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【種別】
人名
【初出】
新約一巻
【解説】
[[第三次世界大戦]]後の[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]において結成された組織、『[[新入生]]』の一員。
『[[暗闇の五月計画>暗闇の五月計画(くらやみのごがつけいかく)]]』の元被験者であり、レベル4の能力『[[窒素爆槍(ボンバーランス)]]』を所有する。
新約三巻より年齢が12歳と判明。
前を揃えた黒い髪は肩甲骨の辺りまで伸びているが、
アクセントのために耳元だけが金色に色を抜かれている。
小柄な身体を締め付けるように、黒い革と錨で出来たパンク系の衣装で身を包み、
白いコートをフード部分だけ頭に引っかけて、袖を通さず羽織っている。
また、常にイルカのビニール人形を傍らに持ち歩く。
『暗闇の五月計画』において「一方通行の攻撃性」を植え付けられたテストモデルであり、
実験当時、『成績』こそ高くなかったものの、攻撃性の一点においては最もオリジナルに近づいた存在。
なお、思考パターンの一部を植えつけられた関係上、
能力使用時は(実験当時の)一方通行の思考や言動に本来の人格も引き摺られてしまい、
本能的部分に齟齬が生まれ、細かい痛みへの危機感は存在するが、致命傷への恐怖が薄くなってしまっている。
本人曰く群集心理にも馴染めず、浮きやすい傾向があるらしい。
また、攻撃性の付与に伴い凶暴化し、研究者を皆殺しにしたため、『暗闇の五月計画』を破綻させた過去を持つ。
同実験の被験者で、対極の「一方通行の防護性」を植え付けられた[[絹旗最愛>絹旗最愛(きぬはたさいあい)]]との間には浅からぬ因縁がある。
元からでもレベル4判定の強力な能力を持つが、
更に自身の能力を高めるために、自らの意思で[[サイボーグ]]化している。
用いられている技術は「[[木原印>AIM拡散力場制御義体]]」の研究を更に一歩進めた物で、
『欠落した部分を補う』のではなく、『必要な部分を取り入れる』ことで強化を行う。
サイボーグとはいえ全身を加工している訳ではなく、二本の腕を中心に、それを支える肩甲骨や、
上半身の各所に取り付けたコネクタなどが中心となり、それ以外の部分、特に下半身は生身のままである。
両腕は肩の部分から着脱可能であり、取り外した腕でも能力が使用できる。
体内の信号を操り、代謝に干渉して細胞単位で仮死状態になることもできるらしい。
精密機器を使っているため三年もてば良い方らしく、その度に手術を受けなくてはならないようだ。
いつも持ち歩くイルカの人形には能力使用の為の『腕』が大量に収納されており、
脇腹の接続口から右上半身にかけて取り付けられる。
『腕』は赤子のように小さく、バランスは歪で、質感はビニールなどの石油製品にも見える。
「人のような肌色で、作り物のような光沢で、堅く、滑らか」という、矛盾を体現したようなものである。
動作も普通の腕とは違い、「マネキンが球体関節に依らず動いた様な」動きを行う。
イルカの人形に収納されている『腕』はアンテナの役目も持つ『マスター』であり、
遠隔・接続問わず、その状態から更に無数の『スレイブ』を操ることが可能。
その能力はもはやレベル4の域ではなく、そうして規格外の能力を得た彼女は、
『[[強度(レベル)]]』という順序付けに対してもはや価値を覚えない。
また、頭の回転も良く多少見聞きした程度の知識で[[魔術>魔術(まじゅつ)]]を行使。
サイボーグは自分の体とそうでないものとの区別があいまいであることを利用し、対象物を無理やり「自分の体の一部」と設定した上で、肉体にかかる魔術の過負荷を対象物に転化して破壊するという攻撃的な応用方法を持ちいた。
しかし完全にリスクを退けられる程甘くはなく、その際にはダメージを受けながら三本の『腕』を失った。
なお、絹旗との戦闘で眼が悪くなっていた事に気付いた際に、「この眼も取り替えるか」と発言していることから、
自身の肉体を機械に置き換える事に対しては何のためらいも無い様子。
