池沼唯の一日

池沼唯の一日



平沢憂は姉である池沼唯の介護に疲れていた。
唯は自分の欲望を満たす事しか考えず、まわりの迷惑など知る由もない。
さあ、今日もそんな池沼唯ちゃんのかわいい声で一日が始まるよ。

唯「う~~い~~!!」ドタドタドタドタ
憂「はぁ、お姉ちゃん朝から一体何?」
唯「うーい、ゆい、ぶーぶー!!ぶーぶー!!」

唯ちゃんは朝起きて部屋にあったネジを鼻の穴に入れてブタさんになってるようです。 それに、今日の唯ちゃんは何だか機嫌が良さそうです。
なぜでしょう?

その理由は、何と唯ちゃん、今日はまさかの一人で朝起きて、しかもうんちを漏らしてなかったのです。
いつもならうんちを漏らして

唯「ぁ~ぅ、うーい、ゆい、おむつきちゃない、おむつかえる!!」

などと朝っぱらから言い、憂がため息を吐き、姉を蔑んだ目で見ながら後始末をする、というパターンなのですが、今日は違います。

唯(ゆい、きょうはぶぶぶーしてないし、ブタさんだからうーいほめてくれる!!)

なんてかわいい発想なのでしょう。
でも憂はブタさんの事を誉めてくれません。

唯「うーい、ゆいはブタさんでつよ!!ぶーぶー!!」

今度は四つんばいになりながらそう言って、必死にブタさんの真似が上手な事をアピールしますが、憂はその憐れな光景を憂は無視し続け、朝食の準備をします。
前なら、「この池沼!!朝から何やってんだ!!」と言ってお仕置きをしたのですが、いくらお仕置きをしてもその場だけ謝るだけで、次の瞬間にはまた繰り返すので、呆れ返って今は【池沼の行動】に何も言わなくなったのです。

唯ちゃんは、そのお仕置きされなくなった事をいいことに、最近ますますやりたい放題なのです。お仕置きがない=いいことこれが唯ちゃんの頭の中にあるのです。
それなのにうーいがブタさんの真似を誉めてくれないので、とても不満そうです。

唯「うーい、ゆい、ブタさん、いいこでつ!!」
憂「はぁ、お姉ちゃん、ご飯出来たから食べて」
唯「あう?はーい(^Q^)/、ゆい、ぽんぽんすいた、まんまたべまーつ」
 ムシャムシャボロボロムシャムシャボロボロ

あららら、唯ちゃん上手に箸が使えなくて、ご飯をこぼしてばかりです。

唯「う゛~!!」

これには機嫌が良かった唯ちゃんもご機嫌斜めです。

唯「あうー!!まんまーわるいこ!おちおきつる!!」

そう言ってご飯を床にぶちまけました。

唯「あうっ(・ω・)!」

何か閃いたようです。唯ちゃんは四つんばいになって床のご飯を食べ始めました。

唯「はぐはぐ、まんまーいいこでつよ~」

唯はこの食べ方をしても憂に怒られないので、これははいいことだと思い込みました。慌ただしい朝食が終わり、憂は唯の壊した茶わんや皿、唯に食べられなかったこぼれたご飯を片付けています。

唯「う~い~、アイス~」

唯ちゃんは憂のしていることなど気にも留めず大好きなアイスを要求します。

憂「はぁ、はい、アイス」

憂はしている作業を一旦やめてアイスを3つあげました。以前と違って憂は唯ちゃんが満足するだけあげることにしています。そうすることで唯ちゃんが騒ぐのを事前に避けるようになりました。

唯「あうあう~、アイスいっぱい、いっぱい、うーいいいこでつよ!キャッキャッ!!」

唯ちゃんはアイスたくさんをもらってご機嫌です。

唯「ゆい、こうえん、あそぶでつ!」

そう言って元気に家を飛び出していきました。

唯「あうあう~、ゆいはいいこ~♪いいこ~♪」

ご機嫌な唯ちゃんは歌いながら公園にやってきました。公園では少年たちが鬼ごっこをして遊んでいます。

唯「ゆいでつよ~、みんなのゆいでつよ~!」

A「げっ、池沼が来た」
B「おい、帰ろうぜ」
C「いや、ちょっと待て。ちょっとあの池沼で遊ぼうぜ」
D「どうするんだよ」
E「俺にまかせろ。そうだBちょっと…」

そんな話しをしてるところに唯ちゃんがあうあう♪言いながら近付いてきました。

E「唯ちゃん、今鬼ごっこやってるから一緒にやろう!」

(・ω・)???

