唯「どら○え!」

唯「うーっうーっ!おとーさ!おかーさ!もとゆいとあそぶでつ!(`q´#)」

平沢母「お願いだからいい子にしてちょうだい唯、お父さんもお母さんもお仕事行かなきゃいけないのよ」

唯「やだああああ、ゆいとあそぶのおおおお!ぴぃいいいええええええええええ!(>Q<)」

平沢母「ああ、もう・・・この子は・・・・・・」

共働きの平沢夫妻は今日も職場への出勤前に遊ぶことを強要する自分の娘に手を焼いていました。
平沢家は両親とその娘である一歳違いの姉妹二人の四人家族で、ただ一つ他の家庭と違う所は今年小学五年生になる長女の唯ちゃんが重度の池沼であるということです。
池沼故に我侭放題の唯ちゃんを介護は苦行でしかありませんでしたが、それでも両親と次女の憂は唯ちゃんを含めた家族四人で幸せに暮らして生きたいと願っていました。

平沢父「なあ唯、お願いだから泣きやんでくれよ、いい子にしてたらご褒美にお土産買ってきてあげるからさ」

唯「ごほーび?(゚q゚)あーうっ!ゆいおもちゃほしー(^q^)/」

ご褒美と聞いて即座に泣き止む現金な唯ちゃん、元々それ程本気で泣いている訳ではなくただ単に同情を引くために泣いて見せていただけなのです、
池沼の癖にこんな所だけは計算高い唯ちゃんの性格に振り回されながらも両親はそれでも娘二人のために頑張ろうと出勤していきました。

憂「良かったねお姉ちゃん!さあ学校に行こう」

唯「あーっ!ゆいおりこーさん!がっこういくでつ!うーいはやくよーいする!(^Q^)/」

憂「はいはい、ちょっと待っててねお姉ちゃん」

ご褒美を買って貰えると聞いて上機嫌になった唯ちゃんは妹の憂に自分が学校に行く準備を早く整ろと急かします。
こうして今朝も平沢家は唯ちゃんのせいで慌しく時間が過ぎていったのでした。

半日後

唯「あうーっ!おとさ、まだぁ~!v(^oo^)v」

小学校から帰った唯ちゃんはお土産を持って帰ってくるであろう父親をワクワクしながら待ち続けています。
殆どのことはすぐに忘れてしまう果てしなく物覚えの悪い唯ちゃんですが自分の楽しみなことは決して忘れないのです。

憂「きっともうすぐだよお姉ちゃん!だからいい子にして待ってようね」

唯「うーっ!ゆいいーこ!おとさ、まってるれつ!(^Q^)」

プクプクに太った体を揺らしながら唯ちゃんは憂に答えました、とその時。

平沢父「ただいまー」

憂「あっ、お父さんお帰りなさい、お姉ちゃん!お父さん帰って来たよー」

唯「あああああーーーううううっ!おとーさ、おみゃーげ!おみゃーげ!\(^Q^)/」ドスン!ドスン!

お帰りなさいも言わずに唯ちゃんは飛び跳ねながら父親にお土産を要求します。

平沢父「ああっ、少し待ってなさい」

そう言うと平沢父は梱包に包まれた大きな箱をおもちゃ屋のビニール袋から取り出しました。

平沢父「ほらっ唯、よくいい子でいられたなご褒美だ」

唯「あうっ!ゆいおりこーさ・・・?・・・おとさ、これなんでつか?('q')」

平沢父「TVゲームだよ、中に入って開けてみようか」

唯「あーう・・・(°q°)」

おもちゃと言えば対象年齢小学生以下の物しか知らない唯ちゃんにとってTVゲームはまったく未知の物であり、 どう反応していいのか解らずボーっとした表情のまま父親の後を付いて居間に向かいました。