『暗部』という悪を極めた場所こそが世界の頂点であり、ここにこそ自分の求める全てがあると公言して憚らない。
[[一方通行>一方通行(アクセラレータ)]]に「何故自分が解体させたはずの、裏の仕事を続けているのか」と問われた際には、
「……世の中の全ての人間が、仲良しこよしになりてェとか思ってンじゃねェぞ」
と切り返した程。
第三次世界大戦終結時、一方通行の一方的な交渉によって『暗部』は解体されたが、
『暗部』からの解放を望まずそこに留まる事を求め、上層部の招集に従って『新入生』に参加。
『新入生』の中でも指導者的立場にあり、[[シルバークロース>シルバークロース=アルファ]]や構成員に指示を飛ばしている。
一方通行と[[浜面>浜面仕上(はまづらしあげ)]]らを結びつけ、上に『大きな一つの殺害対象』と認識させるため『新入生』を率い、[[フレメア>フレメア=セイヴェルン]]をつけ狙った。
浜面らを廃ビルまで追い詰めた所で[[『ファイブオーバー』>FIVE_Over.Modelcase_”RAILGUN”(ファイブオーバー モデルケース・レールガン)]]を含むシルバークロースの『コレクション』を投入して殲滅を図るが、
[[『ドラゴンライダー』>HsSSV-01『ドラゴンライダー』]]を利用して『ファイブオーバー』を掌握した浜面に[[ガトリングレールガン>Gatling_Railgun(ガトリングレールガン)]]で逆襲される。
とっさに窒素爆槍で防御を行うが、攻撃特化の能力を防御に転用したため対処しきれず敗北。
…するが、浜面らの隙をついて廃ビルに窒素爆槍を撃ち込み、廃ビルもろともフレメアを殺害しようとした。
だが、騒ぎを聞きつけて駆けつけた[[少年>上条当麻(かみじょうとうま)]]に窒素爆槍を打ち消され、『負の希望』を叩き折られて昏倒した。
その後着ているパンク系の服を応用した拘束状態で、上条の自室にあるユニットバスに幽閉される。
猫耳属性である。
猫耳云々について本人は激しく否定しているが、上条宅に乗り込んだ[[番外個体>番外個体(ミサカワースト)]]の
「へーい!! 『新入生』の根城いくつか襲ったら面白いオプションパーツ見つけちゃってさーっ!
これからあのクール系ナルシストガールをネコミミ肉球グローブで面白人体改造しちまおうぜーっ!!」
という叫びを聞いた黒夜が絶叫したことから、その類のパーツも用意されていたようである。
フレメア暗殺を防ぐためハワイに同行させられ利害の一致から上条らと共闘、
その後も[[アイテム]]の監視下に置かれるなどなし崩しに仲間のような扱いを受けている。
『新入生』再興のため『お偉方』の下働きをしてコネ作りに奔走していたが、
[[薬味久子>薬味久子(やくみひさこ)]]からの依頼の罠に気付くと同時に、フレメアと[[恋査>恋査(れんさ)]]に遭遇。
フレメア殺しのスケープゴートとして黒夜を利用しようとする恋査と戦闘になり、左腕を破壊される。
全身を負傷した状態で浜面と遭遇するも、彼からの共闘の提案を疑心暗鬼から深読みして誤解し、
恋査を倒せないばかりか浜面を負傷させてしまう。
だがそれを悔いた彼女の行動が、結果的に恋査から上条や浜面を救った。
この件をきっかけに、心境に変化が起きつつある。
機械化された身体に電気系能力者である番外個体は相性最悪であり、前述の件から「クロにゃん」と呼ばれ度々玩具にされる。
そんな彼女の弄りにとうとう泣かされてしまい、以降番外個体を恐れている。
他の周辺人物からも弄られキャラが定着しており、能力が効かない上条や因縁の相手である絹旗は無論、
端子にガムをかまされることでとうとう浜面にまで手玉に取られてしまった。
【口調】
相手を侮蔑するような乱暴な口調。能力使用時は一方通行の口調が伝染する(ア行小文字・ンが片仮名化)。
例)「ひっはは。変わってないねェ、絹旗ちゃンよォ」
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【種別】
人名
【初出】
新約一巻
【CV】
春野 杏
#contents
