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怪鳥慣飼草子 番外編



 さて、やっと俺の番が来たか。
 あ?俺か?
 俺はエドガー、まあ、エドとでも呼んでくれ。
 一応、ヴァンの仕事上での先輩、ってやつでな。ついでに兄貴分だ。
 で、この記録。あいつがロクに説明とかも入れずに始めたんだよな。
 だから、今回は俺がこの記録に出て来る主要な人物の説明をしてみようと思う。
 ま、半分自己満だから、適当に飛ばし読みでもしたらどうだ?



 ヴァンゲリス・ノースコット

 こいつはまあ、ヘタレだ。
 基本的に語り手をしているみたいだな。
 若い割には凄腕の傭兵だが、ま、俺に比べればまだまだだな。
 今ではギルドを離れ、自分で仕事を請けて、報酬を得て旅を続けている。
 俺も同じ様なもんだが、そんなに活動範囲は広くないから、完全にその日暮らし的なこいつとは違うな。
 ちなみに旅をしている目的は、妹を探して、だ。
 尤もそれも今では叶い、ツレの天華ちゃんの為に旅をしている様だけどな。
 まあ、こいつについては、これからの記録を読めばもっとはっきりとわかってくるだろう。
 俺が書くのはこんなもんだな。

 ああ、ヴァンは基本、人の容姿とかを書いたりもしないから、服装とかにも書くべきか。
 とりあえず、こいつはダークブラウンの髪をさっぱりと伸ばしてる。
 どんな髪型かは、各々の想像に任せて欲しい。
 基本的に、やや明るめの茶色のコートを着てスカしてる。
 中には、普通にYシャツ。まあ、およそ傭兵らしい服装じゃないのがわかると思う。
 ズボンは灰色のが好きだったな。
 ああ、眼の色は同じく茶色だな。ま、なかなかの面はしているが、俺以下だな。


 以津真 天華

 俺の愛しのハニーの一人。
 ヴァンと同じく、よく語り手をしている。
 信じられない程素直で、純粋。しかも底なしの優しさを持っている理想的な彼女、かもしれないな。
 信じられないのは性格だけでなく、容姿もそうだ。
 見た目は十四、五の少女のそれなんだが、主に胸の大きさが半端じゃない。
 見ていて重そうな程の巨乳だからな、あれは。
 だが、それでまた信じられない速度で走り回る。
 そうすると、だな。胸がこう、揺れて……
 おっと、書くのが勿体無い。俺の脳内でだけ楽しむとしよう。
 ヴァン、それと天理とは一緒に旅をしている。
 その目的は、ヴァンの命がどうたら……だったらしいが、今ではそれも解決したみたいだな。
 尤も、この記録は時系列がバラバラだから、その当時の話もあるだろう。
 今の旅は、日本に帰る為のものらしい。
 だが、必要以上にゆっくり、寄り道なんかもしていて、ヴァンと離れたくないのが見て取れるな。
 このままじゃ、日本であいつと結婚しそうで不安だぞ?俺。

 天華ちゃんは、雪の様に綺麗な白髪で、腰の辺りまで伸ばしてる。
 特徴的な眼の色は、左がルビーを思わせる紅色、右が琥珀の様な橙色。
 一応、母親の眼は紅色らしいが、父親は黒色で、橙色ってのは突然変異の類の様だ。
 後、以津真天という鳥妖の証に尾羽と、左の背中に翼が生えている。どっちも黒色だ。
 本来、翼は両方にあるものだが、この辺りも生まれつきのもので、足の代わりに翼を失ったんだと天華ちゃん自身は考えているみたいだ。
 服は、ヴァンが仕立てさせた短いワンピースの様なドレスを着ている。
 何もかもが真っ白なウェディングドレスを彷彿とさせるものと、対照的に真っ黒な夜の社交界用ドレスみたいなの。
 ちなみに俺は黒い方が好きだ。こっちの方は胸のリボンが小さめで、巨乳がしっかり拝めるからな。
 …………すまん。


