ジャムおじさん

ジャムおじさん


1組のカップルが道を歩いていたが、突然女が叫んだ!

女「キャッーーー!!」

男「どうした?」

男が女の方を振り向くと、あろうことか全くの赤の他人が自分の彼女に抱きついているではないか!!
まさか白昼堂々と人の彼女に手を出すとはふてぶてしいにも程がある!

男はとりあえず彼女からその輩を離そうとすると…


唯「あう~♪」

なんと、抱き着いて来たのは女であった!
しかし、何ともブサイクな女で、顔はどこか間が抜けていて口がポカーンと開いている。そして、その口から涎を垂らして、「はぁはぁ」言っている。

男「ゲッ!池沼!!」

なんと、彼女に抱きついてきたのは、デブッとした池沼であった。
男は彼女が痴漢に襲われたのではないかと身構えたが、まさか女の池沼が抱きついてくるとは予想すらしなかった。
しかし、幾ら池沼とは言え許される行為ではない。

男は早速彼女に抱きついて来た池沼を痛めつけようとする。

男「クソッタレ!覚悟はいいか!!」
唯「あ~う~♪」

しかし、池沼には言葉が通じず、今度は男の方へ寄って来た!

男「近寄るなー、池沼!!」

そう叫ぶと、池沼唯の顔面に勢い良くパンチを繰り出した!

ボコ!!

見事に顔面ストレートが決まった!!
しかし、パンチは顔面を突き抜けた!!

男「!?」

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池沼唯は顔面パンチを食らって、顔にぽっかりと穴が開いたまま動かなくなっていた。


しばらくして憂の元へ「唯が顔に穴が開いたまま立っている」との通報を受け、憂は現場へ行く。

憂「もう…またお姉ちゃんの顔に穴開いちゃったわ…」
 「またジャムおじさんの所で、新しい顔を焼いて貰わなきゃ」
 「さあ、お姉ちゃん!新しい顔を貰いに、ジャムおじさんの所へ行くわよ!」
唯「……」

憂「こんにちはー、ジャムおじさんいますか?」
ジャムおじさん「やあ憂ちゃん、こんにちは」
 「もしかして、また唯ちゃんの顔を取替えに来たのかい?」
憂「ええ…いつもいつも済みません。お姉ちゃん、すぐに顔をやられてしまうもので…」
ジャムおじさん「唯ちゃんの顔は3日と持ちませんからね…」
憂「ええ、新しい顔を焼いても、どうせすぐに顔が壊れちゃいますから…」
 「経済的にも苦しくて…」
ジャムおじさん「確かに最近は小麦の値段が高騰していますからね…」
 「よし!ここは小麦でなく、雑穀を使った安いパンで顔を作りましょうか?」
憂「どの位安くなりますか?」
ジャムおじさん「そうね…一番安くて今までの10分の1の値段で出来ますね」
 「でも、顔の質も落ちてしまいますが…」
憂「顔の質なんてどうでもいいわ。マヌケ面だし、どうせすぐ壊すし…」
ジャムおじさん「それなら、売れ残りの材料で作ってはどうでしょう?」
 「カビが生えている物もありますが、とりあえず3日くらいは何とかなりますから」
憂「あ…それで十分ですわ。唯の顔に金をかけるのは勿体ないですから」
ジャムおじさん「それなら早速作りましょう。」

ジャムおじさんは余り物のパンを継ぎ合わせて、唯の顔を作った。

ジャムおじさん「しかし、唯ちゃんの顔は相変わらず間が抜けていますね~」
憂「顔だけじゃなくて、頭もなのよ…。マッタクこの池沼どうにかならないのかしら」

唯は顔をもぎ取られた状態で立っているが、意識は無い。

唯「……」

ジャムおじさん「はい、完成!おでこの所にカビがあるけど、大した影響は無いと思うよ」
憂「ありがとうございます」

憂は早速、唯の胴体の上に出来立ての顔を乗せた。
出来立てとは言うものの、おでこにはカビがあり、顔のあちこちにムラがある。
ひで~顔だ

唯「ぁ~ぅ~」

顔が乗った唯はまた、動き始めた…


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  (2010.08.05)


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最終更新:2019年01月13日 16:58