平沢母「もう、またこんなの買ってきて・・・」

梱包を解いている途中帰ってきた平沢母が平沢父を軽く咎めます。

平沢父「いやー、久々に一人でおもちゃ屋に行ったら昔遊んだドラ○エがWi○で発売されてて懐かしくてな」

どうやら平沢父はおもちゃ屋でノスタルジックな思いを刺激されたらしく唯ちゃんにはあまり相応しくないTVゲームを購入して来たようです。

平沢母「そんなこと言っても唯にはTVゲームなんて難しすぎるんじゃないの?」

平沢父「大丈夫だって、俺がしっかり教えるし、それに唯がドラ○エにはまればもう遊べって我侭言わなくなるかも知れないじゃないか」

梱包を解き終わり、ゲームを起動させる準備をしながら平沢父は答えます。
しかし、教えるといっても池沼の中の池沼である唯ちゃんにTVゲームなど出来るのでしょうか?

そうこうしている内に平沢父はゲーム機をTVに繋ぎ、ディスクをセットしてゲームを開始しました。
壮大な音楽と共にOPが始まり美しくも迫力のある映像が流れていきます。

唯「あーうっ!(゚Q゚)」

唯ちゃんは突然始まったゲームの映像に圧倒されただ呆然とその様子を見ています。

平沢父「へーっ、昔遊んだ頃とは違って、今はこんなOPも付いてるんだな」

憂「わーっ、綺麗」

唯「ほ~げ~(°q°)」

和気藹々とゲームを進める平沢一家。
するとゲーム開始の選択画面となりました、このソフトは25周年記念として作られたもので、歴代のドラ○エがⅠ~Ⅲまでそれぞれ○ァミコン版とリメイクであるスーパー○ァミコン版が丸々収録されているのです。

説明書を読んでいた憂が父親に話しかけました。

憂「このソフト、沢山ゲームが入ってるんだね、お父さん何からするの?」

平沢父「えーっと、じゃあリメイク版のドラ○エⅢにしよう、パーティ組めるしキャラの名前も自分の好きに出来るしね」

唯「うーあー・・・('q')」

二人の話に付いていけず沈黙する唯ちゃん、しかし唯ちゃんの目はTVに釘付けになっており次に何が起こるのかマジマジと画面を見つめ続けています。
ゲームの選択も終わり、今度は主人公である勇者の名前を決める場面に進みました。

平沢父「それじゃあこれは唯のゲームだし、勇者には唯って名前付けようか」

RPGのキャラに自分の名前を付けさせてゲームキャラを自分と同一視させる、子供にゲームへ興味を持たせるための常套手段です。

唯「うーっ?おとさ、ゆいはゆいでつよ?ゆいふえるの?(゚q゚)」

平沢父「いや、そうじゃなくて・・・・・・そうだなぁ・・・このゲームの中での唯ってことだよ」

唯「あうっ!ゆいてーびなかはいるでつか?Σ(°Q°)」

平沢父「TVの中に入るというか、TVに写るキャラを動かせるんだ、ほらこの絵の真ん中にいるキャラこれが唯だよ」

そう言って平沢父はドラ○エのキャラクターが描かれたイラストの中の勇者を指差し唯ちゃんに見せてあげます。
唯「これがゆい?(゚q゚)あうっ?おとさ、ゆいがもてるこれなんれつか?(゚Q゚)」

