池沼唯の海水浴3
だが、波の速さには勝てなかった。
憂が唯まであと一掻きという時、唯と憂の目線がグンッと一気に下がった。
唯「あうっ?・・・・・・・ぅーぃ(゚Q゚)」
唯が顔を上げた次の瞬間、波が二人を襲った!
唯は飲みこまれる瞬間、憂の名前を呼んだ。
ザバーーーン!!
憂「(お姉ちゃん、お姉ちゃん!)」
憂は波の飲まれている時でも唯の安否を心配している。
唯への愛情が伺える。
唯「ガバババババババb(×q×)」
一方の唯は急に目の前が暗くなり、体がグルグルと回りだしたので混乱中だ。
憂「プハッ!ハァハァ・・・。お姉ちゃん!?」
憂はすぐに水中で体勢を整え、水面へ出ると唯を探した。
唯「~~~~~~~~~~~!(×q×)」
すぐに唯を発見したが何か変だ。
憂「お姉・・・ちゃん?」
なんと唯の体は上下反対になっており、下半身だけが水面から出ていた!
唯「ゴボボ!ガボォッ(×q×)」
唯は自分が水中にいることに気づいていないのだ。
喋っているつもりだが声が出ない。
息をしようと吸い込むが水が入ってくる。
何も聞こえない。
目の前はまるで知らない世界。
唯はまるでわからない今の状態に死の恐怖を初めて感じていた。
憂「すぐ元に戻すからね!」
憂は素早く唯に近づき、浮輪に手をかけた。
その時、嫌な音が聞こえた。
ゴロゴロゴロゴロ・・・・。キュ~~~~~~!
憂は海から聞こえるはずがない音の発生源を探した。
その音は唯のお腹から鳴っているとすぐにわかった。
憂「この音、まさか。」
憂は背筋がゾクッとする感覚に襲われた。
寒いからではない。この後、起こるであろう事を理解したからだ。
そして、憂は後悔した。
なぜ、あの時、無理矢理でもウンチをさせなかったのか、と。
憂「\(^o^)/」
憂が全てを諦めた瞬間、唯のお腹から雷が鳴るような音が聞こえた。
ゴロゴロゴロゴロ!・・・・・ブブブ、ブシャアアァァァァーーー!!!!
音が鳴った一瞬後、憂は唯のお尻から巨大な茶色の水柱が上がるのを眺めていた。
『まるでクジラの潮吹きだな。』憂はそう思った。
唯のお尻を包んでいた水着は運悪く、波に飲まれた時にずれたのか肛門を隠してはいなかったのだ。
憂の不安は当たっており、昼ご飯とかき氷で唯のお腹は十分な弾を装填し、発射準備を着々と進めていた。
しかし、憂が「ウンチない?」と聞いた時はまだ万全な状態ではなかったのだ。
あと30分後の発射予定であったが、海に入りお腹が冷えたので発射が早まってしまった。
それに加え、死の恐怖を感じた唯の体が強制発射を発令。
見事な下痢柱を発射したのだ。
憂は感覚が研ぎ澄まされおり、スローモーションで下痢柱が見えた。
主に茶色だが、赤や緑、黄色の物体も何個か確認出来る。
目を逸らすことを憂はせずに、笑顔で終焉を迎えた。
そんな事件から10分後、砂浜に二つの人影が見えた。
唯と憂だ。
唯は気絶こそしていないが、まだ気が動転しており憂に抱えられている。
唯「あうあうあ~ゆい、ちぬれすよ~(~q~)」
憂は抱えていた唯を下ろし、砂浜にパラソルを刺した。
泳いだ後に休むと思い持って来ていたのだ。
頭から唯の下痢便を浴びた憂は海水で自分と唯の下半身を洗い流す。
罪悪感はあったが、魚の餌になると自分に思い込ませた。
憂「はぁ~。まさか頭から下痢をかけられるとはね。」
唯「(~q~)」
憂「お姉ちゃん!もう大丈夫だよ!おーい!」ビシッ
憂は何度か頬を叩いたが唯はまだボーッと遠くを見ている。
憂「全く。お茶でも飲ませるか。」
未だに気が動転している唯を見て、憂は唯を置いてロッカーへお茶を取りに行った。
唯「あう~('q')」
「ほげ~~・・・あうっ、あいるたん!?あいるたんでつね!?(^q^)」
唯は視界に黄色い物を見つけ視線を落とすと、そこにはアヒルさんがいた。
唯「びえぇーーん、あいるたんー!よかたー!さがちまちたよ!(>q<)
追いかけていたアヒルさんが目の前にいたので、唯はタックルするように飛び込んだ。
唯「あいるたん、よしよしでつ!あとであいすあげるれす(^q^)」
アヒルさんを見つけ、やっと周りが見えるようになった唯は憂がいないことに気付き、キョロキョロと探し始めた。
唯「うーい、まいごでつか?わるいこでつね(^q^)」
唯はアヒルさんが戻って来たので、憂がいなくても泣きださなかった。
唯「あう!?あれ、なんでつか?(゚q゚)」
唯の視線の先には、複数の大学生らしき男女グループがいた。
どうやら、皆でスイカ割りをしているようだ。
唯はスイカ割りを興味深そうに観察している。
唯は切ってあるスイカは知っているが、切れていない真ん丸のスイカは見たことがない。皆が必死に割ろうとしている物も何かわかっていないのだ。
唯は気になったのか立ち上がり、その場へ歩き出した時、男子学生の振った棒がスイカへ直撃した!