E「…。唯ちゃんがここにいる人みんなに触ればここにあるアイスもらえるんだよ」

Eは公園に来る前に何気なくみんなで買ったアイスを見せました

唯「あいすたくさんでつ!あいす~あいす~たべるでつ~♪」
E「…。いや…、これが食べたかったらみんなに触らないとだめだよ。そうじゃないとお仕置きだよ。」
唯「!!!だめ―!おしおきだめー!アイスー!さわるー!」

最近憂からお仕置きされてはいないものの、お仕置きの恐ろしさは体に染み付いているようです。

E「よし、じゃあスタート」

そう言って少年たちは逃げ始めました。

唯「あう!まつでつよ~」
 ドスドスドスドス

唯ちゃんは必死に追い掛けますが、残念、唯ちゃんはデブなので追い付けません。すぐに汗をダラダラかいて止まってしまいました。

唯「あうー!だめー!まつー!あいすー!」ゼエゼエゼエゼエ

A「おい、あの池沼どうすんだよ。もう終わりかよ」
E「しょうがねえなあ、こういうのはどうだ…。」
A「いいねそれ。CとDにも伝えてくるわ」

!!!
あれ?唯ちゃんのすぐ近くに少年たちが近付いてきました。唯ちゃんチャンス!!

唯「あ~う~!!!」

最後の力を振り絞って少年たちのところへ走っていきます。

唯「あいすーーーー!!」
 ヒラリ、ドテッ

E「よしっ、今だ!」

Eはごみ箱にあったビニール袋に水をいっぱい入れていて、それを勢いよくかけました。

唯「びゃーーーーー!!!!」

突然のことで唯ちゃんは叫び声をあげてしまいましたが、さすがに怒った様子です。

A「こいつ、本当にバカだなあ」
C「どうする?また水かける?」

唯「あ゛ーーーー!!!」

怒った唯ちゃんは叫びながら地面の砂を両手いっぱい掴むと少年たちにかけてきました。

D「こいつ!!覚悟しろ!」
E「落ち着け、キレたらこいつと一緒だぞ」
D「じゃあどうすんだよ」
E「怒った池沼と遊ぶのも面白そうじゃん、そうだ、今度はこういうのはどうだ?」
A「お前性格わるいなぁ」

唯「ゆいいじめたーー!!おしおきでつーー!!」
E「ほら唯ちゃんこっちだよ。早くしないとアイス食べちゃうよ」
C「こっちこっち」

少年たちはそう言ってまとまって逃げます。

唯「おしおきするでつーーーーーーー!!」
   ドスドスドスドスドスドスドスドス

今回は疲れよりも怒りの感情の方が勝ってるため、止まらず追い掛けます。でもやはり残念、唯ちゃんはデブなのでどんどん離されていきます。

E「ここら辺でいいか。」

唯「まつでつーーーーーーーー!!!!」
  ドスドスドスドスドスドスドスドス

E「よし、せーの」
A パク
C パク
D パク
E パク

(゜_゜)!!!!!!

唯「だめーーーー!!!!ゆいのあいすーーーー!!!!あ゛―ーーー!!!!」

そんな唯ちゃんの悲痛な叫び声をよそにアイスは全部食べられてしまいました。

ブブブ―ブブブーブブブー

怒り+大好きなアイスを目の前で全部食べられてしまった故の混乱=三連続ブブブ―

唯「びゃーーー!!」
唯「ぎゃーーー!!」
唯「やーーー!!」
唯「おむちゅかえるでつーーーーーーーーー!!!!!」

E「こいつほんと馬鹿だなあ」

唯ちゃんの気も知らず少年たちはゲラゲラ笑っています。

B「おーいE。連れてきたぞ。」

先程Eに何か言われていたBが飼い犬を連れて戻ってきました。
ワンワンワンワン

!!!
唯ちゃんも犬に気付いたようです。

唯「わんわんでつーーー(o^∀^o)!」

E「B、その犬放してやれ」
B「えっ、あ、ああ。よし行け」
ワンワンワンワン

犬は放されると、自分に向かってくる唯ちゃんに一目散に走っていきました。

唯(わんわんはゆいのともだち。ゆいはぶーぶーでつ)

そう思い、唯ちゃんは朝のように四つんばいになって、ぶーぶー鳴きながら犬の方に近付いていきます。勿論、鼻には朝のままネジが詰め込んであります。

唯「わんわーーん!ゆいはぶーぶーでつよーーー(^Q^)/!!」

唯 ブー♪ブー♪ブー♪ブー♪
犬 ピョーン ガブッガブガブ
 !?!?!?
唯「ぶびゃーーーー!!