*【概要】
[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]の暗部組織、『[[新入生]]』の主要メンバー。
『[[暗闇の五月計画>暗闇の五月計画(くらやみのごがつけいかく)]]』の元被験者であり、レベル4の能力『[[窒素爆槍(ボンバーランス)]]』を持つ。
*【人物・性格】
黒髪黒目の十二歳の少女。
髪は肩甲骨の辺りまで伸び、アクセントのために耳元だけが金色に色を抜かれている。
黒い革と錨で出来たパンク系の衣装で身を包み、
白いコートをフード部分だけ頭に引っかけて、袖を通さず羽織っている。
また、常にイルカのビニール人形を傍らに持ち歩く。
『暗闇の五月計画』において「一方通行の攻撃性」を植え付けられたテストモデルであり、
実験当時、『成績』こそ高くなかったものの、攻撃性の一点においては最もオリジナルに近づいた存在。
なお、思考パターンの一部を植えつけられた関係上、
能力使用時は(実験当時の)一方通行の思考や言動に本来の人格も引き摺られてしまい、
本能的部分に齟齬が生まれ、細かい痛みへの危機感は存在するが、致命傷への恐怖が薄くなってしまっている。
本人曰く群集心理にも馴染めず、浮きやすい傾向があるらしい。
また、「攻撃性の付与に伴い凶暴化し、研究者を皆殺しにして『暗闇の五月計画』を破綻させた」という旨の発言をしているが、
これは『[[アイテム]]』が『暗闇の五月計画』の研究所を壊滅させた際に、犯人役としてコールドスリープから目覚めたばかりで混乱状態の彼女に自分が研究者を殺害したと思い込ませたからである。
同実験の被験者で、対極の「一方通行の防護性」を植え付けられた[[絹旗最愛>絹旗最愛(きぬはたさいあい)]]との間には浅からぬ因縁がある。
『暗部』という悪を極めた場所こそが世界の頂点であり、ここにこそ自分の求める全てがあると公言して憚らない。
[[一方通行>一方通行(アクセラレータ)]]に「何故自分が解体させたはずの、裏の仕事を続けているのか」と問われた際には、
「……世の中の全ての人間が、仲良しこよしになりてェとか思ってンじゃねェぞ」
と切り返した程。
なお、猫耳属性である。
猫耳云々について本人は激しく否定しているが、上条宅に乗り込んだ[[番外個体>番外個体(ミサカワースト)]]の
「へーい!! 『新入生』の根城いくつか襲ったら面白いオプションパーツ見つけちゃってさーっ!
これからあのクール系ナルシストガールをネコミミ肉球グローブで面白人体改造しちまおうぜーっ!!」
という叫びを聞いて絶叫していたことから、その類のパーツも用意されていたようである。
機械化された身体に電気系能力者である番外個体は相性最悪であり、上述の件から「クロにゃん」と呼ばれ度々玩具にされる。
ハワイではそんな彼女の弄りにとうとう泣かされてしまい、以降番外個体を恐れている。
他の周辺人物からも弄られキャラが定着しており、能力が効かない上条や因縁の相手である絹旗は無論、
端子にガムをかまされることでとうとう浜面にまで手玉に取られてしまった。
*【能力・スキル】
元からでもレベル4判定の強力な能力を持つが、
更に自身の能力を高めるために、自らの意思で[[サイボーグ]]化している。
用いられている技術は「[[木原印>AIM拡散力場制御義体]]」の研究を更に一歩進めた物で、
『欠落した部分を補う』のではなく、『必要な部分を取り入れる』ことで強化を行う。
サイボーグとはいえ全身を加工している訳ではなく、二本の腕を中心に、それを支える肩甲骨や、
上半身の各所に取り付けたコネクタなどが中心となり、それ以外の部分、特に下半身は生身のままである。
両腕は肩の部分から着脱可能であり、取り外した腕でも能力が使用できる。
体内の信号を操り、代謝に干渉して細胞単位で仮死状態になることもできるらしい。
精密機器を使っているため三年もてば良い方らしく、その度に手術を受けなくてはならないようだ。
いつも持ち歩くイルカの人形には能力使用の為の『腕』が大量に収納されており、
脇腹の接続口から右上半身にかけて取り付けられる。
