701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage]:2007/02/20(火)01:59:44.63ID:T1foG620
【ご飯】
今日は、みーちゃんがいない。何かのパーティに出席しなきゃいけないらしい。
キッチンに立って、夕飯を何にするか考える。
どうせなら、みーちゃんが好きじゃないものにしよう。普段なかなか作れなくて、わたしが好きなもの。
ご飯を炊きながら考える。
キムチ鍋。カレー(辛口)。回鍋肉。麻婆茄子。辛いものばっかりだ。
いろいろ考えて――キッチンに立ったとたん、面倒臭くなった。
そうやって作っても、食べるのは私だけなのだ。
自分だけが食べるものなんて、頑張って作る気にならない。
わたしにとって、料理は、食べてもらうためにすることなのだ。
結局、辛いインスタントラーメンを作って食べた。
「ただいまー」
「おかえりっ!……顔赤いね。飲んだ?」
「うん、まぁ、ちょっとだけ。あんまり強くないし」
「だよね。ご飯は? 美味しかった?」
「あー、あんまり。脂っこいし。肉ばっかりだし」
「ふーん」
「まぁ、やっぱり家で食べるのが一番美味しい」
「え?」
「……ん? 今何か言った?」
「……よ、酔ってるね」
「あ――お茶漬け食べたい」
「あ、ご飯あまってる。お茶沸かしてくるね」
「あー、ありがと」
ぎゅ
「ん?」
「大好きー」
「ん(なでなで)」
「えへへ」
そして、二人で向かい合ってお茶漬けを食べた。
美味しかった。
《了》