■ギャルゲーエンディング風味ネタ

比較的初期に多く見られたネタ。
使用率による嫁占い(詳細はこちらまたは下記)が発端。
占いの結果どことなくヤンデレ臭のする卑弥呼にどうも32が恨まれてるっぽいという結果を受けて38の作ったネタの末尾にエンディングのナンバーが振ってあった事から幾つかネタが派生。



嫁占い

1位:最愛(あなた「が」一番好きなキャラです)
2位:嫁(あなた「を」一番好いているキャラです)
3位:好敵手(ほんとは仲良しっぽい不思議な敵愾心を持たれています)
4位:反発心(何かしら気に入らない部分があるようです)
5位:親近感(何かしら通じる部分があるようです)
6位:疎外感(何かしら遠い感じを受けています)
7位:慕情(あなたを慕っていますがそれが表に出る事はありません)
8位:嘘(あなたにだけは決して打ち明けられない隠し事をしています)
9位:無味(ただの同僚だったり利用し合うだけの関係です)
10位:怨恨(あなたを恨んでいます)

新しい風を吹き込みたくて新しいランキング考えてみたんだが
今回は勢力占いみたいな感じ
使用率が高いのが上位、で
1位)『あなたは今この勢力の専属MBです』
2位)『あなたを欲しがっている勢力です』
3位)『あなたによって打撃を受けた勢力です』
4位)『あなたを倒すのを最優先にしている勢力です』
5位)『あなたを憎んでいる勢力です』
6位)『あなたの存在を知らない勢力です』


卑弥呼編

大なべを持って現れる卑弥呼。
とたんに>>32の部屋に漂うカレーの匂い。

卑弥呼「久しぶりじゃな、>>32。近頃はつれないのう?
     まぁ、わらわの力添えがなくとも大丈夫なくらい、楽な戦いが続いているというコトかの。
     それはともかく、お主のために、今日はカレーを作ってきたゆえ…
     味見をしてくれい。」

蓋を開けると具沢山(主に肉)のカレーが。
見知った様子で>>32の家の台所から皿を持ち出し、カレーをよそう卑弥呼。

卑弥呼「さぁ、たんと食え…
     おっといかん。具が身に着けていたバンダナが混ざっておった、除かねば。
     おっといかん。これは冠じゃな。わらわとしたことが、ついうっかり取り除忘れてしもうた…
     許せよ?
     …どうした>>32。なんじゃその顔は。
     わらわの作った飯は食えぬのか?
     折角、お主を堕落させる馬鹿どもを具にしてやったというに…くくくくく…」

               ――END12「今日はカレー日和」――



鈴鹿御前編

”わらわが探していたのはお主であった筈なのに、どうしてお主にはそれが解らぬ?
 お主も若い、それ故他の女子の色香に迷うこともあろう。
 それが理解できぬほどわらわは頭が固うないつもりじゃ。
 じゃが、近頃のお主はわらわの理解を超えておる。
 何故じゃ。何故わらわを一番に思ってくれぬのじゃ。
 運命で結ばれておるのに。
 わらわがおぬしの伴侶であることは、定められておるのに。
 そうか。此度の生でも、わらわとお主は結ばれぬのか。
 ならば終わらせよう。おぬしを殺してわらわも死のう。
 さすれば来世でやり直しがきく筈じゃ!

 そうじゃ、わらわが殺すのじゃ。
 間違った運勢を正すのじゃ。やり直すのじゃ!

 もう二度と間違えぬよう、わらわの中にあやつをきちんと繋ぎとめよう。
 臓物と肉を喰らい血を啜り、あやつをわらわに取り込もう。
 今生からそうしておけば、きっと来世では間違えぬ。

 そうじゃ、そうしよう。そうしなければ。

 こんな想いをするのはもう、嫌じゃ。 二度としとうない―――”

次の朝、ダークロアの学校に通う>>108の下駄箱に古風な手紙が一通―――
”>>108、大事な話がある。 明日の放課後、教室で待っている。 鈴鹿”

その日以来、>>108と鈴鹿御前の姿を見たものは、居ない。

                  ――END 0051――



結城望編

ある日世界から結城望以外の全てが消えていた。
そして彼女はこう呟いた。
望“嫁だなんだって・・・
  みんなあなたを惑わすから・・・
  あなたの想いに応えたかったの・・・
  あなたのためだから・・・
  許して、なんて言えないよね・・・
  でもごめんね・・・
  ごめんね・・・”

