【種別】 [[魔術>魔術(まじゅつ)]] 【元ネタ】 おそらく北欧のサガ『蛇舌グンラウグのサガ』に登場するバイキングのベルセルク『ソーロルム』のもつ、 どんな武器でもなまくらにしてしまう能力のこと。 伝承でグンラウグはソーロルムとの決闘の際に、 グンラウグに剣を見せた後に隠し持っていた別の剣を使うことで勝利している。 【初出】 十八巻 【解説】 [[騎士団長>騎士団長(ナイトリーダー)]]がかつて[[友>ウィリアム=オルウェル]]から受けた不意打ちの教訓として用意した、 ソーロルムという北欧の戦士の伝承を元にした魔術。 その効果は、魔術、科学問わずに術者が認識した武器による攻撃の威力を「ゼロにする」というもの。 効果時間はおよそ10分ほどで、その間対象は「ゼロ」のままとなる。 対象が飛び道具であるならば時間関係なく発動と同時に落下して使い物にならなくなるし、 爆弾などの場合は効果時間が過ぎても再度起爆をするきっかけを与えなければ機能しないままとなる。 作中では[[アスカロン]]による多種多様な攻撃や[[唯閃>唯閃(ゆいせん)]]、 [[バンカークラスター]]による爆撃などを無力化した。 なお、当然ながら武器を介さない攻撃や魔術には無効であるし、 「認識した武器」という性質上、 武器を認識できなかった(見えなかった)場合や 対象を武器として認識できなかった場合にも効果を発揮できない。 また、王室関係者を術式の例外に設定しているため、 [[カーテナ>カーテナ=オリジナル]]による攻撃やそこから派生する諸現象にも通用しない。 また、歴史の関係上フランス王家(国家指導者)に対しての設定も曖昧で、 現国家首脳たる『[[傾国の女]]』にも無効化されてしまった。 さらに、扱える術式有効範囲には上限があるようで、 [[天使]]クラスの規格外のテレズマともなると、 たとえ武器と認識できたとしても完全に「ゼロ」にしきれないようだ。 ----