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part18-4

635596:sage :2007/11/24(土) 23:08:58ID:CtH/Ow5vQ(3)
「千早、ソレ取ってくれ。」
「えっと、はい、どうぞ。」
「すまん。ソレとあとえ~っとアレも頼む。」
「プロデューサー、近いんですからご自分で取ってください。もう・・・はい、どうぞ」
「ごめんごめん。ありがとな、千早。じゃお礼に。」(ナデナデ)
「あっ・・・ふふ、くすぐったいですよ、プロデューサー。」
「はは・・それにしてもよく取って欲しいものわかったな。」
「そ、それは・・・ぷ、プロデューサーの考えてる事ですから。」
「?。でもさっきの会話聞いてるとなんだか夫婦の会話みたいだな。」
「えぇ!?」
「だってソレとかアレで通じちゃってたし、なんかそう思ったな。」
「ふ、夫婦ですか!?き、急に変なこと言わないでください!」
「そうか?でも千早って結婚したらいい奥さんになりそうだよな。」
「あぅ・・・」
「料理うまいし、気は利くし、しかも美人だしな。」
「あぅあぅ・・・」
「あ~千早の将来の旦那が羨ましいよ。」
「あ、あの・・それほんとですか・・・?」
「ああ、当たり前だろ?男ならみんなそう思うね。」
「で、でしたら・・プロデューサーはきっと羨ましがられます。」
「えっ?」
「で、ですから私が」
「やぁおはよう諸君。では今日の流行(ry


書いたのうp出来ないから携帯で新しいSS書いてみた。やっつけでスマソ。
dionだから解除まで時間かかるかも。
#

640名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/24(土) 23:58:38ID:dGRLWOQW0(3)
結婚式行ってきたよ、ワイン飲みすぎてフラフラ。
そして、そんな頭で妄想を垂れ流してみる。

千早「おはようございます、プロデューサー…何だか調子悪そうですね、大丈夫ですか?」
P「おはよう千早…昨日、親戚の結婚式でちょっと飲みすぎてな…」
千早「もう!あれほど自己管理はきちんとして下さいと言ったのに…」
P「うぅ…申し訳ない」
千早「まぁいいですけど…ところで式のほうはどうでした?」
P「凄かった。新郎も新婦も凄くいい表情でさ、見惚れてしまったよ。
あと、知人たちから歌のプレゼントもあったんだけど、たとえ技術は無くても心が篭ってれば
ちゃんと相手には伝わるんだなぁと。みんな幸せそうだったし、いい結婚式だったと思うよ」
千早「そうですか…それは何よりですね」
P「ただ、その後に親戚一同から『お前はいつ結婚するんだ?』とか『孫はまだか?』とか言われてな。
そもそも、相手が居ないのにどうしろと…」
千早「…プロデューサーは結婚するとしたら、どんな相手がいいですか?」
P「うーん…やっぱり気心が知れた相手がいいな。とは言っても、そんな相手なんて…今の所、千早くらいだなぁ」
千早「い、いきなり何を言ってるんですか!!」
P「じょ、冗談だって!…今は結婚なんて考える余裕ないよ。考えるとしても、千早のプロデュースが一段落してからかな」
千早「…という事は、私が歌い続けていればプロデューサーはずっと結婚できないわけですね?」
P「ははっ、そうだな。…まぁその時は千早に責任取ってもらおうかなぁ」
千早「!?」>>247の左下の表情

焦る千早を見てニヤニヤしたい。
酔った勢いで書いた、今では反省している。
#

647名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/25(日) 03:34:55 ID:rVaylX2O0
■レコーディング(ランクS)

亜美「んふふ~兄ちゃん……ガマンしたらダメなんだからね……」
真美「そうだよ……真美たちがイイコト☆してあげるんだから」
千早「ちょっと二人とも!何を馬鹿なことしてるの!レッスン室の設備を使って!!」
亜美「うわっ!?ヤバ……見つかった」
千早「自主レッスン中にヘンな遊びをするんじゃありません!あまり不真面目だと、
プロデューサーに言ってノルマを増やしてもらうわよ」
真美「た、タンマ!!真美たちはマジメにやってたよぉ!だって……真美たちも
アイドルだし、あずさおねーちゃんみたいに、オトナなドラマの仕事とか、
あるかもしれないじゃんかー」
千早「それはまず無いと思うけど……」
亜美「ふぅ……イマドキの●学生を舐めちゃダメだよ、千早おねーちゃん。
亜美たちのクラスのりんちゃんなんて、ミキミキとおんなじくらい、
ムネおっきいんだよ♪カオさえもっと良かったら、亜美たちみたいにアイドルやれるのに」
千早「……あなたたち、何気なく酷い事言ってるわよ」
真美「ま、ソレはいいとして、今時のアイドルたるもの、お色気な言葉の一つも言えなけりゃ、
お話になんないよねー」
千早「そ……そうなの?」
亜美「ロンモチに決まってるじゃん!そうでもなきゃ、ファンだって増えないよー」
千早「そんな事で増えるファンなら、別にいらないと思うけど」
真美「じゃあ、兄ちゃんが大喜びするって言ったら?」
千早「……え!?」
亜美「まこちんの曲『エージェント』を、亜美たちがお色気たっぷりボイスで歌ったら、
兄ちゃん褒めてくれたもんね♪そのアンバランスな色気が最高だ、って」
真美「声だって歌の表現手段のひとつになるもんねー」
千早「…………プロデューサーが……褒めてくれる…………」

亜美「じゃ、今日のレッスン終わりー。遊びに行こ、真美」
真美「そうだね。じゃ、千早おねーちゃん、後はよろ!」
千早「あ……ちょ、ちょっと!?あぁ……行ってしまったわ。もう……録音機材もつけっぱなしで。
……でも、ドラマの仕事とか最近多いし、わたしも少しくらいは………
うん、それに、プロデューサーが喜んでくれるなら……」

~マイクのスイッチ、ON~

千早「ふふ……プロデューサー……わたしが、…………してあげましょうか?
プロデューサーだって男の人ですから、大変ですよね……ん……
わたしでよければ、お相手して差し上げますよぉ……うふふ……
あっ……も、もう……せっかち過ぎるのは、ダメですよぉ……」
P(コンコン)「千早ー、自主レッスン終わったか?入るぞ」
千早「きゃっ……は、はいっ、どうぞ!!」
P「あれ?千早、顔が赤いぞ……風邪か?最近また忙しかったら、慎重にいかないとな。
ミーティングをちょっと潰そう。2時間くらい寝てていいよ」
千早「そ、そうですね……(良かった……今はプロデューサーの顔を見てるだけで顔から火が出そうだし、
時間を置いて少し冷静になろう)では、少し寝させていただきます」
P「おう、お疲れ。機材の片付けはやっておくよ」
千早「では、2時間後に……ちょっとだけ失礼します」




