【種別】 [[霊装>霊装(れいそう)]] 【初出】 十八巻 【解説】 その名が示す通り、外部から干渉することで魔道図書館『[[禁書目録>禁書目録(インデックス)]]』に仕掛けられた『[[自動書記>自動書記(ヨハネのペン)]]』を強制起動させる代物。 ただし、原典の汚染までは回避することが出来ないらしく、その使用はあくまでも最終手段。 『[[王室派]]』と『[[清教派]]』のトップだけが持つ秘蔵の品であり、 女王である[[エリザード]]、最大主教である[[ローラ>ローラ=スチュアート]]などごく一部の人間しかその存在を知らされていなかった。 第二王女である[[キャーリサ]]は噂程度に聞いてはいたようだが、あくまで噂だと考えていた。 王室派が保有していた物は[[バッキンガム宮殿]]の中に安置されていたが、 誰一人としてこの霊装の存在を知らなかったために、持ち出されることもなく放置されていた。 エリザード曰く、インデックスの基本的人権を保障する為に設けられた複数の安全装置の一つ。 『これは完全に制御できる安全なものだ』と示すことで、 逃走を回避するための[[処刑塔>処刑塔(ロンドンとう)]]への永久的な幽閉、四肢の切断、 万が一敵方に奪取された場合の『危険だから殺害したほうが安全』といった極論的な「非人道的な防衛手段」を回避するために策定された。 [[フィアンマ]]が戦争を煽り、暗躍していたのはこの霊装を強奪するためであり、 英国内がクーデターでゴタゴタしている最中、ついに奪取されてしまう。 [[上条>上条当麻(かみじょうとうま)]]の前で実際にインデックスを操って見せたが、 これを構成する重要な因子である『[[首輪]]』が上条の[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]によって破壊された後、 『首輪』無しでの使用を実験していなかったためか、 フィアンマが使用した際はインデックスの体に非常な負荷がかかり、意識不明となってしまった。 なお、『首輪』が破損状態であっても、ある程度まで肉体の外部制御を可能とし、 調整して出力を上げさえすれば10万3000冊の[[魔道書>魔道書(まどうしょ)]]を自在に引き出せるほどの強制力を持つ。 【コメント】 十九巻で[[エイワス]]の述べた「禁書目録に関するもの」はこれだと思われる。