北沢志保(弟)「私たちの初詣」
執筆開始日時
2014/01/03
概要
 三が日最終日の朝、弟は猛然とトイレへ駆けこんでいました。 
玄関先から「モタモタしていると置いていくよ」、という志保の呆れたような声が聞こえました。 
待たせている以上、現状の報告くらいはしておきたいのですが、お腹が許してくれません。 
こうなってしまった原因は間違いなくおせちの食べすぎでした。 
毎年お母さんと志保が中心になって作っていたのですが、今年は忙しかった志保に代わって弟が主な手伝いをしました。 
そして、自分が作ったものも二人に食べてもらえる嬉しさのあまり、ついつい胃袋のことを忘れて食べてしまったのです。 
「今日はこんなことしていたらダメなのに……」、と弟はトイレに籠りながら嘆いていました。 
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最終更新:2018年01月31日 11:59