唯ちゃんは友達の思っていたわんわんにまでいじめられて、気を失う寸前でしたが、かろうじて

唯(わんわんおしおきでつ!!!)

そう思い、犬の背中にまたがりました。オムツには三連続ぶぶぶーがあります。
更に、友達(犬)にいじめられた悲しみ+噛まれた痛み=三連続ぶぶぶー。

B「お前!何やってんだ!」
唯「わるいこにはぶぶぶーでつーーーーーーーーーー」

唯ちゃんの足りない頭で一生懸命、そして即興で考えた唯ちゃん流のおしおきです。

ブブブーブブブーブブブー

犬は臭さと衝撃に驚いて走り去っていきました。それを見て唯ちゃんはご満悦です。

B「てめぇ!」
 バキッ
唯「びゃっ!」

唯ちゃんは蹴飛ばされて犬の上からはどきましたが、汚くて手が出せません。

E「ありったけのビニール袋に水入れてかけてやれ!」
唯「だめ――――!ばしゃ―だめ――――――!!!」

先程水をかけられてからぎりぎり五分なので、【水】と聞いてまた思いっきり水をかけられると理解したようです。
でも残念、唯ちゃんは理解はしたけれども避ける術を知りません。

唯「だめ――だめ――だめ――――」

必死に叫びますが。

A「くたばれ池沼!!」バシャッ
B「俺の犬に何しやがる!!」バシャッ
C「遊んでやった分際で!!」バシャッ
D「調子にのるな!!」バシャッ
E「近所からでてけ」!!バシャッ
C「悪いなB,俺がこいつで遊ぼうとか言ったせいで」
B「まあ犬も死んだわけではないし、これからはこいつに関わるなっていい教訓だよ」
A「じゃあ俺の家で遊び直そうぜ」

そう言って少年たちは帰っていきました。

唯「あ~う~……う~い~ちゅめたいでちゅ…おむちゅくちゃい…おむちゅかえるでつ……………」

唯ちゃんは気絶しちゃいました。

昼すぎ、ようやく唯ちゃんは目覚めたようです。
朝に気絶してそれから公園に入ろうとした人もいたのですが、入り口のすぐそばに池沼唯がいるということで、みんな帰ってしまったのです。
勿論、唯ちゃんを起こす勇気のある人がいる訳もありません。

唯「あうっ、あ~う?」

目が覚めた唯ちゃんですが何故自分がここにいるのか当然理解出来ていません。

唯「あう~ゆいぽんぽんついたでつ~」

プ~ン
唯「む~(-ω-)くちゃいでつ!!ぶぶぶーしちゃのはだれでつか!!!」

目覚めて早速元気な唯ちゃんですが、何気なくネジがつまっている鼻に手をやり、何か思い出したようです。
唯ちゃん、大きく深呼吸して……

唯「ゆいはぶーぶーでつよ―――――――(^Q^)/!!!!!!う―――――――い!!!ゆいぽんぽんついたでつ―――――――――――(^Q^)/!!!」

いつも以上に元気に叫ぶと、朝のように四つんばいになり、ぶーぶー鳴きながらうーいの待つ家に帰っていきました。

唯「ぶーぶー♪ゆいはブタさんで~つ♪」

唯ちゃんは楽しそうに歌いながらおうちに帰っていきます。
あれ?唯ちゃん誰かを見つけたようです。

唯「あう!のどたたんでつー!」
和「!!…………」

幼稚園の時少し仲良くしていたせいで、池沼からいまだになつかれている和ですが、和は池沼のせいで友達がほとんどいなくなり、池沼のことを心底憎んでいるので、知らないふりをしてやり過ごそうとするが、唯ちゃんがその空気を読めるはずはありません。
それどころか、唯ちゃんはのどたたんが自分に気付いてないと思い、大きな声で元気良く叫びます。