P「あれ?RECの赤ランプが点いてる……何か入ってるのかな?とりあえず再生してみるか」

その後、二人は何故か気まずくなり、その週は表現力レッスンが出来なかったそうな。

※23日のオンリーイベントに行ったP達、お疲れ様。
美希が幼児化する同人誌があって、その美希にすら胸で負けて「くっ……」ってネタを見た。
泣いたよ。
#


654名無したんはエロカワイイ:2007/11/25(日) 16:02:06ID:jELgN0uf0(2)
記者「○○さん婚約指輪見せてください」
と、同時に事務所の付けっ放しの液晶TV画面から洪水のようなフラッシュ光があふれる。
思わず作業の手を止めて聞きいる。
ちょうどTVの3時の芸能ニュースで婚約発表したライバル芸能プロの娘が出演してた。
雪歩の選んだお茶をすすりながらちょっと小休止しよう。
記者「素敵なリングですね~。」
ライバル「こんな立派なリングに似合う女性に一刻も早くなりたいですウ」
小鳥「なるほど。今の受け答えは感じ良しっと。うちの娘達用にも婚約会見での
想定問答集をそろそろ本格的に作ろうかな。」
脳内に素早く所属するアイドル達の顔を思い描く。
小鳥「もっとも直ぐに必要そうなのは・・・うふふふ」
思い当たる子をさらにいじろうとして妄想モードに入った瞬間、
TVの画面をいきなり切られた。
千早「音無さん さっきからお呼びしてるですが・・・」
小鳥「お帰り。千早ちゃん。ちょっと考えごとしてて・・・それより随分早かったのね」
千早「なんか気のせいか。黒い微笑みだったような・・・。」
小鳥「気のせいよ。それより何か問題でも?」
亜美・真美ならいざしらず、普段はこんな強引な話しの入り方をする彼女でない。
またおいしいオカズを提供してくれる期待感が膨らむ。
千早「あの・・・男性用のお返しってご存知でしょうか」
小鳥「・・・・千早ちゃん。あなたついに決心したのね」
千早「え?ええ・・・。 それでちょっと相談を」
小鳥「もらった婚約リングの金額の半分って言うけど、彼の出身の地方によって相場が
あるらしいから・・・え~とプロデューサーは何処出身だっけ」
千早「ち ちょっと何のお話しですか」
小鳥「うん?」
千早「話しを勝手に進めないで下さい。そんなんじゃありません!」
その時、オーディションのミーティングから帰ったスタッフ達が事務所に入ってきた。
事務スタッフ一同「あっお疲れさまです。」
千早の声の勢いに押されたのか、皆の挨拶のタイミングに一瞬遅れが生じた。
P「? お疲れさまです。」
千早「わ わたし、私服に着替えてきます。」
慌てて更衣室に飛び込む彼女の喧騒に呆然と見送る一同。
小鳥「うふふっ」
わたしは少し冷えたお茶をすすって、彼女の話しの続きを想像しつつ
帰ってきたスタッフとの打ち合わせ書類に取り掛かった。

反省してる・・・。小鳥さんの一人称で書いてしまった。とんだスレ違いだ。
#


664名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/25(日) 20:43:29ID:5cipjT6e0(2)
やあ。
この連休はアケで千早のドームエンド見てきました。


千早「あ、コートの袖、ほつれてます」
P 「ホントだ……かなりくたびれてきたからなぁ……たいして暖かくなかったし、新調するか」
千早「それなら、私もついて行っていいですか?」
P 「千早が?」
千早「はい、ファッションのことはわかりませんが、プロデューサーだけだと適当に安いのを選んでしまいそうなので」
P 「うわ……見透かされてるな……じゃあ、よろしく頼むよ」

千早「こちらなら、軽くても暖かいと思います」
P 「確かにそうだな……うん、なかなかいいよ」
千早「気に入って貰えましたか?」
P 「うん、なかなか一人じゃこういうこと考えないから、助かるよ」
千早「……プロデューサーはもっと、自分のことに気を配るべきです」
P 「俺のこと?」
千早「生活習慣や健康管理でも、目を離すとすぐ疎かにしてるじゃないですか」
P 「わかってはいるんだけど……なかなか気が回らなくて……」
千早「……まあ、私のことで手がかかるのが原因ですから、私が言うのもなんですけど……」
P 「いや、千早が気を遣ってくれるから助かってるよ。いっそのこと全部千早に面倒見て貰えると楽なんだけど」
千早「……それなら……それでも……」
P 「ん? どうした?」
千早「い、いえ、何でも……」
P 「じゃあ、会計済ませてくるから」
千早「あ、あの、私もコートを新調しようと思っていて……」
P 「そっか、じゃあ次は千早のコート選びだな」
千早「あ、いえ……その……同じデザインでレディースの物があるので、それにしようかと……」
P 「へ? それでいいのか?」
千早「は、はい、私も気に入ったので……」
P 「うん、そうだな。俺だけじゃなく千早も暖かくしないと」
千早「はい、私も体調面で、ご迷惑を掛けないようにしないと」
P 「迷惑じゃなくて心配、だろ?」
千早「…………はい」

P 「あっ! ひょっとして、これってお揃いってことになるのか!?」
千早「………………」
P 「千早は、それで良かった?」
千早「……はい、私は……それで……」
P 「んー……ちょっと照れるな……それより、小鳥さん達になんて言われるか……」
千早「それはまた……後で考えましょう」
P 「ま、そうだな、せっかくコートも暖かいし」

665名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/25(日) 20:44:22ID:5cipjT6e0(2)
後日談
小鳥「あらー!? お二人とも、ペアルックでご出勤ですか?」
P 「……小鳥さん、それ、微妙に死語です」
小鳥「………………ちょっと奥で話し合いをしましょうか♪」
#

676名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/25(日) 22:17:39ID:t/9Nf3iV0(2)
かいてみた。まだ低ランクでPと自分を信じきれてない時と妄想してくれ


