【種別】 道具 【初出】 一巻 【解説】 [[魔術>魔術(まじゅつ)]]を使う場合、 自分の血管や神経に魔力を通し、身振り手振りで記号を示すだけでも魔術は発動するが、 より精密な手順が求められる場合、専用の道具を用いることもある。 この専用の道具を霊装という。 バードウェイの話によれば、前者をフリーハンドで直線を引くものだとすれば、 後者は定規という道具を使って直線を引くような物らしい。 例えば聖人崩しのように「槍にまつわる伝説」を参考に魔術を使用する場合、実際に槍を使った方が効率が良い。 霊装は必ずしも伝説の品そのものである必要はなく、[[形と役割さえ整っていれば>偶像の理論(ぐうぞうのりろん)]]ビニール傘などでも機能する。 代表的なものとして[[歩く教会]]や[[使徒十字>使徒十字(クローチェディピエトロ)]]がある。 武装の場合は効果によって級がついている模様。 神様関連で、聖具とも呼ばれるものになると1000年経っても代用がきかないとか。 霊装そのものはあくまで道具に過ぎず、自力で魔力を精製することはできない。 そのため基本的に魔術師が体内の魔力を流しこんで循環させることで初めて霊装は効果を発揮する。 とはいえ、「遠距離から魔力を注ぐ」「魔力を内部で循環させる」といった抜け道もあり、 [[歩く教会]]のように何もしなくても持続するタイプのものもある。 その場合、[[魔術師>魔術師(まじゅつし)]]や[[超能力者>超能力者(ちょうのうりょくしゃ)]]でも問題なく使用できる。 使用されていない時でも何らかの異能を帯びているらしく、[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]に触れると破壊される。 ----