唯「のどたた~ん!!ゆいでつよーーーー!!!!まつでーつ(^O^)」
和「うっくさっ…、唯、何してるの?」
唯「あうっ、のどたたんくちゃいでつよ(-ω-)!!!ぶぶぶーしたでつね(^O^)」
和「はぁ、漏らしてるのはあなたの方よ、唯」
唯「う゛ーう゛ー、のどたたんうそつきでつ!わるいこでつ!!ゆい、あいすたべるでつ!!」

和は、こうなった池沼は誰にも止められないとわかっているし、会話が成立するはずもない。第一、騒がれたら近所の迷惑になると思ったため、

和「じゃあ、アイス買ってあげるからついてきなさい…。」

としか言い様がなかった。

唯「あうっ、のどたたんいいこでつよ~キャキャッ。でもぶぶぶーはだめでつよ(-ω-)!!」

和はこんなのにいちいち腹をたてるのも時間の無駄であるとわかっており、それよりも、学校の友達に池沼と一緒にいるところを見られないかの方が心配でドキドキしていた。
しかし…。

律「おっ、和じゃん。何やってんだ」
和「律…」

律は、和の後ろの人とは思えない風貌の生物に気付き、絶句した。

律「和、それ和の知り合いか…?」
和「違うのよ律。何か勝手に付いてきてるのよ」
唯「う゛ーう゛ー。のどたたんはゆいのともらちでつ!!」

唯ちゃんは友達ののどたたんが誰かと話してるのが気に入りません。でも、和の友達=自分の友達という図式が浮かびました。

唯「わたしはひらさわゆいでつ!あなたはだれでつか!」
律「何こいつ…。律だよ。律、律」

律は関わりたくないので適当にあしらった返事をしました。

唯「あう!りったでつね!りった、りった!!ゆいはゆいでつよ~」

唯ちゃんは新しい友達が出来てとても興奮しています。

唯「ゆいとりったはともらちでつ(^Q^)」
律「……。じゃあな和。邪魔して悪いな…」
和「待って!違うのよこれは!」

和の声は律には届かず、和はまた友達をなくしました。

和「あんたのせいで…。またあんたのせいで友達がいなくなったじゃない!!」

和は池沼唯に向かって怒鳴りましたが、池沼唯はいません。
どこ行ったのでしょう?


律「よお、澪、ムギ。和と会って遅れちゃった。てへ」
澪・紬「………」
律「どうしたんだよ二人とも。そうだ、さっき和と会ったんだけど、一緒に気持ち悪い奴もいてさ、困ったよ」
澪・紬「………」
律「さっきからどうしたんだよ二人とも。んっ、何かくさいな」

