池沼唯の神隠し

池沼唯の神隠し


憂「よいしょ!よいしょ!ふ~!晴れてよかったなー!気持ちいー!!」

唯「あーいーすー(≡△≡)」

風薫る新緑の頃、憂ちゃんは唯ちゃんを連れて山にやって来ました。
目的はやはり唯ちゃんのダイエットの為です。
また自身の運動不足解消、日頃の介護疲れの気分転換も兼ねています。

憂「それにしてもこんな物にこんなに効果があるとわねー……」ハァ…

唯「あーいーすー(≡△≡)」

ただこの世で最も怠惰な豚の異名をほしいままにする唯ちゃん、こんなに素直に歩くのはどういう事なのでしょうか?
答えは簡単、唯ちゃんの目の前には馬面に人参よろしくアイスがぶら下げられているのです。

※アイスを求める愚かな池沼の図

        / ̄ ̄ ̄|
  / ̄ ̄\/     |
 =========     ■
 ノリi(∥≡△)      <あーいーすー(≡△≡)
 (  つ  ロマ)つ
 (_____)
 (ヽ_ ゚゚_ノ
  ∪  ̄∪
もちろんアイスを模した食品サンプルなのですが、その造形は池沼の目を欺くには申し分なく、
その上アイスの香りがする仕掛けまで施されているので、唯ちゃんにとってはアイス以外の何物でもありません。

怠惰な唯ちゃん対策としてはそれでも十分ではないと考えた憂ちゃん。
頭に装着してるヘッドバンド部分に電極を埋め込みました。
そこから刺激を与える事で強制的に歩を進める仕組みと言う訳です。

一般的にダイエットと言えば、ジョギングだったりボクササイズ、エアロビクスなど激しい運動を想像しがちですが、ウォーキング程度の強度で十分に効果があります。
結局は日々の積み重ねが大事だという事ですね。

ここまでお膳立てしてあげないとまともにダイエットも出来ない唯ちゃん、 いくらアイスを求め本能的に、そして電気的に動かされていたといえ流石に体力も限界を迎えたようです。
憂ちゃんは電極のスイッチを切ってあげました。

唯「うーいぃ……(-q-;)、おなかすいたー……("q";)」

憂「そうねー!もうずっと歩いてたものね、どこかお弁当を広げられそうな所はないかしら?」キョロキョロ

憂ちゃんが辺りを見渡すと少し離れた所に頂上行きのロープウェイ乗り場があるのを発見しました。

憂「お姉ちゃん!せっかくだから頂上まで行って、そこでお弁当を食べましょう!」カチッ

唯「まんまー……、あーいーすー(≡△≡)」

スイッチを入れると香りも漂う仕様になっています。それに釣られて唯ちゃんは歩き始めました。
ただこんなにも瞬時にアイスの事しか考えられなくなるとはw
唯ちゃんは本当に意地汚い卑しい池沼なんですね。

この装置のお陰でロープウェイの中でも騒がしくせず、珍しく偉かった唯ちゃんですが、 普段の池沼臭にさらなる汗臭さが加味された結果、他の乗客どころかガイドすら職場放棄する非常事態になりました。
それでもロープウェイからの眺めは、日頃の介護疲れを癒してくれるに十分な絶景で、 憂ちゃんは束の間の唯ちゃんと二人だけの一時を大切に大切に胸に刻みつけました。

10分程で頂上に着いた憂ちゃん達、今度はお弁当を食べる場所を探します。
(余談ですがこのロープウェイは臭さが染みこんで取れ無いため即営業中止、即日破棄されました。)

憂「あ!テーブルも椅子もあるじゃない!ここでお弁当を食べましょう!」カチッ

唯「あーいーすー(≡△≡)あーう!まんまーたべゆー!!\(*>q<*)/」

本当に便利な装置ですねw

空気の澄んだ山頂で、美味しいご飯を食べた二人はしばらく食休みをしていました。

憂「ふぅ!やっぱり空気が美味しいと、ご飯の味も違うわねー」

唯「ぎゃーう!(*゚q゚)=3うーい!ぶぶぶーでる!ゆいいーこ!(^q^)/」

憂「きゃあ!もう!どうしてこんな所でもよおすのよ!せっかくの気分が台無しじゃないの!」

青天の霹靂ならぬ、池沼の排便!ブブブーは急に止まりません!
唯ちゃんの宣言からまもなく特大の池沼ファンファーレが鳴り響きました!

