわけで、違う属性でも反作用を引き起こすの。」
「そうか!わかったぞ、ありがとうアリス!」
「っ!・・・・・・・・・・・・はいはい、わかったから手は離してね。」
うれしさのあまり、両手でアリスの手を握っていた。
「あ・・・ごめんごめん、ありがとうアリス。」
「・・・さて、私は帰るわ。」
本をあらかた片付け、アリスは飛ぼうとする・・・
・・・って、何か忘れてないか? ※(11)
「ちょっと。」
「何?」
まだなにかあるの?とでも言いたそうな顔で聞く。
「俺・・・迷子なんだが・・・」
「あ・・・忘れていたわ・・・ごめんなさい。じゃあついてきて。」
そう言いつつ飛んでいってしまう。
・・・・・・・・・・・・・
・・・それじゃ「見えて」しまって目で追えないのだが・・・・・・
上を見上げる、はためくスカートの中から白いものがちらちら見えてしまう・・・
イカン、イカンと前も見るがもう遅かった。
・・・何か崩れるような音。アリスが振り向くと追いかけていたやつがいなく、
いたと思われていた位置に本の山が築かれている・・・
「えっ!ちょっとっ大丈夫!?」
そいつは完全に気を失っていた・・・