池沼唯と雪だるま

池沼唯と雪だるま



唯の通うなかよし学校が冬休みのある日
池沼唯はいつもどおりコタツでぐーたらしていた。

唯「うーい、おみかん~(-q-)」
憂「はい、お姉ちゃん♪」
唯「あーうー♪(^q^)」ベチャベチャ

重度の池沼である唯は、みかんの皮も自分でむけないため、憂にむいてもらっている。
憂は丁寧にむいたみかんを唯の口もとまで運んで「あーん」をしてあげる。

憂「お姉ちゃん。おいしい?」
唯「おいちーおいちー(^q^)」ニチャニチャ
憂(喜んでるお姉ちゃん可愛い♪食べちゃいたいなぁ♪…)

唯は食べるたびにクチャクチャと汚い音を鳴らし、さらには咀嚼するたびにヨダレが口から溢れて「としこし」と書かれたトレーナーの襟を汚すが、憂はかいがいしくもそのヨダレを優しく拭いてあげる。

憂にとっては、冬休みになって一日中ごろごろする姉を見るのは幸せであった。
外に出れば唯の行動に注意しなければならないが、家ではそこまで神経質にならないで、ありのままの姉を愛でることができるからだ。

憂も世間体や唯の将来を考えて、時に唯を厳しく躾けるが、基本的には
(池沼で無邪気なお姉ちゃん可愛い♪)
という思考の持ち主なため、一日中ごろごろしたり、テレビを見て「キャキャキャキャ♪」とはしゃぐ唯を見れて幸せだった。

唯「きりんさんはすきです!でもぞうさんはもっとすきでつ!(^q^)」キャッキャッ♪

憂(ああ、皆も、お姉ちゃんのこんな無邪気な姿をきちんと見てくれたらなぁ…)

某引っ越しセンターのCMを見てはしゃぐ姉を見て、憂はそんなことを考えるのだった。

しかし、憂には最近少し気になることがあった。
ご機嫌な姉を見るのは、憂とにとっても嬉しいことなのだが…

憂(お姉ちゃん、最近また太っちゃったなぁ)

冬休みに入ってからというもの、食っちゃ寝ばかりでほとんど家から出なくなった唯は、さらに肥えてきていた。
むだなお肉がついたお腹は「としこし」トレーナーを押しあげ、おへそと贅肉が見えている。

唯がテレビにあわせて奇声を発して体を揺らすたび、お腹の肉もふるふると上下する。

肝心の唯が寒さをきらって外に出たがらないため、憂もついついそのまま姉のひきこもりを黙認していた。
(憂にとっても、トラブルの種である唯は家の中にいてほしい、というのが本音だ)

憂(でも、これ以上太ると健康によくないよね…)

憂が姉をどう運動させようかと窓の外を見た時、そこにはいつの間にか雪が降っていた。
雪を見た憂は閃き、テレビに「あうーあうー」と話しかける姉を呼ぶ。

憂「お姉ちゃん!雪がふってるよ!」
唯「あう(^q^)?」
憂「雪だよ雪!窓の外見てごらん!」
唯「あー!あー!」
唯「ゆきさんだー!(^q^)/」ダダダダ!

唯は普段の動きでは考えられないほど勢いよく窓にむかってダッシュ!
鼻がつぶれるのも構わず、冷たい窓に顔を押しつけ目を輝かせる。

唯「はぅ~(^q^)」
憂「お姉ちゃん、雪いっぱいあるでしょ」
唯「あうー、ゆきさんいっぱい(^q^)♪」

雪に目を輝かせながら、ヨダレをだらだらさせる姉を、憂もニコニコしながら見まもる。
唯のヨダレが窓をつたい、下まで垂れる…。

憂「あと1時間ほどしたら積もると思うから、そしたら外で雪あそびしよっか」
唯「するー!ゆきさんあそび!ゆい、するー!(^q^)/」


1時間後―

待ちきれずはしゃぐ唯に上着を着せようとしたが、唯が予想以上に太っていて前がうまく閉まらない。
仕方なく憂は、唯の上着の前を閉めるのをあきらめ、開いたままにしておいた。
風邪をひかないか心配だが、案外姉は風邪には強いので大丈夫だろう。