『腕』は赤子のように小さく、バランスは歪で、質感はビニールなどの石油製品にも見える。
「人のような肌色で、作り物のような光沢で、堅く、滑らか」という、矛盾を体現したようなものである。
動作も普通の腕とは違い、「マネキンが球体関節に依らず動いた様な」動きを行う。
イルカの人形に収納されている『腕』はアンテナの役目も持つ『マスター』であり、
遠隔・接続問わず、その状態から更に無数の『スレイブ』を操ることが可能。
その能力はもはやレベル4の域ではなく、規格外の能力を得た彼女は
『[[強度(レベル)]]』という順序付けに対して価値を覚えない。
また、頭の回転も良く多少見聞きした程度の知識で[[魔術>魔術(まじゅつ)]]を行使。
サイボーグは自分の体とそうでないものとの区別があいまいであることを利用し、対象物を無理やり「自分の体の一部」と設定した上で、肉体にかかる魔術の過負荷を対象物に転化して破壊するという攻撃的な応用方法を持ちいた。
しかし完全にリスクを退けられる程甘くはなく、その際にはダメージを受けながら三本の『腕』を失った。
なお、絹旗との戦闘で眼が悪くなっていた事に気付いた際に、「この眼も取り替えるか」と発言していることから、
自身の肉体を機械に置き換える事に対しては何のためらいも無い様子。
*【作中での行動】
第三次世界大戦終結時、一方通行の一方的な交渉によって『暗部』は解体されたが、
『暗部』からの解放を望まずそこに留まる事を求め、上層部の招集に従って『新入生』に参加。
『新入生』の中でも指導者的立場にあり、[[シルバークロース>シルバークロース=アルファ]]や構成員に指示を飛ばしている。
一方通行と[[浜面>浜面仕上(はまづらしあげ)]]らを結びつけ、上に『大きな一つの殺害対象』と認識させるため『新入生』を率い、[[フレメア>フレメア=セイヴェルン]]をつけ狙った。
浜面らを廃ビルまで追い詰めた所で[[『ファイブオーバー』>FIVE_Over.Modelcase_”RAILGUN”(ファイブオーバー モデルケース・レールガン)]]を含むシルバークロースの『コレクション』を投入して殲滅を図るが、
[[『ドラゴンライダー』>HsSSV-01『ドラゴンライダー』]]を利用して『ファイブオーバー』を掌握した浜面に[[ガトリングレールガン>Gatling_Railgun(ガトリングレールガン)]]で逆襲される。
とっさに窒素爆槍で防御を行うが、攻撃特化の能力を防御に転用したため対処しきれず敗北。
…するが、浜面らの隙をついて廃ビルに窒素爆槍を撃ち込み、廃ビルもろともフレメアを殺害しようとした。
だが、騒ぎを聞きつけて駆けつけた[[少年>上条当麻(かみじょうとうま)]]に窒素爆槍を打ち消され、『負の希望』を叩き折られて昏倒した。
その後着ているパンク系の服を応用した拘束状態で、上条の自室にあるユニットバスに幽閉される。
フレメア暗殺を防ぐためハワイにも同行させられ、利害の一致から上条らと共闘、
その後も[[アイテム]]の監視下に置かれるなどなし崩しに仲間のような扱いを受けている。
『新入生』再興のため『お偉方』の下働きをしてコネ作りに奔走していたが、
[[薬味久子>薬味久子(やくみひさこ)]]からの依頼の罠に気付くと同時に、フレメアと[[恋査>恋査(れんさ)]]に遭遇。
フレメア殺しのスケープゴートとして黒夜を利用しようとする恋査と戦闘になり、左腕を破壊される。
全身を負傷した状態で浜面と遭遇するも、彼からの共闘の提案を疑心暗鬼から深読みして誤解し、
恋査を倒せないばかりか浜面を負傷させてしまう。
だがそれを悔いた彼女の行動が、結果的に恋査から上条や浜面を救った。
この件をきっかけに、心境に変化が起きつつある。
*【口調】
相手を侮蔑するような乱暴な口調。
能力使用時は一方通行の口調が伝染する(伸ばすア行が小文字カタカナ化・ンがカタカナ化。名前や蔑称以外ではオマエ)。
例)「ひっはは。変わってないねェ、絹旗ちゃンよォ」
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