夜雲の教育制度

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夜雲の教育制度 - (2024/01/16 (火) 12:32:50) のソース

&bold(){[[夜雲>夜雲封]]の教育制度}(やくものきょういくせいど)は、[[太守房]][[文部]]の外局である[[文部権太夫教務]]が所管している。
学校制度は8・4制を採用しており、義務教育は8年間で14歳までとなっている。

|>|CENTER:BGCOLOR(#A4A4FF):CENTER:&bold(){ 教育施設 }|CENTER:BGCOLOR(#A4A4FF):CENTER:&bold(){ グレード }|CENTER:BGCOLOR(#A4A4FF):CENTER:&bold(){ 就学開始時年齢 }|
|>|>|>|CENTER:BGCOLOR(#A4A4FF):CENTER:&bold(){就学前教育}|
|CENTER:MIDDLE:BGCOLOR(#E3E3FF):&bold(){保育園}||CENTER:MIDDLE:なし|CENTER:MIDDLE:2歳|
|~|CENTER:MIDDLE:BGCOLOR(#E3E3FF):&bold(){幼児園}|CENTER:MIDDLE:~|CENTER:MIDDLE:3歳|
|>|>|>|CENTER:BGCOLOR(#A4A4FF):CENTER:&bold(){義務教育}|
|>|CENTER:MIDDLE:BGCOLOR(#E3E3FF):&bold(){ 少学}(少學) |CENTER:MIDDLE:1年生|CENTER:MIDDLE:6~7歳|
|~|~|CENTER:2年生|CENTER:MIDDLE:7~8歳|
|~|~|CENTER:3年生|CENTER:MIDDLE:8~9歳|
|~|~|CENTER:4年生|CENTER:MIDDLE:9~10歳|
|~|~|CENTER:5年生|CENTER:MIDDLE:10~11歳|
|~|~|CENTER:6年生|CENTER:MIDDLE:11~12歳|
|~|~|CENTER:7年生|CENTER:MIDDLE:12~13歳|
|~|~|CENTER:8年生|CENTER:MIDDLE:13~14歳|
|>|>|>|CENTER:BGCOLOR(#A4A4FF):CENTER:&bold(){後期中等教育}|
|CENTER:MIDDLE:BGCOLOR(#E3E3FF):&bold(){後学}(後學)|CENTER:MIDDLE:BGCOLOR(#E3E3FF):&bold(){職業訓練校}(職校)|CENTER:1年生|CENTER:MIDDLE:14~15歳|
|~|~|CENTER:2年生|CENTER:MIDDLE:15~16歳|
|~|~|CENTER:3年生|CENTER:MIDDLE:16~17歳|
|~|~|CENTER:4年生|CENTER:MIDDLE:17~18歳|
|>|>|>|CENTER:BGCOLOR(#A4A4FF):CENTER:&bold(){高等教育}|
|>|CENTER:MIDDLE:BGCOLOR(#E3E3FF):&bold(){   大学}(大學)   |CENTER:1年生|MIDDLE:CENTER:様々な年齢|
|~|~|CENTER:2年生|~|
|~|~|CENTER:3年生|~|
|~|~|CENTER:4年生|~|
|>|CENTER:MIDDLE:BGCOLOR(#E3E3FF):&bold(){大学院}(大學院)|CENTER:2年間&br() or &br()5年間|MIDDLE:CENTER:様々な年齢|

*教育段階
[[夜雲]]の教育は、6-14歳の8年間が義務教育となっている。義務教育以降も14-18歳までの封民は、後学または職業訓練校にて就学していなければならない。

**義務教育(初等・前期中等教育)
義務教育である初等・前期中等教育は&bold(){[[少学]]}(しょうがく、[[元字>>夜雲の常用漢字]]:&bold(){少學})において行われる。
少学は日本における小中一貫校に相当し、カリキュラムにおいて初等教育と、前期中等教育が一体化している。
少学におけるカリキュラムは以下のようになっている。