                  ――END 0009――



メタトロン編

あなたが死んでから、もう1年が過ぎました。
あなたは、今でも私を見守ってくれているのでしょうか?
あなたは、私の生まれて初めて出来た大切な人でした。

あなたは、突然白血病だと医者に宣告されてから、病室で日に日に弱っていきましたね。
「病院って暇なんだよなあ」と笑いながらゲーセンへ逃亡するあなたを見て、私は影でいつも泣いていたんです。
ある日あなたはいつものように、笑いながら言いましたよね。
「ほら、見て今日も篭りを崩せたよ」
「あまり対戦ばかりなさっているとお身体に障ります」
などと私が注意すると、
「ごめんね。でもね、これ見てよ。ほら、このOGのひと、反復横飛びなんかしちゃってさ、ふふ」
私は黙っていました。あなたがすごく楽しそうで、私は何も言えませんでした。
笑うあなたを見て、どうしようもなく悲しくなりました。
「憶えててくれるかなあ」
あなたがふと言いました。
「…このOGのひと、俺がいなくなっても、あの時変な奴に反復横飛びさせられたんだよな、
なんて、憶えててくれないかなあ……無理かな……憶えてて、ほしいよな……」

それから数ヶ月後、あなたは家族と私に見守れながら息を引き取りました。

あなたはもうこの世に居ない、なのに私は今、スキルを連続で発動させています。
あなたの事を、OGのひとが忘れないように、いつまでも、いつまでも忘れないように。

天国にいるマスターと一緒に、今ここに刻み込む


              サクセンドオリデスネ


                  ――END 0083――



皆口茗子編

 「今日もあんまり勝てなかったね?
  でも、誰だって最初は下手なはずだよ、大丈夫。
  わたしも頑張るから。 次は、負けないもん。
  わたしが…ううん、みんながついてるから、今度は絶対大丈夫!

  でも、たまに考えるんだ。

  ”同じ奴に狩られた。”
  ”こいつ上手すぎる。絶対サブカードの狩り野郎だ。”
  ”○○ (…うん良かった、わたしじゃない。) ウゼー!”
  ”サクセンドオリデスネサクセンドオリデスネサクセ”  …おっと間違い!コレ違う。

  悔しそうな顔をして、時々本気で怒ってそうな顔で。
  うっかり台を叩いちゃうコトもあって怖かったりして。
  そんなお兄(姉)さんの顔を見てると、たまに考えるんだ。

  ゲーム…っていうか、遊びは楽しいもののはず。
  嫌な思いするのに、どうしてムキになって続けるんだろう?
  いちど聞いてみたいけど、
  わたしがイライラさせてるわけでもあるし(負けちゃうから)、
  そんなコトできっこなくて。

  気がついたら、じっとわたしのコト見てる。
  まずいよまずいよ、慌てて微笑んでみたわけだけど。

  …あ。コイン入れてる…もう一回遊ぶんだ。
  うん、今度こそやっちゃうよ。
  負けられないもん、わたしだって。
  おにー(ねー)さんの1ゲームは、わたしのいのちを懸けた戦いだから。
  痛いのとか怖いのとかがいっぱいある場所だから。

  …
  ……あ、そうか。
  そうなんだ、だからムキになってくれるんだ。
  何度も何度も頑張ってくれるんだ。
  本気で遊んでくれるんだ。

              …一緒に頑張ってくれるんだ…

  うん、次は絶対大丈夫。今度は負けないもん!
  それじゃあ、おにー(ねー)さん。
  せ~ので一緒に、言っちゃおう? …せ~の、」

              『今日も元気にいってみよ~!』

                  ――END 0093――


ィアーリス編

男の目に映る世界は汚れ、異形しか無かった。
6つの勢力の争いが生んだ爆発事故により、男の目には汚れと異形しか映らなくなった。
汚れた世界の中で、男はたった一つの宝物・・女神を見つけた。
女神と生きるために、男はかつての親友すらも手にかけた・・そして
元親友の敵MB「なんだこいつは!?いやだ・・死にたくない・・ぐあああがががが・・・(食われた)」
MB「あいつ・・俺もケガしてんだからそろそろこっちも気にかけ・・ィアーリス!」
ィアーリス「驚いたな・・こんなに早く印が来るとは・・」
MB「ィアーリス!しっかりしろ!」
ィアーリス「大丈夫だ・・少し痛むが・・それも心地良い」
MB「大丈夫なわけ無いだろ!くそ・・どうすれば」
ィアーリス「お前は・・私のことを綺麗だと言ってくれた・・だから私も頑張ると決めた。この程度の苦痛で・・」
MB「もういい・・ィアーリス。お前が何をしようとしているのか知らないが、お前が苦しむのは見たくない!」
ィアーリス「このたわけが・・少しは理解せぬか・・」
ィアーリス「子供が・・生まれるのだ。私とお前の子供達がな」
MB「そう・・なのか?何時の間に・・」
ィアーリス「私も・・驚きだよ・・こんな早くとはな。○○・・私を・・外に連れて行ってくれないか?」
MB「わかったよ・・ィアーリス」
ィアーリスを連れ出す。
涼しい夜風が吹くが、無情にもそんな物ではィアーリスの容態は変わらない。
MB「ィアーリス・・外だよ」
ィアーリス「ありがとう・・○○。世界は汚れのない美しい世界になる・・私を愛してくれたお前に・・この星を授けよう」
もう苦痛は過ぎ去ったらしい。
ィアーリスはMBの前で浮き上がると、背中から翼が現れた。
その翼から球状の光が次々と飛び出し、世界に降り注いで行く。
その美しい光景は今ある世界の終わり、新たな世界の始まり。
MB「もう・・さよならなのか?」
ィアーリス「違う・・これは・・始まり。私と○○の世界の始まり・・」
MB「これからは・・ずっと一緒だね」
MBはすっかり軽くなってしまったィアーリスを抱いて新たな世界の誕生を見た。
やがて、世界は異形の龍族で埋め尽された。
しかしそれはMBにとっては本来の世界の帰還。
そして、ィアーリスの夢だった龍族の世界の誕生。
こうして地球は二人だけの物となった。
                            ――END 0050――