唯「うーい、はやくおそとでる(^q^)」
憂「もーじっとしててよ。マフラーがうまく巻けないじゃない」
唯「あうー」

憂「はいお姉ちゃん、ぶーくろちゃんだよ」
唯「あーう♪ぶーくろたん(^q^)」
憂「えへへ、あったかあったかだね♪」
唯「あったかー、あったかー(^q^)」

唯ははじめ手袋を手先がごわごわするため嫌がったが、憂が池沼の気をひくため「ぶーくろちゃん」と名づけて手袋をプレゼントすると、いっきにお気に入りになった。
唯は気にいったものはとにかく口に運ぶ癖があるため、ぶーくろちゃんをはめた指をねぶっている。

唯「あう~♪ちゅぱちゅぱ(^q^)」
憂「ほら、汚いよ、お姉ちゃん。それより雪を見に行こうよ」
唯「うーい、キャキャキャキャ(^q^)♪」

唯と憂は、仲良く手をつないで公園に向かって歩く。
(実際は、ふらふらと危なっかしい足どりの唯を憂が引っ張ってささえているのだが)

憂「寒いね、お姉ちゃん」
唯「あうー…ゆいさむい」

唯は寒さで次から次へと溢れて口の中まで入ってくる自分の鼻水が気になるのか、さっきからしきりに舌を上にのばして自分の鼻の下をなめていた。
そんなことをすれば鼻の下が荒れるし、何より汚いので、憂は唯に注意する。

憂「お姉ちゃん、鼻の下なめたらだめっ!」
唯「うぅ?…う“ー!("q")」
憂「めっ!」
唯「う“ー…(-q-)」

唯は注意されてムッとしたようだが、結局は憂に従う態度を見せる。
憂は唯を躾けるために険しい顔をしていたが、意外にも素直な姉の態度を見ると、ふっと表情を柔らげる。

憂「えへへ、お姉ちゃん♪」
唯「あぅ…、ふ、ふひっ……("oq")」ピクピク

憂は唯と一緒に歩けることが嬉しいのか、ギュッと姉の手をにぎる。
一方の唯は、今度は寒さでくしゃみがでかかっているのか、唇をひんまげ鼻をヒクヒクさせるまぬけな顔をしていた。

妹の心、姉知らず、とでも言うべきか。いや、この二人の関係は、もはや親と子のそれだ。

池沼唯と憂は公園に辿り着く。
そこには、一面の雪が積もっていた。

憂「わぁ~♪きれい…」
唯「うーいうーい!きれー!きれー!あうあうあー!(^q^)」

まだ誰にも踏まれていない新雪は美しく、太陽の光を反射してキラキラと輝いていた。
思わずほぅっと静かなため息がでる憂にたいし、唯の喜び方はやはりというべきか、とてもやかましい。

唯「はう~、ゆきさん~!(^q^)」ドダダダ!

唯ははちきれんばかりの笑顔で、雪に向かってダイブする!
地べたに寝そべると、夢中で雪をかき集めだした。

唯「う“~♪ゆいのー!ゆきさん、ゆいのー!(^q^)/」
憂「ふふ、お姉ちゃん、誰もとらないよ」

雪で遊ぶといっても、池沼である唯は雪を集めることぐらいしかできない。
憂は唯に新しい遊びを教えようと、まずは自分で雪だるまを作り始める。

柔らかい新雪を集めて、かためてから新雪の上で転がす。
胴体をある程度の大きさにしたら、同じ方法で頭を作る。

唯は自分で集めた雪を自分の服の中に入れる遊びに夢中であったため、憂の行為に興味を持たない。
池沼の唯はものごとを作る過程になど、まったく興味がないのだ。
憂がせっかく唯のためを思い厚着させてきたのに、もう池沼ちゃんの服の中はとけた雪でぐっしょりだ。

しかし、憂の雪だるまに頭がつき、枝で目や鼻がつき始めると、唯は雪だるまに興味を持ち始めた。

唯「あう?うーい、なにちてるの(^q^)?」
憂「雪だるまだよ」
唯「ゆきだるまさん♪かわいー(^q^)♪」キャッキャッ

憂が作った雪だるまは、女の子らしい可愛いデザインで、池沼唯ちゃんも大喜び!

唯「あうー!ゆいもー!(^q^)」
憂「ふふ、じゃあ一緒に作ろっか♪」
唯「うーい(^q^)♪」キャッキャッ

憂は唯に、雪だまを丸めるやり方を教える。
始めは目を輝かせていた唯だったが、何せ池沼にとって待つことは最も苦手とすることなので、すぐに飽き始めた。

憂「お姉ちゃん、こうやって雪を…」
唯「あうー、ピチャピチャ(^q^)」

なんと唯は、憂が目を離して説明をしている間に、もう興味の対象が移り、雪を口に入れて食べていたのだ!

