池沼唯の磁石
620 :池沼唯の磁石:2010/11/29(月) 23:20:19 ID:d0ckDH1f0
寒い日が続いていたが、今日は久しぶりの晴天でとても暖かい。
おまけに休日とあって絶好の行楽日和である。
しかし、平沢家に行楽日など無い。
池沼の姉・唯の世話をする憂にとって、毎日が池沼との闘いである。
と言っても、本当の闘いはいつも憂の圧勝だが、血を吐いて気絶する池沼唯の後始末を考えれば、圧勝しても素直に喜べない。
まして休日である今日は一日中ずっと池沼唯の事を気にかけていなくてはならない。
池沼唯からうっかり目を離してしまうと、何をしでかすか分からない。
憂は物心着いた時からずっと姉・唯の池沼な行動に呆れて来たが、未だに新しい池沼的行動を取り憂を唖然とさせる。
唯の池沼的行動のレパートリーの広さに、呆れてもはや関心してしまう事さえある。
しかし、施設に預けないのは、憂の姉への愛情なのであろう。池沼唯の世話を未だにするのは、そう解釈するしか説明が付かない。
さて、暖かい休日に憂は唯を連れて散歩にでも行こうかと思った。
犬と同様に唯を適度に運動させ疲れさせないと、唯は家の中でバカ騒ぎをしてしまう!
それに、運動不足でまたデブってしまうのを防ぐ効果もある。
もっとも、犬のように散歩でうんちをさせることは出来ない。
その点では唯は犬より劣ってるとも言えよう。
憂「お姉ちゃーん!!」
唯「……」
憂は居間で寝っ転がっていた唯に声を掛けたが、唯の返事がない。
ぐうたらな池沼さんは、午前中からゴロ寝である。
憂はイラっとして、寝ている唯を蹴とばした。
ボコッ!!
唯「ぁぅ! ('q')」
池沼さんは憂の蹴りで目が醒めたようだが、いつもと違って声が小さい。
まだ寝ぼけているのだろう……
憂はもう一発蹴りを入れた!
ボコッ!!
唯「あ~う~ (-q-)」
今度は先程よりは声が大きいものの、いつもの叫び声とは程遠い反応であった。
しかし、憂にはそんなことなどどうでもいい。
こんな細かいことなど気にしていたら、池沼の世話など出来ない。
憂「コラ!起きろ!散歩に行くよ!」
憂はまだ寝ぼけ状態にある唯の目を醒ますためにも、激しい口調で唯に言う。
しかし、唯の返事はまたしても
唯「あ~う~ (-q-)」
と覇気が無い。
しかし憂には『あ~う~』という間の抜けた声がバカにしている様に聞こえた!
しかも、自分がわざわざ唯のためにしてあげていることなのに!!
憂は益々頭に来た!
憂「コラ!池沼!!さっさと起きろ!」
「早く起きないとお仕置きするぞ!」
憂はかなりイラついていて、このままお仕置きが始まりそうな雰囲気である。
唯「ぁ゛ーぁ゛ー ('q')」
唯は「お仕置き」という言葉に反応したようだが、その声はまたしても小さく、いつもの「やー!おしおきやー!」というバカな叫び声ではない。
その上、唯は依然寝ころんだままで、起きるどころか体を動かす様子も無い。
確かに近頃の唯のバカ騒ぎを考えたら様子が変だが、しかし、相手は池沼中の池沼である。
ちょっと甘い言葉を掛けたら、急に態度を変え直ぐに調子に乗ってくる池沼だ。
そうなると、もう手が付けられず、結局、殴って気絶させるしか手が無くなる。
しかし、憂は唯のストレスをできるだけ発散させるためにも、是が非でも散歩をさせたかった。
散歩させてもらえない飼い犬が夜な夜な遠吠えをしてしまうように、唯もバカ騒ぎや池沼泣きが酷くなってしまうのだ。
憂は『お姉ちゃん!私は意地でも起こすからね!』と呟き、唯の体を軽く蹴飛ばしながら、唯が起きるのを催促する。
しかし、唯の反応はいつにも増して鈍い。
唯「ぁ~ぅ~」
これは演技ではなく、本当に調子が悪いのか!?
