【種別】 装置名 【初出】 新約三巻 【解説】 アメリカの軍関係部署で研究されていた装置。 正規名称は長くて面倒な事から、もっぱら通称の『起爆剤』の名で呼ばれる。 文字通り活火山の活動を制御するためのもので、 特別な爆薬の組合わせで地下のマグマに刺激を与え、人為的に小規模の噴火を引き起こす。 大噴火の前に圧力を逃がす事で、最悪の事態を回避する事を目的として開発された。 形状は四本足の付いた巨大なドラム缶の用にも見え、 四本の足を十字架のように配し、電気かガスの力で打ち込む特殊な杭で固定して使用する。 使用時は複数台を同時に用いるが、各装置間はケーブルや無線電波でやりとりせず、 独立したタイマー制御で起動する。 複数の方向から衝撃を加え、マグマを制御するということから、 本来の目的である小規模噴火はもちろんのこと、仕掛け方によっては意図的に大噴火を引き起こす事も出来る。 11月10日のハワイ諸島において、『[[グレムリン]]』は[[キラウェア火山]]の噴火を狙い、 この装置の奪取を目論んだ。 先兵として[[サローニャ=A=イリヴィカ]]が送り込まれ、 『グレムリン』の行動を阻止するべく乗り込んだ[[上条当麻>上条当麻(かみじょうとうま)]]一行もサローニャを追跡。 保管先であったパールハーバー第三基地から移送を行うために用意されたヘリで両者は激突したが、 実のところ、味方であったサローニャにも知らされる事なく運び出されていた。 パールハーバー第三基地で戦闘が起きた同時刻にはキラウェア火山にて設置が済まされており、 その場に居合わせた[[浜面仕上>浜面仕上(はまづらしあげ)]]達の奮闘も空しく、キラウェア火山は大噴火を起こした。 ----