弓削遙編

木刀を手ににらみ合う俺と遙。
“ッ・・・ハッ”
つい焦れて飛び出してしまった俺。
“ハッ!”
気合一閃、すぐに遙には捌かれる。
“スジは悪くなかったのだがな・・・”
“まだまだあっ!”
“遅い!”
もう一度打ち込んでみるがまたしても捌かれる。
そして。
“貫けっ!”
彼女の見事な突きがきまり、俺はゆっくりと倒れていく・・・
“目が覚めたか?”
ふと目を開けると遙がこちらを覗きこんでいる。
“お前、最後の突きは・・・”
“誰がお前相手に本気など出すものか”
そう言って彼女はクスリと笑う。
今思うと美鈴が関羽に敗れてこの方遙のこんな表情は見てないような・・・
どうやらそう思っていたのが顔に出ていたようだ。
“どうしたんだ、ニヤニヤして?なにやら気色悪いが・・・”
“ん?ちょっとな・・・”

この先どうなるかはわからない。
ただ今はこういう具合に遙と過ごしていられる。
それだけでも今は良いかな・・・
                          ――END 0023――


レイナ・アークトゥルス編

某月。

この世界の最たる頭を為す城。
その中の、厳風漂う一室-王の間-に3つの種族が存在した。

「これが今回の議会にて決定した法案で御座います。どうか目をお通し下さいませぬか。」
「…。」

エルフの翁が、玉座に座る、まだ少年と青年の狭間の年齢であろう者へ丁重に書類を渡す。
男の後ろには身の丈程の巨大な剣を腰に携えた剣士が一人。その様子を静観している。

「ふむ、隷属層の解放についての法(のり)か…まぁ及第点と言った所だな。承認しよう。」
「はっ。」
「だが、もし以前のように旧帝や上層の者に密する行動を執(と)ったのならば…貴様の首、我が懐刀にてこの世のもので無くなると心せよ。」

『ジャキ…ン』
男の言葉と共に、剣士は柄に手をかける。

「帝に及ばぬ事などと…滅相も御座りません!我が生命を賭してでも必ずや吉報をお持ち致します!」

………
……

「逃げるように去りましたが…あの男、如何致しますか?」
慌てて老人が消えた部屋で剣士は口を開く。

「約束を守るならそれで良いし、そうじゃないなら…首を刎ねる。身体の方は…そうだな。ソフィーのドラゴンの餌、かな。」
「あんな輩の為に皇帝の手を汚すまでもありません。それに、ソフィーが困惑してしまいます。」
「ハハ、それもそうだ。ソフィーにとってドラゴンは家族同然だもんね。じゃあ耳を捌いて売り払うってのはどうかな、リリア辺りなら―」
「皇帝。冗談が過ぎます。」
「ごめんごめん。…2人しかいないんだし、もう口調戻してもいいんじゃないかな。レイナ?」
「皇帝と対等に話すなど…。」
「忘れたの?僕は皇帝である前にただの人間だよ。」
「………そうだな。ではお言葉に甘えさせて貰おう。」
…全然対等な話し方じゃないの、気付いてないんだろうな…。

1年前、僕はマインドブレイカーとして極星帝国と言う勢力と共に行動した。

最初は危険な任務だったのが一つのミスのせいで、やがて巫座蹴た任務となって…あの頃は楽しかったな。
レイナをはじめ聞仲さんやロビン、ハニエルやラユューさんなど色んな人達に出会った。
敵対勢力として聞いていた人達と出会ったのも覚えている。
話してみると、教わっていた事とは程遠い、良い人達が沢山いたのにも驚いた。

…出会いの数が多ければ、同じ位に悲しみの数も多かったけれど…。


「そう言えば、各勢力との和平交渉はうまくいっているのかな?」
「E.G.O.、阿頼耶識、WIZ-DOM、ダークロア、イレイザー。全て順調だ。」
「そっか。しかし悪い事をしてるな…本来なら僕自身がみんなに会いに行くべきなのに。」
「君の身体は一つ、それに対して世界は多数。無茶は執政に毒、だ。」
「そうだけど…。」
「それに心配あるまい。聞仲達なら君の期待に応えてくれるだろう。」
「…そうだね。」