憂は少し考え始めた……
そのとき、魔が差したのだろうか?
憂は唯に声を掛けてしまった。
憂「お姉ちゃん、どうしたの?」
憂(あっ、しまった!!声を掛けちゃった……)
と思ったがもう遅かった。
憂の心配そうな声に対して、予想通り唯は返答した。
唯「ゆい、ぽんぽんいたい!(>q<)」
憂は、予想通りの答えに嫌な予感がした。
というのも、唯は普段から変な物を食べては下痢や嘔吐を繰り返してきたが、その時は『ぽんぽんいたい』とは一切言わず、いきなり催していた。
しかし、今回の様に事前に腹が痛いという時は、猛烈な下痢や嘔吐であったり、激しい便秘であったりと、死にかけていた。
だから、唯が『ぽんぽんがいたい』と聞いた途端、また一騒動起きるのか!?と危惧するのは当然であろう。
憂「お姉ちゃん……」
憂は、これから起こる事態を案じて、急に不安に襲われた。
憂「お姉ちゃん、ベッドで寝ようね」
唯「ぁーぅ」
憂の態度が180度変わって、普段では想像付かないほどの優しさを見せている。
もっとも、このような姉にとても優しいのが本来の憂であった。
しかし、年が経つにも拘らず唯が全く成長せず、同じ過ちを何度も繰り返すし、反省も全くしない唯に徐々に愛想が尽きてしまった。
腹が痛いと訴える唯に対して、憂は取りあえずベッドでゆっくり休ませようとした。
よく見たら唯は先程の憂の蹴りで、殆どうつ伏せの状態であったので、デブった腹が圧迫されていた。
そこで、まずは唯を仰向けにして、腹の圧迫から開放させてやることにした。
憂「いい?お姉ちゃん、今から楽にしてあげるからね」
憂はデブった唯の体を力一杯引っ張り、何とか仰向けにさせた。
かはりの重労働だったが、今の憂は姉を助けたい一心なので、苦労なんて気にしていない。
憂がこれ程池沼な姉・唯のために心身尽くしたのは本当に久しぶりである。
近頃の唯は怠けが酷く、なかよし学校でも先生にお仕置きされる有様。
さらに、なかよし学校の生徒にも毎日の様に苛められているようだが、
原因はほぼ100% 唯が悪いので、更に憂にお仕置きを食らう始末。
ようやく唯の体が半回転して、仰向けに出来た。
唯「はぁ~ふぅ~~ 」
唯は自らの体重で自分の腹を圧迫していた状態からようやく開放された!
この声は、開放感の唯なりの表現なのであろう……
憂「お姉ちゃん、どう?楽になった?」
憂は少し期待しながら唯に尋ねたが、
唯「ぁーぅー ('q')」
とまだ声に元気がない。
憂「まだ、お腹痛いの?」
唯「あーう!ぽんぽん、ぽんぽん!("q")」
と言ってお腹の真ん中、つまり、胸に『ロマンス ♥』と書かれたいつもの池沼トレーナーの ♥ マークの下辺りを手でさする。
憂「この辺が痛いんだね?」
憂は唯がさすった辺りをなぞる。
唯「あ゛う゛!! ("q")」
唯が急に激しい悲鳴を上げた!
憂「なによー!!」パシーン
憂はいきなりのことでびっくりして、反射的に唯の頬を引っぱたいた!