P「残念だったな千早、けどあんまり気を落とすなよ」
千早「……はい」
P「オーディションの1回や2回なんだ。この失敗からまた学んで
次は成功したらいいだけのことさ。それに千早はそれがちゃんとできるしさ」
千早「そんなこと……ないです」
P「ん?」
千早「私!……私……、最近全然歌う力も伸びないし、オーディションも
満足のいく結果が出せなくて……、今まではがむしゃらにやってきました。
けれど…、私にはもう無理なんじゃないかって。こんな状態では私には
歌う意味も、私の存在にすら意味なんてないんじゃないかって
……そう、思えてきたんです」
P「……」
千早「こんな、意味のないまま続けたって私はうまくいかないんじゃないかって……」
P「……意味がないとだめなのか?」
千早「…え?」
P「意味や答えの見えてる勝負じゃないとダメなのか?
千早は歌いたいんだろ?伝えたいんだろ?」
千早「はい…そうです」
P「そのために腕を磨きたいというなら俺はいくらでもレッスンの時間を取る。
方法が分からないならいくらでも調べるし力になる。
誰かに聴いてほしいならかならず舞台を見つけてくる。
俺じゃ力不足ならもっと有能な人を代わりに探す。
だから、千早は千早のやりたいことをやりたいようにやればいい。
そのことに意味はまだ見出せないかもしれないけど、それでも
千早のもっとたくさんの人に歌を聴いてもらいたいという気持ち、
もっとたくさんの人に思いを伝えたいという心、
それが変わらなければ意味なんていくらでも後からついてくる。
俺はそう信じてるよ」
千早「プロデューサー……」
P「それに、今だって薄いかもしれないけれど意味はあるさ。
俺が千早の歌を聴きたい。……まだ歌、歌いたいか?」
千早「……はい、…はい。ありがとうございます。私まだ歌いたいです
だから誰かと代わるなんていわないでください。
私はあなたにプロデュースされて、そして歌い続けたいです。
……お願いできますか?」
P「ああ、俺でいいのかな?本当に」
千早「もちろんです、改めてよろしくお願いします」


677名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/25(日) 22:19:17ID:t/9Nf3iV0(2)


「プロデューサーさん♪聞こえてましたよ~、うふふ、漢ですねぇ」
P「こ、小鳥さんっ!?聞いてたんですか!!」
小鳥「聞いてただなんて人聞きの悪い。聞こえていたんですよ、扉に密着してたら」
P「それを聞いていたというんですよ!あああ恥ずかしい!
今思えばくさすぎるよなぁうぅぅ………」
小鳥「でも本心なんでしょう?」
P「そりゃあもちろん……」
小鳥「それじゃあ千早ちゃん、きっと大人気のトップアイドルになりますよ」
P「へ…?」
小鳥「プロデューサーがまさかあの人と同じ台詞を言うとは…、中々やりますね♪」
P「は、話が読めませんが……」
小鳥「うふふ、秘密です♪とりあえず千早ちゃんのこと泣かしたりしたら許しませんからね」
P「は、はい…!(相変わらず小鳥さんは不思議な人だよ…)」


ちょっと流れが無理やりなのと臭いとは思うけど
空を元に一回やりたかった
#

679名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/25(日) 22:38:25 ID:OWSZKEcO0
人間誰しも、日常で周囲の人に接する態度と、愛しい人に接する態度は違うもの。
日常会話で好きな人の噂話になると、つい自分では気付かない素振りを見せてしまう。
私の勤めている765プロ内に、それが顕著なアイドルがいる。最近彼女を眺めていて
気が付いたことがある。ご察しの通り彼女は、自分を支えてくれる誰かさんと相思相愛
になりつつある。それに気付いてるのは、765プロでは高木社長と私と秋月さんくらい。
本人が気付かれていないと思い込んでいるからこそ、普段の彼女の仕草がたまらなく
抱きしめたくなるくらいに、何とも言えない気持ちになる時がある。以下が彼女を見ていて
気付いたこと。


・彼女はオフの日でも、頻繁に事務所に来ているみたい。動機は言わずもがな・・・かな。
・事務所内でコーヒーを入れる手際が、格段に良くなっている。普段は淹れて無いはずなのにね。
・トイレの鏡の前で指輪らしきものをしながら、ニコニコ微笑んでいた。誰かさんからのプレゼントね。あれは。
・本人は気付いていないみたいだが、普段の会話より特定の人物呼びかけられた時、返事の声色が半音上がっている。
・歌以外に興味は無いと言っていた彼女が、最近編み物や凝った料理の本を読んでいる。誰のためなのやら。
・秋「Pって絶対恋人いないわね」私「アハハ女性の扱い方何か下手そう~」彼女「そ・・・そんなことありません!」
その後大声を上げて気まずくなったのか、延々とPの良いところを語り出していた。
・定時の始業時間寸前に、慌てて駆け込んでくることがある。以前の彼女では絶対に有り得なかったこと。
決まって、理由は夜遅くまで歌のレッスンをしていたと。何故かその日は、毎日Pは普段より遅れて出社してくる。
・冗談半分で、首筋にあざがあるわよーどうしたの?って声をかけたら、慌ててトイレに駆け込んでシップを貼って出てきた。
・Pのネクタイを締めなおしている彼女が、「何か新婚みたいだな」とPに言われ、「な、な、な、私がどうしてPなんかと・・・!」と
叫びつつ狼狽して、一気にネクタイを締め上げてしまいPが窒息してしまうことがあった。
#

