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サンジェルマン」を以下のとおり復元します。
【種別】
人名(劇中でのアルファベット表記はSt.Germain)

【元ネタ】
18世紀頃にヨーロッパに実在した記録がある(あるいは、今なおどこかに存在する?)貴族、Comte de Saint-Germain。
本編でも語られるような数多の伝説を持ち、かのナポレオン3世が関心を抱いて関係する資料を警察に集めさせたほど。
これらの資料は火災により全て焼失しており、サンジェルマンの足跡の殆どは現代では失われている。

【初出】
新約12巻

【解説】
[[魔術師(まじゅつし)]]として究極の力を持ちながら、[[魔神(まじん)]]の一員に加わるのを拒んだ人物。自称「第三の分類」。
ダイヤモンドの傷を直したという伝承に由来する[[シャンボール]]という術式を使う。

[[オティヌス]]の説明によれば、まずサンジェルマンに関する伝説や噂話が存在し、その伝説を再現する具体的な手法が確立された結果が
ここで言う「サンジェルマン」なのだという([[死霊術書(ネクロノミコン)]]に似た成立経緯である)。
確立後、他人に人格を感染・増殖させることで西暦500年あたりから現在まで活動を続けてきた。感染された人間は、総じて燕尾服に片眼鏡という揃いの服装に変化する。
どれだけ増殖しても全個体は完全に同期・並列化されている。劇中で出番が多い金髪の個体も「本体」ではなく、
単に外見が[[フレンダ>フレンダ=セイヴェルン]]に似ているというだけの理由で[[偽藍花>加納神華(かのうしんか)]]との交渉役に選ばれたに過ぎない。

あくまで「感染からの個体の同期・並列化」までを成功とみなしている事から、個々の研磨を怠っており、視覚などによる知覚は割と雑な傾向がある。
感染された人間は魔術を行使できるため、その圧倒的な物量は『シャンボール』の術式の特性と[[ダイヤノイド]]という地の利も相まって[[上条当麻>上条当麻(かみじょうとうま)]]に苦戦を強いた。
感染者の中には能力者も混じっていたようで、超能力者の魔術使用による副作用で負傷(ひどければ死亡)してしまう個体もあった。

その目的は「上条当麻の目の前で藍花を死なせる事で上条当麻の性質を歪める」という魔神らに対する嫌がらせである。
偽藍花を唆し、あらかじめ用意していた[[アンの盾]]と呼ばれる霊装でもって、間接的な偽藍花の殺害を画策していたが、フレンダ=セイヴェルンの『遺産』によって失敗した。
[[インデックス>禁書目録(インデックス)]]に感染経路を断たれて増殖が不可能になり、最後は加納の拳で撃破された。
自分に都合の良い嘘をつき、その嘘に合わせて自分の頭の中を書き換え続けてきたことを考えると、
西暦500年あたり云々はかなり怪しい。さらに言えば「こいつ」が本当にサンジェルマンだったのか?という疑問すら残る。
とはいえ[[オティヌス]]も知らなかった魔神の襲来やその目的を知っていたことから、特異な存在だったのは確かであろう。
[[僧正]]曰く、何度[[位相]]を操作して世界を改変しても、必ずどこかのタイミングで自然発生してくる厄介な存在だったらしい。

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