アリスとのKIZUNAポイント150以上で 時期が緋想天のときに魔法の森アリスルートで遭難し、早朝で魔法の森アリスルートで遭難すると発生
前編
「今日は朝食付きか、いいサービスだ。」
「いいかげん私の家の近くで力尽きて倒れるのやめてくれない?」
実のところ、わざとあの辺をうろついてるんだけどね。
三重マスクで大体の茸の胞子は吸わなくて済むし、
最短ルートも見つけた。
初めて森に入って介抱されてから何度目だろ?
「どうしたの?」
「まだ、ちょっと手がしびれてるみたいだ」
まずはコーヒーに手を出す、少々熱いが起きるにはちょうどいい。
次にサンドイッチ。
手のひらサイズのタマゴサンドが二つ、その間にハムサンドが一つ、全部レタスが挟まれている。
おなかに重過ぎず軽過ぎず、ちょうど良く満たされる朝食。
「で?」
「で?というと?」
「こんな早くから何しに来たの」
「アリスに会いに。」
「あわよくば、寝顔が見れるかなぁ・・・なんて」
言い切る前にアリスが言葉でさえぎる。
「帰って。」
「え?」
「帰ってって言ってるの。」
・・・
・・・
・・・何が起こったかわからなかった。
少なくともアリスは本気でそういってる。
理由は・・・わからない・・・
「・・・ああ、・・・わかったよ・・・」
俺は素直に帰ることにした。
後編
・・・
・・・
・・・ ・・・ ・・・ゴロゴロォ・・・
・・・雷か、・・・今読んでいた本で借りた本は全部読みきってしまった。
頭が入るかはいらないかぐらいの小さい窓が、カタカタゆれている。
小屋がボロボロなせいもあるが、何だかそのうち吹き飛んでしまいそうだ。
幻想郷でも本土の前線や台風の影響は受けるらしいが時々そういうものを無視した天候がやってくる。
先日、晴れていたかと思えば、雨が降り始め、雪になり、やんだかと思ったら霧が出て、きわめつけには雹まで降って、
おまけに茸の胞子で意識朦朧・・・死ぬかと思った・・・
・・・
・・・降り始めやがったか、
・・・にしても何したんだ?俺?
まあ押しかけて迷惑なのはわかる。というか毎度助けてもらってるだけだが。
じゃあなんで、この前のアタックでOK出たのか説明がつかない。
追い出すなら朝食もいらないしな・・・
・・・気になってしょうがない。
しかし外は雨・・・どころじゃないな、雷雨だ。
強風で窓が暴れてるがごとくうるさく騒ぎ立てている。
外を見る。
よほど厚い雲なのか、この小屋を以外の空間が切り離されたように真っ暗だ・・・
・・・でも・・・気になる・・・
・・・
・・・
・・・
「はぁ・・・何回休憩したのかしら・・・」
研究に身が入らない。
意味もなくベッドに寝っころがる
明かりは机の上に一つだけ・・・部屋は薄暗く、ひっそりとしている。
時計の針の音だけがその場を支配してる
ッ! カッコーッ! ッ!…チッ…チッ…チッ…チッ…チッ
午後4時
いつもなら、少し散歩でもするところ。
「どうしてこんな日に雨なのかしら・・・」
いつもなら、「アイツ」が倒れてる。
「今日に限ってそんなことはないよね・・・」
少しだけ窓から外の景色を見る。
真っ暗で何も見えない・・・
その暗黒は孤独だった自分を思い出すのに十分だった。
・・・寂しい。
「今日は・・・寝たほうがよさそうね・・・」
…コン…コン。
…コンコン。
眠りの世界を切り離す、ノック。
「魔理沙かしら・・・」
ドアを開ける・・・
「今度はしっかり来たぞ。」
・・・パシィン!
ビンタ。まだ9月とは言え雨にぬれた肌にはジーンと来る。
「バカッ!・・・あんた今日この森で倒れたら死んでたのよ!」
「まだ生きてるぞ。」
「私がどれだけ心配したかわかってるのッ! この前、ボロボロで私の家の前で倒れて時に私がどれだけ心配したかわかってるのッ!?」
アリスは泣き崩れる・・・
「ごめん。もうしない・・・」
「本当?」
「ああ、本当だ。」
「何も考えなかった俺が悪いんだ・・・心配させて・・・ごめん…」
雨のことなんか考えず俺はしばらく立ち続けていた・・・