688名無したんはエロカワイイ:2007/11/26(月) 00:30:49ID:GKpEZ5Tf0(4)
>>655
>>657-658
サンクス。

千早「音無さん。ちょっといいですか」
会議室から出て来た瞬間声をかけられた。
P 「千早 すまないがあと30分待機してくれないか。ラジオの収録にはそれから一緒に出よう」
千早「わかりました」
硬い表情の千早に一瞬戸惑いつつ、プロデューサーは別の打ち合わせに戻る。
私は他のスタッフ達と適当に受け答えしてから給湯室に彼女を誘った。
小鳥「昼間はごめんね。あのあと打ち合わせが詰まってしまって。それで何かしら?」
彼女にしては珍しく、いじった後で話しかけて来た。大抵は半日くらい話しかけて
くれないのだが・・・・・。よっぽど切迫した話しなのだろうか。
千早「男性用のプレゼントで迷っています」
小鳥「!?」
お茶を用意しながらあまりに直線的な話し方にちょっと動揺してしまった。
平静をとり戻して聞き返す。
小鳥「紳士モノ? でも、さすがにそれだけじゃ答えられないわね。誰に?状況は?」
千早「えっと。何か尋問されているような気が・・・」
小鳥「細かいこと気にしないで。プレゼントって聞こえたけど?」
硬い表情がみるみる柔らかくなる。この娘は照れてくささを必死に
こらえていたのだ。
千早「プロデューサーにはいつもお世話になっていますし、私の誕生日に
贈り物を頂きました。もちろん他の娘達にもですけど・・・。」
彼女は幾分拗ねたような声で、自分のマグカップと私の分を棚から
取り出しながら答えた。
千早「それで今度のクリスマスに私からプレゼントを贈りたいと思っています」
千早「普段身につけているモノで実用性も兼ねて、腕時計ってどうでしょうか?」
小鳥「そういうのって好みがあるから、聞いてからにした方がいいんじゃないかな」
千早「・・・」
あまりの彼女の真剣さに一呼吸おくためにちょっと突き放したような言葉を選ぶ。
普段身に着けるモノを贈りたいって気持ちは傍目には交際宣言してるような
ものだけどね。  あ~あ。そんな思い詰めたような顔をしてっ!
だから婚約のお返しなんて言いたくなるのよ。
二人の関係の進捗を想像しながら急須からカップにお茶を注ぐ。
温かい芳香が給湯室にほんわりと広がった。
ああ そういう季節なのね・・・・もう。
小鳥「ところでどうして腕時計が出てきたの。何かあったの」
彼女にお茶をすすめて、話しを促す。
千早「えっ?いえ。 最近オーディションで会う他の事務所のプロデューサーさん達が、
皆さんお洒落に気を使ってて・・・」
小鳥「最近現場にでてないから他のP達の流行のカッコってわからないのよね~。」
マグカップに口をつけて、お茶を一口すする。
小鳥「彼ってそんなに現場に行く服装ってちゃんとしてなかったっけ?」
千早「いえ そんなことはありません。一緒に服を見立てて、ブランド品だけじゃなくて
清潔感を第一に選んでます。」
と、反応よく答える千早。
千早「持ってるスーツの組み合わせも考えて、少しづつ色とか素材を増やしていってるところです。」
小鳥「そういえばプロデューサーって最近、身綺麗になったわね」
千早「本当ですか?うれしい」
まっすぐな瞳で私をみつめる。まるで雪解けに覗く早春の花のように
可憐な微笑みを浮かべて。
この娘ってこんないい顔が出来たのね。
彼女の顔からあわてて目を逸らして、私は聞こえないようにつぶやいた。 

小鳥「こりゃ萌えるわ・・・」
#

699名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/26(月) 06:17:08ID:ok+7AAnN0(2)
■ミーティング(ランクS)


トップアイドルと呼ばれる存在になって、一ヶ月あまり……
仕事が複数ある日が当たり前となり、オフはあっても半日単位。
それでも進級に必要な日数を確保して学校へと通えるのは、プロデューサーのおかげだと思う。
クラスメイトの女の子からは『よく勉強してレッスンしてお仕事までできるね、いつ寝てるの?』
などと聞かれるけど、全てが本当に楽しくて仕方ないから毎日こんな生活でも平気なんだと思う。
……本当はそれにプラスして、家事が入るんだけど、それは秘密。

ただ、肉体的にはちょっと疲れているから、食事の後の授業はちょっとした試練だけど。
特に、同じトーンで延々と話しながら板書きを続ける先生のいる現代社会は苦手。
それでも、しっかりしなくちゃ。
だって、わたしよりハードスケジュールをこなしている人がいるのだから。


「おはようございます」
午前中の授業が終わった時点で早退し、765プロへ向かったわたしはオフィスの扉を開けた。
すると、元気よく挨拶を返してくれる事務の音無さんの姿も、社長の姿も無い。
そこにいたのは、昼の日差しを浴びながら、机に伏して倒れるように寝ているプロデューサーだった。
そう……彼こそがわたしより働いている人であり、わたしの原動力。
『無理するなよ』といつもわたしに言っておきながら、自分は終始無理をしている人だ。
業務中だから起こさなくてはいけないのだろうけど、せめて誰か来るまではゆっくり寝かせてあげたい。
自分のコートを彼の肩に掛けて布団代わりにした時、彼が何かつぶやいた。

『う~ん……千早………冬の祭典は……うん……うん』
「……ふふっ……」
苦笑い、というより含み笑いだろうか?夢の中まで仕事をしているプロデューサーを見ていると、
自然と頬が緩んでしまった。
業界でも噂になっている敏腕プロデューサーの寝顔が、こんな子供みたいだなんて……
多分、善永さん意外は話しても信じてくれないだろうな。勿論話すつもりなんて無いけど。
無邪気というか、無防備というか……ああもう、こんなに幸せそうな寝顔を見ていると、
この前のお返しとばかりに悪戯したくなってしまう。
わたしがそうされたように、鼻をつまんで起こしちゃおうかな?

「……」
そっと彼の顔の正面に回りこみ、様子を伺う。
連日の徹夜のためか、肌が荒れているし、この寒さで唇もガサガサしている。
まるで、昔の歌にしか興味の無かったわたしみたいだ。
そのまま、彼の肌に視線を吸い寄せられるように近づいて……
「ん……あ、あれ?」

700名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/26(月) 06:17:53ID:ok+7AAnN0(2)
魔が差した……のかな?近づきすぎたわたしの唇は、プロデューサーのほっぺに……
「……!?」
咄嗟に自分で口を押さえて、悲鳴を上げそうになるのをこらえた。
だって、自分でプロデューサーにキスしておいて、自分で驚くなんて何それ?って思うもの。

「や、あ、あ……ど、どうしよう……」
自分のしたことに後悔は無い……けど、不意打ちのような真似をしてしまった。
寝ている間に勝手に……って、やっぱり怒る……かな?
ちゃんと謝れば、許してくれるかな?黙っていれば分からないかな?
いや、それは出来ない。人として寝ている男性にあんなことをしてしまった責任は取らなくちゃ!!