 以津真 天理

 俺の愛しのハニーの一人。
 天華ちゃんの父親違いの姉だな。
 天華ちゃんが少女らしい魅力に溢れた美少女なら、天理は大人っぽい魅力に溢れた美女、ってところだ。
 性格は、気が強くて、やや喧嘩っ早い。享楽的でお気楽だな。
 それで天華ちゃんを溺愛していて、今じゃそっちばっかり。男には目もくれないぜ。
 そう、俺も彼女の眼中には無い。
 くそ、俺の魅力を理解できる女は誰一人としていないのか!?
 ……脱線が過ぎた。
 容姿は、男とも大して変わらないぐらいの長身で、スラッと伸びた綺麗な足に引き締まった尻から腰にかけてのラインが見事。ネックなのは、胸までスマートな事だろうか。
 ちなみに天理自身、その事はコンプレックスらしいから、絶対に天華ちゃんと比較してやったりするなよ。
 天理の鉄拳は、本当に意識が飛んで行くレベルだからな。
 ヴァン、天華ちゃんと旅をしているが、天理は傭兵じゃなくて冥官なんだ。
 目的も特に無く、お遊び感覚+天華ちゃんが心配だから同行しているみたいだな。

 天理の髪は、父親譲りの絹の様に細く、光沢のあるプラチナブロンドだな。
 つい最近まで出会った事も無かったのに、妹の天華ちゃんと同じく、腰までのロングヘアーだ。
 眼も父親と同じでエメラルド・グリーンだな。
 そして以津真天らしく尾羽がある。天華ちゃんもだが、女の子はスカートで隠される形になるんだが。
 翼もあって、天理は右翼しかない。色はやはり墨染めの様に黒い。
 この理由は明確で、純血の以津真天じゃないからだろうな。
 服は、お洒落好きだからか、俺でも把握しきれないぐらいの数を持っていて、着ている。


 リリア・フラバス

 俺の愛しのハニーの一人。
 天華ちゃんが入るまでは、ウチのギルドの紅一点だった珍しい女の傭兵だ。
 と、ここまで書くと天華ちゃんの様に女の子女の子した娘だと思われるかもしれないが、実はそうでもない。
 一人称も「僕」なんて使う上に、口調はかなり中性的。仕草一つ一つも男らしい。
 まあ、俺はそういう娘も好きなんだが、かなり好みは分かれるところだろうな。
 性格としては、口調の割りには大人しく、結構人見知りもする。それでも基本はさっぱりとして人当たりが良い。
 ただ、意外と怒りっぽいし、直情的だな。
 その辺りは、ヴァンが書きそうだが。
 ここまで人外二人が続いたが、リリー……ああ、それはリリアの愛称な。
 リリーは人間であり、別段特異体質な訳でも無い。平凡な人間だ。
 と言っても、女の身で傭兵をするぐらいだから、射撃の腕は天才的だったりするのだが。
 ヴァンと同じく、放浪生活をしている。まあ、傭兵は全体的に裕福とは言えないが、このタイプはその中でも特に貧乏……だが、リリーは親父さんが大商人であり、金に困る事はしないが。

 と、ここまででおよそ女の子らしくないイメージが植え付けられただろうし、事実そうではあるが、容姿について。
 「フラバス」というのは古い言葉で黄色を意味するらしく、その名前通りに髪は黄色をしている。
 金髪じゃなく、卵焼きの様に滑らかな黄だ。
 それを……ポニーテールとでも言うのか?後で結っている。
 眼の色は水色で、全体的に爽やかなイメージだ。まあ、彼女の性格にぴったりだな。
 さて、注目のスタイルだが……正直、俺はリリーの魅力はその性格と容姿のギャップにあると思う。
 まず、身長。これは標準的。百六十あるかないか、まあ普通だな。
 で、見事に上からボンキュッポンとなっている。
 胸は正直、天華ちゃん以上に見える。
 俺の見立てでは、だが八十代を超え、九十代に乗っかっているかもしれん。
 で、腰からのボディラインも天理のそれを超える程に見事なプロポーションを誇っている。
 そう、兎に角美人なんだ。
 何もかもが、完璧という言葉に限りなく近い。
 そう見ると、男っぽい性格は唯一の欠点とされるかもしれない。
 まあ、俺は大好きだがな!
 …………すまん、長くなり過ぎた。


 エドガー・ノワール
 俺の事はどうでも良いよな。



 ま、こんなもんだろうか。
 後は随時、ヴァンが書いていくだろう。
 補足があれば、また俺が書こう。
 じゃ、まあ楽しんで読んでくれ。



最終更新:2009年07月08日 22:10