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闇符「ルーミア、それなのに今も災難に負けず」


※このSSは、冥異伝とは特に関係ありません
まあ、番外編みたいな



 昼間、妖怪は何をしているのだろうか。
 基本的に夜行性のものが多い妖怪は、昼間には人間を襲う事もしない。
 となると、何をしているのか気にする人間が出て来るのは必然、とも言えるだろう。
 その実態はと言うと、昼間には睡眠を取るものが多い。
 とりあえず私はそうであり、私の知る妖怪も大抵がそうだ。
 また、年若いまだ人間の姿を取る事が出来ない妖怪もそうだ。
 だから昼間は人間の天下…そう考えられるかと言えば、そうでも無い。
 ちゃんと昼間に人間を襲う妖怪も存在する。
 下手に知恵を得た妖怪などは、敢えてそれを狙って夜に眠ったりする。
 大抵はその時に共食いに遭ったりするのだから、滑稽だが。
 ここで、夜行性の妖怪について少し考えてみようとする。
 幻想郷の古株の妖怪は、ほとんどが夜行性だ。
 しかし、別に太陽が嫌いな訳でも無ければ、陽光を浴びると体が灰になったりしたりもしない。
 私も同様であり、別に陽の光を浴びて、体がどうのこうのする訳では無い。
 尤も、髪が痛んだり、肌が焼けるのが嫌なので私は太陽が嫌いだが。
 しかし、精神的だけでは無く、身体的に太陽を嫌い、昼間の行動を極端に避ける妖怪も存在する。
 西洋風、かつて私が住んでいた国の言葉で言うならば"vampire"、もう少し幻想郷風に言えば"ヴァンパイア"、完全に日本の言葉で言おうとすれば"吸血鬼"である。
 つい最近になって幻想郷に住み始めたこの種族は、陽光を浴びると体が気化してしまう。
 現在確認されている個体数は二人、姉妹でありどちらも比較的年若く、未熟であると言える。
 それでも、吸血鬼の身体能力は高く、人間は勿論並大抵の妖怪のそれも超越する。

最終更新:2008年10月28日 00:15