ブポポピー!!ブバチュ!ブボッ!!ブチュチュチュチュチュブバッチュウウウウ!!

唯「あうーん!(*´q`*)ぶぶぶきもちいいれすー゚.+:。(*´q`*)゚.+:。」

憂「はぁ……、やっぱりお姉ちゃんはどこまでも悲しい程に池沼なのね……」カチッ!!

憂ちゃんは諦観した様につぶやき、電極の刺激をマックスで叩き込みました!

唯「あーいー……(≡△≡)、ぴぎょおおおおおお!!!(°q°#)ぎゃっぷるるるるるるるる!!!(@q☆#)」

これは憂ちゃんが追加した機能の一つ「お仕置きモード」です。
スタンガン程の電流を頭に流しこむ非常に非情な機能です。

頭髪は焼け落ち、頭皮をズタズタにしながら気絶した唯ちゃん、大人しくなったのでオムツを変えるのも楽チンです。

憂「お仕置きモードを搭載しておいてよかったわ!さて、コレを捨てる所はあるかしら?」

途中にトイレが有ったのを思い出し、憂ちゃんはそこへ向かいます。
唯ちゃんは気絶しているので、放っておいても大丈夫だろうと言う算段です。

汚物の処理をして数分後、憂ちゃんが元の場所に戻ると唯ちゃんの姿がありませんでした。

憂「えっ!?お姉ちゃん!?」

テーブルの下にでも転がり込んだのかと思い、辺りを這いつくばって探しても唯ちゃんは見つかりませんでした。

憂「どうしてこんなすぐに居なくなれるのよ!」

この素早さを普段の生活にも活かして欲しいと思う反面、山の危険性を考えるとすぐに探さなければなりません。
憂はひとつ深呼吸をして落ち着きを取り戻し、近くの看板にあった山岳救助隊の番号へ電話をかけました。

Trrrrr……、Trrrrr……

しかし何回コールしても誰も出てくれません。
それもそのはず、唯ちゃんが通った道が汚染され悪臭を放ち、近くを通った人が昏倒する騒ぎが起きていたのです。
数十人規模での意識不明者が出て、山岳救助隊はその対応に大忙しなのです。

数分鳴らし続けても誰も出ない事態に焦れた憂ちゃん、一人で探す決意をしました。
こういう時は警察や消防に電話をかけてもいいのですが、冷静さを失った憂ちゃんはそこまで頭が回りませんでした。

一先ず最後に唯ちゃんを見た場所に戻り、周囲を調べることにしました。
先程は慌てていた為見過ごしたのですが、オムツを替えるために乗せていた長椅子は唯ちゃんの形に腐食しており、
落ちた拍子に転がってしまったのであろう跡が、地面にありありと残っていました。

憂「なんだ、この跡を辿って行けばすぐに見つかるじゃない!」

簡単に手がかりが見つかった事により安心する憂ちゃん。
早速その跡を辿ります。

憂「ほんとに手間しかかけないんだから……」ブツブツ

小言を呟きながらも迷惑な池沼を探してあげる心優しい憂ちゃんです。
唯ちゃんは行方不明にでもなった方が人類の為になるのですが、山にゴミを捨てては駄目ですね。

思いの外長い距離を転がっていた唯ちゃん、1分程歩いた所で憂ちゃんが足を止めました。

憂「どういうことなの……?」

果たして憂ちゃんの目の前には、転がった跡が途中で切れてなくなっている光景が広がるのでした。

これには流石の憂ちゃんも大慌てです、大声を上げて取り乱してしまい、もうどうすればよいかわかりません。
そこに丁度帰ろうと思っていた登山者が通りかかります、ただならぬ様子を見かねて声をかけました。