・日本語
・数学
・社会科学
・宗教・信条・倫理
・芸術・工芸
・自然科学
・英語
・食事と健康
・音楽
・体育
・生徒の自治活動
・追加的プログラム

は、義務教育を行うための学校であり、

「[[イエナプラン教育]]」や[[シュタイナー教育]]を部分的に採用しており、子どもたちを異年齢のグループにしてクラスを編制することに大きな特徴がある。
夜祝では「ヤスカプラン教育」と呼ばれており、生徒個人の各教科への興味、意欲、成績などを計るためのアンケートや学力テストを定期的に実施し、
結果を総合的に考慮して各教科ごとにクラス分けが行われる。そのため、それぞれの科目ごとにクラスの生徒が入れ替わり、学年や年齢にもバラつきが生じる。
また、自宅学習の要素、所謂「宿題」が少なく、演習型の授業を重視したプログラムとなっていることも特徴の一つである。

***1~3年生
6–9歳を対象とする3年間の初等教育。脳の発達段階に合わせた"学習への関心意欲"を育むことを目的としている。

まず、子どもたちは入学前に「体験演習」と呼ばれるテストによってクラス分けを行う。
これは脳の発育段階を確認するためのもので、発育段階の個人差を可能な限りフォローする措置であり、
発育段階に応じてAカリキュラム、Bカリキュラムの2パターンが用意されている。

そのプログラムは日本と大きく異なり、座学よりも実習やゲーム形式が多く取り入れられている。
これは学校へ通うことや勉強への嫌悪感をなるべく軽減し、自発的な学びや興味の発見が重視されたプログラムであることによる。
また、課外実習や演習を重視した「社会」がカリキュラムに組み込まれていることも特徴で、こども達に交通安全や公共交通機関などの
インフラの仕組みを早期に学習させるための授業が採用されている。
なお、自宅学習の要素、所謂「宿題」は日本と比較すると復習が重点的であり、分量が少ない傾向にある。

&bold(){各教科}
・基礎国語(日本語の読み書き、ゲーム)
・基礎英語(アルファベット、ゲーム)
・基礎数学(加算・減算、乗算、除算、ゲーム)
・基礎科学
・社会(見学、課外実習、課外演習)
・健康(運動、公衆衛生、栄養)
・創作(絵画、工作)
・音楽

&bold(){授業コマ数}
・小学1-2年生:週25コマ-毎日5時間。基国4/基英4/基数4/社会4/基化3/健康2/創作2/音楽2。
・小学3年生:週25コマ-毎日5時間。基国4/基英5/基数5/社会3/基化3/健康2/創作2/音楽1。

***4~6年生
9-12歳を対象とする3年間の初等教育。
国英数理に加えて、地理・社会の学習が開始される他、基礎的な政治経済分野およびメディアリテラシーなどの情報分野実習を行う「社会・情報」、
日本と夜祝の神話、伝承を知識として学ぶ「神話」が新たに追加されている。小学年で重視された興味発見のためのゲーム性は薄まり、座学の割合が増加している。
また、「健康」からは運動部門が独立し、「球技・武道」が新たに新設される。球技では主にバレーボールやバスケットボールを通して、競技ルールを守ることや
チームプレイの重要性を学びながら体を動かし、武道では柔道や合気道を通して精神性の向上を目指している。
座学部門としては基本的な公衆衛生や栄養学について学ぶなど、他教科と同じく座学の割合が増加している。。

&bold(){各教科}
-国語
-英語
-数学
-理科学
-地理・歴史
-社会・情報
-神話
-健康(運動、公衆衛生、栄養)
-球技・武道(バスケットボール、合気道)
-創作(絵画、工作、調理、裁縫、鑑賞)
-音楽

&bold(){授業コマ数}
・中学4年生:週27コマ-週に2回6時間、残りは5時間。国4/英4/数4/科3/地歴3/社情1/神話1/健康1/球武2/創作2/音楽1。
・中学5-6年生:週28コマ-週に3回6時間、残りは5時間。国4/英4/数4/科3/地歴3/社情2/神話1/健康1/球武2/創作2/音楽1。

***7・8年生
12-15歳を対象とする3年間の初等教育。義務教育の最終課程。
「理科学」および「地理・歴史」がそれぞれ「化学」「物理」「生物・地学」「地理」「歴史」に分割され、
日本の神道からはじまり、世界の宗教について学ぶ「宗教」、肉体の成長期に合わせ、筋力や体力トレーニングを行う「体育」が新たに追加されている。
また、「健康」には新たに性教育分野が追加され、運動部門は選択スポーツ授業として「球技」「武道」に分離される。
同じく「創作」「音楽」に関しても選択芸術授業として「美術」「音楽」となっている。

