池沼唯とバレンタイン
世間は今、バレンタインの準備で大忙し。
女はあたふた、男はそわそわ。
時に桜ヶ丘女子高も例外ではなく、そこに通う高校生、平沢憂も2月13日には,チョコ作りに精をだしていた。
しかし、彼女は姉に池沼の姉を抱えていて,チョコを作るのも一苦労なのであった。
憂(お姉ちゃん昼寝してる。今のうちに下準備しておいたのつくっちゃおう。)
憂はバレンタインデーに友達とチョコを交換する為、精巧なチョコをつくっていた。
十分後、生ける公害、池沼唯は目を覚ました。
唯(あぅ、いいにおいする。)
呆れたものである。食べ物の匂いで目を覚ますとは。
唯「あーう!うーい!ゆいもちょこたべるー!(^q^)/」
憂「お姉ちゃん…起きちゃったのね…」
唯「あう、ちょこー('q')」
憂「あのねお姉ちゃん、バレンタインデーはね女の子はチョコレート食べられないの。」
これを聞いて唯はびっくり。
唯「あう?ゆいたべれない?(゚q゚)」
憂「そうよ、だから今日は諦めてね。」
唯「やー!ゆいおんなやー!たべるー!("q")」
憂「ああもう!いちいちうるさいな。静かにして。」
唯「ゆいもたべたいー!ばえんたいんわるいこー!」
パン!
間髪入れず憂は平手打ちをした。
憂「もう!わめかないの!」
唯「びぃーん!いちゃいー!おしおきやー!("q")」
憂「静かにして謝んないと次はもっと痛いわよ。」
唯「むぅー、ゆいしずか、ごめんなたい!(°p°)」
憂「それでよし。そうだ、お姉ちゃんに良い事教えてあげるね。」
唯「あう?(゚q゚)」
憂「チョコをつくってね、誰かに渡すとその後お返しが貰えるのよ。」
唯「ほんとでつか?ゆいちょこつくる!(^q^)/」
憂「じゃあこの板チョコを一つあげるから飾り付けたり形を変えたりして、オリジナルのチョコを作ってね。
あと、チョコを自分で食べちゃうと二度とお菓子が食べられなくなる呪いにかかるからね。」
唯「ゆいのろいやー!ちょこあげておかえちもらう!(^q^)」
フンス!
唯は鼻息を大袈裟に吐き、二階に行きチョコ作りを始めた。
憂「うふふ。お姉ちゃん、どんなのつくるんだろ。」
憂は微笑みながら姉を見守った。
唯の部屋
唯「んひっ、んひっ(^q^)」
「あうー、だあー(^q^)」
時折奇声を発しながら唯は板チョコを手でこねて、団子状にしていた。もうこの時点で汚なさ全開である。
唯は、ここで憂の言葉をおもいだす。
唯(うーいは飾り付けって言ってた!)
唯「あー!あー!(^q^)」
唯はなんと自らのヘアピンをチョコにねじ込んだ!
唯「かわいーでつよ!(^q^)/」
さらにそれにこんどはギターのピックを埋め込むと池沼さんは満足した様子で下へ駆けて行った。
唯「うーい!うーい!できたー!♪(^q^)」
憂「あらー↓よくできてるじゃない↓。」
若干憂の語尾が下がりがちだが、憂はとりあえず褒めてみた。
唯「ゆいじょーず!ゆいじょーず!(^q^)」
憂「そうね、お姉ちゃん上手よ。」
唯「あうー、じょーず、んひっ、んひっ(^q^)」
唯は珍しく褒められて有頂天になっていた。
でも池沼さん、何か大切なこと忘れてません?
憂「で、誰に渡すの?」
唯「ゆいわたちてくるー!(^q^)」
ダダッ
唯は家を飛び出した。
憂「あれ、私じゃないんだ…」
憂は期待が裏切られてちょっぴりがっかり。
その頃唯は道ゆく人でお返しをくれそうな人を物色していた。
男A「なんやあね池沼ちゃんのもってる茶色団子は。」
男B「ウンコとちゃう?投げられる前にはよ行こな。」
男A「せやな」
このように道ゆく人は唯の持つチョコをわらった。
もっとも唯にそれは聞こえてないがなんとも失礼な話だ。
しばらくすると、立派な身形のオジサンが歩いてきた。
唯(お返しやばそー!)
