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今回は、俳優・監督として常に映画業界の先頭に立つクリント・イーストウッドの監督作品から、特に人気のものを5本ピックアップしました。
クリント・イーストウッドとは
クリント・イーストウッド(Clint Eastwood(本名:Clinton Eastwood Jr.(クリントン・イーストウッド・ジュニア)), 1930年5月31日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州、サンフランシスコ出身の映画俳優、映画監督、映画プロデューサー、作曲家、政治活動家。
公称身長193 cm(6フィート4インチ)。
俳優として数多くの西部劇やアクション映画に出演。
自身最大の当たり役であるハリー・キャラハン役を演じた『ダーティハリー』シリーズでスーパースターの地位を不動のものとした。
また監督としてもアカデミー作品賞とアカデミー監督賞を2度受賞するなど、ハリウッドで長年活躍してきた俳優、映画監督である。
カンヌ国際映画祭で黒澤明監督の『夢』の上映の際、会場に入ろうとした黒澤に対し突然群衆の中から現れ、「ミスタークロサワ」と言いながらほおにキスをし、「あなたがいなかったら、今の私はなかった」と感謝の言葉を告げたという。
これはデビュー作となった『荒野の用心棒』が『用心棒』の非公式なリメイクであったことが関係している。
御年87歳ですがまだまだ現役!
2018年3月1日には監督最新作『15時17分、パリ行き』の公開も控えています。
それにしても、大陸の方は大きいですね。193cmとは…!
第5位 ミリオンダラー・ベイビー
2004年公開(日本では2005年)のアメリカ映画。
家族からすらも愛情を受けた事のない孤独な女性と、家族にすら愛情を見せた事のない不器用な老年の男性の間に芽生えながらも、非情な結末を迎える愛の物語である。
本作品の主テーマが尊厳死や安楽死にあるわけではないが、この問題はキリスト教右派が無視できない勢力を持つアメリカでは極めてデリケートな問題であり、保守派コメンテーター、障害者団体、キリスト教団体によるこの映画のボイコット運動などが起こり話題になった。
イーストウッドはこの件に関して、映画の中におけるフィクションの登場人物による行動と、イーストウッド自身の思想や言動は全く無関係であり、この作品はあくまで彼のアメリカン・ドリーム観を表現したものであると述べている。
公開当時74歳であったイーストウッドによる25番目の監督作品である本作品は、3000万ドルの低予算と37日という短い撮影期間で製作されながら、第77回アカデミー賞作品賞を受賞し興行的にも大成功した。
【スタッフ】
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ポール・ハギス
原案:F・X・トゥール
製作:ポール・ハギス
トム・ローゼンバーグ
アルバート・S・ルディ
製作総指揮:ロバート・ロレンツ
ゲイリー・ルチェッシ
【キャスト】
フランキー・ダン:クリント・イーストウッド
マギー・フィッツジェラルド:ヒラリー・スワンク
エディ・“スクラップ・アイアン”・デュプリス:モーガン・フリーマン
デンジャー:ジェイ・バルチェル
ビッグ・ウィリー:マイク・コルター
ビリー:ルシア・ライカ
ホーヴァク神父:ブライアン・オバーン
第4位 許されざる者
1992年公開のアメリカ映画。
イーストウッドが、師と仰ぐドン・シーゲルとセルジオ・レオーネに捧げた「最後の西部劇」である。
かつては伝説のアウトローと恐れられていたウィリアム・マニーも荒野から足を洗い、妻に先立たれながらも農夫として2人の子供と共に慎ましく暮らしていた。
そんな彼のもとに、スコフィールド・キッドと名乗る若いガンマンが訪れ、賞金稼ぎの話を持ちかける…。
イーストウッドはこの映画の脚本を製作の10年以上前から既に買い取っていたが、期間を置いたのは自身が主人公のマニーと同じ年齢になるのを待っていたためである。