平沢父「ああ、それは剣だよ、それを武器にして勇者は戦うんだ」

唯「けぇー?たたかー?(゚q゚)」

平沢父「そうだよ、これで悪い奴らを倒して懲らしめるんだよ」

唯「わるいやつたおつ!ゆいがわるものたおつれつか?(°Q°)」

自業自得とはいえ日常的に他人から暴行を受け池沼なりに悔しい思いをしていた唯ちゃんは自分が敵を返り討ちにして倒すと聞き少しこのゲームに興味を持ったようです。

平沢父「そう、沢山悪い奴らを倒して皆を助けるのが勇者なんだ」

唯「ゆいがみーなたすける?!たすけたらゆいおりこーさん?(゚Q゚)」

平沢父「うん、皆は悪者に虐められてとても困ってるからそれを助けたら唯は世界で一番おりこうさんだよ」

唯「あうっ!ゆいがいちばんおりこーさん?!(*゚q゚)=3ゆいゆーちゃなるれつ!(^Q^)/」

勇者は一番のおりこうさんと言われて唯ちゃんは大興奮、ノリノリで勇者になると宣言しました。

平沢父「よーし、少し待ってろよ唯」

そういうと平沢父は唯ちゃんには理解不能であろう旅立ちのイベントやパーティ編成などを次々とこなしていきます。

平沢父はパーティメンバーに戦士、魔法使い、僧侶というオーソドックスな編成を選び、それぞれ戦士には自分、魔法使いには憂、僧侶には妻の名前を付けました。
現実では相手をしている暇が無いのでせめてゲームの中でも家族一緒に遊んであげたいという親心です。
そしてパーティの装備を整えるとついに街の外へと出発しました。

平沢父「最初の内はレベル低くて全滅しやすいし、少し強くなるまではお父さんがやっておくからな」

唯「あーっ!おとさ!はやくゆいつおくする!(^q^)」

平沢父「はははっ、悪者を倒せばすぐ強くなるからな・・・おっと、言ってる内にもう敵のお出ましだ!」

出現した敵モンスターはスラ○ム、レベル1の初期状態でも問題なく倒せる最弱の雑魚モンスターです。

唯「ゔーーーーーーーっ!!!おとさ!これがわるものでつか?(`q´)」

突如出現したスラ○ムを見た唯ちゃんはまるでゲームが現実のものであるかのように身構えTVに向かって威嚇の唸り声を上げました。

平沢父「そうだよ、こいつが皆を困らせてる悪者だ!こいつらを倒して皆を助けるのがこのゲームなんだ」

唯「あうっ!みーなこまらせるわるいこ!おとさ、はやくおしおきするでつよ!(`Д´)」

平沢父「よしきた!お父さんに任せておきなさい!」

そういうと昔とった杵柄で平沢父は鮮やかに敵モンスターを殲滅し戦闘に勝利しました。

唯「あうーっ!ゆいかたよおーっ!ゆいみーなたつけたおりこーさぁーん!\(^Q^)/」

平沢父「いや、まだだ唯!まだ悪者は幾らでもいる、そいつらを全部倒さないと世界に平和は戻らないんだよ」

唯「あーうっ!まだわるものいるでつか!ゆいわるものぜーぶたおつでつ!(`Q´)」

平沢父「その意気だ唯!さぁどんどん悪者を倒すぞ!」

そうして平沢父操る勇者唯一行は何度かの戦闘に勝利しました、すると・・・

テレレレッテッテッテー!

唯「あうっ?!どちたれつか?Σ(゚q゚)」

平沢父「おっ、レベルが上がったんだな・・・これは唯が強くなったっていうことだよ、これでもっと楽に悪者を倒せるようになるんだ」

レベルアップBGMでパーティのレベルが上がったことを察した平沢父はそのことを唯ちゃんに説明しました。

唯「あうっ!ゆいつよくなたれつか?!わるものよりつおくなたれつか!(*゚Q゚)=3」

平沢父「そうだなぁ、あと2~3回レベルアップすればこの辺りに出る敵くらいならそうそうは負けないかな・・・」

唯「むふぅーっ!(^oo^)ゆいつおーい!おとさ、わるものもとたおすれつよー!(^Q^)/」

憂「お父さん頑張って!」

平沢父「よーし、じゃあガンガン行くぞ!」

平沢母「あらあら・・・皆揃って」

娘二人から応援され悪い気のしない平沢父、そしてそれをにこやかに見守る平沢母、穏やかで平穏な一時に平沢父はこのゲームを買ってきて良かったと思うのでした。

それから平沢父の操るパーティはレベルアップを繰り返し1時間後には初期マップでプレーするには十分過ぎる程のレベルに達しました。
ここまでレベルが上がれば唯ちゃんが多少無茶なプレーをしても大丈夫だろうと判断した平沢父は唯ちゃんを呼ぶとWi○のコントローラーを持たせてやります。