唯「んひっ、んひっ(^q^)」
唯はいきなりオジサンの前に立ち、チョコを差し出しました。
オジサン「な、なんだいお嬢ちゃん?」
唯「ばえんたいんちょこ!ゆいちょこあげる!」
オジサン「今日は13日だけどな… ハハ」
唯「おじさんゆいにおかえしする?('p')」
オジサン「その前にオジサン、お嬢ちゃんのこと知らないし、ごめんな、じゃな。」
たったかたったか
当然の結果だろう。相手が池沼でなくてもこのケースでは受け取る人は少ないだろう。
唯「うーうー(`q′)」
唯は気に入らない様子で唸っていた。
その後も、
兄ちゃん「えと、ま、またの機会に。」
男A「まじ勘弁。」
チャラ男「くせーんだよ池沼!」
キモオタ「ひ、人違いでは、」
澪厨「唯とか池沼wwwwwww」
こんな様子で失敗を重ねていった。
最初こそ不機嫌に唸っていた唯だが、今回柄にもなく落ち込んでいた。
折角作ったものがこのようにされては池沼とはいえ刺さるものがあったのだろう。
唯「あぅー…(uqu)」
唯はとぼとぼと公園へ歩いて行った。
公園にはいつもの男子三人組がいた。
男子A「バレンタインとか気にしてねーしwwwww」
男子B「チョコあんま好きじゃないんだよねwwwww」
男子C「明日期待とかしてねーしwwwwww」
唯はこの三人組にチョコを渡そうと考えた。
男子B「おい、あの池沼が来たぞ。」
男子C「なにごとだ。」
唯「ゆいちょこあげる(^q^)」
唯は溶けたけた、うす汚いチョコを差し出した。
男子A「なんじゃこら!きったねー!」
男子C「これが食いもんかよ…」
唯「あう?('q')」
男子B「自重しろよカス!」
グシャ
なんと男子達は唯のチョコを地面に叩きつけたのだ。
無情にも崩れ去るチョコ塊。
男子A「ヒュー!ナイス!」
男子B「いい気味だぜ!」
男子C「お、おい、見ろよ。」
唯は落ちたチョコを拾って再び差し出した。この池沼の前に悪口などもはや無力である。
唯「あう、おとしちゃうどじさん('p')」
「はい、ちょこ!(^q^)」
男子B「い、良い加減にしろや!」
男子Bは憂顔負けの回し蹴りを唯にお見舞いした!
ゲシッ
唯「あうぅ!いちゃいれす!("q")」
衝撃で服はチョコまみれになってしまった。
男子A「もう行こうぜ…」
たったかたったか
唯「びー!まっちぇー!びえーん!("q;)」
どすどすどす、どてっ!べちょお
唯は追いかけるがコントばりに頭からこけてしまった。
しかもチョコが顔に潰されてしまったのだ。汚いという言葉しかでてこない。
やがてチョコの中にねじ込んだヘアピンが逆襲する。
唯「あうー、ん?びーー!いちゃーい!("q")」
ヘアピンが額に刺さっていたのだ。はたからみれば滑稽だが当人にとっては一大事でパニックに陥っている。
唯はヘアピンを引き抜いた。
唯「びわーん!いちゃいよおー!!」
唯(もう散々だよお、、、そうだ!うーいにあげよう!)
やれやれやっと気づいたのか。
しかしチョコはもはや原型をとどめていないし、服も顔も汚れ放題で大目玉を食らいそうだ。
唯「うーい!うーい!(^q^)」
遠くから姉の鳴き声がしたので憂は振り向いた。
憂「チョコ誰にあげたのかな」
どすどすどす
唯「はひぃー、はひぃー(>q<)」
「ちょこうけとってくだたい!(^q^)」
憂(あちゃー、やっぱり誰も受け取らなかったか。)
憂がチョコを受け取ろうとすると唯の体中がチョコで汚れているではないか。
ぶちぶちっ
憂「もう!どうしたらこんなに汚くなれるの!」
憂は唯のチョコ?をひったくると地面に投げつけた。
ひゅんっ、ぐしゃ
唯「ああー!ゆいのちょこー!(゚q゚)」
「あうあうあう!うーいわるいこー!しーね!(`Q′)」
憂「お前が死ねー!」
憂は唯の手を引くと風呂場まで連れて行った。
憂「汚いから本当に!」
憂は唯を温めてない冷水の湯船に投げ込んだ。
唯「ひぃー!ちゅめたいよー!うーいだしてー!!("q")」
それは不可能である。何故なら憂が押さえ付けて離さないから。
唯「びー!びえーん!びー!!」
憂「うるさいなあ!」
唯「あばばば、ごぼがぼがぼがぼ、あばば(×q×)」
チーン…
憂「黙ったか。」
否、気絶しただけである。
憂は唯をゆいのからひきあげ、浴室に放置して出ていった。
そのあと憂は唯に作った分のチョコを1人で食べるのであった。
~fin~
最終更新:2016年12月23日 14:06