映画化の権利は元々はフランシス・フォード・コッポラが持っていて土台となる脚本もコッポラとデヴィッド・ピープルズが書いたものである。
第65回アカデミー賞作品賞受賞。
【スタッフ】
監督:クリント・イーストウッド
脚本:デヴィッド・ウェッブ・ピープルズ
製作:クリント・イーストウッド
製作総指揮:デヴィッド・ヴァルデス
【キャスト】
ウィリアム・"ビル"・マニー:クリント・イーストウッド
リトル・ビル・ダゲット:ジーン・ハックマン
ネッド・ローガン:モーガン・フリーマン
イングリッシュ・ボブ:リチャード・ハリス
スコフィールド・キッド:ジェームズ・ウールヴェット
W・W・ブーシャンプ:ソウル・ルビネック
ストロベリー・アリス:フランシス・フィッシャー
第3位 アメリカン・スナイパー
2014年公開の伝記映画。キャッチコピーは、「米軍史上最多、160人を射殺した、ひとりの優しい父親」。
母国から伝説の男、そして敵国からは悪魔と呼ばれた一人のスナイパー、クリス・カイルの自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』が原作。
彼の戦場、そして人生を描いた物語である。
ブラッドリー・クーパーのたくましい肉体美も必見。
【スタッフ】
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジェイソン・ホール
原作:クリス・カイル『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』(原書房)
製作:クリント・イーストウッド
ロバート・ロレンツ
ピーター・モーガン
アンドリュー・ラザール
ブラッドリー・クーパー
【キャスト】
クリス・カイル:ブラッドリー・クーパー
タヤ・カイル:シエナ・ミラー
コルトン・カイル:マックス・チャールズ
マーク・リー:ルーク・グライムス
ゴート=ウィンストン:カイル・ガルナー
マーテンス提督:サム・ジェーガー
第2位 パーフェクト・ワールド
1993年公開のアメリカ映画。
刑務所を脱獄した男と、人質にとられた少年との間に芽生える絆を描いた感動作。
クリント・イーストウッドとケビン・コスナーのW主演である。
【スタッフ】
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ジョン・リー・ハンコック
製作:マーク・ジョンソン
デビット・バルデス
製作総指揮:バリー・レヴィンソン
【キャスト】
ブッチ・ヘインズ:ケビン・コスナー
レッド・ガーネット:クリント・イーストウッド
フィリップ・ペリー:T・J・ローサー
サリー・ガーバー:ローラ・ダーン
テリー・ピュー:キース・ザラバッカ
トム・アドラー:レオ・バーメスター
第1位 グラン・トリノ
2008年のアメリカ映画。
イーストウッドは本作を俳優業最後の仕事と位置づけ、公開時のインタビューにおいて、今後は監督業に専念して俳優業から引退すると明かし、「監督だけをやっていこうと、ここ何年も思ってきた。でもこの“グラン・トリノ”の頑固な元軍人役にはひかれたんだ」と語った。
家族からも嫌われる頑固な男と、 隣人であるモン族の少年との信頼関係を築くヒューマンドラマ。
【スタッフ】
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ニック・シェンク
原案:デヴィッド・ジョハンソン
ニック・シェンク
製作:クリント・イーストウッド
ビル・ガーバー
ロバート・ロレンツ
【キャスト】
ウォルト・コワルスキー:クリント・イーストウッド
タオ・ロー:ビー・ヴァン
スー・ロー:アーニー・ハー
ヤノビッチ神父:クリストファー・カーリー
ミッチ・コワルスキー:ブライアン・ヘイリー
クリント・イーストウッド監督の作品は、人間同士のさまざまな愛情を描いたものが多いですね。
他にも『ミスティック・リバー』『チェンジリング』『マディソン郡の橋』『硫黄島からの手紙』などなど名作がたくさん。
今後の活躍から目が離せませんね。
最終更新:2018年01月25日 15:55