唯「うーっ?おとさ、どしたれつか?('q')」

平沢父「大分レベルが上がって強くなったから、ちょっと唯やってみてごらん、この十字キーでこの辺りをウロウロしてれば敵が出るからそしたらこの大きなボタンを押して戦えばいいから」

憂「お父さん、お姉ちゃん大丈夫かな・・・?」

平沢父「大丈夫、取り合えず戦うコマンドを押せればこの辺りに出るモンスターには負けないから、それくらいなら唯にも出来るよ」

唯「あーうっ、ゆいげーむやるれつ!ゆいつおい!わるものよわよわれす!(^q^)/」

自信満々でドラ○エをプレーし始める唯ちゃん、ガチャガチャと十字キーを滅茶苦茶に押しまくりフィールド上を動き回っていると早速敵が出現しました。

唯「うーっ!でちゃなぁ!わるもの!(`q´)わるいこはゆいがおしおきするれつ!(`Д´)」バンバンバン

しかし、唯ちゃんの大きくて不器用な手は指で上手くボタンを押すことが出来ず、掌でコントローラーを叩くようにしてボタンを押そうと必死になっています。

唯「むーっ、げーむたんわるいこ!ゆいのいうこときくでつ!(>q<)」ダンダン

平沢父「そんなに強く叩くとコントローラーが壊れるよ、もっと軽く叩くだけでいいんだ」

唯「うーっうーっ(`q´)」パンパン、カチャッ!

少々荒い扱い方ですが何とか唯ちゃんはボタンを押してたたかうコマンドを選択出来ました。

ゆいのこうげき!かいしんのいちげき!ゆいたちはてきをたおした!

すると偶然にも勇者唯が会心の一撃を繰り出し一撃で敵モンスターを倒しました。

唯「あー・・・うー・・・?(゚q゚)」

たったの一発で敵を倒したことに流石の唯ちゃんもどうしたのかと放心状態になっています。

平沢父「やったじゃないか!凄いぞ唯!」

唯「やた?すごー?(゚Q゚)」

平沢父「そう、この悪者は唯が倒したんだよ!それもたったの1発でだ」

唯「ゆいわるものやつけた?ゆいえらい?(゚q゚)」

平沢父「ああっ、偉いな唯!」

憂「うん、カッコイイよお姉ちゃん!」

唯「あーうっ!ゆいえらい!おりこーさん!\(^Q^)/」

平沢父としては唯ちゃんを煽てるために褒めただけなのですが、褒められるのが大好きな唯ちゃんは珍しく父親に褒めて貰えたので嬉しくなって手を上げて大喜びしました。
また、まともに出来ることが殆ど無い唯ちゃんにとってただボタンを押すというだけの行為でも何かが出来るようになるというのはとても嬉しいことなのです。
気を良くした唯ちゃんはそれから夢中になってドラ○エをプレーする様になりました。
○ァミコン版の動きの少ないドラ○エではこうもいかなかったでしょうがリメイク版は動きも多く、派手な演出が池沼にも楽しめたのが幸いした様です。
ですがゲームをプレーすると言ってもそこは所詮池沼、することと言えばただひたすら初期マップ付近をうろつき現れたスラ○ム相手にたたかうコマンドを連打するというだけのもので、池沼故に呪文や道具、宿屋に泊まるなどの回復手段を理解することも出来ず何度もスラ○ム相手に全滅し、その度に池沼泣きして父親にもう一度パーティを城からマップに出してもらうということを繰り返しました。

