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結標淡希(むすじめあわき) - (2018/04/06 (金) 05:01:31) のソース

【種別】
人名

【初出】
八巻
案内人としては六巻で出ている

【CV】
櫻井浩美

【解説】
[[霧ヶ丘女学院>霧ヶ丘女学院(きりがおかじょがくいん)]]二年生の少女。
能力は空間移動能力の一種『[[座標移動>座標移動(ムーブポイント)]]』。大能力者(レベル4)の認定を受けている。
[[アレイスター>アレイスター=クロウリー]]の命令で、[[イギリス清教]]のエージェントである[[ステイル>ステイル=マグヌス]]、多重スパイである[[土御門>土御門元春(つちみかどもとはる)]]など、
VIP連中を[[窓のないビル]]の内部に運ぶ『案内人』を務めており、その関係で『[[プラン]]』に関わる情報も幾つか知っていた。

髪型はお下げ髪のように耳より低い位置で左右に結った髪を、自分の背中の方へと流している。
(作品内では、二つに結われた髪は、共に細長く尖っているように描かれている)
冬服のミニスカートに金属製のベルトを付け、桃色の布で胸を隠しただけの上半身にブレザーを引っかけている。

自由度の高すぎる能力に基準をつけるため、使用する際に警棒兼用の軍用懐中電灯を軽く振るう。
二年前のカリキュラムにおいて転移座標の計算ミスにより片足が壁にめり込み、
それを不用意に引き抜いてしまったことで密着していた足の皮膚が削り取られるという大怪我を負った。
この事故がトラウマとなり、それ以来自分への能力作用には体調を狂わせるほどの激しい精神的消耗が伴っている。 
またそのことが原因で、強大な能力を持ちながらも[[超能力者>超能力者(レベル5)]]認定はされていない。 
やりようによってはレベル5とも戦えそうだと初春は見ていた。
なお10月17日時点では少年院の件でトラウマを完全に乗り越えた結果か、自身の転移も軽々と行うまでになっている。

その望むままに人を傷付けることすらできる強大な能力から、過去には力に怯えていたこともある。
それでも自分が力を得る必要性が何かあったのだろうと我慢していたが、
量産能力者(レディオノイズ)である[[妹達>妹達(シスターズ)]]たちの結果を知って、
人以外にも能力が宿る可能性がありうることを知り、
「何故自分にこんな力があるのか」 「何故自分である必要性が」 という疑問を共に抱いた仲間の能力者達と共に、
『[[樹形図の設計者>樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)]]』を再構築して
「人間以外が能力を持つことが可能かどうか」の演算を行うことを計画し、
[[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]外部の[[組織>科学結社(Asociacion de cienia)]]と接触していた。 
“[[残骸>残骸(レムナント)]]”争奪戦の中心人物だったが、[[白井黒子>白井黒子(しらいくろこ)]]との戦いの中で、
『自分が人を傷つけてしまうのは能力のせい』という自分の根幹を
『己の不幸を能力のせいにして安心しているだけ』と否定される。
最後には黒子を能力ではなく銃で止めを刺したことから
『今まで人を傷つけてきたのは能力ではなく自分自身』だということを悟り、自分で否定してしまったことで精神が不安定になり能力が暴走。
もはや本来の目的を失い、外部組織に[[残骸>残骸(レムナント)]]を渡すことだけを目的とし自我を保っていたが
外部組織も[[警備員>警備員(アンチスキル)]]に壊滅され、
路頭に迷っているところを騒ぎに乱入して来た[[一方通行>一方通行(アクセラレータ)]]に倒される。
その後、彼女の後を追ってきた[[上条>上条当麻(かみじょうとうま)]]の手により救急車で病院に搬送されている。
なお、この際に一方的に蹴散らされたことが新たなトラウマになり、
[[低周波振動治療器]]の補助がなければ制御できなくなるほどに能力が不安定化している。

残骸の件以降、共に事件を起こした結標本人以外の能力者の仲間たちは
少年院の特殊房に入れられたため、事実上学園都市に人質を取られている状態となっており、
彼らを救う為に特殊な器具を用いることで不安定な能力を“補強”し、[[グループ]]の一員として暗躍中。
だったが、第三次世界大戦以後、一方通行と学園都市上層部との取引により暗部が解体されたことを受け
彼女の仲間たちも解放、彼女自身も暗部を抜けて今は一介の女学生に戻っている。
ちなみに[[霧ヶ丘女学院>霧ヶ丘女学院(きりがおかじょがくいん)]]からは留学扱いとされ、現在はどういう経緯か[[小萌先生>月詠小萌(つくよみこもえ)]]の家に厄介になっている。

十五巻ではアレイスターの殺害を目論んだ[[ブロック]]に『案内人』である結標とその交渉材料として仲間たちが狙われた。
しかし守るべき仲間を救うために[[AIMジャマー]]の影響下であるにも関わらず補助器具を引き剥がし、
照準用の懐中電灯も放り捨て、自身のトラウマをも乗越えて能力を行使し、[[手塩>手塩恵未(てしおめぐみ) ]]との戦闘に勝利する。
そして、その時に起きた事実と芽生えた感情を強く心に刻みつけ、必ず仲間を救い出す決意をし、[[グループ]]と共に再び動き出す。

十九巻においては、[[グループ]]の他のメンバーからあからさまなショタコン女呼ばわりされる。
この時かなり慌てふためいていた事からして、本当にそうなのかもしれない。
超電磁砲(コミックス版)第73.5話には本格的にそういう描写がある。
[[男子小学生>美山写影(みやましゃえい)]]に自らの保有するランドセルを背負わせようとしたり、自宅に誘って宿泊させようとしたりとかなりアレな人。

また、元[[迎電部隊(スパークシグナル)]]との戦闘の際、
[[一方通行>一方通行(アクセラレータ)]]を直接見えない80メートル先の地下空間に[[座標移動>座標移動(ムーブポイント)]]させたり、そこからまた回収していることから、
直接見えなくとも距離と方向さえ分かっていればそこそこの精度で転移が可能なようだ。

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