【種別】 文書 【元ネタ】 クレムリンとは、ロシアの首都のこと。 もしくはロシア語で『城塞』を意味する単語。 [[クレムリン - Wikipedia>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%A0%E3%83%AA%E3%83%B3]] 【概要】 ロシア国防上の最重要優先マニュアル。 しかし公式に存在が認められている訳ではなく、あくまで軍内部で広まっている噂の域を出ない。 [[学園都市>学園都市(がくえんとし)]]上層部や[[キャーリサ]]、[[傾国の女]]といった面々はその存在を明確に認識しているようである。 その内容とは、 ミサイルサイロを始めとする核兵器発射施設が武力侵攻によって占拠されたとき、 空気感染する殺人ウィルスこと「細菌の壁」を施設周辺へ散布し、施設には傷をつけず、 無差別に人員だけを排除する、というものである。 「細菌の壁」は呼吸器のみならず、皮膚上からも血管に潜り込み、 さらには油分を分解する効果から耐BC兵器用の防策も意味をなさない。 熱処理に対しても極端な耐性があるらしく、 殺菌作用の強い高濃度オゾンぐらいでしか死滅させることができないという。 実質、散布された時点でほぼ対抗不能である。 感染を広めるに当たって必要な気温、湿度を調整するため[[スチームディスペンサー]]という装置も併用される。 当然ながら、発射施設の保全のみを主軸に据えたマニュアルであるため、 施設の従業員および周辺住民への避難勧告などは行われず、 仮にこのマニュアル通りの手順が行われたとすれば、まず間違いなく途方もない数の犠牲者が出る。 因みにロシア語表記では『Доклад Кремль』となり、 二十巻裏表紙の挿絵がこれだとわかる。