池沼唯の自転車
―商店街―
憂「これで買い物は終わりね」
唯「うーい!あいすあいす(^q^)」
憂「アイスは家に帰ってからのお楽しみよ♪」
唯「あぅ!うーい、はやくいえかえる('q')」ドタドタ
憂「もー待ってよ、お姉ちゃん!」
今日は唯が珍しく買い物中に泣かず、憂も目当ての物を買うことができて上機嫌です。
いつもなら
「ゆい、もーあるけなーい(>q<)」、
「いまあいすたべるー("q")」
と喚いているのですが…
とうとう池沼唯ちゃんも進歩した……のかも知れません。
ん?唯は何かを見つけたようです。
唯「あぅ(゚q゚) ?うーい、あれゆいもしたいー!」
憂「ん、あれは…」
カラカラ~
男「あ~残念、ティッシュどうぞ。」
どうやら商店街で抽選会をしているみたいです。
憂「抽選会かー。ちょうど引換券あるしお姉ちゃんやろっか?」
唯「あう♪」
唯は抽選会が何なのか全く理解できていませんが、自分もできるとわかり満足みたいです。
男「引換券2枚ですね!2回どうぞ~」
憂「お姉ちゃん、これを回すのよー」
唯「キャッキャ♪まわす~(^q^)/ 」
カラカラ…ポロ
男「あー残念。ティッシュです」
唯「あぅ?これくれる('q')?」
男「ええ。どうぞ!(抽選会の仕組みわかってなかったのかよw)」
唯「キャッキャ♪うーい、ゆいもらたよー(^q^)/ 」
あらら。普段憂以外の人から物を貰うことなんて絶対にないので(男の子たちのいたずらでう○こやゴミを貰うことを除けば)唯は大喜びです。
ハズレのティッシュなのに…
憂(あ…外れだ。でもティッシュで喜ぶお姉ちゃん無邪気でかわいーなー)
「よかったね。お姉ちゃん」
唯「むふー!ゆい、いーこいーこ(^q^)」
唯は憂に「よかったね」と言ってもらいティッシュを貰うのは『いい子』と思ったようです。
男(ティッシュで喜ぶなんてw)
「あと1回どうぞ」
唯「あぅ?ゆいもっかい(゚q゚) ?」
憂「そーよ。お姉ちゃんもう1回だよ」
唯「あうぁ~♪キャッキャ♪」
(またティッシュ貰って憂に褒めてもらおう♪)
もう一回ガラガラをできると知って唯はまたまた大喜びです。しかもまたティッシュを貰って憂に褒めてもらうと思っているみたいですね。
ハズレなのにw
唯「キャキャキャー(^q^)」フンス!
カラカラ…ポロ
男「…あっ!おめでとうございます!3等の電動自転車です」ガランガラン
唯「あぅ(゚q゚) ?」ポゲー
何が起こったのか把握するのは池沼な唯ちゃんの頭では処理速度の限界を超えているみたいで、口をあけてみっともなくボーっと立っています!
そして先程と違いすぐにティッシュを貰えないので「う゛―」と唸り始めましたが、そこはすかさず憂が対応します。
男(ちょ、どんだけティッシュ欲しいんだよw)
憂「お姉ちゃん!すごいよ!!」
唯「あ゛ぅ?うーい、ゆいすごーい ('q')?」
憂に褒められてようやく唯は唸るのを止めました。
憂「そうよ!お姉ちゃんすごいよ。自転車がもらえるのよ」
唯「キャキャ♪ゆいしゅごーい、しゅごーい(^q^)/ 」
憂「お姉ちゃんすごいわよ」
唯「あーうー!キャー!キャキャー♪」ドスンドスン
「ムブーームフー(^pq^)」
狙っていたティッシュは貰えませんでしたが、結果として憂にまた褒められて大興奮!
体を左右に揺らし、口からは涎や唾が滝の様に溢れ、鼻はいつも以上に大きく開き両穴から鼻水がダラ~と垂れ、鼻息は「ムフー!ムフー!」とすごい音を立てています。
…誰がどう見ても池沼です。
憂(自転車当たったのはいいけど、どーしよ?私のはあるし…お姉ちゃんが使う?…乗れるのかな?)