それから半年後

唯「キャキャキャキャ!たのちーたのちー!(^Q^)」カチャカチャカチャ

今日も唯ちゃんは嬉々としスラ○ム狩りを続けていました、あれから唯ちゃんは暇さえあればドラ○エばかりやる様になり、今も風呂上りだというのに服も着ずにオムツ一丁でゲームに興じています、少々の行き過ぎな感はありますが唯ちゃんが遊べと我侭を言う回数は激減したため結果的に両親の思惑は成功したと言えるでしょう。

半年間毎日プレーし続けたため唯ちゃんのパーティは最早スラ○ム如きにはダメージなど受けないレベルに達し一方的にスラ○ム虐殺し続けています。
レベルが上がったため勇者、魔法使い、僧侶はそれぞれ様々な呪文を覚え幅広い戦術がとれる様になりました。
しかし、当然そんなことがIQ25の唯ちゃんの頭では理解出来るはずも無く、唯ちゃんのパーティは全員が常にたたかうコマンド一択で戦闘を行うのです。

初期マップ付近で雑魚モンスターと戦いそれを倒すと再び雑魚モンスターを探し新たに遭遇した雑魚モンスターを倒す・・・、
一般人からして見ればこんな無意味な単純作業を延々と繰り返すなど何が面白いのかまったく解りませんが、自分より弱い昆虫や小動物の虐待を好む唯ちゃんは自分の操るパーティが圧倒的な力で弱者を蹂躪することに興奮して手を叩いて喜んでいます。

唯「あーっ!ゆいつおい!ゆーちゃれつ!フンス!(^∞^ノ゙ノ~☆ 」パチパチパチ

テレレレッテッテッテー!

すると戦闘を終えた瞬間ファンファーレが鳴り響きレベルが上がったことを唯ちゃんに告げます。

唯「あうっ!ゆいつよくなたよー!(∩^Q^)∩バンジャーイ! うんたん♪うんたん♪\(^q^\))三((/^p^)/」

レベルアップのBGMに合わせて得意気にうんたん♪をする唯ちゃん、これでまたスラ○ムに大きなダメージを与えて苦しめることが出来る、そう思うと唯ちゃんは小躍りせずにはいられませんでした。

そんな唯ちゃんをずっと傍らで見ていた憂は意を決して唯ちゃんに話しかけます。

憂「お姉ちゃん、あのね・・・お姉ちゃんのパーティはもうすっごく強くなったから先に進んでも大丈夫だと思うよ」

唯「あう?さき?ゆいわるものやつけてるでつよ?(゚q゚)」

憂「このゲームはね、強くなったらどんどん他の所に行って色んなことをするのが面白いんだよ」

ゲーム機のセッティングなど唯ちゃんにとっては難しい所は全て憂がやってあげていたため、憂はこの半年間、唯ちゃんがひたすらたたかうコマンドを連打するのを常に隣で見守り続けていました。
もしかしたらスラ○ムを求めて彷徨う内に偶然違うエリアのマップに辿り着くかもしれない、そしてそこで今よりも強い戦いがいのある敵と対峙してこのゲームの新たな一面に気づけば、そこから何か一つ新しいことを学んでくれるかもしれない、それは小さなことだがその積み重ねがあれば姉はもっと意欲的になってくれるだろう、そんな思いを抱きながらただただ唯ちゃんを見守っていたのです。

しかし、池沼というものは何か一つ気に入ったことが出来るとその現状が変わることを激しく嫌います。
唯ちゃんにとってのドラ○エとはスラ○ムやその他の雑魚モンスターをたたかうコマンドで倒すのが全てであり、スラ○ムを無傷で撲殺出来ればそれで唯ちゃんは幸せなのです。
そのため、偶然違うエリアに近づき普段と違う敵が現れでもしようものなら唯ちゃんは泣き叫びながらパニックに陥り憂に助けを求める始末でした。
そんな訳で唯ちゃんは初期マップから抜け出す方向は怖い所という認識を持つ様になりまったく近づかなくなったのです。