「『勢力間の抗争を消す』『全ての世界に平和をもたらす』両方やらなくちゃあならないのが上に立つ人間の辛い所だよね。」
ふと天を仰ぎながら口に出す。

「恐いのか?」
『面倒なのか』や『きついのか』等と言う言葉でない物を掛けて来た…やっぱりレイナは鋭いな。
でも、そう言う感情じゃない。

「いや、言ってみただけ。レイナこそ覚悟はいい?僕は出来てるけど。」
「この身、生まれた時より極星の向かいし道に在りし物。愚問だぞ。」
「ハハ、そうだったね。」

「少し聞きたい事がある。」
「なに?」
「君の望む皆の世界…本当に生まれると思うのか?」
「断言は出来ない。」
「…。」
「でも人々にまだ良心があるのなら、より理想に近いものを生み出せる。」
「その言葉、信じて良いんだな?」
「そうじゃなけりゃあ、極星皇帝を割殺した理由にならないさ。」

「今度は僕からのお願い。」
「何だ?無茶な願いでないならば聞いてやろう。」
「あー…じゃあやめとく。」
「仕方ないヤツだ…無茶な願いも聞いてやろう。」
「ありがとう。」
「それで、何だ?」

「レイナ。もう少しだけ、僕の我が侭に付き合ってくれるかい?」
「…御意。」


様々な想いを一つに汲み、今ここに遥かな誓いを立てる。
―もう2度と、大切な人々を失わない為に―。



――END 0005 ~Emperor of Hope~――


クララ・クロオーネ編

―――ッザシュ―――

「っう・・・ぐ、あ゛ぁぁ・・・」
「ん・・・っな!」
「MBさん!!」
確かな手応えと共に、倒れる一人の青年。
「自ら身を挺したか・・・二度と私の剣の前に立ちはだかるなと言ったはずだ」
戦いは決した、ほんのあっけない一瞬だった――
身を捩り、ミカエルの前に立ちはだかったその身に一閃。

「あ・・あぁ・・傷が深い・・・出血だけでも止めないと!」
ひと一人を無理に庇った分、間合いが詰められてしまった。
肩口から袈裟に斬られた傷跡から血が流れ落ちる。
「やめろ、リザレクター・・・その傷、そう長くは持たん・・・」
「だめ・・血が、止まらない・・・何で・・・何で・・・」

『 ―――よくやったミカエル、作戦を遂行し帰還しろ―――』

「・・・」

『―――ミカエル、作戦を遂行しろ―――』

「・・・ッチ・・・」

「どう・・した。大天使様が、お呼び・・だぞ・・・」
「・・・言われずとも」
「大丈夫・・・大丈夫・・死なない、死なせない・・・」
必死の処置もむなしく、あふれ続ける血の一色。
赤い絨毯と化した地面を、何処か後ろめたそうにミカエルが羽ばたいた。
「リザレクター、お前は言ったな『誰か』の為に戦うと・・・
 考えを改めろ、自らの為に戦え。
 さもなくば、その『誰か』がお前の為に涙を流すことになる。」

「どうしてこんな無茶したんですか!」
「さぁ・・・どうしてだ、ろうな・・・」
「ばか言わないで下さい。毎日毎日ボロボロで、それでも必死に戦って・・・」
「思ったんだ、君が戦うって言った、ときに・・・
 あぁ・・自分には、守らなきゃいけないものが・・出来たんだ、って。」
「阿羅耶識での時・・生真面目ですね・・・覚えていてくれたんですか」
「忘れないさ・・・あの時、もミカエル相手・・にはらはらしたもんだ」
「迷惑・・でしたか?」
「いゃ、嬉しかった・・・嬉しすぎてはりきり、過ぎたみたいだ・・・
 痛いし、苦しいや・・」
「・・ごめんなさい、私の力じゃ・・・ごめんなさい、ごめんなさい・・・」

――――――

あれからどれだけ時間がたったろう・・・
泣き腫らした目は赤いまま、新しい日を迎える毎日。
涙が枯れるなんてのは嘘だったんだ、悲しみを忘れた人のいい訳だ。
誰もがあの人について口を閉ざすようになっても、忘れたりはしなかった。
泣いて、泣いて、泣き続けて・・・
いつか思ったの『そうだ、生き帰らせよう』って・・

私になら出来る、私には出来る、私にしか出来ない。
私の為のあの人にしてあげる、あなたの為の私になってあげる。
大丈夫、私なら大丈夫。

流した涙が、あなたの血に変わるなら・・・

                  ――END 0024――

アルシノエ編

ごめんなさい、突然。
ふたりっきりで話がしたかったの…。
それで…聞きたいことがあるのですが…。

私のこと、好きですか?

