【種別】 個体名 【初出】 新約六巻 【解説】 [[垣根帝督>垣根帝督(かきねていとく)]]が進化した[[未元物質>未元物質(ダークマター)]]を用いて作り出した『[[白いカブトムシ]]』の内の一機。 垣根の下した、 「作戦行動に支障をきたす要因を残らず撃破しろ」 との口頭オーダーに従って[[打ち止め>ミサカ20001号(最終信号・打ち止め)]]や[[浜面仕上>浜面仕上(はまづらしあげ)]]達を追撃したが、 同時に出撃した各機の間でオーダーの解釈に齟齬が発生した際、 「現状、浜面達に脅威を感じられないことから、作戦を続行することでオーダーリスト全体が崩壊する危険がある」 と判断し、同系機種と敵対して浜面達を守る側に付くことになった。 どうあっても打ち止めと[[フレメア=セイヴェルン]]を救おうと努めるが、 「ターゲットを確実に殺害せよ」という殺害命令から根本的に逃れようとするには、 マスターである「垣根帝督」以外のパーソナリティを入手する以外には術が無く、 所詮スレーブである自身が垣根帝督という柱を失えば、瞬間的に空中分解してしまうという難題を抱えてしまう。 しかし「カブトムシ05には、殺害命令を拒む事はできない。」という絶対的な公式を、 「自身が垣根帝督と成り、すべてのシステム権限を得る」という『垣根帝督というプリセットに無い解法』を編み出し、 その影響でカブトムシの形状は完全に崩壊したが、その直後に「垣根帝督」と名乗る緑色の瞳をした白い少年と成り、 「垣根帝督という全てのシステム権限」を得た。 さながら妹達のように自身の様々な意思がそれぞれの肉体に現れていたようで、 そもそもマスターである「垣根帝督」が本当の垣根帝督であった保証などどこにもないとのこと。 ----