(うーん。まぁ寝る前に考えてみようっと!)
―就寝前―
憂は今までに唯が自転車や三輪車に乗っていたかを思い出そうとしています。
憂「よし!お姉ちゃんとの記憶を思い出そう!!」
「う~ん…これは違うなー…これも関係ないなー…あっ!」
ふわふわふわ~
確かこれは私が5才だっけ?
チビ唯「さりんしゃ、しゅぱーつ(^o^)/ 」
チビ憂「おねーちゃん、まってよ~」
憂「あ!お姉ちゃん三輪車に乗ってたわ!三輪車には乗れると。小さいお姉ちゃんもかわいかったな~」
「次は小学校の記憶を…う~ん…ん!」
「…違うなー。これはお姉ちゃんがブランコで落ちて頭を強打して初めて乗った救急車だよ!」
「これはお姉ちゃんが遠足で肥溜めにハマッて帰って来たやつだしー…う~ん」
「うーーん。…あ!」
ふわふわふわ~
これは私が小学校3年生だね。うん。
デブ唯「びぃぇーーーん(>q<) い゛だい゛よーーー(>q<)」
チビ憂「大丈夫お姉ちゃん!」
デブ唯「え゛ーーん(>q<)」
憂「そうだ!1ヶ月位教えたけど自転車には乗れなかったんだっけ。」
「自転車に跨った瞬間お姉ちゃん転けてたっけ。でも三輪車には乗れると…あ!」
―数日後―
憂「ありがとうございました~」
先日の自転車が届きました。
届いた自転車には前と違うところがあります。補助輪が着いてます。
憂の記憶では姉・唯は自転車には乗れていなかったですが、三輪車には乗れていたので補助輪を付ければ自転車にも乗れると考えたのです。
また、もしコケてもいいようにヘルメットなどを前もって購入していたようです。
憂「はい、お姉ちゃんの自転車だよ」
唯「キャキャー♪ゆいのじでた、じでた(^q^)」ドスンドスン
唯にとっては初めての自分の自転車なので自転車が届いて大喜びです。
あれ?憂ちゃんの記憶では唯ちゃんも昔自転車を持っていたのに……
唯ちゃんの頭では朧気にもそんな事覚えているはずがありません!
そんな唯ちゃんの頭でも家には憂の自転車があるので、自転車という物は知っていす。
しかし残念ながら「自転車」と発音するのは大変難しいようで、「じでた」と呼んでいますね。
憂は唯が自転車を見て喜んでいるの見ています。
唯「キャキャー♪」
憂(お姉ちゃんかわいいなぁ~)
唯「じでたー♪あうあぅあ~」
「じでた、ゆいのるよ~(^q^)/」
唯はそう言って乗ろうとした時、憂が唯を止めました!
憂「お姉ちゃん!待って!!」
唯「あう(゚q゚)?」
憂「じでたに乗る前には絶対にしないといけない事があるんだよ」
「それをしないとじでたは壊れるちゃうよ!」
唯「じでたこわれる('q')?やー、こわれるやー(>q<)」
もちろん嘘です。
憂はこれから教えることを唯に徹底させる為に嘘をつきました。
もちろんこれが嘘とは池沼な唯ちゃんにはわかりません。
唯ちゃんに何を教えてもすぐにじでたを壊すと思いますがw
憂「いい、お姉ちゃん?じでたに乗りたかったら私の言う事聞くんだよ?」
唯「ゆい、きくきく!じでたこわれない(^q^)」
憂「そうだね。それじゃ、まずヘルメットを被ろうね?」
「じでたに乗るには絶対にヘルメットが必要なんだよ♪」
唯「あう!ゆい、へうめとかぶる~(^q^)/」カポッ
そう。憂は自転車に乗る時はヘルメットを被らないといけない事をを唯に覚えさせたかったのです。
普通の高校生ならまずヘルメットは必要ありませんが、頭脳と身体能力が幼稚園児レベルな唯にはヘルメットが必須です。
その事は憂も重々承知しているので自転車の乗り方ではなく、もしコケても軽傷で済むための準備を徹底的に唯に教え込みました。
当の幼稚園児唯ちゃんはというと、なぜ自分がヘルメットを装着するかは全く疑問を抱いてないようです。本当に唯ちゃんは幸せですねw
憂「じでたに乗るには?」
唯「へうめとー(^q^)/」
憂は唯にヘルメットを被っては脱ぎ、被っては脱ぎ…何度も繰り返させました。
その後ようやく憂が実際に自転車に乗って唯に見本を見せ、正しい自転車の乗り方(姿勢)を教えています。
ん、あれ?
