七尾百合子「文学少女は純情って事になりませんかね?!」
執筆開始日時
2017/09/15
概要
「さて、今までお弁当を作ってくれる恋人がいなかったプロデューサーさん」 
「なんでそんなぶっ刺さる言い方するん?」 
「恋人の重要性を改めて認識して貰うために……じゃん!お弁当作ってきました!」 
 そう言ってカバンからお弁当箱を取り出す百合子。 
「ありがとう百合子。なんだかいいな、恋人って感じがして」 
「そう言ってもらえると作ってきた甲斐があります!」 
 俺の為に作って来てくれたのか…… 
嬉しいな、こう言うのって。 
「早速開けるぞ……ん?」 
 お弁当の上には、小さめなメッセージカードが載っていた。 
「あ、プロデューサーさん!そ、そのですね……目の前で読まれるのは恥ずかしいので、食べた後に読んでもらえると……」 
 なんだこいつ、めっちゃ可愛いかよ。 
 でもだからこそ、少しいじめたくなってくる。 
 百合子の目の前で読み上げてみるのも面白いだろう。 
 どんな反応をしてくれるんだろうか。 
 さて、それじゃ、と。 
 メッセージカードを開いて、俺は目を通した。 
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最終更新:2020年05月26日 17:22