憂はそんな唯ちゃんにもっとドラ○エを楽しんで欲しいと思い、唯ちゃんにドラ○エの進め方を教えてあげようと考えたのです。

唯「うー!ゆいここでわるものたおすでつ!うーい、じゃまするのめぇーでつよ!(`q´)」

ですがそんな憂の優しさなどどこ吹く風、唯ちゃんはせっかく気分良くドラ○エをプレーしていたのを邪魔されたと思い不機嫌になりました。

憂「えっとね・・・邪魔とかそういうのじゃなくて・・・お姉ちゃんちょっとそれ私に貸してくれない?」

そう言うと憂は唯ちゃんの手からコントローラーを取ると手本を見せようと操作し始めます、しかし。

唯「あうっ!(゚Q゚)ゆいのてーびげーむとるらめえ!うーいわるいこ!(`q´)」ガシッ!

ドラ○エを憂に取られると思った唯ちゃんは憂に飛びつきコントローラーを取り返そうとしました。

憂「キャッ!お姉ちゃん何を?!」

唯「あーーーーーっ!ゆいのげーむかえちぇええええええ!!!(`q´メ)」

憂「お姉ちゃん!解ったからちょっと手を離して!」

唯「ゔゔゔゔゔゔ!げーむはなちぇはなちぇはなちぇえええええええええええ!(`Q´#)」グイッグイッ!

憂は唯ちゃんがゲームを取られると勘違いしていることに気づき唯ちゃんにゲームを返そうと思いましたが、
興奮して体に掴みかかってくる唯ちゃんが邪魔をしてコントローラーを離すことが出来ません。

憂「やめてお姉ちゃん!そんなに押したら・・・キャアッ!」

唯「あうっ?!(°q°)」

ドスン!ガシャアッ!

唯ちゃんの全体重を乗せた押し切りについに憂は耐え切れなくなり二人は勢い良くWi○本体にダイブしました。

唯「ぷぎゃっ!(~q~)ううっ・・・いたいれつ・・・("q")」

憂「いたたっ・・・お姉ちゃん大丈夫?」

唯「うーっ!あうっ!Σ(゚q゚)」

痛みで一瞬自分の目的を忘れた唯ちゃんでしたが目の前にある物を見て一気に現実に引き戻されました。
そこには二人の下敷きになり無残に壊れたWi○がありました。

唯「んぎゃああああああああああああああああああああ!!!ゆいのっ!ゆいのげーむうううううううう!!!(>Q<)」

唯ちゃんはWi○の残骸に駆け寄ると必死でそれを掻き集めます。
別に集めてどうとなる訳でもないのですがそんな理論的な思考は唯ちゃんには出来ません。

唯「ううううっ!げーむたんもともどるれつよおおおおおお!あああああああああああ!(TQT)」 」

唯ちゃんは壊れたWi○を直そうと残骸を組み合わせ始めます。
当然そんな試みが成功するはずも無く滑稽で不細工な積み木を唯ちゃんは何度も繰り返しそしてついに理解しました、もうWi○は直らないと。

唯「あーう・・・ゆいのげーむぅ・・・(;q;)」

憂「ごっ・・・ごめんねお姉ちゃん、私こんなつもりじゃ・・・」

すすり泣く唯ちゃんを見て気まずくなった憂は申し訳なさそうに唯ちゃんに話しかけました。

唯「うぐうううううううう!うーいがげーむこわしたあっ!ゆいげーむたすけにいたのにぃ!(TQT)」

どう考えても唯ちゃんにも責任があるのですが、唯ちゃんにとって憂や両親というのは自分の要求を良く聞くからこそ辛うじて自分の世話をするのを許してあげているというだけの存在で、世界一おりこうさんで偉い自分の世話をさせてやっているにも関わらず自分にこんな不愉快な思いをさせるなど許し難い大罪です。
唯ちゃんは顔を真っ赤にしながら涙と鼻水と涎を撒き散らし池沼泣きして憂を責め立て続けます。