唯「ゆいでつよーーー(^Q^)」

律・澪・ムギ「きゃっ」
律「何でお前が…」
澪「コワイコワイコワイコワイ」

紬「……。悪いけど私軽音部辞めさせてもらうわ律ちゃん」
澪「……見損なったぞ律……」

紬「行きましょ澪ちゃん」
律「違うんだ!待ってくれ、ムギ!澪!」

ここで唯ちゃん、初めて空気を読みます。

唯「あう?こらー!みんななかよくしないとだめれつよ!!」

唯ちゃん、珍しくまともな意見を言いました。

唯「りったのともらちはゆいのともらちれす(^Q^)/」

唯ちゃんは、りったが二人の名前を言ったのを覚えており、

唯「むぎた!みおた!まつれす!!みんなゆいのともらちれす!!」

とてもいいことを言った唯ちゃんですが、思わず肛門が緩んじゃったのでしょうか。

プ~

大丈夫、もうブブブーではありません。

唯「あ、ぷ~しちゃったれす(´∀`) ………………ぶぶぶーじゃないでつよ!ゆいぶぶぶーじゃないでつよ!」ドスドスドスドスドスドス

三人は、池沼がブブブーではないことを叫んで、誰とは言わずアピールし、無意味に走り回っている隙に逃げ出しました。

唯「あ~う?みんなどこでつか~?ゆいのおむちゅむずむずでつよ~~」

唯ちゃんはせっかく出来た友達がいなくなってとっても不思議になり、色々な場所を捜し回りました。

唯「かくれてめだめでつよ~。ゆいのおむちゅ♪おむちゅ♪かえるでつ~♪」

唯ちゃんは、りったとむぎたとみおたを一生懸命探してます。

唯「ここでつか~」ウィーン
唯「!!!!!!!」ドスドスドスドスドスドスドスドス

唯ちゃん何か見つけたようです。

唯「かわいい~でつ~(●´∀`●)」

唯ちゃんが目を輝かせてるのは25万円するギターです。当然、ギターが何か唯ちゃんはわかりません。でも唯ちゃんは、その気に入ったギターに思いっきり抱きついています。

唯 「かわいいでつよ~。ゆいがちゅーしてあげるでつ(^3^)/!!」
店員「こらっ、お前そのギターに何してんだ!!」

池沼がいきなりこんなことをされて店側もいい迷惑です。

唯「ぎーた??あなたはぎーたでつか!!!わたしはひらさわゆいでつ。よろしくおねがいしまつ!」

唯ちゃんは【何か】の名前を知ることができ、かつ、自分も自己紹介したことから、ぎーたは友達と認識しました。

唯「ぎーた、ゆいのおうちであそぶでつ!いくでつよぎーた!」

唯ちゃんはぎーたを抱え、外に行こうとしますが、店員が許すはずもなく、こっぴどく怒鳴られました。さすがに店内なので殴られはしませんでしたが、怒りの表情に満ちています。そこへ…。

紬「どうしたの?…………えっ…………?」

この店は紬の家の系列で、よく紬は来ていて、あの後、律とも別れ、澪と今後のことを話し合いながら店に来ていたのです。

唯「むぎたでつーーーー!!!あう??」

もう一人見つけたようです。
ドスドスドスドスドスドスドスドス

唯「みおたもみつけたでーつ(o^∀^o)」

澪「ひっ。コワクナイコワクナイコワクナイコワクナイ」
唯「どうしたでつかみおた?ともらちのゆいでつよ?」

そう言いながら澪の頭を叩きます。

澪「さわるなーーー!!!」
 バキッバコッドカッ

澪は池沼を殴ると一目散に店から逃げていきました。

唯「びぇーーーーん!みおたぶったーーーー!!」

唯ちゃんは、友達を心配したのに逆に殴られてしまったことが理解できません。
一方、紬はこのやりとりの最中、店員からことのいきさつを聞き、何か指示しています。

紬「落ち着いて、唯…ちゃん。澪ちゃんは用事を思い出して帰っただけよ」
唯「あう?そうでつか!みおた、ゆいのこときらいじゃないんでつね!!じゃーゆいぎーたとかえるでつ!」
紬「それはだめよ。そのギターは25万円払わないと持って帰れないのよ。」

唯ちゃんは、25万円の意味がわかりません。でも唯ちゃんはぎーたと帰りたいので『25万円』の意味を一生懸命考えます。

唯「あう~、あう~、あう~、あう!!わかったでつ!」
紬「さ、わかったらギターをこっちに渡してちょうだい」

紬と店員で25万円のギターを丁寧に取り上げようとします。

唯「うんたん♪うんたん♪うんたん♪うんたん♪うんたん♪うんたん♪」

突然、唯ちゃんは得意なうんたんをし出しました。
うんたんをすればむぎたは誉めてくれる=ご褒美としてぎーたと帰れると考えたようです。
唯ちゃんは、お客さんもそれなりいる店内で大声でうんたんをやり続けます。 お客さんはその異様な光景に目をみはり、次々と店から出て行きます。

唯「うんたん♪うんたん♪うんたん♪うんたん♪うんたん♪うんたん♪」

紬「ちょっといい加減にしてよ……やめなさい!!」
唯「あう?むぎた、ゆい25まんえんはらったでつ(^O^)ぎーたとかえるでつ!」

唯ちゃんがそう言って帰ろうとした瞬間、店員が油断した池沼からギターを取り返しました。

唯「あーーーーーーーー!!!!ゆいのぎーたかえすでつーーーーーー!!!!」

紬「……しょうがないからさっき言った通りにして頂戴。」
店員「そうですね。このままじゃ埒があかないですし。」

バキッッ。店員はギターを唯ちゃんの目の前で、思いっきり床に叩きつけ壊してしまいました。池沼が先程抱きつき、ちゅーをしたのでこのギターはもう売り物になりません。だからと言って池沼に渡すのは紬たちの気が晴れません。何より、そんな事をしたらギターが可哀想です。

唯「(゜_゜)……………………………」

唯ちゃんは、突然の事すぎて頭が真っ白です。目の前には真っ二つにされた友達のぎーたが横たわっています。

唯「あ゛―――――――!!!!!ぎーーーーーーーーーたーーーーーーーーーー!!!」

その後何人もの店員で泣き叫ぶ池沼を店外に放り出し、シャッターを下ろし店に入れなくしました。
店を追い出された唯ちゃんは、目の前で友達を失ったショックをどうすればいいかわからず、とりあえずうーいのいる家に帰ろうとします。