憂「やめなさい、お姉ちゃん!汚いでしょ!」
唯「はう~♪かきごーり!かきごーり!(^q^)」ムシャムシャ

ただの雪をかき氷だと勘違いするこの意地汚さは、流石池沼というべきか!

憂「お姉ちゃん!やめないとぶつわよ!」
唯「おいち、おいち(^q^)」
憂「っいい加減に、しなさい!」
 バッチーン!

興奮状態になった唯は周りのことを一切気にしないため、こうなったら体に教えるしかない。
そもそも唯は自分で良い悪いを判断する能力を持たないため、動物のように体で躾けるのが最も効果的なのだ。

唯「あう?(‘q’♯)」ジンジン
 「ゆいぶった…?びぇっ("q")」
憂(あ、またか…)
唯「びぇぇぇぇぇぇん~!うーいが、うーいがぶったよー!びぇぇぇーん!("q")」

唯はビンタをされしばらく呆然としていたが、頬の痛みに気がつくと遅れて火のついたように泣きだした。
しかも猛烈にうるさい!甲高くて調子がはずれたその泣き方は、まるで幼児そのものだ。

唯「えーーん!えーーん!」
憂「お姉ちゃん、泣きやまないともっとお仕置きよ!」
唯「えーーん!えーーん!」

普段はおびえて言うことを聞く「お仕置き」という言葉も耳に入らない。こうなれば、さらに痛みを加えてもより泣き叫ぶだけだろう。

人前でどうしようもない時ならともかく、二人きりのこの状況で気絶させてまで唯の池沼泣きを止める気にはならない。
憂は溜め息をつくと、うるさく泣きわめく唯をしばらく放置することに決めた。唯をあえて無視し、雪だるまを作り始めた。

唯「むー、ひっく…!("q")」

唯はいつまで泣いても憂が構ってくれないので、すぐにおとなしくなった。そして、雪だるまを作る憂のほうに近づく。

唯「っく、うーい、ゆいつくる("q")」
憂「いいけど、もう雪食べない?」
唯「あーう」

唯の「あーう」に肯定のニュアンスを受けとると、憂は再び唯に雪だるまの作り方を教えようとした。
ただし今度は、唯が飽きないように一緒に作ることにした。

憂「ほら、お姉ちゃん。こういう風に雪を転がすの」
唯「あう、ゆいもするー(^q^)」

しばらく唯は憂のまねをして雪だまを転がしていたが、池沼ゆえに力の加減が分からないのか、何度も雪だまを壊して、次第に不機嫌になってくる。

唯「うーあうー…」

隣で憂が作る雪だまは、あんなにきれいにできているのに…。
完全に自分のせいだが、思いどおりに作れないことが、池沼の唯にとっては大きなストレスになる。

唯「むぅーむぅー!(`q´)」
 ドガッ

なんと、むしゃくしゃした唯は、憂の作ったきれいな雪だまをやつあたりでけっとばして破壊した!

唯「う“ー!う“ー!」
憂「………」

癇癪を起こした唯がうなるのを、憂はあきれたように見る。
流石に自分の雪だまが壊されたくらいで怒るほど憂は子どもではないが、自分の姉の幼稚さをまざまざと見せつけられてはいい気分ではない。

こんな性格では、なかよし学校でもイジメられるわけだ。

憂「お姉ちゃん、わがまま言うなら帰るよ」
唯「う“ー、ゆいかえらない!ゆい、じょーずする!かえらない!」

上手にできるまで帰らない、という意味のようだ。憂としても、どんな形であれ唯が向上心を持つのは嬉しいので、仕方ないと思いつつも唯の雪だるま作りをサポートする。

憂「ほら、こっちまで転がして」
唯「あう~(^q^;)」
憂「そうそう、上手だよ!」
唯「ゆいじょおず~キャキャキャキャ♪」

唯をきれいな雪の場所まで誘導し、欠けた箇所があればさり気なく補充し、雪を定期的にかため…。
憂は唯の機嫌を損ねないように、唯の気づかないところでサポートをした。

しかしそれでも、唯の動作はいちいちノロノロとしていて、胴体と頭が完成するまでに3時間はかかった。それも、憂の協力がなければ形にすらならなかっただろう。

唯「あーう!(^q^)」
憂「すごいよお姉ちゃん!雪だるまさんできたね~」
唯「うーい、おめめ!おめめ(^q^)」
憂「そうだね、おめめつけてあげないとね」クスッ

