【種別】 事件 【初出】 劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟- 【解説】 本編開始の3年前、[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]・[[第二三学区]]で発生した事故。 その規模の大きさに対して犠牲者が出なかったことから、『88の奇蹟』とも語り継がれている。 スペースプレーンでの宇宙旅行を実現した[[オービット・ポータル社]]による開業記念試験飛行の際、 帰還直前の[[オリオン号]]がスペースデブリと接触、 エンジンブロックに損傷を受けたことで大事故に発展する。 第二三学区の飛行場へ不時着を果たしたオリオン号は、 着陸のショックにより損傷したエンジン部と機体客席部が分断されたことで、 その被害は最小限のものとなり、乗客乗員88名が奇蹟的に生還した。 この大事故により学園都市のスペースプレーン計画は凍結、 オービット・ポータル社は航宙事業からの撤退を余儀なくされた。 しかし、後に機長を務めていた[[ディダロス=セクウェンツィア]]が死亡していたことが発覚。 理由や原因は不明だが、「[[居ないはずの89人目>鳴護アリサ(めいごありさ)]]」が存在したことが判明した。 世間は既に『88の奇蹟』の話題で持ちきりだった為に、事情を知る者達は風聞を恐れ、 機長死亡の事実を黙殺し、一般に発表しないまま現在に至る。 機長の娘で同機にも搭乗していた[[シャットアウラ=セクウェンツィア]]は、 自分が墜落の際に安易に願った奇蹟の結果、 父は死亡し、その事実すら無いことにされてしまったという現実から、 『奇蹟』という言葉・現象を認めず、憎悪することになった。 ----