大学生たち「ワ―!!」
男子学生は棒を投げ捨て、ガッツポーズをしながら喜んでいる。
唯「ついかでつ!ついかがでてきたでつよ!あう~(゚q゚)」
唯は立ち上がろうと目を離し、また視線を向けると先程まであった緑色のボールがなくなりスイカがあることにビックリ!
唯「あうぅ・・・(’q’)」
まるで魔法でも使われたかのように唯は面食らっている。
どうにかしてスイカの出所を突きとめたい唯はピーナッツ程度の脳みそで考えだした。
唯「あうあ~(’q’)」
目の前では大学生たちが美味しそうにスイカを食べているが一つの事を考えると何も見えなくなる池沼は、見えてはいるが脳が理解していない。
唯は「う゛-う゛-」と唸りながら考えた結果、答えを出した。
唯「(あの棒で緑色のボールを叩くとスイカが出てくるんだ!)」
間違いである。ちょっと惜しいが、間違いだ。
いつもは全く的外れな回答しかしない唯なので褒めてあげたいが。
唯「あう~(^q^)こえがあれば、ゆいはゆうしゃなのれす(^q^)」
唯は男子学生が投げた棒を拾うとブンブンと振り回し、学芸会の時になりたかった勇者になりきり誇らしげな顔をしている。
大学生たちは池沼が独り言を言いながら、棒を振り回しているのを見たが、関わるとろくなことがないと思い無視した。
唯「まおーたおすれす(^q^)」
意気揚々と棒を振り回す唯の前を緑色のボールが横切った。
スイカが出てきた緑色のボールとそっくりだ。
それはスイカの帽子を被った小さな男の子なのだが、唯はスイカの帽子だけしか目に入っていない。
唯はそのスイカの帽子を目で追い、ハッとした表情で何かに気付いた。
唯「(唯、良い子だからきっと神様がご褒美にスイカをくれたんだ。ありがとう神様!)」
大きな勘違いだが唯は棒を両手に持ち、ニコニコと笑いながら男の子に近づいていく。
唯「まてまて~♪ついか、まてー♪(^q^)」
歩くのが遅い唯だが、小さな男の子よりは速く歩いているので少しずつ距離が縮んでいる。
唯はシマウマを狙うライオンになったつもりで、迫っていく。
唯「ゆいがつかまえちゃいまつよー♪(^q^)」
唯がちょうど男の子の傍まで来ると男の子は歩き疲れたのか立ち止まった。
仕留めるなら今しかない。
唯「つーかまーえた♪(^q^)」 ブンッ!
そして、唯は持っていた棒をしっかり握り直し、一気に振り下ろした!