憂は公園に落ちている枝を拾うと、それを丁度いい大きさに折って、雪だるまの顔にくっつける。

唯「わぁ~うーいすごい!(^q^)/」
憂「お姉ちゃんもやってみる?」
唯「あーう!」

唯はドテドテと走って枝を拾おうとするが、手袋がうまく扱えないせいか枝をつかめない。何度か悪戦苦闘したのち、唯はまた池沼なうなり声をだしはじめる。

唯「あうー!」
 「あうー!もてない!(`q´)」

唯は枝を掌で叩くなどのやつあたりをしたが、自分の手が痛くなるだけなので、今度は手袋をはずし、地面に投げ捨てた!

唯「あうー!ぶーくろたんわるい!(`q´)」

手袋にやつあたりする唯を、憂は叱る!

憂「こらー!やつあたりしたらダメでしょ!」
唯「うー、ぶーくろたんじゃまー!いらないー!(`q´)」

今まで気にいっていたものなのに、まるで「失望した」といわんばかりの態度で手袋に対して怒る池沼唯。
憂は自分のせっかくのプレゼントを台無しにされたこともさることながら、うまくいかないことですぐ物にあたる姉の態度が許せない。

憂「お姉ちゃん!謝りなさい!」
唯「う“ー!("q")」

唯は憂の言葉に返事をせず、素手で枝をつかむと雪だるまの方に走っていく!

唯「あーうー♪(^q^)」
憂「あ、こら!」

 ダダダダダダ!

唯は手に持った枝を憂がやったように雪だるまの顔につけようとする。しかし、唯の枝は、雪だるまの顔のパーツにするには明らかに大きい!

唯「あーう♪あーう♪(^q^)」ザクザク

唯は勢いよく枝を顔につけようとするが、うまく刺さらず、次第に雪だるまの頭部はえぐれていく。

憂「こら、そんな乱暴にしたらだめじゃない!」
唯「うー、おめめーおめめー♪(^q^)」

 ザクザク! ボロ!ボロ!

唯が力まかせにつき刺した枝が雪だるまの頭部を貫通した!
まるで頭部を槍で貫かれたかのような悲惨な造形だが、パーツがようやくくっついた唯は満足そうに、次の枝を拾いにいく。

唯「~♪(^q^)ゆきだるまさん~つぎはおくち~♪」

唯は一回成功して味をしめたのか、力まかせに枝を雪だるまの顔につきたてる。もはやそれは頭部の体裁すら失っていたが、唯本人はまるで自分が職人のような気分を味わっている。

憂「はぁ…」

憂はテンションがあがりきって自分の世界に入りきった姉を見て、深くため息をつく。
姉である唯が明るく、無邪気にふるまうのはとても喜ばしい。正直に言って愛らしいと思うし、障害を持つがゆえに様々な枷を負う姉を、せめて自分だけはあるがままでいさせてやりたい。

しかし…

憂は横目で、地面に投げ捨てられた手袋を見る。
憂が真心をこめてプレゼントしたそれは、唯が枝を拾う際に踏んづけられ、無惨にも泥まみれになっていた。

そう…池沼である唯があるがままにふるまうと、周囲の何かが必ずといっていいほど傷つけられる。
もちろん唯に悪意などない。

姉だって、望んで障害を持って生まれたわけではない。
しかし、唯が周囲に迷惑をかけるたび、唯はますます周囲に冷たい目で見られていく。だから、姉の欲求を満たしつつも、周囲に迷惑をかけないよう、厳しく躾ける必要があるのだ。
それが最終的に姉のためにもなるのだと、憂は信じている。

憂(でも…今日くらいはいいよね…?)
唯「うーい、ゆいしゅごい~!みて~(^q^)/ミ」

幻想的な銀世界の中、こちらに向かって無邪気に手を振る唯。
そう、今日この場には唯と憂二人だけだ…。今日くらいは、姉の自由にさせてあげたい。

憂は自分に言いきかせ、小走りに唯の元へと向かう。

唯「あうー(^q^)」
憂「わぁ~すごい。じょうずだねお姉ちゃん!!」
唯「う~♪ゆいじょーず、おりこう?」
憂「おりこうおりこう♪すごい可愛いよ」

憂が大げさにジェスチャーをつけて褒めると、唯ははちきれんばかりの笑顔でその場で飛びはねる!

