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『自動書記』の遠隔制御霊装 - (2010/10/28 (木) 17:39:47) のソース

【種別】
[[霊装>霊装(れいそう)]] 

【初出】
十八巻

【解説】
魔道図書館『[[禁書目録>禁書目録(インデックス)]]』に仕掛けられた『[[自動書記>自動書記(ヨハネのペン)]]』に外部から干渉し、
強制起動させることで知識を引き出す事が出来る代物。
ただし、原典の汚染までは回避することが出来ないらしく、その使用はあくまでも最終手段。
『[[王室派]]』と『[[清教派]]』のトップだけが持つ秘蔵の品であり、
女王である[[エリザード]]、
最大主教である[[ローラ=スチュアート]]など、ごく一部の人間しかその存在を知らされていなかった。
第二王女である[[キャーリサ]]は噂程度に聞いてはいたようだが、あくまで噂だと考えていた。
王室派が保有していた物は[[バッキンガム宮殿]]の中に安置されていたが、
誰一人としてこの霊装の存在を知らなかったために、持ち出されることもなく放置されていた。

エリザード曰く、インデックスの基本的人権を保障する為に設けられた複数の安全装置の一つ。
『これは完全に制御できる安全なものだ』と示すことで、
逃走を回避するための[[処刑塔>処刑塔(ロンドンとう)]]への永久的な幽閉、四肢の切断、
万が一敵方に奪取された場合の『危険だから殺害したほうが安全』といった、
極論的な「非人道的な防衛手段」を回避するために策定された。

[[フィアンマ]]が戦争を煽り、暗躍していたのはこの霊装を強奪するためであり、
英国内がクーデターでゴタゴタしている最中、ついに奪取されてしまう。
[[上条>上条当麻(かみじょうとうま)]]の前で実際にインデックスを操って見せたが、
これを構成する重要な因子である『[[首輪]]』が上条の[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]によって破壊された後、
『首輪』無しでの使用を実験していなかったためか、
フィアンマが使用した際はインデックスの体に非常な負荷がかかり、意識不明となってしまった。

なお、『首輪』が破損状態であっても、ある程度まで肉体の外部制御を可能とし、
調整して出力を上げさえすれば10万3000冊の[[魔道書>魔道書(まどうしょ)]]を自在に引き出せるほどの強制力を持つ。
その後完全な調整を施した事に加え、『遠隔操作を行う』という機能を利用し、
[[御使堕し>御使堕し(エンゼルフォール)]]を元に構築した術式で召喚した[[ミーシャ>ミーシャ=クロイツェフ]]を操るデバイスとして利用された。
その際に杖のような形状の棒に接続されていたが、
ミーシャが撃退された事で苛立ったフィアンマ自身の手で杖部分は折り砕かれた。

[[ベツレヘムの星]]における[[上条当麻>上条当麻(かみじょうとうま)]]との戦闘においてもフィアンマが使用。
[[『神よ、何故私を見捨てたのですか』>神よ、何故私を見捨てたのですか(エリ・エリ・レマ・サバクタニ)]]、[[『ペクスヂャルヴァの深紅石』>ペクスヂャルヴァの深紅石]]、[[『硫黄の雨は大地を焼く』>硫黄の雨は大地を焼く]]
などの強力な魔術を霊装を持つフィアンマ自身の元で発動させ、自在に操った。

上条の手でフィアンマが撃破され、知識の呼び出しを行っていたフィアンマの手を離れたことで、
抑圧されていたインデックスの意識は回復した。
そのまま霊装内に精神を捕らわれている状態になっており、
ベツレヘムの星において、上条と短いながらも会話することが出来た。
その後、[[幻想殺し>幻想殺し(イマジンブレイカー)]]によって完全に破壊されインデックスの肉体も無事に目を覚ました。

もう一つの制御霊装は、依然ローラが所持しており、
インデックスに立ち向かう[[ステイル=マグヌス]]にその存在をちらつかせている。
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