「破滅の枝(レーヴァテイン)」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

破滅の枝(レーヴァテイン) - (2011/10/26 (水) 02:49:35) のソース

【種別】 
[[霊装>霊装(れいそう)]]

【元ネタ】 
北欧神話に登場する、同名の魔剣(杖)から。
[[Wikipedia「レーヴァテイン」>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%86%E3%82%A4%E3%83%B3]]

【初出】 
[[とある魔術の禁書目録SS]]第三話

【解説】 
[[リチャード=ブレイブ]]が所持している、北欧神話最強の武具の名を冠した霊装。
もちろん本物では無く西洋剣にルーン文字を刻んで作られたレプリカ的な物。
刻まれた文字は「sowulb」「gebo」「kenez」「ansuz」「laguz」「uruz」などが確認でき、
文字列を強引に読むと「sgkalu」(スグクアンウ)、『魔術を使って太陽を得た松明』という意味を持つ。
剣をベースにしているが、リチャード自身は神話になぞらえて「剣」ではなく「枝」と呼ぶ。

全てを焼き尽くすという神話を再現しているのか、
この霊装を振るうことで起こされる炎は、本来燃えないはずのものまで可燃物のように燃焼させる。
アスファルトやコンクリートのような不燃物を始め、
[[ステイル>ステイル=マグヌス]]や[[テオドシア>テオドシア=エレクトラ]]の放った魔術の「炎」まで焼き尽くすことが可能。

その威力の秘密はビタミンB2で標的に刻印した、
「木材(eihwaz)」「白樺(berkana)」「干草(wunjo)」などのルーン。
それらを別途用意した霧吹き等でスタンプのように刻むことで、
どんな物質でも「極端に燃焼しやすく」し、
そこに着火させることであたかも万物を焼き尽せるかのように装っていた。
霊装自体は炎を発生させる以外にも、
「不可視の塗料を用いて記されたルーンを紫外線で照らし出し、起動させる端末」の役目を持つ。
なお、「sgkalu」のルーンが用いられているのは、
あくまで「紫外線によってビタミンB2の刻印を適時浮かび上がらせる」ためであり、
「sgkalu」の文字自体には炎の威力を上げるような効果は無い。

リチャードが自身の全てを賭けていたほど強力な霊装だが、
ルーン印可に用いるビタミンB2の仕組みが「科学サイドの領分を侵した」と見なされ、
[[イギリス清教]]上層部から『条約』違反として処分対象となってしまう。
この事が彼がイギリス清教を離反する原因となった。
----