私、あなたとお付き合いしたい…。

…えっ?
もう付き合っている人が…いるのですか?

…知ってます。ソニアさん…ですね。

私ね、ソニアさんと、あなたが手をつないでいるの…見たんです。
私…それを見てね、ソニアさんが恨めしくなって…。

呪ったの。

最初は遊びのつもりだったんだけど、
だんだんと…ソニアさんの元気がなくなるのが面白くなって…。

そうしてたら…ソニアさん、呪われてるみたいだから助けてくれって、
私のところに来たんだけど…。
とうとう、私の目の前で倒れちゃったの。

ごめんね………死んでた。

だから…なんとか生き返らせようとしたんだけど…。

(人影がゆらゆらと近づいてくる)

…こんな姿にしたこと、許してくれないよね。

だから…私………死のうと…思う。
でもね、独りだと…淋しいの。

だから…あなたも一緒に死んでくれる?
一緒に死ぬから…あなたも私も生き返れないけど…いいよね?



だって…あんな醜い姿に…なりたくないでしょう?


ジブリール編

埋めついでにジブたんのヤンデレエンディング(?)を自給自足する事にしました。

こうなる事はわかっていた。わかっていたつもりだった・・・
ソフィエルが参戦して以来、急激に私の出番は減る一方だったから。
その後もザフキエルにイスラフェルにタロス、地上の勢力にもキャッツアイと、私より優れた戦士がどんどん増えて行く一方、私は・・・
恐らく、これからも最初から私より恵まれた能力者は増え続け、私より弱いエルムやカムイソスとやらもきっと実用レベルに強化される。
TEKITO調整にすら見放された私を、置き去りにして。
「性能が強化されないなら、せめて1コスになれば、もっと一緒に居られるのに」
そう言ってくれる人も居た。
……ゲーム内データの調整というのは、既に印刷されたカードの内容を変える際の新旧対応表その他を作るより大変なのだろうか?

「テイルのイベント埋まったし、明日からもう君は戦わなくていいよ」
こうなる事はわかっていた。
だが、はいそうですかと通告を受け入れるには、私はあなたを愛し過ぎていた・・・

遠くで誰かが私を呼んでいる。
「ジブたーん、J族初の男性キャラの席を用意してあるから、早くおいでー」
「あ、はい。少しお待ち下さい」
行かなくては。でもその前に、やるべき事がある・・・

共に生きるも叶わぬ定めなら・・・せめて、滅びのときをあなたと・・・!!
       -END 0080-

結城望編(おまけシナリオ)

『アルバイト……? 何するの』
屋敷の使用人としての勤務時間が終わり、そろそろ寝ようかという矢先のメール。
送信者は望、内容は……『明日、一緒にアルバイトに付き合ってくれないかな』

一応、解説しておく。
俺は、斎木インダストリー代表取締役、斎木麗名様(及び、娘の新名お嬢様)に仕える斎木邸の使用人、兼、E.G.Oに力を貸すマインドブレイカー……どちらかというと、後者が主のはずだ。
(余談だが、最近麗名様が前線に出られることが多くなった気がする。社長(皆そう呼んでいる)に『能力』を使うのは色々な意味で怖いので、少しは自重して欲しい……)
そして、メール相手の結城望は、E.G.Oに所属する人類最強レベルの精神感応能力者……それは俺にとって、あまり関係ない、彼女と出会ったのは、マインドブレイカーとして目覚めた直後でまだE.G.Oにつくと決める前の事。出会ってから、色んなことがあった……大事な、パートナー。
少しメールを返すのを忘れると、あっという間に着信履歴と未読メールが増えるが、それぐらい可愛いものだ。

……彼女の家もそうとう裕福だし、バイトなんてしなくても……と思ったが、そこは触れないでおく。何か心境の変化でもあったのだろうか。

『新名ちゃんの紹介だけど、まだ内容は聞いてないんだ』
『またお嬢様か』
『男女一組必要らしくて、あなたが行かないなら適当に用意する、って言ってたけど』
新名お嬢様が何か企んでるのだろうか……俺と望の事を、お嬢様は知ってた筈だ。
『分かった、お嬢様と藍子さんにその時間抜けていいか聞いてくるからちょい待ってて』
……許可を貰うまでもなく、その時間は『新名お嬢様の護衛』名目でスケジュールが埋まっていた。