憂「私お小遣い貯めてまた同じゲーム機買うから・・・」

唯「やあっ!ゆいのこれじゃなきゃやだあああああああああっ!(`q´#)」

ゲーム機など大量生産でどれでも同じなのですが、自分の所有物に強い執着を持つ池沼にとって例え同じ種類のゲーム機であろうと、慣れ親しんだ物が別の物と入れ替わるなど耐え難い苦痛なのです。

唯「ブフウウウウウウウウウウウウ!!!うーいっ、ゆいのげーむこわちた!わるいこっ!おしおきでつ!(`Q´メ)」ドスドスドス!

唯ちゃんは憂に制裁を加えるべく怒りの体当たりを繰り出し憂に向かって突っ込んで行きます。

唯「だあああああああああああああああああああっ!!!ε~ε~(`Q´)・・・あうっ!?(゚q゚)ぎょおっ!(>q<)」

ドンガラガチャン!

憂「お姉ちゃん!」

しかし、真っ直ぐ走るということの出来ない唯ちゃんの体当たりは憂ちゃんにはカスリもせず、そのまま唯ちゃんは憂の背後にあった机と激突してしまいました。

唯「うあーっ・・・(×q×)うっ・・・ゔゔゔゔああああああああっ!!うーーいっ!ゆるたないゆいゆるたない!(`Q´#)」

自らの失敗で自爆したにも関わらず唯ちゃんはさらに憂に激怒し、憂を怒鳴りつけます。

唯「うーっ!うーっ!(`q´)あう?!Σ(゚Q゚)」

カラン!

床に突っ伏した唯ちゃんは起き上がろうと手を伸ばした所何かに手が当たりそちらに目を向けました、そこには蛍光灯の光を浴びて輝く果物ナイフが転がっていました。
何時もは子供たちに何かあってはいけないと厳重に管理していた刃物類ですが、よりにもよって今日に限って平沢母が出勤間際に果物をねだる唯ちゃんにリンゴを剥いてあげた際に机の上に置き忘れてしまったのです。

唯(あっ、ゆいのけんだ!よしっ!これをつかって!)

ここ最近ドラ○エのイラストを見ながら剣を振るってスラ○ムを惨殺する妄想がマイブームだった唯ちゃんは床に落ちた果物ナイフを手に取ると憂に向き直り絶叫しました。

唯「あ゙ーあ゙ーあ゙ー!!!ゆいぜったいにゆるたない!!!!!(`q´)」

目を血走らせてにじり寄る唯ちゃんの手に光るナイフを見つけた憂は流石に驚き後退りしました。
危うし!どうする憂!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃いけぬまゆいがあらわれた!        ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

       / ̄ ̄\  
      l(itノヽヽヽヽll
     ノリ(l| ` q ´ ノi  ゆるたない(`q´)
       /      ヽ   
      | | ' ) ( ' | |
      | |___ | |     
      | |___||
      し|_"__|J=二フ
        .|  |_| ノ
        | ノ _ノ
        .| .| (
        / |\.\ 
        し'   ̄

┏━━━━━━━━━━┓┏━━━━━━━━━━━━━┓
┃   うい            ┃┃いけぬまゆい-1ひき      ┃
┠──────────┨┗━━━━━━━━━━━━━┛
┃ たたかう   にげる  ┃
┃ ぼうぎょ  ⇒せっとく  ┃
┃ どうぐ     そうび  ┃
┗━━━━━━━━━━┛
憂(こんなお姉ちゃんだけど家族なんだ、話せばきっと解ってくれる!)