さっきまではプロデューサーを起こそうとしていたはずなのに、今はもっと寝ていて欲しいと思う。
だって、こんなに耳まで真っ赤な顔でどんなことを話せばいいのか分からないし。
どう謝っていいのか、どう責任を取っていいのか分からないし!
好きな食事をご馳走する?それともグラビア仕事を進んで受ける?
それとも、一日プロデューサーの言うことを何でも聞いて……

「……いや、違う……よね」
一通り考えに手詰まりを迎えたおかげで、いくらか思考が冷静になってきた。
まずは彼が起きたら、ありのままを話して謝ろう。どんなに恥ずかしくても自分のしたことを認めよう。
その上で、罰はプロデューサーに決めてもらうしかない。
オーディションの時と同じ、もう後へは引けない状況になると、不思議と度胸が据わる。
もう一度見ると、やっぱり彼の寝顔は子供みたいに可愛かった。

「もう、プロデューサー……そろそろ起きてくださいな。
あんまり隙だらけだと、またわたし、ヘンな気になっちゃいますよ……」
聞こえないくらいの小さな声で呟いたわたしの目の前で、
「ん……う~ん……あ、あれ?俺、寝てた?」
ようやくお目覚めのプロデューサーを前に、不思議と私のテンションは上がっていた。

「おはようございますプロデューサー。あ、あの……実は……」


※協議の結果、千早への罰は『ねねこセットを着けて夢世界でも会いまSHOW』に決定。
勿論、何故か話を聞きつけて後から入ってきた小鳥さんの提案です。
#

714名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/26(月) 14:39:55ID:RE/d59RJ0(2)
ある日の風景EX-01

千早「あ…今日はプロデューサー、お休みですか?」
小鳥「ええ、今朝連絡があって。千早ちゃん、聞いてなかった?」
千早「はい…」
小鳥「あれ、でも今日千早ちゃんオフだったはずよね?何かあったの?」
千早「い、いえっ! 別に、大したことでは、ないのですけれど…」
小鳥「困ったわね……そうだ! 住所教えてあげるから、行ってみたら?」
千早「え、ご、ご自宅にですかっ?」
小鳥「オフなのにわざわざ事務所まで来るなんて、大事な用件なんでしょう?」
千早「い、いえ、ですから大したことでは…」
小鳥「うん!決まり! ちょっと待っててねー…えーっと、住所はっと…」
千早「あ、あの…ですから…っ」

千早(…言えない…用事もなくただ会いに着ただけだなんて…っ)

―数分後

小鳥「はい、これが住所。そんなに遠くないし大丈夫だと思うんだけど…
近くに着いたら携帯にでも連絡すればいいし!」
千早「は、はぁ…」
小鳥「ほらほら、行った行った! せっかくのオフなんだから仕事以外の話も
したいでしょう?プロデューサーさんと」
千早「わ、私は別にっ! お、押さないで下さい小鳥さんっ」
小鳥「それでは、よい休日をー」

バタン

千早「あっ!…う…」
千早(……どうしよう…結局流されてしまった……………急に行って、怒られないかな…)
千早(で、でも会いに行って何を話せば…自宅まで押しかけて仕事の話なんて失礼?
けどそれだとただ会いに行くだけに…そ、そんなのダメ!別に会いたいから
会いに行くわけじゃないんだし…そうだ! 新曲の話をしよう!イメージを上手く
伝えるにはどうすればいいか……それにしよう。

…でも、オフの日に仕事の話をするなんて…プロデューサー、どう思う…?
疲れを取るために休んだのに、私のせいで…だからって他に…っ……?あれ、)
千早「ここ、は…駅に着いたところまでは覚えてる、けど……メモ、は…ない!?
あぁ…考え込んでたせいで…そうだ、携帯に…!」

千早(ま、待って!電話してなんていう? 仕事の話?歌のイメージ?会いにきました?
お、落ち着いて! ……そうだ、小鳥さんに頼まれて様子を見に…)

~♪

千早「きゃっ!…え……プ、プロデューサーから?………も、もしもし?」
P「…お、えっと、小鳥さんから連絡が来たんだけど…家の近くまで来てるんだって?」
千早「あっ…え、あ、はい!」
P「手間とらせてごめん、ちょっと片付けたいことがあって休みとったんだ。
それで30分くらいでつくって聞いたんだけど、まだ連絡も入らないし心配になって。今どこだ?」
千早「えっと……近くに書店があって、大きな通りに…」
P「おいおい、逆じゃないか。ん…わかった。迎えにいくから」
千早「す、すみません」
P「いいよ、オフなのにわざわざ会いに来てくれたんだ。それじゃ、そこで待っててくれ」
千早「べ、別に私は…あ、あの、もしもし?…………はぁ…何をしてるんだろう…」


とりあえずこんなところ。こんな感じでうちにこないかなぁ。
本命の自宅訪問はどうなるか。小鳥さんとPのやりとりも書いてみたいなぁ。
#

719名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/26(月) 17:05:43ID:RE/d59RJ0(2)
千早「あの、プロデューサーこれは…」
P「ん…あぁ、エロゲだよ……って! ちょちょ、ちょっと待った!少しだけ外出てて!」
千早「…はぁ」



千早「…それで、今日は何をなさっていたんですか?」
P「あー…仕事の疲れをとろうと…」
千早「それだけですか?」
P「えっと…」
千早「…別に、プロデューサー個人の趣味に文句を言うつもりはありません
けれど、私をオフにしてまでやるべきことだったのでしょうか。
優先順位を考えてください。この一日がどれほど大事か。トップアイドルに
なるために努力しようと言ったのはプロデューサーです。それなのに、
エ、エ、エ…エロゲームだなんて!」
P「エロゲがエロいゲームってことは知ってたんだ…(ボソッ)」
千早「な、な、な…何を言ってるんですかっ!!!!」
P「す、すみません!」
千早「大体、な、何が楽しいんですかこんな…」


エロゲは巨乳モノ、貧乳モノ、どっちがいいか
決められなかったのでここまで。

こんなじゃなかったんだけどなー…
#

723名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/26(月) 17:47:33ID:8+eUwmX10(2)
昨日寝る前に思いついた妄想。


千早「すぅ……すぅ……」
P 「(ん……? なんだ、千早、会議室のソファーで眠っちゃってる。
今日は仕事が三本も入ってたから、疲れちゃったのかな)」
千早「う、ぅん……ん……」
P「(……でも、なんか寝心地が悪そうだな。寝汗も結構かいてるみたいだし……
悪い夢でも見てるのかな)」
千早「はぁ、はぁ……あぁ、やだ……だめ……」
P「(……悪そう、というかなんだか苦しそうだな。起こしてやろう)
……千早。大丈夫か? 起きろ、おーい」
千早「…………ん、あ、プロデューサー……」
P 「ちょっとうなされてたぞ。悪い夢でも、見てたのか?」
千早「いえ、そんな……ことは、」
P 「千早……お前、泣いてるぞ」
千早「え? ……あ、やだ……」
P 「……ほら。涙ふけ」

