【種別】 タロット・[[魔術>魔術(まじゅつ)]]・[[魔道書>魔道書(まどうしょ)]] 【元ネタ】 [[トート・タロット - Wikipedia>https://ja.wikipedia.org/wiki/トート・タロット]] 【初出】 新約十四巻 【解説】 イエイツや[[メイザース>サミュエル=リデル=マクレガー=メイザース]]と並び、[[黄金夜明>黄金夜明(S∴M∴)]]の中心人物であった[[クロウリー>アレイスター=クロウリー]]が創作したとされるタロット。 『トート式』とも呼ばれ、エジプト神話の神の名を引用するのが特徴的。 また、クロウリーが自身の思想を説明する際に[[イシス、オシリス、ホルスの時代(アイオーン)>オシリスの時代]]という言葉を使っている。 一般に知られる[[『黄金』系タロット>GDタロット]]は神の子の誕生から処刑、復活までを描く事で、 その力の一端を引き出そうとする意味合いが強く、 タロットの「愚者」から「宇宙」までの大アルカナ22枚は[[セフィロトの樹]]を繋ぐ22本のパスと同期していて、 人の身で神の領域に踏み込む術を獲得しようとする意味を持つ。 つまりあくまで、これらは[[十字教>十字教(じゅうじきょう)]]で説明できる範囲内の奇跡であるという。 しかし、トートタロットは同じ樹を基盤にしながら少し事情が違う。 こちらは十字教の誕生からその壊滅、(つまりハルマゲドンの到来) そして十字教壊滅後に現れる『次なる時代』の謳歌までを記した特殊な配列らしい。 つまりは神の領域に届くのではなく、神の領域たる『閉塞した天井』を破壊し、 さらにその上のステージへ人間を押し上げるためのカードセットであるという。 [[ネフテュス]]曰く「教皇庁からすれば恐るべき不遜といった所」との事。 また、クロウリーが使用する人工知能『[[問答型思考補助式人工知能(リーディングトート78)]]』の中枢には、 このタロットが組み込まれている。 後に『リーディングトート78』は[[ミナ=メイザース]]を模倣した人格を発生させ、 魔道書でありながら、「自我」を持つようになった。 【関連】 →[[問答型思考補助式人工知能(リーディングトート78)]] →[[ミナ=メイザース]] →[[GDタロット]] 【備考】 「人の身で神の領域」「さらにその上のステージへ人間を押し上げる」などなど、 [[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]の[[SYSTEM>神ならぬ身にて天上の意思に辿り着くもの(SYSTEM)]]や[[神上>神上(かみじょう)]]を彷彿とさせるものがある。 ----