池沼唯の卒業?
季節は3月を迎えた。
18歳である池沼唯も、3年間のなかよし学校に通う最後の月となった。
そんな3月のある日のこと…
憂「お姉ちゃんもいよいよ卒業だね」
唯「あう?そつぎょー?」
憂「そう、学校へ行くのが終わることよ」
「あ~色々と大変だったけど、ようやくここまで来たわね…」
憂はこの3年間の唯の生活等を回想する。
お世辞にも良いとは言えないが、取りあえず唯が無事卒業を迎えることが出来て、安堵の想いで一杯である。
そんな回想に浸っていたら、また例によって唯が騒ぎ出した。
唯「うーい!うーい!」
憂「何よー!お姉ちゃん」
唯「ゆい、がっこーおわり?」
憂「そうよ」
唯「やだ、やだ、やだー!ゆい、がっこーいくー!」
憂「そんな事言ってもお姉ちゃんは卒業だから、もう行く必要がないのよ」
唯「あーう!ゆい、もっとがっこーいくもん!!("q")」
憂「そんな事言っても無理よ!先生にも言われたでしょ!」
唯「あーうー」
「せんせ、いわなーい(^q^)」
憂「そんな事無いわよ!お姉ちゃんが聞いて無かっただけでしょ!」
唯「う゛ーう゛ー」
唯は憂の言う事に納得が行かなかったが、残念ながら、唯にはその意思表示をするだけの言語能力を持っていない!
だから、ただ唸ること位しか出来なかった。
憂「で、卒業式は何時なの?」
唯「あーう?」
唯には憂の言う事が理解出来なかった。
憂「もー!お姉ちゃんは、卒業式も分かんないのか……」
と呆れつつも、卒業式には憂も出席するため、日時をしっかりと確認しなくてはならない。
憂「お姉ちゃん、学校から手紙が着ているでしょ?」
唯「あう!!」
唯はなかよし学校で渡された手紙を思い出した。
鞄から手紙を取り出して、憂に渡した。
唯「あう!てがみー」
憂「ほら、ちゃんとあるじゃないのよ…」
と言って、卒業式の日時を確認しようとした。
しかし、手紙に書かれていた内容は憂の予想もしない事であった!
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平沢唯さんは、まだ学力・言語能力が著しく劣り、勉強も不十分なため、
卒業の判定会議の結果、『卒業不可』となりました。
なお、4月以降は新3年生と同じクラスとなります。
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憂「え!?留年ってこと!!?」
唯「あうー(^q^)/」
と、唯は喜んで返事をした。もちろん、唯には『留年』という言葉の意味が分からないのに、なぜか喜んで返事をした。
しかし、これがうろたえている憂に、怒りの火を付けてしまった!
憂「もー!!お姉ちゃんのバカ、バカ、バカバカ、バカ!!」
と叫びながら、唯の顔にパンチの嵐を浴びせていた!
それでも憂の怒りは治まらず、更に激しい殴打を唯に浴びせた!
一方の唯は、パンチの嵐で喋ることすら出来ず、ひたすらサンドバッグの如く殴られ続けた。
どの位の時間が経ったのだろうか?
憂が正気を取り戻した時には、唯は口から血を吐いてその場で身動き一つしないで倒れていた。
==終==
(2010.03.25)
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最終更新:2016年06月23日 15:03