唯「あ”ーう!あ”ーう!キャキャキャキャ(^q^)/♪」

実際に完成した(と思われる)雪だるまはひどいものだった。
顔はまるであらゆる方向から銛をつきたてられたかのように太さも長さもばらばらな枝が乱雑に飛びでており、ひびだらけで今にも崩れそうだ。

憂(あ、崩れそう。今頭がとれたら、お姉ちゃんはまた泣いちゃうよね…)

唯が雪だるまづくりに時間をかけすぎたため、辺りは日が沈みかけで寒くなって来ている。
ここで唯が泣きだせばまた時間がとられ、夕食の準備も遅くなる。それだけは避けたい憂は、唯から目を離して雪だるまの補強をする。

一方、キャッキャッと喜んでいた唯は、あることを思いつき、その顔をさらに輝かせる。

唯(そうだ、雪だるまさんにもゆいと同じ服をきせてあげよう!)

唯は自分で服を脱ぐことはできないが、運よく唯が着ている上着は唯がおデブなため前を閉めることができず、池沼の唯でも簡単に脱ぎ捨てることができた。

さらに唯は、その下の「としこし」トレーナーも、四苦八苦の末になんとか脱げた。憂はいまだに雪だるまの頭を固めていて、唯には気づかない。

唯「あうー♪(^q^)/」
憂「?」

嬉しそうな「あうー」に振りむいた憂が見たのは、上着はおろかトレーナーすら脱いでブラジャーのみの姿になった唯だった!

憂「お姉ちゃん!風邪ひくでしょ!服を着なさい!」
唯「うー!ゆきだるまさん、ゆいといっしょ♪いっしょ(^q^)」

唯を自由にさせると考えていた憂だが、唯の健康を慮り、これは見過ごせなかった。
しかし唯は、そんな憂の制止をも振りきり、雪だるまの頭から「としこし」トレーナーを着せようとする。

が、雪だるまの頭は明らかにトレーナーより大きいため、当然のごとく入らない。しかし唯の頭の出来では、何かにつまずいた時、方法を変えるなどということは不可能と言ってよい。

唯「う“ー!う“ー!(^q^)」
憂「ダメっ!やめなさいお姉ちゃん、それはお姉ちゃんの服でしょ!」

憂は唯のおバカな行為をやめさせようと唯の腕をつかむ。
と、その時―

 ガッ

憂「あっ!?」
唯「あぅ!?(゚q゚)」

唯ともみあいになった憂の肘が偶然にも雪だるまの頭にあたり、不安定だった頭部は地面に落ちてグシャ!と音をたて潰れた!

憂「…」
唯「……びぇっ」

一瞬の静寂の後、冷たい空気をふるわせるばかでかい泣き声がひびく。

唯「びぃえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーんんん("q")」

耳をつんざく不快な泣き声に、思わず憂は顔をしかめる。
しかし、唯の声はこれまで以上に大きく、池沼全開の聞くにたえないものだ!

唯「うぇーーーーん!うーいが、うーいがころしたーー!("q")」
憂「…あのね、お姉ちゃん、今のは…」
唯「びぇーー!う”ーい”がゆきだるま”ざんころじたよ~("q")」

唯の雪だるまを苦労して完成させ、帰ろうとした矢先にこれだ。しかも唯は自分の行動や憂の気遣いを棚にあげ、みっともなく泣きわめく始末。
これには流石の憂も疲れが隠せなくなった。

憂「お姉ちゃん、雪だるまさんは残念だったけど、また明日作ろう?」
唯「うぁーーん!うぁーーん!うーいのばかー!」

唯にとっての「ゆきだるまさん」は、今目の前にあった雪だるまのみなのだ。雪だるまは壊れたけど、また新しいのを作ればいいという理屈は、池沼の唯には通用しない。

憂「ね、もう帰ろう?」
唯「うーいのばーか!しんじゃえー!("q")」
憂「…お姉ちゃん、とりあえず服着よう?」
唯「あーーん!あーーん!うーいばーか、しーね!しーね!("q")」
憂「………怒るよ?」

先ほど今日は唯の自由にさせてあげよう、と考えていた憂だが、何度も自分の好意を無下にされたあげく、理屈の通らない池沼泣きにはうんざりしていた。
おまけに甲高く耳に障る唯の泣き声は、先ほどまでの幻想的な雰囲気をぶち壊すには充分すぎた。

無邪気で可愛らしいだけの池沼など、所詮は憂の願望の投影にすぎなかったのだ。

唯「しーね!しーね!("q")」

変な音程で「しーね」を連発していた唯だったが、なんと落ちていた雪だまを拾って、憂に投げつけた!
唯がめちゃくちゃに投げたそれは、偶然にも憂の鼻にあたってしまう!