そう思った憂は、ナイフを持って近づいてくる唯ちゃんを静めるために必死で説得を始めました。

憂「おっ・・・お姉ちゃん!お願いだから少し落ち着いて!」

唯「ゔーーーーーーー!うーいのばーーか!わるものはしーねぇ!(`q´#)」

しかし、怒り狂った唯ちゃんにはそんな思いは届きません。
唯ちゃんにとって妹なんかよりもずっと大切な宝物であるゲーム機を壊した憂は家族である以上に決して許すことの出来ない悪者だったのです。

唯「うーいっ!おしおきれつ!(`Q´)ゆいのたたかーだああああああああああああああああ!!!ε≡(`Q´)つ⊂[|Ξ|>」ドスドスドス!

憂「イヤァ!お姉ちゃんやめてぇ!」

ドサッ!ゴロゴロ!

ナイフを滅茶苦茶に振り回しながら飛び掛ってきた唯ちゃんを制止しようとした憂ですが、唯ちゃんの巨体を止めることは出来ず二人は縺れ合って床に転がりました。

唯「うひぃー、むひぃー・・・・・・(*+q+)」

憂「ううっ・・・・・・っ!痛っ!・・・えっ・・・?」

体を起こそうとした憂は首に痛みを感じ、何事かと自分の首に手をやろうとして固まってしまいました。
自分の首の側面から果物ナイフの柄が生えていたからです。
転んだ拍子に果物ナイフが偶然憂の首筋に刺さりさらに唯ちゃんが上から憂に圧し掛かったためナイフが深く首に押し込まれてしまったのです。

憂「あっ・・・あっ・・・」フラッ

あまりの事態に焦点の合わない視線を彷徨わせながらよろける憂・・・するとそこに唯ちゃんが必死の形相で駆け寄ります。

唯「ううーーーーーーいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!!!ε~ε~┌(#`Q´)ノ」ドダダダダ!

いくら唯ちゃんが池沼であると言えど憂は生まれてからこれまでずっと一緒に生きてきた家族です、妹の命の危機に姉としての愛情が働いたのでしょうか?

唯「こらあああああっ!そのけんゆいのおおおっ!うーいかえすれすっ!(`q´#)」

違ったようです。

唯「むふぅー!けんたんゆいのところもどてくるれつ!うーっうーっ!フンス!(`Д´#)」ブチッ!

憂「ぎゃうっ!」

プシュウウウウウウウ!

唯ちゃんが憂の首に刺さった果物ナイフを力いっぱい引き抜くと憂の首から天井にも届くほどの勢いで血が噴出し周囲を赤一色に染めていきます。

唯「あうっ・・・ふんすいきれーれつ・・・・・・(*´q`*)」

憂「うっ・・・嘘、お父さん・・・おかぁ・・・さ・・・・・・」ドサッ!

自らの鮮血を見ながら憂の意識は闇に溶けて消えていきました。

唯「あーう、うーいやつけたよー!\(^Q^)/ゆいえらいえらい!おりこーさん!(*^q^ノ゙ノ~☆」パチパチパチ

妹が動かなくなったのを見て勝利を確信した唯ちゃんは大喜びです。

数時間後、仕事から帰宅した両親が見たものは冷たくなった憂を踏みつけながら嬉しそうに血塗れの果物ナイフを掲げて勝利のうんたん♪ヽ(Q^ヽ* 三 ノ*^Q)ノに酔い痴れる唯ちゃんの姿でした。

そして状況を把握した両親は泣き叫ぶ唯ちゃんを数時間以上殴り続けて撲殺し死体をゴミのように庭に投げ捨てると、二人でベットに安置した憂の遺体に寄り添いあんな池沼と暮らしていけるなどと甘い幻想を抱いた自分達の愚かしさを嘆きながら自らも命を絶ったのでした。


\(^Q^)ゆいたちはぜーめつちまちた(^Q^)/


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最終更新:2016年12月25日 19:28
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