唯「ひっぐひっぐ。ゆいのぎーたしんじゃった。ひっぐ、ひっぐ。あう!」

唯「りった!りった!りったでつ!」

律「何で……」

律は澪と紬との間にできた誤解をどう解こうか、部活帰りのいちごに公園で相談しているところでした。

唯「りった!りった!たいへんでつ!ぎーたがしんじゃったでつ!」

律は池沼が何の話しをしているかわかりませんが、唯ちゃんはぎーたが死んだ悲しみをりったにどうにかしてもらおうと近付いてきます。

い「…きもちわる……くさっ」
唯「あう?りったのともらちでつか?あうっ、わたしはひらさわゆいでつ。よろしくおねがいしまつ!」
 ぱちぱち
い「……若王子いちご。」
唯「あう!いっちでつか!ゆい、いっち、だいつきでつ!」あうあう(^Q^)

お互い自己紹介を終えたことで、唯ちゃんはいったとも友達になれたと思い、嬉しくてここでもうんたんを始めました。

唯「うんたん♪うんたん♪うんたん♪うんたん♪りったもいっちもゆいとうんたんするでつ!」

い「……いや」
律「おい、そんなこと言ったらこの池沼暴れだすぞ!」

唯ちゃんは二人が一緒にうんたんをしてくれないのでう゛ーう゛―唸っています。

律「いや、あまりにもうんたんが上手すぎて真似できないんだよ」
唯「あう!ゆいうんたんじょーずじょーずぱちぱちぱちぱち」

唯ちゃんは得意なうんたんを友達から上手と言われたのは初めてなので得意気です。

唯「ゆい、うーいにもうんたんじょーずいわれたでつよ!」フンス
律「じゃ、じゃあそのうーいにうんたん上手って言われたって言いに行ってごらん。うーいも喜ぶよ。」
唯「あう!うーいよろこぶでつか!ゆい、おうちにかえるでつ!」

唯ちゃんは、うんたんを歌いながら、うーいの待つ家に帰っていきました。

唯「うんたん♪うんたん♪うんたん♪うんたん♪」

でもここで唯ちゃんは気付きます。

唯「む゛―。何かくちゃいでつ!!」

唯ちゃんは、せっかくうんたんをして気分がいいのにくさい臭いで気分を害され不機嫌です。唯ちゃんはくさい臭いの元を探し、お仕置きをしようとします。

唯「むー゛む゛ー。くちゃいのはだれでちゅか!!!…………あうっ???ゆいがくちゃいでつ!!!ぶぶぶーしてるでちゅ!!!」

唯ちゃんのオムツにはブブブー×6があるので臭いのも当然です。唯ちゃんは、自分が臭いとわかると、うんたんのことも忘れ、うーいにオムツを替えさせることで頭が一杯になりました。

唯「いそいでおうちにかえるでつ!おむちゅかえるでつ!!ゆいくちゃいでつ!!!!」

そうして、一日遊んだ唯ちゃんは、うーいの待つ家に帰っていきました。

唯「ただいまでつ~、うーいー。ゆいくちゃいでつ!!」

憂「…。」
唯「あう?うーい?ゆいくちゃいでつよ?」

憂「…。」
唯「うーい!うーい!ゆいくちゃいで…」バチッ

唯「あうっ……びゃっーーー!!うーいぶっ…」バチッ

憂は無表情で唯ちゃんを叩き続けます。その表情に唯ちゃんも怖くなり、泣くのをやめました。

唯「あう~、うーい、どちたの??」
憂「…。もう限界なのよ。あんたの介護をするのは…。」
唯「あう?」

唯ちゃんには難しくて何の話しをしてるかわからないようです。

憂「はぁ、お姉ちゃんは私のこと好き?」
唯「あう!!はーい、ゆい、うーいのことすきでつ(^Q^)/!!」
憂「そうなんだ…。私はお姉ちゃんのことは嫌いなのよ。」
唯「う゛ー、ゆい、うーいのことすき、うーいもゆいのことすきでつ!!」
憂「私だけじゃないのよ、みんなお姉ちゃんのこと嫌いなのよ」
唯「(゜_゜)!!」

