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プラン」を以下のとおり復元します。
【種別】
計画

【初出】
六巻
存在自体は一巻から

【概要】
[[アレイスター=クロウリー]]が進める計画。
『とある魔術の禁書目録』という作品の根幹をなす概念でもある。
『手順(プラン)』、『計画(プラン)』とも表記される。

その目的は「あらゆる[[位相]]を破壊して[[魔術>魔術(まじゅつ)]]を絶滅させ、
人間が[[位相の生み出す悲劇>火花]]に振り回されることのない、まっさらな世界を作る」こと。
アレイスターはこれを達成するため、「形を変えた[[僧院>テレマ僧院]]」たる[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]を構築し、
[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]、「ベクトル制御装置」[[一方通行>一方通行(アクセラレータ)【能力名】]](予備として[[未元物質>未元物質(ダークマター)]]が存在)、[[ミサカネットワーク]]などを利用して、
[[虚数学区・五行機関>虚数学区・五行機関(きょすうがっく・ごぎょうきかん)]]、ならびに[[エイワス]]の制御法の確立を目論んでいる。
[[オティヌス]]によれば「宗教に依らない科学の世界(純粋なる物理法則の世界)を直接いじくる」ことを目的としているらしい。

アレイスター曰く、基幹となっている[[フォーマット>オシリスの時代]]を除けば、その思想は[[フィアンマ]]の[[プロジェクト=ベツレヘム]]と似通っていたという。
さらに曰く、
 「異形の力で満たされた神殿を用意し、その中で右腕の力を精錬し、
 その力でもって位相そのものの厚みを再調整し、結果として世界を変ずる思想」
という点で共通していたらしく、幻想殺しの本質を理解できていれば、フィアンマもアレイスターと同じ行動をとっていたかもしれなかったらしい。

[[垣根帝督>垣根帝督(かきねていとく)]]によれば、「アレイスターは複数のプランを同時に進めている」らしく、
仮に一つのプランが詰まったとしても、並行する別ラインに一度軌道を乗せ換え、あみだくじのように最終的に元のプランに戻しているという。
また、土御門の考察によれば、どの道プランは最終的には達成されるにも関わらず、
アレイスターは[[上条当麻>上条当麻(かみじょうとうま)]]や[[一方通行>一方通行(アクセラレータ)]]の引き起こす、プランに影響しない範囲でのイレギュラーな事件を逆に利用し、
誤差を修正するどころか完了までの膨大な時間を短縮しようとしているらしい。
しかし[[第三次世界大戦]]において上条がアレイスターの管理下から離れたことで、『プラン』に許容できない誤差が発生。
修正方法が不明なためアレイスターはしばらく行動が取れなくなり、上条の回収や[[ラジオゾンデ要塞]]への対処も遅れることとなった。
[[浜面仕上>浜面仕上(はまづらしあげ)]]、[[木原加群>木原加群(きはらかぐん)]]、[[上里翔流>上里翔流(かみさとかける)]]らは、プランに利用できないイレギュラー因子であったらしい。
[[ドレスの少女]]曰く、浜面は本来10月9日の暗部抗争で死亡する予定だったが、アレイスターの想定と裏腹に生き残ってしまった、
プランに利用不可能な「真のイレギュラー」なのだという。

その後、[[コロンゾン]]の侵攻により『プラン』は完全に破綻・遂行不可能となり、学園都市は放棄されることとなった。
曰く、アレイスターが[[窓のないビル]]の外に出た時点で「修正の範囲を超えた」らしく、
その後のアレイスターはコロンゾンの殲滅と娘二人の保護を目的に行動している。

そもそもこの計画がなければ学園都市や能力者は存在せず、
同時に本編主人公たる上条も右手の力に気付かなかったであろうことを考えると、
この計画はまさしく「とある」シリーズそのものの根幹を成していると言える。

【備考】
『プラン』の目的自体は新約18巻で明かされたものの、
「幻想殺しや一方通行(ないし未元物質)はプランの中でどのような役割を持っていたのか」
「旧約22巻でプランとの関係が示唆された『[[神浄>神浄(かみじょう)]]』とは何なのか」など、
「そもそもどのような手順・プロセスを経て執行される予定だったのか」など、未だ不明瞭な点が多い。
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