登「き、君!どうしたんだね?なにか大変な事があったのかい?」

憂「あっ、あのっ!姉が!!姉が居なくなって!!」

登「落ち着きたまえ、お姉さんが居なくなってしまったのかい?事情を話して見給え」

登山者はがっしりとした体躯に立派なひげを蓄えており、歴戦の山男と言った風貌がとても頼れる雰囲気を醸し出しています。
憂ちゃんもそのお陰で少しは落ち着きを取り戻し、おぼつかないなりにもなんとか事情を説明出来ました。

登「なるほど……、残念ながら君のお姉さんは見なかったな……」

憂「おじさんが来た方向に跡が残っていたんですけど……」

登「……そのようだね、これはまたアレの仕業か……」

憂「!、何か心当たりがあるんですか?」

登「ん、む……、にわかには信じられないと思う話なんだがね」

登山者は話しづらい様子でしたが、ぼそぼそと話しを始めました。

登「いわゆる『神隠し』と言うやつなんだが……」

憂「はぁ……」

憂ちゃんも半信半疑で返事に力がありません。

登「うむ、当然すぐには信じられない事だろう、だが私がこの山に関わって数十年、こういった事を幾度も見てきたのだよ」

憂「そうなんですか……」

登「こういった場合は一先ず私達に任せてもらい、君は家に帰って捜索に必要な写真などを持ってきて貰っているのだが……」

憂「そうですね、その方が良いんですよね……」

ともすれば走り出しそうになる気持ちを抑え、憂ちゃんは冷静に事態への対応を決意しました。

登「うむ、私達は山のプロだ、二重遭難などの危険を考えると我々に任せてもらうのが一番だよ」

憂「はい、よろしくお願いします」

憂ちゃんは一応の情報を伝えると、更に詳しい情報を持ってくるために家へ戻る道を急ぎました。

一方その頃唯ちゃんはと言うと、ご飯を食べた所から数百メートル離れた所でのんきに気絶をしていました。
これは神隠しとは全く関係なく、単純に池沼の奇異な身体構造及び、
電極による異常な入力が引き起こしたとてつもないおならの所為なのでした。

唯ちゃんが転がった跡は、その重さからかなりの深さがあり、消えている地点ではより深くなっているのですが
落ち着きを失った憂ちゃんはそれに気づけなかったのです。

唯ちゃんはおならで数十メートル飛び、斜面で転がり、崖の淵ギリギリに生えている木にぶつかり止まりました。
奇跡的なバランスを保っており、慎重に動かないと数十メートル下の川へ真っ逆さまです。

唯「あうーん……(-q-)、うーいまんまー……("q")」

あらあら、唯ちゃんは事態を把握せずに寝ぼけていますね、これでは本当に落ちるのも時間の問題ですw

唯「おちりかゆいーの……(*"q"*)」ボリボリ

おっと!唯ちゃんがお尻を掻くために動いてしまいました!
グラグラと揺れるその体は、高層ビルに架けた鉄骨の橋を渡る高額負債者の行方を思わせます。

唯「おかおもかゆいー……(つ''q-)」グチャグチャ

なんという事でしょう!おしりを掻いた手がウンチまみれになっています!
先ほど憂に綺麗にしてもらったのですが、おならの衝撃でまたしてもうんちをしてしまった様ですね。

唯「ぐぎゃっ!!(×q×#)おてちぇくちゃーい!!(>q<#)うーいわるいこ!!(`q´メ)」

自分が出したうんちの破滅的な臭さに目を覚ました唯ちゃん、その臭いもさることながら罪を憂ちゃんになすりつける様は愚かさの極地です。
その目に余る醜態には今回出番が無かったはずの神様も、流石にお怒りになられた様です。
辛うじて体を支えていた木の根が抜け始め、唯ちゃんの体は大きくバランスを崩します。

唯「あうっ!(゚q゚)なんれつかっ!うぎゃぎゃぎゃぎゃー!(@q☆#)」

木は完全に抜けてしまい谷底へと落ちてしまいました。
果たして唯ちゃんの運命や如何に!?