唯ちゃん、唯ちゃん!
憂ちゃんはじでたに乗ってるのにヘルメットを被ってないよ?
ヘルメットを被らないとじでたに乗れないって憂ちゃん本人が言っていたのにおかしいよ!
もちろん、そんな事を唯ちゃんが気づくはずありませんw
じでたに座っている憂ちゃんを羨ましそうに「はぅ~」と言いながら見ています!
憂「自転車に乗ったら手はここに置くんだよ。わかった?」
唯「ゆい、わかったー!てーおくー(^q^) 」
憂「足はここだよ」
唯「あしここ~♪キャキャ♪」
これまた先程のヘルメットと同じようなやり取りが何度も繰り返されました。
憂「手は?」
唯「ここー(^q^)/ 」
憂「足は?」
唯「そこー(^q^)/ 」
憂「お姉ちゃん、すごいよー」
唯「キャッキャ♪ゆいすごーい(^q^)」
普段ならこんな単純な事を繰り返していたら流石の唯ちゃんでも飽きてしまいますが、ピカピカの自転車に乗れるのと、憂が褒めるのでので飽きずにやっています。
憂はと言うと、お姉ちゃん大好きなので飽きるなんて事はありません!こんなやり取りでも楽しくやっています。
憂(お姉ちゃん楽しそうだな~。でも、そろそろ「ゆいもじでたのるー!」って言う頃かな?)
その通り!
唯「あ゛ーあー!」
「うーい、うーい!ゆいもじでたのるー('q')」
憂(えへへ!やったね♪)
「そうだね。お姉ちゃんも乗ってみよっか?」
唯「キャキャ♪うーい、いいこいいこ(^q^)/ 」
「あう~あぅ~♪じでた、ゆいすわるよ~(^q^)」
唯に乗るように促した憂ですが、本当に唯がきちんと自転車に座れるか自信がありません。
自転車のスタンドが立てられていないとはいえ、補助輪が着いているのでまず倒れる事はありませんが、 相手が相手なので常識は通用しないからです。
憂のそんな心配を他所に唯は念願のじでたに座ろうとしています。
唯「むふーむう゛ー!じでたー(^oq^)」フンス
ドスン!!
なんと!唯は勢いをつけてヒップアタックを食らわすかのように座りました!
豚の様な体をしており、運動をほとんどしない唯には勢いを付けないと自転車に座ることは難しかったのです!
また、ようやくじでたに乗れるので興奮していたことも勢いに拍車をかけたようです!
これにはさすがの憂も予想外で、「ちょ、お姉ちゃん!」と声を出して驚きました!
唯の巨体がドスンと乗り、その勢いで補助輪を装備しているはずのじでたがグラッと揺れました。
憂「わわ、お姉ちゃん。手をハンドルに置いて!」
唯「ふぇ?…あぅ!てーここー(^q^)/ 」
憂の言葉で唯は手を置くことを思い出したようです。
もちろん唯ちゃんはハンドルなんて言われても全く理解できていませんでしたが、手という言葉を聞いてどこに手を持って行けばいいか思い出したのです!
それにしてもつい先程まで繰り返し憂に教え込まれていたのに…本当に唯ちゃんは残念ですね。
(2011.01.29-2011.02.14)
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最終更新:2018年01月16日 23:50