唯「とりあえず、なかよし学級って所に入ってみました!(^p^)」

唯「とりあえず、なかよし学級って所に入ってみました!(^p^)」



唯「とりあえず、なかよし学級って所に入ってみました!(^p^)」

さわ子「よろしくね唯ちゃん、先生と遊びましょう♪」ニコニコ

唯「カスタネットやりたいー(^p^)」
さわ子「よーしそれじゃあ、演奏だあ♪」ニコニコ

さわ子「それっうんたんうんたん♪」ニコニコ

唯「うんたんうんたん(^p^)」
さわ子「チッ」
さわ子「ちょっと和ちゃん、いいかしら」
和「え?なんですか、さわ子先生」
さわ子「あなた唯ちゃんのクラスの学級委員なんでしょ?」
和「はい、そうですけど…」

和は嫌な予感がしていた
いや唯の名前が出た時点でもう何を言われるのかわかっていたのかもしれない

さわ子「唯ちゃん係り、お願いするわ♪」
和「!!」

唯ちゃん係り、それは他でもない池沼の子守である

和「そんな…私には荷が重過ぎます…それに文化祭の準備だってあるし…」
さわ子「その事ならもう私から生徒会長の曽我部さんに伝えてあるから心配要らないわよぉ♪」
さわ子「そ・れ・に、あなたは唯ちゃんの幼馴染なんでしょ♪」
和「…」

さわ子のこの態度、どう考えても唯を押し付けているとしか思えなかった

さわ子「それじゃ後は任せたわ♪」
和「…」

和は唯の事が大嫌いだった。子供の頃、唯の家が近所だったのが全ての元凶である。

唯は和の家の風呂場に山ほどのザリガニを入れるなど、常軌を逸した行動で和を困らせた

小学校に上がれば唯と離れられると考えていたが、その考えは甘かった。
常に「唯の幼馴染だから」という理由で唯の身辺の世話係に任命されるからだ。

高校に上がり、生徒会に属せば今度こそ唯の世話から開放される…と考えていた和にとって、
今回のさわ子の計らいは和にとっては死刑宣言も同然の扱いだった。

和「ここが、なかよし学級ね…」
ガララッ

唯「あっーのどかちゃん、こんにちわー(^p^)」キッャキャッ

何の悪気もなく唯は和に擦り寄る。
しかし、唯の制服がよだれだらけで汚いので、和はその分後ろに下がるのだった。

和「はぁ…また私はあなたの世話に任命されたわ…」
唯「にんめーにんめー(^p^)」
和「私とあなたは運命の赤い糸で繋がってるのかしらね…」

自分の口から出た皮肉に和は自分で苦笑いした

和「とりあえず、一休みしたいから唯はそのままいい子でいるのよ」

イスに腰を下ろす和、しかしそうは問屋が下ろさない

唯「和ちゃんあーそーぼー♪(^p^)」
和「私は疲れてるの、ちょっと静かにして頂戴…」
唯「やーだー和ちゃんと遊ぶのー(^p^)」

和の胸に顔を疼くめる唯、もしこのSSが百合モノだったら素晴らしい光景だったろう。
しかし、現実は和の制服が唯の唾液やら鼻水やらで汚れてしまっただけだった。

和「ちょっと唯…いい加減にしてよ!」グイグイ

唯「あははははーあははははー(^p^)」
和「…」ムカッ
和「いい加減に…」ムクッ
唯「!?」ガッ

和「しろっていってんでしょおおおおおお!?」グオオオオ

─―決まった
見事なまでの一本背負投、これには唯も驚きを隠せない

唯「うぅ…(^p^)」

どうやら和の恐ろしさが五臓六腑に染み渡ったらしい。唯は縮こまってブルブルと震えるのだった。

和(ふぅ…これで静かに一休みできそうね…)

唯「あははーおもしろーい(^p^)」
和「!?」
唯「もっかいもっかーい(^p^)」

和にとってはとんでもない誤算。
どうやら唯はあの空中に投げ出される感覚に酔いしれてしまったようだ。

唯「のどかちゃーんもっかいさっきのしてー(^p^)」
和「はぁ…唯にはかなわないわ…」
和「唯、さっきのはもうだめ。その代わりに他の遊びに付き合ってあげるわ」
唯「わーいわーい(^p^)」

和は腹を決め、唯の面倒を見てあげることにした。

――――不思議なことに、ここから和の記憶はごっそり1日分なくなっていた。

憂「えっお姉ちゃん軽音部に入りたいの?」
唯「あうあうあー(^p^)」
憂「もう…しょうがないなー、私が手続きしてあげるよ(お姉ちゃんかわいいなあ…)」

そして

憂「それじゃあお姉ちゃんをよろしくお願いしますね」
律「よろしくって言われても… その娘知的障害を持っててそういう教室に通ってる子だよな…?」
唯「あ゛あ゛ーー(^p^)」
憂「お姉ちゃんはどうやらここを気に入ったようです、それじゃああとは任せますね」ニコッ
律「最悪だ…せっかく念願の部活を作ったのに」
律「そうだ…この娘さえいなくなればまたみんなで楽しく部活できるんだ…」
唯「あう?(^p^)」
律「悪く思うなよ…お前は階段から滑り落ちたんだ…誰も悪くない…事故なんだ…」
唯「律おねーちゃんぷにぷにー(^p^)」
律「あっおいコラ変なとこさわんなー!!」
唯「ぷにぷにー(^p^)」

律「じゃれつくのはやめろー!!」
(なんて無邪気で天使のような子なんだ……私にはこの娘を殺せない…)

唯「ぎーた(^p^)ぎーた(^p^)」
律「こらこらぎーたじゃなくてギターだっての…すいません、さわ子先生、大切なギターをお借りしちゃって」
さわ子「いいのよ、生徒のために力を貸すのは先生として当たり前なんだから」
律「そうだ!さわ子先生の演奏を唯に聞かせてやったらどうですか?」
さわ子「いいわね、唯ちゃん喜ぶかもしれないわ」

1234 デンデンジャーン


唯「きゃっきゃっ(^p^)」
律「先生との演奏、楽しかったです。またよかったら演奏しに来てください」
さわ子「いいのよ…私でよかったらまたいつでも来るわよ、だってこの部活は…」

そう…唯が池沼ということで軽音部には律しか残っていなかった。
澪と紬はあらぬ噂が立つ事を恐れて、遠回しに退部したのだった。
しかし、部を設立した律は部長の責任もあり一人でも部員がいる限り退部することができないのだ。
唯が自分から辞めることはない。故に、律は放課後一人でドラムの練習と唯の世話をすることを余儀なくされたのだった。

唯が自分から辞めることはない。故に律は放課後一人でドラムの練習と唯の世話をすることを余儀なくされたのだった

律「でもいいもんなー唯、私たちだけで軽音部するもんなー」 ←涙が出る
唯「あうあうー(^p^)」



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最終更新:2017年06月22日 20:34