【種別】 [[魔術>魔術(まじゅつ)]] 【元ネタ】 魔女狩りと異端審問を活発化させたことで知られるローマ教皇、「インノケンティウス8世」と思われる。 [[Wikipedia - インノケンティウス8世>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8E%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A6%E3%82%B98%E4%B8%96_(%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E6%95%99%E7%9A%87)]] 【初出】 一巻 【解説】 [[ステイル=マグヌス]]が使用する術式にして、切り札。 教皇級と評される魔術であり、その意味は『必ず殺す』。 摂氏3000度の炎で形成された巨人を生み出し、意思のままに操る。 外観は重油のような黒くドロドロとした人型の芯を軸に、真紅の炎が燃え盛っている。 その高温により接触したモノを焼き尽くし、巨人自体も拳や炎で出来た十字架を武器として振りまわす。 さらに体を爆発させて爆風や衝撃波を起こし広範囲攻撃も可能と、圧倒的な破壊力を誇る。 周囲に刻んだ[[ルーン>ルーン文字]]が核となっているため巨人をいくら攻撃しても意味は無く、 ルーンを消さない限り無限に再生を繰り返す。 再生速度も『[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]』の消去を上回るほど早く、似たような特性を持つ[[竜王の殺息>竜王の殺息(ドラゴンブレス)]]を受け止めたこともある。 基本的には術者であるステイルの隣に寄り添うように現れるが、 事前にルーンを設置して、ステイルのいない場所でも自動的に発動するように仕掛けることも出来る。 ただしその場合、ステイル自身は近くで「魔女狩りの王」を使えなくなる。 強力さのため事前準備に時間と労力が必要で、大量の[[魔力>魔力(まりょく)]]を消費するのが欠点。 また、元々[[インデックス>禁書目録(インデックス)]]を守る為に得た拠点防衛向きの魔術であるため、追撃戦は不得手。 『[[法の書]]』事件での[[アニェーゼ部隊]]との戦闘では、 [[天草式>天草式十字凄教(あまくさしきじゅうじせいきょう)]]の魔術師達の協力により、 結界の礎となるルーンの配置自体を[[魔法陣>魔法陣(まほうじん)]]化してパワーアップ。 通常よりも炎の密度や威圧感が増し、さらに背からは無数の翼が生えるというハイパーイノケンティウスとでも呼ぶべき代物となった。 ただ、天草式の見立て無しには成立しない術式なので、現段階ではステイル単独での行使は不可能。 さらに[[第三次世界大戦]]での[[自動書記>自動書記(ヨハネのペン)]]戦では、 [[聖ジョージ大聖堂]]地下に保管されていた様々な[[霊装>霊装(れいそう)]]の力を借り三体同時の召喚を敢行。 足りない魔力は三位一体の構造をとらせることで消耗を低減した。 【詠唱】 世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ(MTWOTFFTOIIGOIIOF) それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり(IIBOLAIIAOE) それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸なり(IIMHAIIBOD) その名は炎、その役は剣(IINFIIMS) 顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ(ICRMMBGP) ----