【解説】
オッレルスが操る『説明できない力』。
その一切が表現不能、説明不能、理解不能な謎に満ちた攻撃術式。
本来の伝承に登場する王座には存在しない攻撃機能を強引に利用することで、
術式を一層『説明できないもの』へと進化させている。
攻撃の範囲や威力の定義すら曖昧なまま放たれる『説明できない現象』は、攻撃対象に何が起きたか全く理解させず、
どのくらい移動すれば回避したことになるのかもあいまいなため、回避も困難。
実際に吹き飛ばされた
削板は、
肉体の表面から芯まで、その全てに均等に浸透する不自然なダメージを受けた。
さらに、説明や理解できる類の行動を全くせずに発動させる(ノーモーション)ため、敵対する者にとっては厄介極りない。
魔術に属する力だが、「『説明できない力』を振るう」という意味では削板の能力に近い部分があり、力もそう大差ないらしい。
オッレルスが言うには、『説明のできない力』と自覚しているか否かで実力に差が生じているようだ。
なお、削板との戦闘で使ったものは不完全なものらしいが、それでも彼を圧倒している。