さかのぼること、少し。
憂はロッカーからお茶とお菓子の入ったバスケットを取り、唯を休ませている所へ戻っていた。
唯の立っている後姿が見えた時、「ワー!」という歓声が聞こえたので視線を向ける。
憂「あっスイカ割りだ!海と言ったらスイカ割りだよね♪」
憂は楽しそうに遊んでいる大学生を見て、羨ましかった。
毎日毎日、唯の世話をしている憂は友達と遊ぶ事さえも出来ないでいた。
友達の梓や純と思い切り遊んだり、お互いの家に泊まりに行ったりと普通の高校生の生活をしたいのだ。
憂「お姉ちゃんがもっとしっかりしてくれたらなぁ。」
憂はそう呟きながら、視線を唯に戻した。
すると、唯が棒を振り回しながら何やら叫んでいる。
憂「何やってんのよ・・・。」
憂は予想出来ない池沼の行動にガックリと肩を落とし、唯の方へ歩き出した。
その唯は棒を両手に持ちニコニコと満面の笑みで、どこかへ歩き出したのだ。
まるでスイカ割りのように。
憂「スイカなんてないのに。」
そう言うと、憂は唯の前を歩いているスイカの帽子を被った男の子を見つけた。
まさか、あの子をスイカと思って叩こうとしているのか・・・。
憂「まさか。ダメダメ!それはマズイ!」
憂は唯がしようとしている事がわかり、血の気が引いた。
いくら力が弱い唯であろうと、幼児の頭に思い切り棒を振り下ろせば無事では済まない。
憂はお茶とバスケットを放り投げ、全速力で走り出した!
スポーツ万能の憂は陸でも水中でも速く、もの凄いスピードで距離を詰める!
しかし、もう少しというところで唯が振り被ったのだ!
憂「(このままでは間に合わない!)」
間に合わないと判断した憂はスピードを緩めずに更に加速!
そして、唯が棒を振り下ろした瞬間、憂は地面を蹴った!
憂「どりゃあああああ!!!」
唯の振り下ろした棒が男の子の頭に当たる寸前で、憂のドロップキックが唯のお腹に炸裂した。
ゴシャアァァァッ!!
憂の全力ドロップキックはかなりの威力があり、唯の巨体が宙を舞い唯は数m先まで吹っ飛んだ。
唯「ぼへえぇぇっ!!??(×q×)」
唯は棒を振り下ろした瞬間、凄まじい衝撃を喰らい吹き飛ばされたのでなぜ、自分があおむけに倒れているのかわからなかった。
幸い、男の子は無事で唯の事にも気付いておらず、キャキャキャと言いながら走り去って行った。
憂「良かった、間に合った。ゼェゼェ」
憂は肩で息をしながら安堵の表情を浮かべている。
そんな中、憂のドロップキックをモロに受けた唯は、やっとお腹の痛みが伝わってきたらしく悶え出した。
唯「うぎゃああああ!ぽんぽんいちゃい、ぽんぽんいちゃいーー!!むひぃぃ!("q")」
今回はかなり痛いようで醜い腹を押さえながら右へ左へ転がっている。
唯「ぅうぅう゛う゛おおおおおお゛お゛え゛ええええっ!オロロロロ、ゲロゲロゲロゲロゲロ~("q")」
唯は噴水のように胃液とまだ消化されていない食べ物を吐き出した。
勢いよく吐き出されたゲロは唯の顔や胸、お腹まで飛んでいる。
かなり唯の胃に衝撃が来たのだろう、凄い量のゲロだ。
そんな唯にはお構いなしに憂は唯をキッと睨み、強く言った。
憂「なんであんなことしたの!?もう少しであの子死ぬとこだったのよ!?」
唯「んひぃぃんひぃぃ!ぽんぽんいちゃいー!("q")」
憂「聞いてるの!?なんで、あんなことしたの!?」
あんな事と言われても唯にはわからない。
唯はスイカを食べようと思っていただけである。
唯「んひっ(>q<)ゆい、ついかたべる!ついか、にげたでつ("q")」
憂「スイカじゃないの!子供なのよ!」
唯「あう?ついかでつ、ついか('q')」
憂「だから、違うって言ってるでしょ!反省しなさい!」
唯「あう~ゆい、わるいこ?うーい、おしおきでつか?('q')」
憂「反省しなかったらお仕置きよ!謝ったら許してあげる!」
唯「あう~('q')」
唯はスイカと思っているのに憂は違うと言い、おまけに謝らないとお仕置きをすると聞いて混乱している。
何が悪かったのか全くわからない。
煮え切らない態度をとる唯に憂はもう一度聞いた。
憂「反省してる!?お仕置きするわよ!」
唯「あうっゆい、はんせーつる!おしおき、だめ!うーい、おしおきない!(>q<)」
憂「じゃあ、ちゃんと謝りなさい!」
唯「ごめんなたい('q')」
憂「今度したら許さないからね!」
唯「ゆい、もうしないでつ('q')」
憂「約束だからね?」
唯「あう(^q^)」
唯はお仕置きされたくないので素直に謝った。だが、反省はしていない。
憂は素直に謝った唯を大目に見て許してあげた。
許してもらった唯は安心したのか、お腹がグーッとなった。
最終更新:2016年12月27日 22:32