千早 七

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千早 七 - (2007/11/08 (木) 00:08:00) の編集履歴(バックアップ)




[千早の「くっ」な日々略してCHIKUBI]

真と真Pが家に遊びに来てすっかり夜遅くなってしまった。P達も酒盛りで酔い潰れてしまい、居間のソファ-で高鼾。
私は真に自分のベッドを提供し、自分はPのベッドに寝る事にした。
簡単に洗い物を済ませて雑魚寝しているP達に毛布を掛けてやり、真に私の予備のパジャマを渡すと
「ごめん千早、迷惑かけちゃって。」
と、すまなそうに言う。
「いいのよ気にしないで真、こういうのもなんか楽しいしね。」
「いいなぁ…ボクもPと一緒に住みたいなぁ…。」
「ぜんぜんいいものじゃないわよ、あの人、なんだか手間の掛かる子供みたいで。」
「そうかなぁ…。」
「いずれ、あなたも分かるわよ。じゃあおやすみ、真。」
「うん、おやすみ、千早。」

私はPのベッドに潜り込む。初めて寝るPのベッド、セミダブルの広さに煙草とあの人の匂いがする……。
なんだかPに抱かれてるみたいで、ドキドキして、落ち着きそうなのに、落ち着かなくて、
布団に包まりながらもなかなか寝付けなくて、じれったくて背中がむず痒い。
P…私には貴方のベッドが広すぎます…くっ…。

夜中にふと、廊下を歩く足音に目を覚ました。そしてトイレのドアが開け閉めする音。
歩き方の足音で、あぁPだなと分かる。私は一欠伸し、
そのまま二度寝しようと寝返りしたら、部屋のドアが突然開く。
Pが入ってきたのだ、しかもバサバサとそこら辺に服を脱ぎ捨てているのが音で分かる…。
えっ?えっ?まさかP…、寝ぼけている?そういえばP、酔っ払うとすっ裸で寝る癖があった…!
背中を向けたまま私は固まったまま冷や汗をかいていた。
どうしよう…と思ったその時、Pがベッドに入ってきた。そして私を後ろから抱いてきた…!
私は口から心臓が飛び出さんばかりにドキドキして声も出せず、ただ震えていた。
「ん〜俺、抱き枕なんて買ったっけ…まぁいいか…。」
そう呟くとグイッと力強いその腕で私を抱き抱える。
そしてぐるりと私の向きを代えるとそのまま私の胸に顔を埋めた。
「ぁぅ…!」

私はビクッと僅かに身体を震わせたが、それ以上何もしてこないので、恐る恐るPの顔を覗き込んでみると、
「千早〜絶対に行こうな…二人で…トップへ…zzz…。」
と今まで見た事もない、優しい顔で寝言を宣う。
やがて再び深い眠りに落ちていくP。
やっと腕の力が緩み、私は安堵の溜め息をついた。少し動けるようになり、
その幸福そうな、あどけない寝顔に、Pってこんな顔するんだなぁと眺めていたが
よくよく考えたら、安眠を邪魔された上に、セクハラまでされたので、段々腹が立ってきた。
私は壁を背にベッドで体育座りで毛布に包まり、Pを見張る事にした。
「ちひゃ〜、ちーちゃあぁあん♪」
と、Pは、また寝言。
私は一計を案じ、Pの耳元で
「P、大好きですよ…。」
と、囁いた。すると案の定、
「俺も大好きだぁあぁ…一生、一生守ってやるぅうぅ…。」
ベッドの脇に置いてあった携帯で、そのだらし無い寝顔と恥ずかしい寝言をムービーで撮ると
朝、皆の前でこれを公開した時のPの反応を眠い目をこすりながらしっかり見極めてやろうと思ったが
眠くて目がむず痒い。駄目…!今寝てしまったら、今度はどんな目に遭うか…くっ…!



友人から出張に行く間だけということで雄のアラスカン・マラミュートを預かることになった
とりあえず事務所に連れて行くと「兄ちゃんこれハスキー?」やら「大きいワンちゃんですねぇ」
「か、噛まないですよね?」と事務所の皆は興味津々のようだ
昼になり屋上でボール遊びをさせていると少しはなれたところで
千早がこっちを見ていることに気がついた
「ほれ、千早も混ざろうぜ」と誘うと「い、いえ私は見てるだけで十分ですから」と
遠慮するがあいつも千早と遊びたいと思っているぞとボロボロのテニスボールを渡した
「じゃあ……少しだけ」と千早がボールを投げるとアラスカンは一目散にボールへと走っていく
そして落ちたボールを咥え、千早の手前まで全速力でやってきた
千早がしゃがんでボールを受け取って、よしよしと頭を撫でてやると
アラスカンは千早が気に入ったのか千早に軽く突進し尻餅をつかせると
大きな舌で思いっきり舐め始めた
「あ、ちょっと!くすぐったい…!」とアラスカンの顔を抑えながらも
嬉しそうに笑っている千早をのんびり観察したい今日この頃の俺
べ、別にアラスカンが羨ましいわけではないぞ!


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