翌日、望と合流して、朝早くから姿を消した新名お嬢様を待つ。
「……望、少し背、伸びたか?」
横に立つ彼女を見やりながら、そんな疑問が浮かぶ。
「え、そうかな?……そうかも」
出会った頃は、立っていてもすっぽり抱きしめられたぐらいの背だったが何時の間にか、俺の肩と同じぐらいにまで伸びている。
「抱きしめ、って……もう、何思い出してるのっ」
思考が流れ出したのだろう、望が横で恥ずかしそうにむくれている。
斎木邸には特殊な能力を持つ使用人が何人もおり、中にはテレパスのゲスト対策に「思考を消す」という特殊技能を持つメイドも居る。自分もテレパス耐性技能の訓練はしているが、望の前では使っていない。よって考えはダダ漏れだ……使って防げるかどうかも分からないけど。
何故、そういう能力を使わないか。こういう時の望の反応が、実に可愛いからだ 。
「……むうっ」
……それは冗談として、望に「俺は大丈夫だ」と、伝えたいというのが、本音だ。無論俺は男で、彼女のことでよこしまな考えを持ってしまうこともあるが(以前はその度にマインドクラッシュ一歩手前まで持っていかれたものだ)そこも含めて、望には納得してもらっている……と、思う。少なくとも「読めなくする」ようにしてくれ、と頼まれ……拒絶された事は、無かった。微妙に根拠が薄弱だが、これで納得することにしている。
もう一つ、俺の声に耳を傾けさせる事で、他の雑多な声を聞こえなくさせる、というのもあるがこっちは蛇足かもしれない……このおかげで、最近は彼女も少しは耐性がついてきたようだ。
「……怒って、いい?」
「ゴメンナサイ」

そんなこんなで望とじゃれあっているうちに、目の前に一台のバンが止まる。エンブレムを見る限り、斎木の車で間違いないだろう。止まった車の中から、妙なグラサンを身につけた新名お嬢様が出てくる。
「はい、これ付けてー」
その彼女から俺と望が受け取ったのは、アイマスク(目のイラスト付き)とヘッドホン
「……T部長?」
望が呟くのを聞いて思い出す、懐かしの○波少年だ。というか望もお嬢様も、あの番組知ってるのか
新名お嬢様は何も答える気が無いらしく、俺達がアイマスクとヘッドホンを身につけるのを待っている。
……ええい、ままよ。
意を決して望の方を向き、頷く。二人同時にアイマスクとヘッドホンを身につけると、お嬢様(だと思う)に手を引かれて、バンに乗り込み……どこかへ、発進。

バンに乗っていた時間は、よく分からない。
音楽が延々と流れていたせいで、時間の感覚が鈍ってしまった。
途中、望に何か聞こえないかと色々考えてみるものの、返答は無し。
何かしらの妨害でもやってるのだろうか。新名お嬢様がやっているか、何か装置を積んでいるかは分からない。
そもそも、自分にテレパス能力は無い訳だが……
(確か、1999年7の月に向けてシェルターを作った2人は、そこで過ごさずに別れたんだっけか)などと、どうでもいい事を思い出したりしていた。

バンが止まり、少し経ってから降ろされる。まだアイマスクとヘッドホンは着けたまま。
手を引っ張られ、どこか建物の中に入る。また少し歩いて、ようやくアイマスクを外された。
「そこの服に着替えて待っててね」
そう言うと、手を引っ張っていた新名お嬢様はドアを閉め、どこかに行ってしまった。

俺が残された部屋は、どうやら何かの控え室らしかった。ロッカーに化粧台、それにテーブルが見える。
「着替えて~」といわれた服が何かは、すぐに分かった。
端のほうに、上下の服が1セット掛けてあり、その脇には小物類まで完備してある。丈が長い、ダブルのスーツ……確か、フロックコートという物だったと思う。
勤め始めてから礼服に触れる機会は多かったので、それなりに見覚えがある。
ただ、異様な点が一つ。
礼服というのは、だいたいが黒を基調としている。慶事でも忌事でも、基本は変わらない。しかし、このスーツは、真っ白なのだ。電灯の光を受けて、光っているようにも見える。
(白いスーツって事は、いやしかし、でもそれ以外には……)
色々と考え事をしながら、目の前のそれに着替える。礼儀作法は一通り叩き込まれているので身につける際に戸惑う事は無い。念のため、化粧台で歪んでいる所が無いかチェック。よし、完璧。

しかし、着替えが終わってしばらく経っても誰も来ない。遠くで誰かが騒いでいる声は聞こえるが、それがこちらに来る気配は無い。暇で仕方が無いが、迂闊に出て後で酷い目に遭うのも嫌なので、おとなしく色々考えてみる。
そもそもバイトって、お嬢様は何をさせる気なんだろう。こんな物に着替えさせて、何かの手伝い……なのか? 汚れが目立つ白なのに。
望も同じように、何かに着替えさせられてるのだろうか。だとしたら、何を……

止まっていた頭は動き始めるが、その考えはある一点にしか向かわない。こんこんとドアをノックする音が聞こえ、無意識で「どうぞ」とそれに返す。ドアが開かれ、そちらを見て……予想通りとはいえ、頭の中が真っ白になる。