P 「――それで。どんな夢だったか、聞いていいか?」
千早「…………。
弟が、轢かれる夢でした。
私はそのとき、その瞬間にいなかったはずなのに……妙にリアルなんです。
私はその夢の中で、弟が轢かれることを理解していて……
でも、手を伸ばせないんです。ただ見ていることしかできないんです。
だから……」
P 「…………千早」
(俺は千早を引き寄せて、優しく抱きしめてやった)

千早「あ……ぷ、プロデューサー……」
P 「大丈夫、大丈夫だ。もうそんなことは、起こらないから。
絶対……大丈夫……」
千早「………………はい…………」
(……千早はしばらく、俺の胸の中でそのか細い肩をふるわせていた)


P 「落ち着いたか?」
千早「……はい」
P 「そうか……よかった」
千早「……プロデューサー。私、最近よくさっきみたいな悪夢を見るようになったんです。
どうしてかなって思ってたけど、今、分かりました」
P 「…………?」
千早「……プロデューサーの隣は、温かすぎます。
本当に優しくて……安心できて……。
だから、昔のことを……幸せだったころを、思い出してしまうのかもしれません」
P 「……はは、大丈夫だよ。俺は絶対、どこにも行かないから」
千早「信用……できません」
P 「えぇ? そんなに信じられないかぁ、俺?」
千早「えぇ。プロデューサーは、ふらりとどこかに行ってしまいそうです。
だから――」
P 「……?」
千早「……その。もう少し、このままで」
P 「……分かった」


ちょっとしんみり風。
でも小鳥さんは会議室の外で多分ニヤニヤしながら携帯で録画してるはず。
#

738名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/26(月) 20:11:38ID:OULgvbfr0(2)
「あのな千早、ちょっと頼みが有るんだが…」
「はい? 何でしょうか?」
「その…実は財布の中身が非常に厳しくなってな」
「…ええっ!? も、もう、そんなに使われたのですか!? 一体何に…」
「いや、交通費・食事代・交際費の区分でしか使って無いハズだと思うんだけど…」
「領収貰っていますよね? ちょっと、見せて下さい」
「んっと…、はい」
「……………はぁ……」
「な、なんだよ。 こめかみ押さえて、そんな深い溜息付いて」
「当たり前でしょう!? 収入印紙が必要な食事代が、この中にどれだけ有るかご存知なんですか!?」
「い、いや。 食事代で結構出てるかなあ…とは思ったんだけど」
「そんなレベルじゃ有りません!!」
「うう…、そ、そう怒らないでくれよ…」
「怒りたくもなりますよ、全くもう! ……どうせ、交際費も皆の分で使ったのでしょう?」
「……な、なんで判るんだよ?」
「はぁ…。
いや、もう宜しいです、明細は大体見当が付きましたから。 後で音無さんに上手く処理して頂く様に話しておきますので」
「す、すまん。 助かるよ」
「全く…。 御自分より他人を先に考える癖が仇になってますよ、以後はちょっと注意して下さい」
「だ、だけどなあ…」
「駄目です!」
「…はい」
「取り敢えず、これだけお渡ししておきますから。 又、どうしても厳しくなったら言って下さい
でも、又変な使い方されたら、今月はこれ以上は渡しませんよ?」
「えーっ!? こ、これじゃ無理(ry
………ご、御免なさい。 こ、怖いから睨まないで下さい。 これで何とか頑張りますから」
「もう…」

「あー、今月は後これだけか…うう、き、厳しいなぁ…」
「仕方ないでしょう。 ……こうなったら、音無さんに財形の申請でもしようかしら?」
「……待て。 今度は俺の給料の管理か?」
「当たり前です」
「何だよ!? 財布の中身の上に給料もか!?」
「そうです。 大体そんな調子じゃ、貯えも殆ど無いでしょう?」
「うっ!? な、何故それを知って!?」
「そんな事じゃ困ります。 プロデューサーにも天引き積立して頂かないと。
私の結婚資金だけでは少々不安ですから」
「………………は?……」
「……あ……………」


その日千早さんは
小鳥さんに、相手の男性の計画的な積立て方法を相談に行こうと思いました
#


745名無したんはエロカワイイ:2007/11/26(月) 21:00:58ID:GKpEZ5Tf0(4)
  午後の会議室-  高木社長主催で今後の方針の打ち合わせのなか、
タイトスカートに入れた携帯が、今日何度目かの着信バイブを鳴らす。
軽く舌打ちしたい気持ちを抑えて、送信者を確認し、横に座るプロデューサーにだけ
聞こえるようにささやいた。
小鳥「タイトスカートに携帯入れると、変に勘違いされるかもね。このむっつり君?」
P 「また・・・・ですか」
小鳥「誰が股の話ししてるのよ。 今度は律子ちゃんからだわ。」
P 「収録スタジオからですか・・・・・。さすがに本番中には送ってないとは思いますが。」
小鳥「そっちには行ってないの?」
P 「観ないでもわかります。ボクにはもっと厳しい言葉で・・・・ふう」
高木「ティンと来た!その案で行こう!」
解散のざわめきのなか事務所に戻ると、応接セットで一人ポツンと彼女が座っていた。
千早「プロデューサー・・・。会議は終わりましたか?」
P 「ごめん 細かい打ち合わせがもうちょっと残ってるんだ。それが済んだら
一緒に出れるけど・・・・そうだなぁ、あと30分はかかるな。待てるかい?」
千早「お忙しいですね。大丈夫ですか?コーヒー入れましょうか」
P 「ごめん 会議が続いてね。コーヒー飲みすぎでお腹がカブガブだ。」
千早「そう・・・・ですか」
何か言いたそうな千早ちゃんを残して、彼は足早にふたたび会議室に去る。
小鳥「千早ちゃん。一服するから付き合ってくれる」

給湯室の扉を閉めて、雪歩お手製のほうじ茶を二人分用意する。
彼女とはここで二人っきりになる機会が多い。他のスタッフからいつも一人離れているからだ。
小鳥「どうしたの? 元気ないわね」
彼女は備え付けの椅子にそのすらっとした肢体を上品に乗せているが、いつもの張りがない。
千早「今度のお仕事で、悩んでます。私 旨く歌えそうもありません。」
小鳥「でも、如月千早の新境地開拓じゃないのよ。どうしたの。そんな急に」
千早「・・・・・私、あの仕事に集中できないです。
歌で表現するって何でしょうか。私、まだ15歳ですよ。・・・・自分の気持ちも・・・
伝えられないのに・・・・。人前で歌うのなんて・・・・。」
堰を切ったようにしゃべりだした。
千早「プロデューサーに相談したかったです。でも・・・最近どんどん一緒に居る時間が少なくなって・・・・。プロジェクトは大きくなって沢山の人は廻りに居るのに・・・
どんどん寂しくなっていって、こんなの辛いです。」