ひるがえって憂ちゃんサイドです。
憂ちゃんは電光石火の勢いで家に戻り、写真などを用意しました。
取り急ぎそれらをファックスで送り、自らも再び山へと向かいます。

憂「私だけじゃなくて他の人にも迷惑をかけるなんて……」

口では毒づいていますが、憂ちゃんの目には薄っすらと涙が浮かんでいます。
居なくなって清々するとは言え、死体を確認するまで安心出来ないのが池沼唯ちゃんです。
今までの恨みつらみを晴らす為にも、絶対に唯ちゃんを見つけなければなりません。

今朝は何も考えずに歩いていた道を三度進み、唯ちゃんが消えた現場へと辿り着きました。

憂「こんなに駆り出されたの!?」

そこでは数十人単位で山岳救助ボランティアが集まっており、周囲に手がかりが無いか捜査しています。
その内の一人、先程の登山者が憂ちゃんに気付き声をかけてくれました。

登「やあやあ、疲れたろう、少し休んだらどうだい?」

憂「ありがとうございます、大丈夫です。それにしてもこんなに沢山の方が動いてくださるなんて……」

登「わっはっは、好きでやっていることだから気にする事はないよ、そういえば写真ありがとう、とても役に立つよ!」

憂「いえ、こちらこそありがとうございます……」

登「今の所の調査状況なんだがね……」

憂「ぜひ聞かせてください!」

登「それがねぇ、今日は登山者数が何故か普段の十分の一以下でね、そちらからは有力な情報が得られなかったんだ」

憂「そんな……」

唯ちゃんの異臭が自らの首を絞める結果になりましたねw

登「だがね、どうもこれは普段の神隠しとは違う様なんだよ」

憂「と、言うと?」

憂ちゃんは続きを待ちきれずに促します。

登「あの途切れた跡……」

登山者は唯ちゃんが転がって出来た跡の終点を指し示します。

登「あそこをよく見るとすごく凹んでいてね、これは怪しいと踏んで周囲を探索したら数十メートル離れた所にも同じ様な跡があったんだよ!」

登山者はまるで名探偵にでもなったかの様に息を荒くしてまくし立てます。

登「どういう原理かはわからないが君のお姉ちゃんは空を飛んだんだ、そして遠くまで移動し姿を消した、そうとしか考えられないんだよ!」

おもちゃを自慢する子供の様に目を輝かせています。
憂ちゃんはそのウザさに、冷たい視線でその目を射抜き登山者を黙らせた後、数秒の思考時間に入りました。

憂「……、姉のおならなら可能だと思います」

登「えええっ!おならってのはあのおならかい?」

憂「はい、姉は尋常でない池沼なので、体の構造も人間のそれとはかけ離れているんです」

登「そ、そうなのかい……」ハハハ…

登山者は憂ちゃんが錯乱して正気を失ってしまったのだと思いました。
それに気づいているのかいないのか、原因が分かったために憂ちゃんは落ち着きを取り戻し、跡をたどるために走り出しました。

登「き、君っ!どこへ行くんだ!走ると危ないぞ!!」

憂ちゃんは唯ちゃんとは違って運動神経がいいので山道でも転びません、 山道に慣れている筈の登山者がなんとかついて行ける程のスピードで駆け抜けます。

登「落ち着くんだ!お姉さんは我々が必ず見つけ出す!止まりなさい!!」

登山者からすると狂って居るように見える速度で飛ばす憂ちゃん、その足取りは吸い込まれるように唯ちゃんの着地点へ向かいます。

憂「はぁはぁ!」ズザザー

登「はぁはぁ、やっと止まった……」

憂「お姉ちゃんは確かにここに居たようです……」

登「ほ、本当かい?でもコレじゃあ……」

唯ちゃんの居た場所を見つめる二人の視線の先には、崩れ落ちた崖の淵があるのみでした。

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最終更新:2016年12月25日 19:55
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