「ど、どう、かな……」

始めに目に入ったのは、体の前でもじもじしている手。肘まで届きそうな白手袋を身につけている。ボディラインをすっきりと見せている、丈が長く、やはり白いドレス……確か、スマートラインというタイプ。
「……今、胸が小さいって思った」
「ドレスが似合ってるって思ったんだ」
気を取り直して……ほんの少し紅を差したぐらいの薄化粧。望はあまり化粧をしないから、誰かが手伝ったのだろう。……そして、トレードマークのリボンと別に、背中にかかるほどの長さがある、白いヴェール。
「……式場から連れ去りたいぐらいに、綺麗で、可愛くて、似合ってる」
無論これも読まれているだろうが、ストレートに言葉に出す。
「ぁ……うん、ありがと……」
……いつも思う。やはり、思考を読むのと、実際に言葉で聞くのとには、大きな違いがあるんだろうか。ともかく、望が身に着けているのは、花嫁衣裳……いわゆる、ウェディングドレスと言われる物で、間違いない。

「新郎が新婦をさらっていって、どうするの?……うん、添え物としては十分だね」
望の後ろから、新名お嬢様が顔を出す。既にサングラスは外している。
「お嬢様、何を……」
「それじゃ、いこっか。あまりスタッフさん待たせちゃ可哀想だもん。
 そのパンプス歩きにくいらしいから、ちゃんと望ちゃん、エスコートしてきてね」
という言葉を残して、新名お嬢様はとっととどこかへ行ってしまう。廊下は一本道だから、追えばいいだけだが。
「……えっと、私たちも、行こうか」
望が恥ずかしそうに伸ばした腕に、俺の腕を絡める。
「……こうで、いいんだったっけ?」
「……たぶん」
互いにぎこちない歩みで、一歩ずつ歩き始めた。

「休憩入りまーす」

撮影スタッフの声が聞こえ、体の力が抜ける。
「カメラに撮られるのが、こんなに疲れるとは思わなかった……」
「……真純さんって、凄かったんですね」

バイトというのは『結婚式場のPR用写真撮影のモデル』だった。
スタッフに聞いたところ、PRとは言っても大々的に広告を打つわけではなく斎木インダストリーの関連会社で配る広報の中に入るらしい。企業の規模から考えると、それでも相当数の人の目に入る訳だが……
それでも「モデルはメインじゃないからあまり写さないし」という事でプロのモデル等は雇わず、バイトで済ませようとしたところを社長令嬢の新名お嬢様が望をねじ込んで、ついでに俺も……というのが真相らしい。

二人並んでベンチに座り、目の前に立つ教会のような建物……実際、教会かもしれない……を見上げる。撮影スタッフは皆、建物の中で休んでいるようで、周りに人は居ない。
望は、互いの顔がよく見えるようヴェールをアップにしている。
……なお、新名お嬢様は撮影してる様子をさらに外からデジカメで撮っていたが、今はどこかに行っている。
「まさか、こんな形でウェディングドレスを着れるなんて、思いもしなかったな」
望の言葉を聞き、昔を……彼女と会った当時のことを思い出す。
当時の彼女は、人の声が聞こえる力を蔑み、他の人を遠ざけようとしていた。
極度の人間不信で……男はおろか、女友達も遠ざけてるような印象があった。
そんな中、イレイザー第一次侵攻が始まり……『能力』に目覚めた俺と、戦いの中に。
「……まさか、あの望が、な」
「その言い方、少し引っかかるけど……うん、あの頃は、思いもしなかった」
そして記憶は、あの夜の日に繋がる。
彼女が『助けて』と叫び、胸の中で泣きじゃくった……一人の少女として、初めての顔を見せた時
「そ、その日の事は……!!」
「のべしっ!!」
突如、頭の中から巨大なハンマーが生えてきて、それがガツンと頭蓋骨を殴るような、猛烈な衝撃が襲い掛かる。
望が発作的に放った精神衝撃波だ、前のめりになるだけで意識が切れずに済んだのは彼女が手加減したからか、俺がいい加減慣れてきたかの、どっちかだろう。
「で、でもあの日は、俺にとっちゃ、大事な日だぞ……?」
「わ、私にも、そうだけど……!!」
痛む頭を振りながら、やはり回想する。