748名無したんはエロカワイイ:2007/11/26(月) 21:06:21ID:GKpEZ5Tf0(4)
  これがずっと落ち込んでいた原因だったのだ。彼女は人目を憚るようなことはしない。
落ち込む時は盛大に落ち込む。例えまわりの人達が彼女の力になれないという無力さに
苛まれていたとしても。
彼女は孤独なのだ、と思い込んでいる。でも・・・・そう思っているのは・・・
小鳥「ふう・・・・。」
ここまで考えたときに、突然、ドアにノックの音が響いた
P 「千早?ここにいるのか。 待たせたね。もう出れるかい?」
千早「あっ いえ 」
P 「本当に大丈夫か。今日はすごく心配してたぞ。千早が元気ないって」
千早「誰?」
P 「スタッフみんなが、だよ。それに現場に行った律子や春香からもお伺いの
メールが来たぞ。 おかしいな。近くにいるのに高木社長からもだ。」
P 「もちろん 一番心配してるのは俺だぞ。ごめんな。もっと一緒に居られる
時間をつくる為に、仕事を分担してる最中なんだ。もうちょっと我慢してくれ」

千早「・・・・・・そうだった・・・ですか」
かすかな消え入る様な声でやっと、それだけ言った。
こみあげてくるものを必死に抑えるように、胸に手を添えて天井を見つめている。
冷たい氷が溶け出していくように、ゆっくりと表情が微笑みに変わる。
千早ちゃん・・・・綺麗。
P 「千早・・・・?本当に大丈夫か」
千早「大丈夫です。5分だけ待ってください」
しばらくして慎重に、そして静かに顔を戻したときにはいつもの彼女がそこに居た。
でもその瞳は澄んだ湖のように一層蒼くみえたのは気のせいだろうか。
小鳥「千早ちゃん。 ゆっくりすすみましょう。焦ることはないのよ」
千早「・・・・はい」
給湯室から出ると心配顔のプロデューサーが携帯を握り締めて立っていた。
P 「おっ 音無さん! そこにいたんですか!!」
小鳥「あら 居たわよ。うふふっ。心配する面子に私が入ってなかったのはどういう訳かしら♪」
P 「がふっ!!」
プロデューサーに致命傷を与えたのを確認してから、すばやく見廻すと成り行きを心配して見守るスタッフ達の
温かい気使いを感じる。
千早「お待たせしました。さあ 行きましょう」 
その中をピンと姿勢を正して颯爽と歩いていく千早ちゃん。
でもその足取りはこころなしか軽やかだ。
ようやく立ち上がった彼に私はこう告げた。
小鳥「プロデューサーさん♪さっきの台詞は場所を選んで言った方がいいわ。
あれ 二人っきりだったら絶対堕ちてるわよ。」
P 「音無さん・・・言葉の使い方が間違ってます。」
小鳥「千早ちゃんの瞳 綺麗だったわよ~。表情もなんか!こう」
ぎゅうっと胸を抱きしめる。
小鳥「脳内カメラにばっちり撮っちゃった。ああん 見せられないのがざ~んねん♪」
その時、携帯が今日何度目かのメール着信を伝えて盛大に震えだした。
#

763名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/26(月) 22:50:56ID:CJf65/bV0(2)
「サイン会も無事に終わったし、後は帰るだけ。今日は直帰だ」
「そうですか・・・・・・今日の晩ご飯、作らせていただけますか?」
プロデューサーの言葉に千早は上目遣いで尋ねる。
「もちろん。でも、悪いなぁ。千早にはいくら感謝しても足りないよ」
「いえ、料理の練習につき合っていただいて、こちらがお礼を言わないと」
彼の返事に千早ははにかんで答える。この笑顔を見られるのは彼だけなことに本人は気付いていない。
「そうだ。せっかくの料理の腕、料理番組の仕事でも取ってこようか?」
「私はプロデューサーにだけ食べていただければ・・・・・・」
彼の言葉に彼女は小さな声で応える。
「ん?何か言ったか?」
「い、いえ、なにも・・・・・・あれは萩原さん?」
彼の問いに彼女は咄嗟に口実を探すために周囲を見回す。
幸いにも本屋に同僚の姿を見つけ出せたのでそのまま近寄ってみる。雪歩は雑誌を見ながら、何か両手を合わせている。
「この本買っちゃおうかなぁ。でも、サプリとかも試して・・・・・・」
どうやら、彼女は雑誌の記事を試しているらしい。周囲の視線を気にしながら、彼も千早の後に付いていく。
雪歩のプロデューサーは彼ではないが、何しろ全員が顔なじみの小さな事務所。特に構えず声をかける。
「おい、雪歩? なにやってんだ、店頭で・・・・・・」
「っきぁあぁぁ」
彼の声に驚いたのか雪歩が大きな悲鳴を上げる。
それからが大変だったが千早と二人で彼女を落ち着かせ、何を見ていたのか聞く。
「ちょっと美容関係の本を。その、ひんそーを直そうと・・・・・・」
彼女が消え入りそうな声で呟く。
(いや、お前さんで貧相なら千早は・・・・・・)
全員のプロフィールに目を通している彼は思わず千早の方に目をやると・・・・・・
「なるほど、胸周辺の脂肪や贅肉を寄せ集める方法。やはり定番か。
寄せ集める物がない私には・・・・・・くっ。でも、これなら新陳代謝が・・・・・・」
彼女は雪歩の開いていた本を手に取り、読むだけでなく、分析までしている。
「あわわわ、千早ちゃん」
自分の失言に気付かないものの千早の姿に何か感じたのか、雪歩は彼の後ろに隠れる。
「まずは寄せ集める物を付けるのが優先。となると・・・・・・やはりイソフラボン、豆類を中心にして・・・・・・」
千早は雑誌を置くと右手を口に当てて考え込み始めた。彼は最近朝ご飯に豆料理が必ず出ていた理由を察した。
「これは当分は帰ってこないなぁ」
「そ、そうですね。私はこれで失礼しますぅ」
彼の言葉に雪歩はそう答えると同時に本屋の外へと向かっていく。
「逃げられたか」
ため息混じりにそう言うと彼は手近な本を手に取る。おそらく一冊は読み切れると確信しながら。