これには唯ちゃんも驚きです。

唯「う゛ー、ゆいおともらちたくさんいるでつ!!」
憂「いいえ、みんなお姉ちゃんのこと嫌いだからお友達じゃないのよ?」

憂はこの日、和から激しく苦情を言われ、また、和は池沼と知り合いということから、律からも迷惑を蒙ったことを伝えてほしいと言われました。
他にも紬の店を通して紬と澪の苦情や、加えて25万円の請求。おまけに午前中池沼のせいで子供と公園で遊べなかったと近所の主婦たちからの抗議もありました。

唯「フンス!みんなゆいのことすきで…」
憂「嫌いなのよ!!!まわりも私も!!!」

この展開が唯ちゃんに理解出来るわけありません。

憂「いつまであんたのオムツを変えなきゃいけないの!!いつまであんたが汚した掃除をしなきゃいけないの!!いつまでわがままなあんたの介護をしなきゃいけないの!!」

ここで初めて唯ちゃんは、うーいは自分のことを怒っているんだとわかりました。
唯ちゃんにしたら、大好きなうーいに嫌われたくないですし、うーいに嫌われたら、もうまんまやアイスが食べられなくなるので一大事です。ここはうーいの機嫌を何とか良くしなければいけない!必死に考えます。そして導きだした答えは…。

唯「あう!うーい、ゆい、ブタさんでつ(o^∀^o)ブタさんじょーずじょーず(^O^)」

憂は、本気で怒っているのに姉がこんな行動にでたことに驚きましたが、同時に、かすかでもあった姉への思いが断ち切れた瞬間でもありました。

そうとは知らず、唯ちゃんは健気にも、うーいに誉めてもらおうと必死にうーいの回りをぶーぶー鳴きながら回っています。

憂「お姉ちゃん、もういいよ。お話があるからやめて?」
唯「いやでつ!!ゆいはぶーぶーでつ!!」

体力のない唯ちゃんは、ハアハア言いながらも、それでも憂に気に入られようと、必死にブーブー鳴いています。

憂「やめなさい!!!!」
唯「ブヒッ(;ω;)」

うーいに怒鳴られて、ブーブーはダメだと感じ、もっと誉められることを考えます。

憂「お姉ちゃん、お姉ちゃんには明日から施設に行ってもら…」
唯「ひらさわゆいでつ!なかよしがっこうでつ!18さいでつ!(o^∀^o)パチパチ」

唯ちゃん満面の笑みです。以前自己紹介をした時、うーいが笑顔でお姉ちゃん上手だよ!と誉めてくれたのを唯ちゃんは土壇場で思い出したのです。

唯「ゆい、じょーずじょーず!うーい、ゆいほめる!キャキャッ」
憂「いい加減にしろ!!!!」
 バキッボコッドカッグキッドスッベキッゴキッガキッドコッバコッガコッベコッ

唯「あうっ、あうっ、うーい、いちゃい、いちゃ、やめちぇ」

唯ちゃんの必死の頼みも聞き入れられず、唯ちゃんは知らぬ間に気絶してしまいました。

翌朝

唯「む゛~、あ゛~、ここはどこでつか?」

唯ちゃんが起きた場所は施設の中です。施設内では憂に怒られる以上に厳しく躾けられました。それでも唯ちゃんは、施設の中でも唯ちゃんらしさを発揮しているようです。

一方、憂は池沼がいなくなり、毎日が楽しく、充実した日々をすごしています。池沼が家からいなくなり、しだいに憂の記憶からも池沼の世話をし続けていた悪夢も消えていました。

憂は無事大学に合格し、友達もたくさんでき、すぐに学部の人気者になりました。憂は大学生になり、ようやく【普通】という幸せな日々を手に入れることができたのです。
幸せな大学生活をすごした後、憂は大手の企業に就職しました。そこでも、何でもそつなくこなせる憂は1年目から貴重な戦力として期待されています。


それから数年後…。


施「こちらではもう唯さんの面倒は見きれないので、唯さんはお返しします」
憂「………………??……………………??????…………!!!!!!!えっ……。」

 ガチャ
唯「うーい!!たらいまでつ(^Q^)/!!!」

唯「ゆい、こうえんいくでつ!!!」

~~~~~~~~~~~~

唯「ゆいでつよ~!!みんなのゆいでつよ~(^Q^)/」

==おわり==


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最終更新:2016年12月25日 19:11
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