それから、色んなことがあり……出会ったり、別れたり、道を決めたりしてきたが……やはり俺は、望のそばに居る。

「……そうだ、一つ聞いていいか。……まだ、あの意見は変わらないか?」
「『人は、みんな嘘つき』……だよ、ね。私も含めて……」
昔、まだあまり親しくなかった俺に対して……他の人にも、と話してたが……言い放った、あの言葉だ。
望がベンチから立ち上がり、俺の前に立つ……痛みを振り払って、その彼女をみつめる。
何か……淡い色の花びらか、紙吹雪かが舞っている。撮影用の小道具が風でばら撒かれたのか。「…・・・やっぱり、それは変わらない、かな。みんな、嘘つき……あなたも、私も。
 でも、あなたの嘘は、優しいか恥ずかしいか、だけ……だから、嘘をつかれても、いいの」
「…・・恥ずかしい、って何だ」
「……何だろう。でも、悪い意味じゃないよ? 私の場合……あなたが言ってくれた、あの言葉に……ずっと、甘えてる。」
「『無理に本当の事を、言わなくていい。望になら、騙されてもいい』……我ながら、恥ずかしい台詞をよく言えたもんだ」
「ふふ、そう……聞いてる方も、すごく恥ずかしかった」
くすくすと笑いながら、望が俺の手を引いて立たせる。
「うん……普段甘えてるから、今だけ……これから言う事だけは、ぜったい、本当の事だから。」
俺の両手をぎゅっ、と握って、次の言葉をつむぐ。

「私は、あなたのことが好きです、大好きです……私から言ったことって、あまり無かったよね」

「俺も、望のことが好きだ、大好きだ……俺の方のは、いつも筒抜けかな」

俺の言葉に、望は優しく答える。
「うん、いつも聞こえてる……私からも、いつも、好きですって返そうとしても、聞こえないのが残念。……でも、あなたに『好き』って言われるたびに、どんどん幸せになれるの。だから、もっと言って欲しい。変だよね、気持ちは分かってるのに、それを言葉で伝えられるだけで、こんなに違うんだもん」

その言葉に、二人で笑い合い……その後、どちらからともなく、唇を重ねる。小鳥のように、相手を求めてついばむようなキスから、徐々に互いをを求めるような情熱的な口付けに。
互いの舌や歯を、舌で愛撫し合い、二人の唾液が混ざり合う。
押し倒してしまいそうな勢いで、互いの口の中を貪る。望の柔らかな匂いがする。
淫らな水音が、頭の芯まで響く……が、場所が場所だという事に、ようやく気づく
最後に二人の唇が離れ、その間に粘度の高い液体が糸を引く。夢見心地な目で、望がこちらを見つめる。
「ぁ……もしかしたら、口紅移りとか、してるか……?」
ようやく我に返り、外見の心配をする。
今の場面を見られてたら完全にアウトだが、口紅が付いてるのを見られても似たようなものだ。
「うん、ちょっとしてる……えっと、何か拭くもの無いかな」
少し化粧が崩れてしまった望が、こちらも我に帰り、何か拭う物が無いか探し始める。
「はい、ティッシュなら」
「ありがとうございます……んしょ、これでだいじょう……え……?」
さりげなくポケットティッシュを受け取り……俺の口元を拭った後ティッシュを受け取った方向を見て硬直する望。
「……お、嬢、様……?」
俺の視線が、望と同じ方向を向き、そこで俺も硬直する。

「すごーい……外であんな激しくキスする人、初めて見た」
そこには、デジカメを片手に赤面している新名お嬢様の姿。
「ど……どこ、から?」
「あなたが頭を抑えて、前のめりになる前ぐらいから」
辛うじて出た質問に対する返答で、もう一度頭を抱えたくなった。
「……その、デジカメ、は?」
「全部、ばっちり。最後の望の表情、凄かったよー」
「……どうしよう、見られちゃった、凄いことしてるの、見られちゃった……」
完全に赤くなり、あさっての方向を向いている望をよそに、お嬢様はデジカメを操作して何かしている。
「……お嬢様、素直にそのデジカメを渡すか、メモリ全消去をしてください」
「え、なんで? 他の人には黙ってるよ?」
「それでも恥ずかしいからです!」
思わず声を荒げるが、そんな事などどこふく風な様子の新名お嬢様。
「……とね、甘いものが食べたいな」
「ケーキバイキングですね、帰りに手配しておきます」
「向こう1週間、毎日ね」

サイキッカーには、世の女性がうらやむ特殊な体質がある。能力に膨大なエネルギーを消費し、それを補う為だろう、いくら食べても体型が変わらないのだ。精神感応系の望もその傾向はあるのだが、それほど多く食べている所は見たことが無い。
(俺や他の人の目を気にしてるのかもしれないが)
それに比べ、最大開放状態ならば『怪物』藤宮真由美と比較が出来るほどの能力を持つお嬢様は……凄い。早々にバイキングを提案してしのいだが、一週間となると……

「あの、私もお金……」
「いや、大丈夫」
正直大丈夫じゃないが、大丈夫と答えておく。少なくともバイト代は飛んだか。
「はは……仕方ない、な」
「ふふ……そう、だね」
望と、互いに顔を見合わせて笑いあう。恥ずかしい目には遭ったが、これはこれで、幸せな日常の一ページ、なんだろう

   おまけシナリオ No.0009-x 「"ジューンブライド" 結城望」

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最終更新:2009年06月16日 23:24
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