「はっ、プロデューサー?」
「ようやく帰ってきたか」
千早の言葉に彼は二冊目の雑誌を物色する手を止める。概ね予想通りの展開。
「雪歩も帰ったし、こっちもそろそろ帰ろう」
「そうですね。晩ご飯の材料をいつものスーパーで買いたいのですが・・・・・・」
何事もなかったかのように言う彼に千早も普通に答える。
「分かった。今日は何かな?」
「鮮度のいいサンマがあれば、塩焼きに。後は薄揚げと山菜の煮物、それに和風サラダで」
彼の言葉に千早は指を顎に当てながら答える。
「おお、美味そうだな。じゃあ、急いで帰るとしよう」
「もう、プロデューサーは食いしん坊ですね」
涎を垂らさんばかりの彼に千早は笑いながら答え、それから少し考える。
「やはり牛乳よりも豆乳。これからは豆乳を・・・・・・黒豆ココアも入れて・・・・・・」
彼女が呟く小声に彼は確信する。如月家の冷蔵庫から豆乳がなくなる日は来ないだろうと。


スーパーの総菜コーナーで晩ご飯を物色しながら思いついた。
いつも通りに虚しくなったが・・・・・・全品三割引で嬉しかった。
#


772名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/26(月) 23:09:11ID:OULgvbfr0(2)
「え、えーと…小鳥さん。 今月の給与から、何か天引きやら項目がガラっと変わってるんですが…」
「あら? 千早ちゃんが、プロデューサさんの代理だ…って申請してましたよ?」
「いや、申請自体は構わないですけど…
って言うか、住宅資金と育児・教育費の積立、それと住宅手当に…家族手当って…」
「ああ、住宅手当? うん、これは借上げ社宅分を変えましたよ。 どうせ先に行ったら変わっちゃうでしょ?」
「…は?」
「ああっ、しまった! 彼女の場合は、家族手当の対象は無理だわ! うーん…配偶者控除・扶養控除対象も多分無理よねぇ。 もう一度計算し直しかぁ…」
「も、もしもし…?」
「ああ、御免なさい、来月分で修正しますから。 差分はその他項目で計上しておきますね」
「あ、いや、そうじゃ無くて」
「じゃあ、ちょっと経理に行ってきます。 調整と修正お願いして来ますので」
「あ、ちょ、ちょっと! 小鳥さん! 小鳥さんってば!」

「あ、プロデューサー…。 あれ? 音無さんは…?」
「いや、今まで居たんだが経理に行ったよ」
「そうですか…」
「ん? 何だ、給与明細なんか持って」
「あ、いえ…。 明細に付いて、ちょっと音無さんに確認を、と思ったものですから」
「え? 千早もか?」
「もか…って、プロデューサーもだったんですか?」
「ああ。 見てくれよコレ」
「………………お、音無さん、コレちょっと行き過ぎでは…」
「何だよ、又こめかみ押さえて」
「…いえ。 ふと、音無さんのニヤニヤした顔が思い浮かんだので」
「は?」

「それにしても、住宅手当とかいいのかなぁ…」
「実質住宅購入するまでは、借上げ分の代替充当でしか有りませんから。 税務上の処理だけでしょう」
「そうなんだろうけどね」
「それよりも、私のこの項目が…」
「何赤くなってるんだよ?」
「い、いえ…」
「何だっての」
「そ、そんなの言えません」
「気になるなぁ…」
「だ、だって……け、結婚・出産育児・教育費の項目が有るんですよ? 幾ら何でも早過ぎます」
「…ま、まあ、備えは無いよりは有った方が…。 大体、誰と結婚するかなんて、今の段階じゃ判らないわけだし」
「何を仰るんですか。 プロデューサー以外に、他の人なんて考えられる訳無いでしょう?」
「……………………だ、誰が?…」
「…あ…………………」


その日千早さんは
せめて、出産育児積立は今は止めて貰おうと思いました
#


777名無したんはエロカワイイ:sage :2007/11/27(火) 00:09:37 ID:abLv8/Cc0
千早にちゅーして貰えると聞いて飛んできました。
上のほうにあったネタにティンと来て勢いで書いたけど、芸能界の事情とか知らないから間違ってたらごめん。



千早「嫌!絶対嫌です!こればかりはプロデューサーの頼みでも聞けません!」
P「うーん、やっぱりそうだよなぁ…」

某大手企業から依頼のあった口紅のCM撮影当日、千早に惚れ込んだ現場監督が、
予定には無かった「キスシーン」を入れたいと言い出したのが事の発端。正確にはキスするフリなのだが…

千早「と、とにかく!こういった大人びたシーンは私にはまだ早すぎます。
もっと色気のある人、例えばあずささんみたいな方のほうが…
それに好きでもない人となんて…たとえフリだとしてもしたくないです!」   
P「そうか…まぁそうだよな。わかった、監督には断ってくるよ」


P「ただいま、監督は残念がってたけど理解して貰えたよ。
ただ、やっぱりキスシーンはどうしても欲しいらしく、代役を立てるそうだ。
CMで使うのは一瞬だけだし、上手く編集するみたいだけど」
千早「すいません…」
P「まぁ今回のは予定外の事だし仕方ないさ。…じゃ、ちょっと行ってるよ。
申し訳ないけど、撮影が終わるまで待っててくれ」
千早「え?撮影?」
P「何分、急な予定変更で男優が捕まらないらしくてな。
顔が出ないようにちゃんと編集してくれるらしいから、俺に男性役やってくれってさ」
千早「え、ええっ!プ、プロデューサーがお相手なんですか?」
P「ははっ、笑えるだろ?まぁNG出さないように祈っててくれよ」
千早「(という事は、プロデューサーが他の女性とキス…いえ、正確にはフリだけど…くっ!)
ま、待ってください!やります、私やります!!」
P「へ?だってさっきあんなに嫌がってただろ、無理しなくても…」
千早「大丈夫です、問題ありません!」
P「そ、そうか。何か急にやる気になっててびっくりなんだが…まぁいいか。んじゃ行こうか?」
千早「(プロデューサーにキス…これってファースト…はっ、私は一体何を考えて…!?)」


妄想電池が切れたので、ここで終わってしまいました。
千早にちゅーして欲しい。

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最終更新:2007年11月28日 12:51