憂「……」
唯「あーん!あーん!」
憂「いい加減にっ」

憂は無言で鼻水をたらして泣きわめく唯の後頭部をつかむと、唯の顔を思いっきり雪だるまの胴体に叩きつけた!
唯の顔が雪にめりこむ!

憂「しろっ!」

 グシャ!!

唯「オギャーー!("q")」

叩きつけられた唯の体で、雪だるまの胴体は無惨にもえぐれる。上半身はブラジャー1枚のみの姿だった唯は、いきなり冷たい雪に押しつけられビックリして泣きさけぶ!

唯「びぃぃぃいぃぃ!ちゅめたいー!("q")」

しかし憂は容赦しない。唯の頭を、雪だるま(もはやただの雪の塊だが)に執拗に打ちつける。
唯のヨダレや鼻水が雪にしみこむが、憂は無表情に「お仕置き」をつづける!

唯がパニックになって暴れるので、雪だるまはさらにめちゃくちゃになる。

唯「ひぃぃー!ひぃいー("q")」

憂は今度は唯の両脚を抱えて引きずったと思うと、ジャイアントスイングのようにぶん回し雪に向かって方り投げた。
上半身裸の唯のデブった体は、再び雪に勢いよくつっこむ!

 ドシャーン!!!

唯「うぎゃぁーー!("q")」

その後も憂は、雪だるまが原型をとどめなくなるまで、ひたすら「唯の体」を使って雪だるまを破壊した…。

十数分後、そこには、コナゴナに粉砕された雪だるまの残骸と、気絶してピクリとも動かない唯が転がっていた。

その後、憂に揺さぶられて起きた唯は、無惨にも破壊された雪だるまの残骸を見て、再び大泣きした。

唯「うぇーーん!ゆきだるまさんー!("q")」
憂「あーあ、お姉ちゃん、雪だるまさん壊しちゃったね」
唯「びぇぇーん!…うぇ?ゆい、こわちてない!("q")」
憂「え?でも、お姉ちゃんが体でたいあたりして雪だるまさん壊したんだよ?」

憂はわざと意地悪く唯に言う。
たしかに、嘘は言っていない。雪だるまを壊したのは、「唯の体」なのだ。
しかし、唯は納得が行かず、「自分は悪くない!」と主張する。

唯「あう!ゆいわるくない!("q")」
憂「そう?私はお姉ちゃんが雪だるまに突っ込んで、壊したとこ見たよ?」
唯「う“ー!ゆいじゃないよ~("q")」
憂「じゃあ、誰が壊したのよ」
唯「う“ー…う“ーう“ー("q")」

唯は確かに、気絶する前に自分の体が雪だるまに突っ込んだことは覚えていた。
しかし、それは自分の意思ではない!
だがそう主張するだけの語彙や状況判断能力が、池沼唯には備わっていない。

結局、唯は反論することもできないまま、納得することもできず「うーうー」唸ることしかできない。

憂「雪だるまさんを壊した上に嘘までつくなんて、悪い子だね」
唯「うー、ゆい、こわちた?ゆきだるまさん、こわちた?("q")」

泣くことに意識をもっていかれ、前後関係をいまいち把握できていない唯は、次第に自分が雪だるまを壊した、
と思いこまされていた。

唯「うぇぇ~ん!!ゆきだるまざん~("q")」

自分が雪だるまさんを壊してしまったと認識した唯は、あまりの悲しさに再び泣きだした。

一方の憂は溜飲を下げながらも、喪失感にもにた空しさを感じていた。せっかく今日は唯を、思う存分遊ばせてあげようと思ったのに…。

雪の中で楽しそうに、無邪気にはしゃぐ姉は、やはり幻想にすぎなかったのか。

雰囲気も何もない唯の池沼泣きを聞きながら、憂は1月の暮れかかった空を見あげ、憂鬱な溜め息をつくのだった。

==おわり==


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最終更新:2016年12月23日 13:14
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