いつもの憂が出てしまった……
憂「あ…、お姉ちゃんゴメンね。ついいつもの癖が出ちゃって……」
憂はお詫びを言ったが、当の唯は依然「ひぃひぃ」唸ってとても苦しそうである。
憂「お姉ちゃん……」
憂は唯の激しく苦しんでいる様子が居たたまれない。
いつものバカ騒ぎしていた唯が苦しむなら笑って見ていたが、今回は明らかに違う。
唯のお腹の ♥ マーク当たりが猛烈に痛むようである。
憂は改めてその箇所を見ると……
憂「えっ!!!」
なんと、唯のトレーナーの腹の部分に2個の画鋲が刺さっていたのだ!!
憂「何??腹が痛いって、画鋲が刺さっていただけなの!?」
憂は呆れて今まで心配したのは何だったの?という徒労感に襲われた。
憂「マッタク、画鋲が刺さった位でこんな大袈裟な演技しないでよね!」
先程の優しい憂は居なくなり、いつもの憂が顔を出してきた。
やはり、字面の通り「憂」が優しくなれないのは、人情(人偏)が足りないからであろう。
憂は、説教は後にして、まず唯の腹に刺さっている画鋲を抜き取ろうとした。
唯の苦しがりかたは確かにオーバーであったが、画鋲の上から唯の体をなでたら、感覚の鈍い池沼でも流石に痛がるようだ。
とにかく唯の腹痛の原因が分かったので、憂は唯のロマンスのトレーナーから刺さっていた画鋲を取る。
良く見ると画鋲が刺さっていた箇所はちょうど赤色のハートマークの上だったため、画鋲の回りに着いた血に気が付くのが遅れた。
憂「あ~、お姉ちゃんはこの画鋲が刺さったまま動いたから、お腹が傷ついて痛かったのね…」
「もー!たった画鋲如きに物凄い労力が奪われたわ」
といって、憂はようやく唯の画鋲を取り外したが……
ピタッ!
憂「えっ!?」
取り外そうとしと思った画鋲がまた唯に引き寄せられるように、唯の服へくっ付いた。
憂「…??ただ落っことしただけよね……」
憂は錯覚したのだと自分に言い聞かせ、唯の服の上に落ちた画鋲を取り上げる。
が、このとき明らかに画鋲が唯の方へ力が働いているのを感じた!
憂「へっ!?なに、なんなの?」
憂はもう一度試すが、やはり同じ様に画鋲が唯の服に吸い付くように落ちた!
画鋲がまるで磁石に引っ張られるような感じである。
どうやら、唯のロマンストレーナーの裏側に磁石がくっ付いているのだろう…
憂「なーんだ、お姉ちゃんの服の中に磁石があるのね」
原因が分かれば何てことは無い。
憂「マッタク、お姉ちゃんはどこまでも人騒がせなんだから!」
と言いつつ、唯のトレーナーをめくり問題の磁石を取り出そうとした。
憂「!!!」
開けてびっくり!!
憂は余りの光景に驚き、声を失った!
それ程衝撃的な光景であった。
というのも、唯のロマンストレーナーをめくると、唯のデブッとしたメタボな腹が現れたが、そこに画鋲で引っ掛かれた傷が何箇所もあり、そこから血が出ていた!
しかし、それ以上に驚くのは、他にも画鋲やクリップ、ホチキスの針などが唯の腹にくっ付いていたのだ!!
もうお分かりであろう……
唯の腹の中に磁石があり、そこに画鋲やクリップが外から引き寄せられてくっ付いていただのだ!!
こんなバカなことがあるのか!?
しかし、信じるも何も目の前の現実が全てを正確に語っている。
そして、この状況を見た者は誰しもそのことに気づく。
憂(お姉ちゃんのお腹の中に磁石がある!?)
憂はようやく唯の腹痛の原因が分かったが、しかし、これを解決させるには一般人である憂には無理だ。
憂「ど、どうしよう……」
「お姉ちゃんが、お姉ちゃんが磁石で死んじゃうよ-!」
憂は気が動転して、泣き出してしまった。
今まで色々な汚物や異物を飲み込んできた唯だが、とうとう磁石まで飲み込むとは……
ああ、哀れな池沼唯!
(2010.11.29-)
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最終更新:2016年07月31日 15:55