&bold(){必修教科}
-国語
-英語
-数学
-化学
-物理
-生物・地学
-地理
-歴史
-社会・情報
-宗教
-健康(性教育、公衆衛生、栄養、救命)
-体育(筋力・体力トレーニング)

&bold(){選択教科}
・武道(合気道)
・球技(バスケットボール)
・美術
・音楽

&bold(){授業コマ数}
・高学7-9年生:週30コマ-国2/英4/数6/化学3/物理3/生地3/歴3/地2/宗教1/社情1/体育2/健康1/スポーツ1/美術1。

**後期中等教育
後期中等教育は14-18歳を対象として&bold(){[[後学]]}(こうがく、[[元字>>夜雲の常用漢字]]:&bold(){後學})または職業訓練校(しょうくぎょうくんれんこう、略称:職校)において行われる。
後学は普通教育を選択履修を旨として施し、職業訓練校は専門教育を主とする。
封立の後学・職校の学費は無償であり、私立の後学・職学に関しても条件は異なるが封政府から学費の援助を受けることができる。

***後学
後学は、国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、芸術、外国語、家庭、情報などの普通教育に関する教科・科目を中心として学習する。
原則として単位制である。3年への進級時には必修科目と系列に所属しない自由科目が設置され、生徒が自ら履修する科目を進路に基づいて選定する。
3年次以降のカリキュラムは比較的緩やかになり、選択した科目に専念できる。

***職業訓練学校(職校)
職業訓練学校(略称:職校)は、農業・工業・商業・水産・看護・飲食など職業に関する専門教育を行う学科である。
職業学科は、その性質上、養成施設としての認可を受け、卒業時に各種の免許を取得したり、あるいは試験科目の一部が免除になる教育課程を編成している。
後学に進学しない場合、職校への進学を選択することになる。

*夜香における封立学校の環境
**通学
封立少学の通学距離については、法律で定められており、封幣社と同じく約1km間隔ごとに1校ずつ設置されることになっているが、
地域の児童人口が規定数に満たない場合は学校の設置義務が免除されている。
都市部への人口集中が激しい現在の夜香では、封立学校の分布にも大きく偏りが出てているのが現状であり、
郊外などの生徒らに対しては公共機関の協力や通学バスの運行などを行って通学をサポートする体制が取られている。

**校則
[[夜香]]では、校則による生徒の画一化を可能な限り避け、「多様性の許容」によっていじめや差別問題を間接的に軽減する方針をとっている。
たとえば、日本本土の多くの学校で制限される染髪やアクセサリー禁止などの校則は、[[夜香]]の封立学校には存在しない。
制服は存在するものの、性別や季節などによる着用制限は無く、生徒が男子用・女子用・夏服・制服を自由に選択して着用することができる。
封政府はこれにより、いじめ問題だけでなく、トランスジェンダーをはじめとする性の問題や宗教の問題に対しても柔軟に対応可能であるとしている。

***制服およびその他の規定服
封立学校には制定の制服が存在する。
ただし、制服は複数のデザインの中から生徒が自由に選択でき、夏服・冬服、男子用、女子用を自身の判断で自由で選択できるようになっている。
これらは購入タイミングの指定や回数制限は特になく、都度購入する必要はあるものの、いつでも途中でデザインやサイズを変更することができる。
制度開始当初は男子用、女子用の区別があるのみで、種類も上下ワンセットの制服および体操服が各性別1種類ずつのみであったが、
現在は後学の制服デザインに以下のバリエーションが存在する。
-上着
--詰襟
--ブレザー(黒、灰、夏用・冬用)
--セーラー(白、黒、夏用・冬用)
-ズボン・スカート
--スラックス(黒、灰、夏用・冬用)
--セーラー用スカート(黒、夏用・冬用)
--ブレザー用スカート(黒、灰、夏用・冬用)

さらに一定数の署名を集めれば学校側からさらにデザインの追加も行うことができるとされている。
各校ごとに選択可能な制服のデザインや種類数の差異はなく、(封内における)転校時に制服を購入し直す必要はない。
通学カバンや体側服、水着などに安全上の規定や指定が一部存在するが、スポーツ系の授業を除き、アクセサリーの着用制限はなく、染髪も特に制限がない。